00:26
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
みなさんはいかがお過ごしでしょうかということで、先週木曜日にですね、長野県の都学市にありますね、都学市キャンプ場でねキャンプをしたんですけども、
またね、昨日、今日とまたキャンプに行っておりました。もうどんだけ好きやねんって話したと思うんですけども、
今回はテント泊じゃなくてですね、ロッチ泊ということで、ロッチコティとかそういったバンガローとかの言い方をしますけども、
そこで泊まったんですけども、そのバーベキューしたりとかした時にですね、ゴミ出ますよね。
その大体のキャンプ場はですね、ゴミ捨て場っていうのがあって、そこで燃えるゴミとかね、金網、瓶缶、ペットボトルとか、そういう集積場みたいなところがあるんですよ。
生ゴミがいっぱい出たので、ゴミ捨て場に置きに行こうと思ってね、ゴミ捨て場に行ったらですね、
他のキャンプしてた人たち、泊まってた人たちのゴミも溜まってるわけですよ。
なので結構ね、火が立っているものもあったと思うんですけども、そうするとですね、ブンブンブンブンね、
ハエがね、飛んでたんですよ。ブンブンみたいなハエもね。それはそうですよね。食べ残しとかありますからね。
で、このハエなんですけども、なんかね、ブンブンブンブン、ハネの飛ぶ音うるさいし、食べ残しとかね、あとフンとかね、その動物のね、寄ってたかってますから、
あんまりそのハエに対してね、最もポピュラーな手話、イエバエだと思うんですけど、このイエバエに対してあまり良いイメージを持っている方っていうのはですね、少ないんじゃないかなとは思うんですけども、
今日のお話はですね、そのハエについてですね、お話したいと思います。ハエの体って結構すごいんだよっていうね、お話をちょっとしたいと思います。
うるさいっていう言葉があると思うんですけど、このうるさいっていうですね、この漢字ね、どうやって書くか、皆さん知ってますかね。
うるさいってですね、5月のハエにひらがなのイをつけて、うるさいっていう風に読むんですよ。これ夏目漱石のあて字だと言うんですけども、
うまいこと言ったなあというふうに思ってるんですけども、この騒がしいことをね、サバエナスと言ったらしいんですけども、そのサバエナスも5月ハエナスって書くんですけども、
うるさい、あのハ音がね、うるさいっていうのがですね、あて字としてハエっていう漢字が入ってるんですよね。
03:00
確かにハエはですね、ブンブンブンブンとね、羽の音がうるさいですよね。 実はですね、このハエはですね、1秒間に200回ものスピードで羽ばたくことができるんですよ。
すごいないですか?皆さん1秒間に200回も何か動かせるものはありますか?なかなかないですよね。 なので、ブーンというね、高い周波数のうるさいハ音を立ててるわけなんです。
それだけ高速で動いているってことなんですよ。 一般的に、ハエも昆虫ですけども、昆虫には羽が4枚あるんですけども、
ハエには羽が2枚しかありません。 この羽が4枚あるとどういうことがいいかというと、安定するんですよね、飛行がね。
安定するので、するんだけど、素早く動かそうとするとですね、4枚あるとまあまあ邪魔なんですね。トンボとか4枚ありますよね。
バーっと動かすとですね、後ろの羽が邪魔になっちゃうんですよね。 なので、ハエはですね、羽を素早く動かせるようにするためにですね、後ろの2枚の羽がですね、
耐火してしまってるんですね。 こうしてですね、羽を2枚に減らしたことによって、ハエは高速で羽を動かすことを可能にして、
さらに小回りの効く飛行を可能にしたんですね。 この耐火した2枚の羽がですね、
付け根だけ残ってて、その名残みたいなのがあるんですね。 この耐火した後ろの羽はですね、飛行を安定させるこのジャイロスコープのような役割を果たしてるんですね。
なので、飛行を安定させて横向いたら横向いたで、 左の旋回したらその旋回した分だけ、
傾きを感知してですね、上手く飛行を安定させるような、 羅針盤みたいな役割をしているので、アクロバティックにですね、急旋回したり、中回りしたりですね、そういった
角速度と言いますけども、この方向とか回転とかっていうのを素早く感知してですね、 そういった動きもあるね。本当にハエってね、もうなんていうのかな、
縦横無尽というかですね、非常にですね、この戦闘機のようにね、 とんでもない素早く動く動きと、とんでもない色んな複雑な動きをね、しますよね。
アクロバット飛行が可能っていうのは、この耐火した2枚の羽のおかげ、これがジャイロスコープの役割をしているので、 色んな傾きとかを理解することができると。
高い飛行能力を有しているというわけなんですね。 この羽だけではなくてですね、
ハエはですね、おてて、足の部分も非常に特徴的なんですね。
ハエはですね、壁とか天井に止まることができるんですね。 天井ばかりだけではなくですね、ツルツルとした窓ガラスにも平気で止まっている姿を見るのをよく見ると思います。
06:04
それがですね、まるで重力など感じてないの?みたいな感じで、 色んなところにとどまっていることができるんですね。
なんでこんな風にして、垂直な壁とか天井とか、ツルツルした窓ガラスに止まることができるか、 とどまることができるか、ピタッと引っ付くことができるかというお話なんですけども、
ハエの足先にはですね、細かい毛がたくさん生えているんですよ。 胃もりの吸盤とかにもたくさんついていて、壁を歩くことができるようになるのも、それだけではなくてですね、
この細かい毛からですね、粘着力の強い分泌液が出ているんですね。 そのためですね、毛が吸盤のようになって、ハエの体を支えることができるということで、粘着性のある細かい毛によって、
ピタッと吸盤のようにくっついているということなんですね。 このハエをね、確かに腐ったものとかですね、
流し台に置いておいたものに、ハエが生えてしまったというのはあると思いますけども、 いざハエを叩こうと思った時にですね、命乞いをするようにですね、
手招きというかですね、脚を複雑に顔の前でモゾモゾしてますよね。 命乞いするみたいな感じで、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、みたいな感じでね、手を擦り合わせている様子が結構見えたみたいなね。
叩こうと思ったら、手を擦り合わせているから、ごめん、殺さないで、叩かんといてっていう風に言っているように見えるみたいなね。
そんな仕草が結構多いのを見たこともあると思うんですけども、どういうことかというとですね、ハエの足の先の細かい毛はですね、味覚のセンサーになっているんですね。
なので、ハエは餌に留まっている時に、足先でこれは食べれるのか食べれないかどうかっていうですね、味をですね、確認しているんです。
感覚器官としての要は、口が足にあるみたいなイメージなんですよ。なので、味覚センサーになっていて、これ食べれるな、じゃあ食べようか、これちょっとなんか食べれそうじゃないかな、無理やなみたいなのは、足先にピタッとくっつくことによってそれを判別することができるんですね。
なので、高度なセンサー付きの細かい毛、さらに粘着力ができるのは吸盤付きみたいな感じなんですね。
なので、ハエがですね、手足を擦っているのはですね、こうして足を擦っているのは命乞いとかじゃなくてですね、味覚の感度が鈍らないようにするために、手入れを怠らないようにしているっていう仕草なんですね。
なので、ハエはですね、こういったね、超素晴らしい飛行能力、高度な飛行能力と技術と高度なセンサーを持っているっていう、もうハイテク、ハイテクロボット的な、ハイテクな生き物なんですね。
高速に動かすために羽を耐火させて、さらに吸着できるのは細かい毛から粘着力のある液体を出して止まっているし、足自体の細かい毛も感度センサーが付いているから、餌かどうかを判別できるということですね。
09:17
素晴らしい機能をね、この進化の糧で得てきた生き物なんでございます。なので、ハエがね、ブンブン飛んでいるのはうるさいかもしれないけど、それだけ高速に動かせますか?あなたはそれだけ高速に動けますか?っていうね、ことだと思いますので、そういったふうにして、今度はハエを見てみてください。
速いなぁ、急展開できるなぁ、手招きしているのは、手で擦り合わせるのは、常に感度をバッチリにするために磨いているんだな、みたいなね。そんなふうにして思ってみてください。ということでですね、今日はこの辺にしたいと思います。