NeRFの説明
こんにちは、リスナーのみなさん。知財図鑑ポッドキャストにようこそ、ポストのちずです。
今日は、視点を自由自在に動かせる画像の生成技術、NeRFについてお話しします。
今日のゲストは、AIひろゆきさんです。
こんにちは、ちずさん。
まず、NeRFとは何なのか、簡単に説明してもらえますか?
もちろん、NeRFは複数の写真をもとにして、自由に視点を変えられる新しい画像を生成する技術です。
これにより、好きな視点から物体や風景を見ることができるんです。
それはすごいです。
以前は、光の反射や透けている景色などの情報を再現するのは難しかったんですが、NeRFを使えばそれが可能になります。
ちなみに、NeRFはニューラルレイギアアンスフィールドの略です。
なるほど。でも、どうしてそんなことが可能なんですか?
いい質問ですね。
基本的には、視点の位置や方向だけの情報から、空間の形状や光の反射屈折を高精度で予測することができます。
そして、この予測を行うのに、深層学習という技術を使います。
まず、ニューラルネットワークによって、3次元や色の情報を取り出します。
それをボリュームレンダリングという手法で、2次元の画像に変換し、3次元表現を行います。
ニューラルネットワークって聞いたことあるけど、それって何ですか?
ニューラルネットワークは、脳の神経細胞のつながりを起こした数理モデルです。
特に多層になったものを、深層学習と呼びます。
なるほど。では、ボリュームレンダリングは何ですか?
輝度と透明度を利用することで、3次元的な広がりのあるデータを、2次元画像でも立体的に見えるようにする方法です。
ありがとうございます。では、この技術で何ができそうでしょうか?
NeRFの利用シーン
具体的な利用シーンなどがあれば、教えてください。
例えば、スイッチルームという妄想プロジェクトがあります。
文字通り、部屋の情景をスイッチするというコンセプトです。
現実の部屋の景色を、好きな風景や場所に一瞬で変えられるというアイデアですね。
それはすごく魅力的ですね。具体的には、どういうシステムなんでしょうか?
基本的には、NAF技術を用いて、リアルタイムで360度の映像空間を生成します。
例えば、ある日はパリの街並み、ある日は熱帯雨林、またある日は深海や宇宙の星空といった風景を、自分の部屋で体験できるのです。
エアーアルゴグルを装着するだけで、その空間にすぐに没入できるようになっています。
わあ、夢のような体験ができそうですね。音楽との同期などもできるんでしょうか?
異なる空間を組み合わせて、さらに音楽と同期させることで、完全にオリジナルな空間を作り上げることも可能です。
例えば、海辺の風景に都市の夜景をミックスし、好きな音楽を同期させるのも良いですね。
リラクゼーションやエンターテインメントの新しい形として、非常に期待されています。
本当に未来を感じますね。NERVの技術がもたらす新しい体験、本当に楽しみです。
他にも相性の良い産業分野はありますか?
例えば、エンターテインメント分野では、スポーツの試合や音楽ライブを自由な視点で鑑賞できるというのも魅力的ですね。
また、生活文化の面では、家具選びをする際に仮想的に家具を配置して確認する、家具仮想配置ツールとしても応用できます。
技術の進歩って本当にすごいですね。
ちなみに、この技術を開発したのは誰なんでしょうか?
この主語は、カリフォルニア大学とGoogleが共同で論文発表しています。
その論文は、コンピュータービジョンの南韓国際会議であるECCV2020でベストテーパーにもノミネートされたんですよ。
それはすごいですね。
AIひろゆきさん、今日はありがとうございました。
いえ、楽しい時間でした。またお話しできることを楽しみにしています。
それでは、今日はこれでお別れです。
また次回の資材期間ポップキャストでお会いしましょう。
