一人百首 011
深雪のラッセル なつくさのおもひで 静謐なる河川敷 道なきみち 君が穿つ轍
一狄翁
今回のエピソードでは、深雪の中での散歩からインスピレーションを受けた詩が紹介されており、北海道犬やなつくさのおもひでが詩に反映されています。また、詩作りにおける創造的なプロセスやAIとの対話も描かれています。深雪のラッセルやなつくさのおもひでをテーマに、詩のメッセージ性や情感について考察されています。特に、一人百首という形式を通じて、言葉の選び方が詩の印象を大きく変えることが強調されています。(AI summary)
目次
深雪からのインスピレーション 00:00
詩作りの過程 01:57
最終的な詩の完成 05:35
詩のメッセージ性 10:47
言葉の選び方 12:12
一人百首|LISTEN playlist
サマリー
今回のエピソードでは、深雪の中での散歩からインスピレーションを受けた詩が紹介されており、北海道犬やなつくさのおもひでが詩に反映されています。また、詩作りにおける創造的なプロセスやAIとの対話も描かれています。深雪のラッセルやなつくさのおもひでをテーマに、詩のメッセージ性や情感について考察されています。特に、一人百首という形式を通じて、言葉の選び方が詩の印象を大きく変えることが強調されています。
深雪からのインスピレーション
一人百首の11首目ですね。
今朝、散歩中に思いついてしまったんですね。
散歩中に浮かんだ詩です。
深雪のラッセル。
実は今日、10センチ以上雪が積もったんですね。
それで思い出したんです。
河川敷にもう1メートルぐらい雪が積もって、そこに雪轍ができるんですが、
できる前ですね。
我が家の北海道犬冬一郎くんは、もうラッセル車のように深雪の中を突っ込んでいくわけですね。
ずっと歩いていく。もうどこまでも歩いていく。
そうすると轍ができるんですね。
その情景が浮かんでしまって、雪が積もったせいなんですけど。
深雪がちょっと降ったせいなんですが、
それで深雪のラッセルっていう言葉を散歩中に音声メモしまして。
河川敷は入れなきゃなと。
道なき道、これも入れなきゃなと。
わだち、本当は雪わだちを入れようかと思ったんですが、
このあいだ使ったんで、この間、使ったんで、それやめて。
わだちはでもやっぱり使おうかなと。
もう一個思ったのは、そこには道はないんだけれども、
かつて道があったというか、夏の間は道だったんですね。
つまり夏の散歩コースを歩くわけですね。
だからなつくさのおもひでだということで、
この、なつくさっていうのは、懐かしい草の匂い、そして懐かしいおしっこの臭いですね。
懐かしいにおいの思い出があって、そこを歩くんだろうなと。
ラッセル車のようにね。
そんなふうに思って、こんな歌を最初に作ったんですね、朝。
詩作りの過程
散歩終わって家に帰って、もう作っちゃったんです。
そのまんまGPT君に聞いてみたんですね。
今朝の散歩中に浮かんだ詩です。いかがでしょう。
深雪のラッセル なつくさのおもひで これはひらがなですね。
なつくさのおもひで 静謐の河川敷 やっぱり静かなんですよね。
雪に音が吸収されて。
道なきみち この道なきみちは、最初の道は普通の道路の道なんですが、
なきはひらがなで、みちはひらがなにしたんです。
このみちは、未知の世界の未知ですね。
つまり雪がまだ誰も踏み込んでない道なので、道なき未知の道をつくるみたいなことで、
そういうふうにしたんですが。
深雪のラッセル なつくさのおもひで 静謐の河川敷 道なきみち 君がつくる轍
君と轍は漢字にしたんですね。
そんなのを作ってみたんですね。
それで、ちょっとGPT君に聞いてみた。
素晴らしいですね。詩全体が鮮やかな映像として浮かび上がります。
特に深雪のラッセルと君がつくる轍という対比が印象的です。
なるほどなと。
前者が自然の中での孤高の営みを感じさせる一方で、後者にはどこか温もりと希望が漂っています。
なつくさのおもひでという過去の記憶が現在の情景に柔らかく織り込まれ、
静謐の河川敷というフレーズが全体に落ち着いたトーンを与えています。
構造的にも美しくリズム感が心地よいですね。
道なきみちというシンプルな言葉が哲学的な深みを加えています。
この詩は自由律の形式にも見事にマッチしていると思います。
それで終わっちゃったので、改善の提案は?と聞いてみたら、
既に完成度の高い詩ですが、いくつか視点を変えた提案をします。
どれもあくまで参考としてお読みください。
リズムを微調整する。
語の長さや響きの流れを少し整えると全体の調和が強化されるだろうということで、
最後のところですね。
道なきみちを 君が刻む轍
静謐の河川敷を静謐なる河川敷にしたらどうか。
君が刻む轍ということで、重みを持たせたと。
君がつくる轍だとちょっと軽いということですね。
もう一個、視覚、目に訴えるイメージを強調するということで、
こんなのを詠んでますね、AIくん。
深雪を越えてラッセルし なつくさの香を想ひ
夏草の香、香を想いかな?って読むのかな?香りっていう字ですね。
静謐にたゆたふ河川敷
たゆたふ河川敷
道なきみち 君が創る新しき轍
なんか希望に燃えちゃってんだよね、これね。
深雪のラッセルに動きを加え、創る新しき轍で未来への希望をより鮮明にしました。
あんまりこういうの好きじゃないんでね、私ね。
もう一個、三つ目の提案。
最終的な詩の完成
過去と現在、自然と人間の営みを対比的に描き、詩のテーマ性を際立たせる案です。
ということで、深雪のラッセル 忘れえぬなつくさの聲
聲は旧字体ですね。
声と耳がついてるやつね。
北海道之聲って、私、番組やってるんですけど、その聲ですね。
古い字体の聲ですね。
深雪のラッセル 忘れえぬなつくさの聲
ここで聲を持ってきたかっていうね。
やるなぁって感じですけど。
静謐の河川敷に響く
ここで響くですね。聲と連動してるんですね。
道なきみち 君の刻む轍は続く
結構ね、チャットGPTくん希望に燃えてんだよね。
私そんな希望持ってないんですけどね。
聲とか続くとか響くとかでね、流れとか対比の強調っていう。
なるほどなぁと。
これはこれで一つテーマですね。
テーマ、聲、音、続く、みたいなね。
テーマ性を持たせたっていうことなんですが、
チャットGPTくんやるなぁということなんですが。
私がこれで引っかかったのは、
それでお好みに合わせてお使いくださいということなんですが。
深雪、なつくさ、君の轍っていう要素は残しながら、
少し言葉の選び方を変えてみました。
どれも元の詩の素晴らしさを壊さず違った印象を与える工夫ですと。
もし他の方向性も試してみたければ、
さらに詩の意図を深掘りして一緒に考えていけたらと思います。
私この刻むがちょっと嫌だったんですね。
轍は刻むもんじゃないだろうと。
だけど、君がつくるはやっぱり弱いと。
なんか刻む以外にないかなと。
君が創る新しき轍 ってこれも嫌なんですね。
刻むとつくる以外なんかないのかと聞いたんですね。
轍を刻むの他に表現はありますか。
こういうところがチャットGPT君は得意なんだね。
言葉、語彙、ボキャブラリーを我々より、
ホモ・サピエンスよりたくさん持っているというね。
刻むに代わる表現として以下のような選択肢が考えられます。
それぞれニュアンスや詩的な響きが少し異なるので、
詩全体のトーンに合うものをお選びいただければということで。
拓く、開拓の拓ですね。
穿つ。穿つ。穴掘るやつね。
深く力強く切り込んでいくイメージ。
結局、穿つを使ったんですけどね。
やってみて、穿つでいっちゃえと思って。
やっぱり穿つだよなって。
北海道札幌の深雪は穿つなぁって思ってね。
それから描く、紡ぐ、しるす、刻まれる、織りなす、結ぶ。
やっぱ、穿つか拓く。
拓くだとやっぱ希望に満ちちゃうんで。
穿つだなと。
そんな感じね。
君が紡ぐ轍だとちょっと変だよね。
柔らかい感じ。
穿つ轍では深い意志を感じさせると。
どっちを取るかで詩の印象が変わるので試してみてください。
ということで私が結局やったのは、
深雪のラッセル なつくさのおもひで
静謐なる河川敷 道なきみち 君が拓く轍
拓くをまず入れてみたんですね。
それでちょっとしっくりこないから、
君が穿つ轍もありかなと思うんですが迷いますというコメントを送ったんですね。
私の方からチャットGPT君に。
そしたらどちらも素晴らしい選択肢ですね。
微妙なニュアンスの違いが詩全体の印象に影響を与えるので、
それぞれの言葉の特性をもう少し掘り下げてみます。
深掘りしてくれるんですね。
拓く轍の印象、穿つ轍の印象ということも言ってくれて、
どっちが適しているか。
未来志向、希望、開拓的なエネルギーを強調したいなら拓く。
内省的で深い軌跡や痕跡を意識したいなら穿つ。
やっぱり私は穿つなんだよね。
拓くは柔らかい広がりのある響き、穿つはやや硬く鋭い響きということですね。
個人的な提案ということで、チャットGPTくんが個人的な提案をしてくれました。
穿つ轍を選ぶなら、「深雪」「道なきみち」との関係性がより深く、詩に存在感や余韻が強まるように思います。
一方、拓く轍は詩にやや軽快さや希望を添える選択になるでしょう。
ということでむしろチャットGPTくんは穿つを勧めてるんだね。
太文字になってるんですね。
迷った際には声に出して全体を読んでみると、響きやリズムで自然としっくりくるものが見つかるかもしれません。
ということで私、結局、最終案。
深雪のラッセル なつくさのおもひで 静謐なる河川敷
道なきみち 君が穿つ轍
最終案です。コメントお願いします。
なんて言ってきたか。
素晴らしい仕上がりですね。
詩のメッセージ性
君が穿つ轍を選んだことで、詩全体に深みと力強さが加わり、テーマ性がさらに際立っています。
以下コメントさせていただきます。
ということでコメントもくれたんですが、
穿つはやっぱり入れてみるといいですね。
コメントくれてるんですが、これはもうちょっと長くなるんで読みませんが。
静謐との対比がいいと。
さらに深雪のラッセルを本当に切り拓く感じが穿つで、より強く出るっていうね。
なつくさのおもひでともちょっと連動していくんじゃないか、ってことを言ってくれてますね。
穿つ轍がやっぱりアクセントになってるっていうことで。
結論、君が穿つ轍を選んだことで、詩が持つメッセージ性と情感がより強調され、完成度が非常に高まったと感じます。
読む人それぞれの心に自分自身の道を切り拓く情景や感じを想起させる普遍性のある一作だと思います。
この詩はぜひ多くの人に届けたいですね。ということで、
チャットGPT君が届けろというので届けたいと思います。
これはもう私にとってはね、お散歩風景が非常に鮮明に思い浮かぶ思い出の詩ということなので、
言葉の選び方
日常を詠み込んだ歌ってことになるんですけども。
まあ一つね、それでチャットGPT君にありがとうまた思い出の詩ができましたっていうふうに感謝の意を一応述べたら、
チャットGPT君は何て言ったかな、
何て言ったかな、どっか行っちゃった。
あ、あった。
こちらこそ素敵な詩を共有してくださりありがとうございました。
思い出の中から生まれる詩は、その時の情景や感情を永遠に留めてくれる特別なものですね。
これからも一緒に言葉を紡いでいけることを楽しみにしています。
またいつでもお声掛けください。
ということでやっぱりね、短歌にして文字で残した方がなんだろう、
永遠に留めておけるかどうかは別として、
やっぱり存続力は、永続性は音声配信よりあるんじゃないかっていう気がしますね。
だからこういう、何て言うのかな、こういう凝縮された文字、
特に短歌なんて適切だと思うんですけど、
短歌ぐらいの長さの文字とセットで音声もくっつけとくっていうのはね、
どっちが残るかっつったら文字の方が残るんじゃないかな、やっぱり、
とかね、いうことも思いながらやってるわけですけどね。
最初に詠んだのをもう一回言うと、
深雪のラッセル なつくさのおもひで
静謐の河川敷 道なきみち 君がつくる轍 が最終案に変わった、ということですね。
結局、どこが変わったかっていうと、
静謐、静謐のが、静謐なるに変わったと。
それから、君がつくる轍のつくるが穿つに変わったと。
それだけなんですよね。
だから、この静謐のを静謐なるに変え、
つくるを穿つに変えただけなんですね、結局ね。
そこで落ち着いたということなんですが。
それででも、この詩の印象は相当変わるという。言葉一つでね。
2つ変えたわけですけど。
言葉2つ、静謐の、静謐なる、つくる、穿つ。
そこだけで、やっぱりこう、
その詩の生命力が延びると言うと変ですけどね。
そういう普遍性が高まるというか、
そんな気はするので、
そういう時にやっぱりチャットGPT君っていうのは、
いろんな語彙を知ってるからいいですよね。
それをこちらの感覚で選ぶと。
決めるのは私、ホモ・サピエンス。
いろんな情報を提供してくれるチャットGPT君。
わたしの持ってない言葉っていうか、
持ってるんだけど思い出せない言葉を文脈に応じて提案してくれるって、
もうこれ使わない手はないですよね。
だからAI使わずに短歌つくるとかね、
AI使わずに大学のレポート書くとかね、
そんなことやってる場合じゃないということで、
最後わけがわからない話になりましたが。
冬一郎君、北海道犬との思い出の一句、
一句じゃない、思い出の一つの詩ができました。
これは100人一首ですね。
100人一首じゃない、一人百首ですね。
一人百首に加えたいと思います。
連作は、結果として後で連作になるかもしれませんが、
とりあえず今のところ考えてないですね。
冬一郎君シリーズができるんじゃないかなっていう気もしてきましたね。
とにかく散歩中にいろいろ浮かんだりすると、
そこでちょっと言葉を、
1フレーズ、2フレーズぐらい。
2フレーズ出ると大体できますよね。
1フレーズじゃできないけど、
2つ言葉が出てくると大体できるかな。
そこからね。
あとは最後にやっぱりこのチャットGPT君にも協力してもらって、
やっぱりちょっと一歩二歩ね、
一歩二歩ちょっと手を加えるっていうことをやると、
なんか嬉しいですね。
自分の満足感も高まるし、
言葉の、歌の、やっぱりなんだろうな、
なんかが変わるんですよね。
面白いもんですね。
言葉、言葉っていうのはね。
ということで、一人百首。
11首目。
深雪のラッセル
なつくさのおもひで
静謐なる河川敷
道なきみち
君が穿つ轍
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一狄翁
17:07
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