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はいみなさん、こんばんは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
ということで、いや雨降りすぎやろっていうぐらいですね。めちゃくちゃ雨降りましてですね。
まだ雨が強いんですけども、私の住んでる三重県ではですね、土砂災害レベル3とか4のところもありましてですね。
河川が多く氾濫したとか、そこまで行ってないんだけども、本当にギリギリだよみたいなね、土砂災害がね、非常に警戒しているという状況なんですけども。
台風自体はですね、まだ九州の熊本の方にありまして、非常に離れてはいるんですが、非常に雨が強い。めちゃくちゃ降ってますよ。
こちらの方に近づくのはですね、土曜・日曜・月曜にかけてですね、非常に速度が遅いですから、被害が続いてですね。
いまだに離れてはいるのに、ここまで雨降って台風本体自体がですね、こっちに近づいた時にはですね、えらいことになるんじゃないかっていうぐらいね、非常に前段階。
オードブル全災の時点でお腹いっぱいみたいな状況ですからね、非常に怖いなというふうに思ってるんですけどもね。
なんかね、台風の動きも変な動きでね、見たことないような軌道の予測が出ておりまして、
1回ね、瀬戸内海に出たと思えば四国上陸して、また紀伊半島の和歌山の西部ぐらいの海にまた行って、またこっち来るみたいな。
どんな動きしてんねんっていうぐらいですからね、本当にね、日本全国どこにいてもですね、注意が必要だなと言ったところですね。
エビの生存方法
なのでね、今日のお話はですね、そんな台風のお話とは全然違うんですけども、エビのお話をしたいなと思うんですけども、
高級なエビとかをですね、例えばお瀬戸とかでもらった、お中元とかでもらったという時にですね、
エビがね、冷蔵ボックス、キリの箱とかね、高級なものになればね、車エビとか伊勢エビがですね、ボックスに入って送られた時にですね、
大抵はですね、そのボックスの中に、おがくずがですね、ぎっしりと詰められているっていうものをですね、
もらったことがある、見たことがあるっていうね、経験したことがある方がね、結構いるんじゃないかなと思うんですけども、
エビはどうしておがくずの中で生きていられるのかっていうお話をしたいと思います。
このおがくずの中に包まれていてね、お腹が死んでるのかなと思いきやですね、触った途端で動き出したりとかね、そういったね、
ことをですね、経験したこともあると思うんですけども、なんで水もないのに、おがくずに包まれたまんま、なんで生きてるのと、
これを見た瞬間ですね、おいしそうって思う反面ですね、食べるのかわいそうみたいなね、生きてるやんみたいなことを思う方も結構いると思うんですけども、
じゃあなんでですね、おがくずの中で生きていられるのかっていうことなんですね、エビがですね。
これはですね、国立科学博物館動物研究部武田部長によりますとですね、エビはエラで呼吸をしているんですね。
エビのエラは胸のあたりの殻の内側にあって、エラに触れる水から酸素を取り込み、二酸化炭素を排出しているんですね。
つまりですね、エラの周辺に水分があれば呼吸ができて、エラが乾けば死んでしまうということなんですね。
おがくずはですね、保水性がとても高いため、保湿性ですね、湿度を保つと、水底を保つことに長けているので、エビのエラの周囲に水分を保持することができるんですね。
なので、おがくずに詰める前に、胸のあたりを十分に水分で湿らせておけば、エビは生きていられるということなんですね。
エラ付近に水をつけておいて、おがくずは保湿性に優れておりますので、このエラは水分が逃げにくいですから、
十分にエラを水で浸しておいて、おがくずを敷き詰めて、冷蔵ボックスとか発泡室の中に入れると、大抵は、ずっとは無理ですけども、生きていられるということなんですね。
エビの美味しさ
おがくずに保湿性があるとはいえ、海の中よりはるかに水分量が少ないですよね。水ないですよね。
言い換えれば、酸素の量が非常に少ないんですよ。それならなんで生きていけるの?ということなんですけども、
そんな状態の中で何時間も生きていられるのは、低温で輸送されるので、エビは変温動物ですから、エビの呼吸量が抑えられるんですね。
代謝活動が下がりますから、非常にクール宅急便動ができますよね。
温度が低いから活発感の動きが抑えられるので、酸素量は少ないんだけども、酸素を消費する量も少なくなるから、何時間も生きていられるということなんですね。
そして、おがくずの中に埋もれていて、身動きが取れないので、酸素をあまり消費せずに済むので、おがくずの中で生きていられるということなんですね。
なんでこんな話をしたかというと、久しぶりにおいしいエビが食べたいなと思いまして、このお話をしたんですけども、
クルマエビとかイセエビとか、非常においしいですよね。
イセエビは、高級料理店とかで出す映像を見たことがある人もいると思うんですけども、
エビとかカニもそうですけども、火を通した方がおいしくないですか?
なので、クルマエビとかイセエビ、刺身で食べるのもいいけど、火を通して食べていただくのが一番おいしいかなというところです。
今日はですね、エビはどうしておがくずの中で生きていられるのっていうお話をしましたということで、
だいぶ近づいておりますので、皆さん気をつけていただいてということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。