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2024-09-21 06:37

#30 フットマンは走る!英国貴族と馬車の時代

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この番組は、イギリスの歴史ドラマの世界が大好きな私が、その魅力を語る番組です。おすすめのドラマや映画の紹介や見た感想、ロケ地や時代のことなど、話しています。

 

 

今回は、ドラマに登場する馬車にまつわる話。

 

・自家用馬車のお抱え運転手のコーチマン

・馬車と一緒に走ってもいたフットマン

 

フットマンには、かつて背が高く、ハンサムで、体力があり、特にふくらはぎが美しいこと・・・なんて条件も。

 

さらに、18世紀のイギリス公爵家のフットマンの足の強さを競った、こんな驚きのエピソードもありました!

 

 

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こんにちは、英国ドラマタイムへようこそ。この番組は、イギリスの歴史ドラマの世界が大好きな私がその魅力を語る番組です。
おすすめのドラマや映画の紹介、見た感想、ロケ地や時代のことなどを話しています。
歴史ドラマを見ていると、馬車の移動がよく登場します。馬車に乗ったことがない私にとっては、一度体験してみたいなあなんて、ちょっと憧れているんですけど、なかなかあの移動は大変だったようなのです。
今日はそんな馬車にまつわる話です。
イギリスのチャールズ国王の大冠式で登場していた馬車には、エアコンがついているそうなんですけど、昔はそんなものがあるはずもありません。
イギリスなので、暑すぎるっていうことはあまりなかったのかもしれないんですけど、たとえ馬車の中でも寒さは相当応えたでしょうね。
でももっと大変なのが、馬車の外で前後に乗っている人たちですよ。暑い時も寒い時も、雨の日も雪の日もあれば、本当に過酷だなあと思いますよね。
馬車を運転する人をコーチマンと言います。
コーチマンには普通の人たちが乗る乗り合い馬車を運転する人もいれば、その上にはおがかえの自家用馬車の運転士もいます。
このおがかえ運転士の仕事は、雇用主を目的地までスムーズに運ぶことです。
呼ばれたらすぐに準備して、途中で方向転換することなく運ぶこと。
方向転換することが雇用主の恥になったそうなので、道も間違えられません。
今のように道だって整備されてないし、標識もない。初めて行く場所はどうしてたんだろうなと思いますよね。
カーナビやグーグルマップなどがある。今は本当に便利ですよね。私は方向音痴なんで、グーグルマップを見ていても迷います。
運転士は馬車をあまりガタガタさせることなく、滑らかに走らせることも大切だったはずです。
だから道を知ることだけではなくて、運転技術や馬車の管理、馬の世話など、しっかり行き届かせていることが大切です。
メイドとか執事、料理人などは、お屋敷の生活で絶対に必要な人だと思うんですけど、
代用馬車や運転手は言ってみれば、さらにその上の贅沢品です。乗っていること自体がテータスだったんです。
さて、次は馬車の後ろに乗っている人たちです。彼らは目的地に着いたら、飛び降りてドアを開けたり、荷物を運んだりします。
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ウッドマンと呼ばれています。ウッドマンの仕事は本当に幅広くて、こんな仕事がありました。
食事の世話、ドアの開け閉め、手紙の配達、飲食機の手入れ、ボディーガードの役割や来客者の世話係などです。
このウッドマンという名前、気になりませんか?足の人って何だって。
もともとは兵士や塔で移動する人のことだったようですが、後にメッセージを届けたりとか、貴族の馬車と一緒に走りながら警護するような役割が加わってきました。
そして、いろいろな仕事をこなす使用人となっていくわけですけど、彼らには重要な条件があったんです。
それが、背が高く反差ので体力があり、特にふくらはぎが美しいことです。
このふくらはぎの美しさが必要なのには、ウッドマンの制服を見るとわかると思います。
いざたけズボンの下にストッキングを履いているんですけど、足の美しさがストッキング姿を引き立てるからなんだそうです。
ウッドマンの足に注目してうっとりなんてことがお屋敷の中であったんでしょうかね。
イギリスの王室では今でもフッドマンがたくさん働いています。
今年の6月、天皇陛下とマサコ様がイギリスに訪問されていましたよね。
チャールズ国王夫妻と馬車に乗ってパレードされていましたけど、
乗り降りでドアを開けたり馬車の後ろに座っていた人たちは赤い制服を着て足には白いストッキングを履いていましたよ。
さて、フッドマンの足の強さを競うという驚きのエピソードがあります。
フッドマンはかつて馬車と一緒に走っていたってさっきさらっと話しましたけど、これってほんとびっくりですよね。
どれくらい走ってたと思いますか。
30キロとか40キロも走り続けることもあったそうです。
もうマラソンですよね、これは。
自分の馬車に何人伴走しているフッドマンがいるのかっていうことも、貴族の間で見栄を張り合う対象にもなっていたみたいです。
時は18世紀のイギリス、モールバラ公爵とクイーンズベリー公爵はついに自分たちのフッドマンの足の強さを競うことにしました。
走る距離はウィンザーからロンドンまで32キロ。
公爵が乗った馬車とフッドマンは一緒に走ります。
公爵は馬車の中からもっと早く走れとか激を飛ばしていたんですかね。
この対決はモールバラ公爵にフッドマンが勝利。
しかし彼はゴールでそのまま生き絶えてしまったんだそうです。
恐ろしい話ですよ、これは。
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こうしてみると、馬車自体の移動や使用にの役割って今とは全く違う感覚で大変だったんだろうなってわかりますよね。
今日は、ギリスのドラマに登場するコーチマンとフッドマンについてでした。
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