ラジオの音質と脳の違い
LISTEN to me! presented by Campath!
LISTEN to me!の17個目のエピソードになります。
まあいろんな話をしてきたんですけれども、今日はですね、LISTEN to noise!
ノイズを聞くというね、まあちょっと変なタイトルなんですけれども、これはその
何でしょう、音質・音量っていうね、まあクオリティーですよね。これ結構大事なことだとは思っているんですけれども、
実はですね、ちょっとある番組のエピソードを聞いてたら、なるほどなぁと思ったことがあったので、でこのタイトル思いついたんですけど
あの これは何でしょう、まあ私今年
もうすぐあと一月ちょっとで還暦を迎えるんですけれども、まあ60代に入るわけですね。
で 昔のラジオって
昔のラジオってって変な話ですけど、昔のラジオっていうのは音質悪かったんですよ。 もっと言うとノイズがないとラジオっぽくないんですね。
私の耳にはね、そう、あの綺麗すぎるとなんかね、ラジオを聞いてる気にならないっていうね、感覚がどうもあるなぁとずっと思ってたんですよね。
だからその何でしょう、まあ最近は本当にね、いろんな
ソフトで加工すれば音質もね、 かなり良くできるということはまあ知ってはいるんですけどね。
どうもそこまでのこだわりにならない自分がいるわけね。 でなんでだろうと、なんでだろうなんでだろうって考えてたんですけれども
これはね、耳と脳みそが違うんですね。 つまり綺麗な音に慣れてきた世代の耳と脳みそと
60代の耳と脳みそはちょっと違うんじゃないかっていうね。 もちろん個人差あるんですけども
あのそういう問題もあるなと。やっぱりノイズがないとラジオだと思えないっていうね。 あの変な思い込みがあるんですよね。
で、もうちょっと言うと、 勝手にノイズをシャットアウトするんですね。シャットアウトというか
耳というより脳みそですよね。脳がノイズをちゃんとこう 切り捨ててくれるんですね。
あのノイズを聞かないように声だけに集中して聞く脳みそにもうなっちゃってるんですね。 これね。それは何でかっていうと要するにノイズのある
音源ばっかり、ばっかりってこともないけども まあある意味でラジオってはノイズがあるのが当たり前だったからその、いかにこう
頭の中で耳でノイズを消して聞くかっていうことにやっぱり慣れちゃってるのね。 でこれ脳科学の観点から言ってもね
脳は勝手に情報を取捨選択するんですよ。 で
我々60歳前後の脳はやっぱりちゃんとね ノイズを
脳みそがつまり音楽、音源を編集するソフトじゃなくて脳みそがノイズをシャットアウトしてくれると
いうことなんですね。脳が処理してくれてるんじゃないかと そんなふうに思うわけですね。でそれに対してやっぱり綺麗な音源
音質に慣れてきた人っていうのは そういう脳みそじゃないんですね。きっとノイズがあるともうそれはノイズだと
それは何でかというとノイズのない綺麗な音質をいっぱい聞いてきてるから それがもう通常なんですよね
だからラジオも含めてもうみんな綺麗に聞こえるとね ガーガーピーピー入りながらこう聞き取るということにはやっぱり脳が慣れてないんじゃないか
勝手なこと言ってますけどね。でなんでそんなことに 気づいたかというとこれは
どの番組だ?ホットテックさんですね もう有名な番組ですけれどもホットテックさんのやつ
聞いたことなかったんですが たまたまのくまおパパさんが出ている135回ですね
で多分同い年か同世代だと思うんですけど、くまおパパさんと私ね えっと
そこで受験勉強の話が出てきて受験勉強する時に深夜放送ラジオを聞きながらね 受験勉強したと。ながら族の新人類だって言い方したんですが
まさに私もそれで、ながら族の新人類なんですよね 深夜放送を聞きながら受験勉強ができたんですね
ノイズにならずに それは結構若い人はできないんじゃないかなと逆にね
そんな気がするんですよね でもっと言うとあの私あの結構田舎に
高校時代中学校時代住んでたので 田んぼがいっぱいあるんですねでカエルがガーガーガーガー本当にうるさいんだけども
それもノイズじゃなくて BGMになるんですよね あの
BGMでカエルの声を聞きながら
受験勉強ができるというね だからこうなんでしょうこのノイズに対する感覚っていうのがやっぱり違うん
じゃないかなという 特にポッドキャストやっている40代の方たちの持っている耳とか脳とね
音質に対する脳の処理
まあ僕なんかが持っているその脳とか耳っていうのが 根本的に違うかもしれないっていうねなんかそんな気にちょっとなってきたんですね
その話を聞いていてね あの
まあそんなことです。で、ちょっとまあこれLISTEN to me! なので あの脳みその話にしますけれどもあのこれまでちょっとアテンションとかね
の話もしてきました。これ注意機構ていう、どこに注意を向けるかっていう やっぱりノイズ聞き慣れてない人というかノイズの少ないものを聞いてきた人は
ノイズが大きいとノイズに耳がアテンションが行っちゃうんじゃないかなって それに対して
もうノイズがあるのが当たり前の音源ばっかり聞いてきた人は ノイズじゃない方にアテンションが行くっていうね、なんかそんなことが
あるんじゃないかなって最近ちょっと脳科学をいろいろかじってるんですけども すごく面白いんでね。脳はそうやって
ちゃんとシナプスが そういうふうに
変化するんだそうですよちゃんと 情報の取捨選択っていうのが
あのやっぱりそれは あの
脳がそういうふうに情報処理を していくというね
ことだそうです だからこれはもうそういうふうに作られちゃった脳なのでこれはもう音質の良いものに慣れた世代も
そうだし音質悪い世界で生きてきた人もそうだしそういうのにちょっとやっぱり脳は 慣らされちゃってて
これはもうしょうがないんですね、この違いばっかりは
なので なるべく若い人にも聞いてもらおうと思ったら音質を良くしなきゃいけないっていうね
ことに気づいたわけです つまりあの
まあそういうことですよ だから自分の感覚は
ある特定の環境の中で作られた シナプスの可塑性って言うんですけどね
そういうふうにこう 形作られちゃったもんだから
それを基準にしてしまうと みんながそれで聞いてくれるわけではないというまあごくごく当たり前の結論なんです
けどね そんな
気づきがちょっとあったと。気づきってほどの気づきじゃないかもしれないんですけどね
なのであのまあ結構ねこうポッドキャストの界隈に最近
参加するようになっていろいろ聞いてるとやっぱりすごく音質へのこだわりっていうのがね すごくあるでしょう
やっぱりちょっと違和感もあったんですよね 違和感もあったんだけど違和感の原因がちょっとわかったような気がしたというね
ポッドキャストの音質へのこだわり
これもあのポッドキャストを聞いたおかげだと 多分それ聞いてなかったらね
気づかなかったと思うんですけどね あの
まあ私なりにとても納得がいったというね、ことで まあ今日はこうListen to noiseということでちょっと脳が違うんだよってね
話をしてみました あついでにですね
えっと
まあこのポッドキャストの世界、やっぱり若い人がね結構多くて、 60代ってほとんど見かけないんですがまぁちょっとくまおパパさん同世代ということで勝手に
親近感を持ってますが ただこう私はその東京で生まれて本州で育ってそれから北海道来てるんで北海道いいなぁと思っ
てるんですけど 逆にくまおパパさん北海道で育って本州に出てるんでまた逆のことを思ってみえる
ということで これもねあのちょっと興味深く聞かせていただいたんですが。もう一つあの
出張の話でね 45都道府県にも行ったという話で、私もそれで数えてみました
僕どんだけ行ったかなぁと思ったら結構行ってました やっぱ60になると私も出張そこそこ多かったんですけど
60になるとそこそこ行ってるなと 44都道府県行ってましたね
行ってないのが鳥取 秋田 山形ね鳥取と秋田 山形は
行ったことないですね これどうしましょう死ぬまでに行った方がいいのか
もう今更行く気ないけど秋田 山形は行ってみたいな鳥取砂丘も見てみたいなって気持ちは なくはない
けどまぁね都道府県というのもまぁたまたま作られた行政の境界線なのでまぁね 日本に住んでりゃまぁいいかなと
いう気も したりなんかしてますね。ちょっとよくわからない話ですが
LISTEN to me!17回目のエピソードでした ではまた