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2023-06-21 39:05

#5 共同創業者選びのポイント

お便りは⁠⁠こちら

エンジェル投資家/起業家の橋田一秀と起業準備中の伊藤拓真がお送りするポッドキャストです。

スタートアップを立ち上げる上での疑問や、起業に関するトピックを取り上げ、シード起業家や起業家予備軍に役立つ情報をお届けする番組です。


一人で創業するか?それとも誰かと一緒に創業するか?誰かと創業するとしたら、どんな能力・関係性の人と創業するのが良いのか?

今日は共同創業者探しというテーマで話しています。

サマリー

BOOTUP RADIOの企業準備中の伊藤拓磨さんと橋田一秀さんは、共同創業者の選び方について話しています。スタートアップに向いている人の能力とマインドセットが非常に重要であり、リソースフルな人を選ぶことをお勧めしています。役割の重複やコミュニケーションの不足が揉める原因となるため、率直に話し合い、信頼関係を築くことも重要です。創業者間で率直な意見交換をするための仕組みや、共同創業者の株式配分の基準、創業株主間契約書の重要性についても話されています。契約書がないため、激しい対立が生じることもあるようです。

00:08
BOOTUP RADIO、企業準備中の伊藤拓磨です。
この番組は、ペラ市創業者でエンジェル投資家の橋田一秀さんと、
スタートアップを立ち上げる上での疑問や、企業に関するトピックを取り上げ、
SEED企業家や企業界部群の方に役立つ情報をお届けする番組です。
橋田さん、おはようございます。
おはようございます。
ということで、第5回目も始まりました。
始まりましたね。
どうですか、反響は。続いてますけど。
反響、またまたありまして。
先日、TwitterのDMの方から、ポッドキャストの領域で起業したいという方から連絡が来て、
ユーザーヒアリングをしたいというので、早速ヒアリングというか、
受け答えさせていただいたんですけど、こんなこともあるんだなと感じました。
すごいですね。音声メディアはいろいろ増えてきてますけど、
まさにそういうジャンルで起業したい人が気になりますね。いいですね。
はい、そんな反響がありました。
素晴らしいです。
僕も結構最近いろんな人に会う機会がありまして、
ポッドキャスト収録、収録じゃないや、聞きましたとか、
あと全然別件の、先週かな、全然別件のポッドキャストに出ますみたいな話をしたと思うんですけど、
配信されたのかな、配信されてない気もするけど、
結構そんなポッドキャストすごい、僕の過去の、
ペライチを創業するまでの話とか、結構人生振り返るみたいなテーマだったんで、
結構話したらですね、通常の回の倍収録をしたらしくて、
2回に分けて配信しますみたいな話になりまして、
喋りすぎちゃったかなみたいな感じですけど、
まあまあそんな感じで、いろいろお話をいただいたりもしております。
ということで、じゃあ今日のテーマいきますか。
共同創業者の定義と重要性
はい。本日のテーマは、共同創業者の選び方についてお話ししていこうと思います。
いやー王道のテーマですね。
共同創業者っていうところで言うと、
じゃあまずちょっと簡単に説明すると、
起業するじゃないですか、起業する時って一人でやってもいいし、複数人でやってもいいと思うんですが、
やっぱり共同創業者がいた方がいいよね、みたいな、よくそういう言い方をしますと。
で、これなんでなんだっけっていう話って聞いたことあります?
別に一人で創業してもいいじゃないですか。
なんでだと思います?共同創業者がいた方がいいよねっていう。
理由、そうですね。一つは心の問題?何回も挫けていく上での仲間がいる場合といない時の部分っていうところと、
もう一つはスピード?パフォーマンスというか、一つのチームとしての仮説検証を行うスピードであったりとかの、その二つですかね。
シンプルに、大きく僕もその二つだと思ってて、
メンタル面ってやっぱりすごい重要ですよね。
一人でやるのって、スタートアップって大変なんですよ。
なんで、やっぱり一人でやるには結構大変だよねっていうところと、
もう一つはおっしゃる通り、最初から複数人でやれた方が、一人でやるよりかはシンプルにリソースとして多い方がいいよねっていうのは間違いないかなと思いますね。
その通りだと思います。
これなんか実際のデータ?みたいのがあって、
生田さんのスライドに、複数人で起業した方がいいよっていう話が書いてあって、
なぜそうなのかっていうところで言うと、シリーズAまで行く時間が複数人の方が短いっていうデータがあるんですよ。
3.6倍早いみたいな。複数人、二人以上で起業してる方が一人で起業するよりかは、シリーズAまで到達する時間が3.6倍早いみたいなデータがあるんですよ。
感覚的にはそうかもなぐらいに思ってるんですけど、これちょっと昔のデータなんですけど。
やっぱりそういう理由で、しかも共同創業者って、共同創業者の定義ってなんだと思います?
声めっちゃフワッとしてるんですよ。正解あんまないんですけど。
共同創業者とは?
YCのApplyの項目だと7.5、10%以上の株式を持ってるみたいなのがありますよね。
Yコンビネーターに応募するときに共同創業者って言えるのは、10%以上の株式を持ってる人が共同創業者ですと定義をしていたはずです。
ただ別に10%以上持ってなくても、YCの定義はそうなんだけど、別に言っちゃいいっていうか。
何だろうね、共同創業者ってね。一緒に創業した人?
それぞれ自分がしっくりする共同創業者の定義があると思うんで。
世の中的にはどうなんだろうね。僕の感覚。
よく企業家からピッチを受けるときに思うのは、共同創業者ですって言われたときに、
大抵の場合当てはまりそうな定義で言うと、生株を持っている。10%持ってるかどうかはさておき。
生株を持っている。もちろん創業時、もしくはそれにかなり近い時期にジョインして、
基本フルタイムで働いている人が共同創業者なんじゃないかなと思っているんですが、
もちろんみんな共同創業者の定義が違うんで、そこは聞くようにはしています。
スライドに共同創業者ってあったときに、チームのスライドを見たときにピッチ資料の。
フルタイム何人ですか?とかっていう質問をするんですよ。
それで、この人とこの人はフルタイムでとか、名前載ってないけどこの人もいますとか、
この人はハーフコミットですとか副業ですとか、アドバイザーですとかっていうケースがあるんで、一応確認はしてますね。
今何人でやってるの?とかっていうのは確認しますと。
でも大抵、創業者みたいなスライドがあったときに、そこに載ってる2人で創業しました、どんどんみたいな顔が載ってるケースとかがよくあるんで。
まあなんか共同創業者なのかな?みたいな感じですね。
じゃあ一方でYCは何で10%以上の人を共同創業者って言ってると思いますか?
何でか。
別に1%でもいいじゃん。何でだと思う?10%と1%の違いは。
そのスタートアップが死ぬかうまくいくかの思い入れの差があまりにも違うのかなという感じです。
なんかシンプルにコミットメントの違いなんじゃね?っていうふうに思っていて。
1%株持ってる人と10%株持ってる人だったら、10%株持ってる人がコミットするに決まってるじゃないですか。
普通に考えたらね。いろんな事情があると思うけど。
なので、YCはそのラインを10%としているっていうだけの話だと思うんですよね。別に5%でもいいし。
日本だとね、どうなんだろうね。
でも一方で、伊藤さんが起業するって思った時に、共同創業者に何%株渡すかって結構悩むと思うんですよ。
しかも、これも相手との信頼関係とか、相手のことをすごい信頼できるかとか。
もちろん能力っていうところもあるかもしれないけど、どっちかっていうと相手のことをどれくらい信頼できるかみたいな話かなと思っていて。
で、ここは別にお互い腹落ちするところで、共同創業者の株式比率って何%でやったらいいんですかって質問めちゃくちゃ来るんですけど。
お互い腹落ちするところでやったらいいんじゃないっていうのと、あとセオリー的には社長がいっぱい持った方がいいんじゃないみたいな話とかはあるっちゃあるんだけど。
これ脱線したんで別の話なんで、これはまた別の回で話せればいいと思ってるんですが。
そんな感じでですね、戻ると、共同創業者探しみたいな話とか、どういう人が共同創業者がいいのかっていうのが今日の本題だと思うんで、ちょっとそっちに行こうかなと思っています。
共同創業者の選び方
はい、ありがとうございます。
じゃあまず、共同創業者と出会うとか、見つけるみたいな部分で言うと、どういうのが多いのかとか、柱さんの場合はどんな感じだったのかとかをまずお聞きしたいです。
はい、まず一般論をお話しすると、やっぱり今の話ちょっと連続するんですけど、株渡してもいいって思うぐらい、信頼できる相手ってどこにいると思いますか?
今まで自分の人生振り返った時に。伊藤さんずっと学生だったんで、学校とかインターン先とかしかない気がするんですけど。
普通に考えたら、大学卒業して社会人で働いたことある人とかっていう話で言うと、どういう人と一緒に、どういう属性の人と一緒に創業したいと思うと思いますか?
自分の場合だと、柱さんおっしゃった通り、学校とか、長い時間一緒に同じような空間で時間を共に過ごした人とか、信頼できる人とか、社会人の方も職場とかですかね。
今、伊藤さんが言ってたのが、長い時間一緒に過ごしていたっていうことが結構重要で、それは学生でも社会人になってからでも、別に友達でもいいんですけど、結構大事ですよね。
今日、ミートアップで会った人と株渡して創業できるかっていうと、いくら意気投合してもムズくない?っていうふうに思うんですよ。
来週、IBSがありますけど、IBSで会って、めっちゃ意気投合しましたみたいな。考えてるテーマ一緒でしたみたいな。これは一緒にやった方がいいんじゃないか。株式は7-3でみたいな。そんなに決まるんでしたっけみたいな。
この例から示唆されるのは、やっぱり意気投合してやるのはすごいいいんですけど、今すぐそんなにコミットできるかっていうのは難しいじゃないですか。お互いに。
なので、一般的には長い時間を過ごした、ある程度の時間を一緒に過ごしたことのある人と信頼会計が生まれると思っていて、しかも特に何か仕事とかやったことがあれば、一緒に仕事とかやったことがあれば、より相手の働き方とか考え方とかわかるじゃないですか。
そういう人ってどこにいるのかっていうと、職場とか学生時代の友人とか、やっぱりそういうパターンが多いですと。
ちょっとデータ古いんですけど、馬田先生の資料から派閥推移してますが、これ2015年の資料なんですけど、2012年のYコンとテックスターズっていう有名なアメリカのアクセラリーに入ったスタートアップの共同創業者は、約半数が学生時代の付き合い、知り合いですね。
15%が職場の同僚。続いて10%が昔からの友人。みたいな感じで比率が続いて。僕の場合は職場でも学生でもなかったんで、昔からの友人パターン。さっきの3番目の10%ぐらい。昔からの友人パターンです。
僕社会人になってからの、僕の友達2人を呼んできて創業しています。だからその2人自体は、同志は面識がなかった。で、僕が引き合わせたんですけど。僕が起用したいなって思った時に、誰と創業しようかなって。
共同創業者の適性
僕たぶんその時はこのデータを持ってなかったんで、誰でも共同創業者って言った方がいいよねっていうのは分かってたんで。誰と創業しようかって思った時に、その2人が思い浮かんで。正直言うと、いっぱい書き出して、僕、共同創業者がいないスタートアップの人に全員言ってるのは、こういうデータがあるんで、過去出会った人で、自分が一緒に会社やってもいいかなってちょっとでも思えた人を全部、
電話帳とかフェイスブックのフレンドリストとかLINEの友達リストを全部バーッと見て、スプレッドシート書き出して、片っ端から優先順位付けて連絡をしろって言うんですよ。
それは別に、このリストは共同創業者という括りだけじゃなくて、将来何か一緒に、今だいたい転職もそうですけど、声かけても今じゃないよねっていう人ってほとんどだと思うんですよ。だから、とはいえ、いつか仲間になってほしい人リストだと思って、そういうのを作っておき、定期的に見直して、別に共同創業者じゃなくても、一緒に普通に入社してもらうとかっていうケースはあると思うんで、そのうち。
このリストを作ることをすごくお勧めしています。自分の友達とか人脈を、いわゆる棚下ろしして、ずらっと書いておくっていうのは、そのリストを見てですね、3ヶ月に1回ぐらい連絡をするっていうのが、やっぱ一番いいんじゃないかなって僕は思ってます。ちょっとしたTipsですけど。
ありがとうございます。ここまで、共同創業者との出会い方や見つけ方という文脈で、一緒に働きたい人とか、共同創業者になる可能性のある人のリストを作っていくということでしたが、ではその次のステップとして、その候補の方々からどういう点を意識しながら、実際に共同創業者候補判断を選んでいくのか、そこについてちょっとお聞きしたいです。
OKです。先に一個手前から話すと、そのリストに入れる時点で、スタートアップに向いてる人みたいなやつってあると思うんですよね。要は、じゃあどういう人と働けばいいんでしたっけみたいな話で言うと、大事なのってやっぱり、これは社長も一緒だと思うんですけど、
能力とマインドセットみたいなのがあって、これまたちょっと別で話そうと思ってるんですけど、要は、これは共同創業者全員というか、スタートアップを創業する人だったらこういう人だったらいいねみたいなのは、結構僕がピッチ受けるときに見てるポイントだったりするんですけど、能力で言うとやっぱりPDCAを早く回せるかみたいなところで、これって正解がないことなんです。
スタートアップってだいたい正解ないことに挑んでいるので、自分たちで仮説を持ってそれを素早く検証して、どんどんそれを確実なものにしていくっていうか、そういうのがすごい重要ですと。
ダメだったらピボットするとか、そういったのを素早くできる。一定そのこだわりも重要だけども、割り切りも重要っていうこのバランス感ってすごく大事で。
これはまた別の回で話しますが、そういう感じで、能力はそういうところですね。
もう一個、マインドセットみたいなところで言うと、やっぱり諦めず続けられるかとか、その領域に思い入れがあるかとか、あとは、なんだろうね、どういうとこ見てるのかな。
一人上がりじゃないかとか素直でいいやつみたいな言い方しますけど、そういうところは見てるかな。
企業家って、これも難しいんです、正解ないんですけど、突き抜けて変なやつとかもいるんですけど、それはそれで個性としていいのかもしれないですけど。
一方で、それだけが成功するかというとそんなこともなくて、逆に人のアドバイスとか話全く聞かないで突っ走ってこけるみたいなケースってあると思うんですよね。
これは成功するし、エンジェル投資家としてみたいな話で言うと、こいつ応援したいっけみたいなところとかも見てますよね。
企業家なんでそれでも成功するかもしれないですけど、全然ぶっ飛んでてめちゃめちゃ突き抜けてるやつとかだったら成功するかもしれないですけど、応援しがいないなと思ったらそこはエンジェル投資家としていいかみたいな。
話は戻ると、そういう能力とかマインドセットとか大事ですよねっていう話で、ここでまた馬田先生の事例があるんですけど、
馬田先生はジェームズ・ボンドみたいな人って言ってて、共同創業者の必須は粘り強くしたたかな007のような人間であると。これはポール・グレアムが言ってるのかな?
マインドセットの重要性
共同創業者には粘り強くしたかな人、リセントレスリ、リソースフルな人を選ぶこと。そのためには性格と情熱、決定力を重視する。またYコンビネーターがお勧めする共同創業者は一つのことだけに優秀な専門家ではなく007のジェームズ・ボンドのように何かがあっても何とかしてくれる人、それくらいに信頼できる人を共同創業者に選ぶことをお勧めしています。
すごいいい例えって僕思ったんですけど、これ事前に伊藤さんと打ち合わせしてる時に007見たことないですって言われちゃったんで、この例が20代の方に、伊藤さん10代なんで通用するかどうか全然僕はわからないっていう。馬田さんも多分僕に年齢が近いので。
どこかで007見たことあるっしょみたいな前提で喋って書いてある。アメリカのアクセラレーターの人が言ってる例えみたいな話なんで、日本人よりヨーロッパとかアメリカの人の方が007見たことあるよねっていう前提で書いてある話なんで。
すみません、インスタで007見たことない人はごめんなさい。とにかくね、ジェームズボンドっていうのはピンチがあってもなんとかしちゃうんですよねやっぱり。どこでその知識得たんみたいなやつとかめちゃくちゃあるんですけど。そんな感じで。
言いたいことはですね、やっぱりここにも書いてあった通り、結局例えばスタートアップやってると、自分が専門じゃなくてもやったことないけどやらなきゃいけないことっていうのはどんどん出てくるんですよね。例えば僕らも人採用したことないけどやらなきゃいけないとか、資金調達なんてしたことない、でもなんとかお金集めないと前進めないみたいな。
僕エンジニアだったんで、カスタマーサポートってやったことないですみたいな。それはでもやらないといけないみたいな。とかとかとか。そういうこといっぱいあるんですよ。なので別にこれは007のジェームズボンドは本当にスーパー人間なんだけど、別にスーパー人間じゃなかったとしてもなんとかしようっていう気持ちがあってなんとかするっていう。
マインドセットで向き合える人っていうのがすごく重要で、もう一回自分の僕の事例に戻ると、共同創業者のお二人、僕入れて3人はやっぱりそういうマインドセットでやってたなっていうふうには思いますね。もちろん経験荒さぐらいで創業してるんで、20代の時に経験してきたことっていうのはあるわけですけど、
それを超えてでも、さっき言ったような法律、会社法ってどうなってるんだっけとか、この部分会社法関係ありそうだけどどうなってるんだっけとかって調べたり、弁護士の人聞いたりとか、やっぱりそういうふうにやったことないこともどんどんやらないといけないよね。総合格闘技みたいな例え方しますけど、スタートアップ。なんでもやらなきゃいけないっていうところですね。
リレントレスリーリソースフルな007のジェームズボンドみたいな人間が共同創業者としていいんじゃないかっていう話です。そんなスーパーマンいねえけどね。
ありがとうございます。逆にその共同創業者の選び方として、失敗っていう言い方が正しいかわからないんですけど、
よくはなかったよねみたいな観点から言うと、どういうのがあるのか。
ペライチの場合は別に、結果共同創業者9年間一緒にやってたんで、別にないんですけど、でもこれすごい珍しいケースで、例えば僕の周りだとよく3人で創業しました。1年経って1人辞め、5年経って2人目辞め、社長しか残ってないですみたいなケースむちゃくちゃ多いんですよね。
僕、先週聞いたスタートアップの話で、3人で創業したけど社長以外みんな辞め、僕が飲んだ人ってのは後から入って取締役になった人なんで、1回役員ガラガラポンしてるみたいな、そういうケースもあるし。
それだけ一緒にやるって大変だしストレスフルかもしれないし、方向性違ったら揉めるとかよくあるなと。
たとえばこれもよくあるパターンかもしれないって思ったのが、スタートアップどういう能力の人と、例えばファウンダーが創業者、最初の社長がビジネスサイドで、一緒に創業する人がCTOみたいな技術サイドで、これらが分かりやすくて、分かりやすく役割分担もできそうで良さそうみたいな感じなんですけど、
2人目が社長もビジネスサイド、2人目もビジネスサイド、3人目もビジネスサイド、これが悪いかっていうと、別に悪くはないんだけど、気を付けなきゃいけないポイントは、やっぱり能力とかキャラクターとか役割とかが被ってると揉めやすいので、
ここはむちゃくちゃちゃんと話し合いをして、責任範囲を一定ちゃんと分ける。さっき言ったようにスタートアップなんで、創業者なんて特にお互いのところを侵食していくっていうのは別に重要なことだし、あとこぼれたボールを誰が拾うかってすごい重要なんで、
役割をちゃんと分けた前提で、かぶりそうだったら役割をちゃんと分けた前提で、俺らも拾うみたいな動きをするのが一番燃えにくいんじゃないかというふうに思います。
うーん、なるほど。
とかね、やっぱ一番大事なことってちゃんと腹割って話せるかっていうことなんで、これがね、やってるとそうじゃなくなってくる時ってあるんですよね。
最初は腹を割って話してたのに腹を割って話せなくなるっていうことですか。
っていうのもありますね。なんで、じゃあどうするかっていうと、やっぱそういうふうに腹割って話せるように、
何だろうな。
なんか、
例えばイライチの場合は月1回日帰りで合宿をしてたりとか、そういう時に思ってることをなるべく言うようにするとかやってましたし、
なんか不満が溜まってったりして、なんか相手に言えなくてとかって、これは別になんかスタートアップ限らず普通の人間関係の話だと思うんですけど、
でもことなんかスタートアップにとってはそれが致命傷になることもあるので、
なんか思ってることをちゃんと言えるような関係を継続するためのことっていうのをやり続けるのは大事なのかなって思います。
うーん。
最初の腹を割って話せるみたいなところで言うと、どんなことを話せれば信頼できるのかみたいな。
とか。
結構僕そこはあんまりそのテクニカルなものを持ってないんですけど、
なんかいいなって思うのは、
共同創業者の腹を割った話し
なんかそもそもちゃんと腹を割って話せる関係を継続できるために、思ってることを言うような仕組みを作る。
例えばその経営合宿の時に、経営合宿のアジェンダに今思っていることを言うみたいな。
わかんないけど。
あとはもう第三者に協力してもらうとかですよね。
第三者。
なんかそれこそ、アドバイザーとかエンジェル株主の人に合宿に来てもらってファシリテーションしてもらうとか。
うちに第三者入ると言いやすいことっていうのもあるんで。
だから僕、エンジェル投資家への相談として、たまにこのテーマありますね。
共同創業者とか。
よくあるのがVCにこれ言いにくいとか。
VCと共同創業者は関係性が違うんで、あれですけど。
でも本質はあんまり変わんないかな。
本質的には腹割って話せてないっていうところで一緒なんで。
じゃあどうしたら腹割って話せるんだろうねみたいな。
の相談乗るケースがよくありますね。
なるほど。
そういう時はどういう風にアドバイスするかっていうのがさっきの合宿とかになってくる?
できればね。
合宿はでもコストっていうか時間的なコストとかスケジュールの調整とかいろいろ大変なんで。
僕自身も経営者コーチング受けてる。
コーチングのコーチがいて、オンラインでコーチング受けてるんですけど。
コーチングとかめちゃくちゃいいですよね。
ちょっと余談ですけど、
コーチングはチャンスがあれば受けた方がいいかなと思ってて、
スタートアップの人にもすごくお勧めしています。
これはコーチングの人の値段っていうのはめちゃくちゃいろんなパターンがあるんで、
ピンキリですけど。
利害関係者じゃない人に安心して話聞いてもらうとか、
自分の腹の底のことをいきなり対面で言うのはなかなか難しかったりするんで。
僕はそういうのを2年くらい前から受けてるんですけど、すごくよくて。
結構重要な意思決定をそれによってできたりとかしましたね。
ペライチを辞めるっていう意思決定もそれを通じてできましたね。
別にコーチに相談したからできたっていうかは、
思考が整理されて、こういうふうに進めたらいいんじゃないかとか、
こういうふうに言ったらいいんじゃないかみたいなそういう人とのコミュニケーションのところとかは
結構クリアになったと思うので。
コーチじゃなくても第三者に話を聞いてもらう。
それがスタートアップで身近な人でいうと、
エンジェル投資家とかアドバイザーとか先輩企業家でもいいですけど、
そういう人に話聞いてもらうっていうのはいいのかなっていうふうに思いました。
ありがとうございます。
創業者間での株式の分配
じゃあ次にその共同創業者、創業者間での株式の分配っていうところについて、
どういうような決め方があるのかお聞きしたいです。
いいですね。
これ話すと長くなるんで、すごいかいつまんで言うと、
なんかその、そうですね。
株式の配分は最終的にはお互いの腹落ち間で決まると思います。
どういう基準で決めるべきかみたいなところで言うと、
一定ちゃんと周り、どうやってやってるかいろんな人に聞いてみようと思っていて、
この情報ってオープンにされないので、
やっぱりその知り合いの企業家とか、
そういう仲のいい企業家の人とかに聞いてみるとかしか多分ないと思うんですよね。
僕も聞きました。
同じタイミングからちょっと先に創業している仲のいい企業家の人に、
3人で創業してるけど比率どんぐらいでやってんのとかっていう質問を聞きに行きました、
僕が創業するときに、仲のいい企業家に。
結構それを参考にして自分たちも決めましたっていう感じですと。
テクニカルには、日本では特に社長に寄せたほうがいいよね。
なぜなら意思決定の最終的な、
ケツを誰が持つかっていうところで社長に多く振っておくとか、
あと揉めたときに、例えば半々で起業したときに、
揉めたときに前に会社が進まなくなるっていうリスクがあるから、
それをちゃんと考えた方がいいよとか、
そうなってる場合に後から通してるVCとかもそのリスクがあるってことを、
あるっていう風に考えるので、
別にそれで投資受けられなかったらそれぐらいの会社だって言っちゃ、
それぐらいの会社かもしれないんですけど、
でもそういうのは考えた方がいいよと。
一方でこういうセオリーはセオリーとして受け止めて、
自分たちでちゃんと決めなきゃいけないよねと。
セオリーが絶対ではないと。
Googleだって半々で創業してるし、
実際僕もエンジェル投資家としていろんな会社の資本政策見せてもらってるんですけど、
なるほどこういう比率でやってんのねとか、
いや半々でやってますとかっていう会社もあるし、
半々でやってるってことは相手に対する絶対的な信頼関係があることの裏返しなんで、
今時点で。
そういう将来揉めるかものリスク、
揉めて会社前に進みにくくなるかものリスクはありつつも、
今って半々ってことはもう相手に対する絶対的な信頼があって、
もう一枚岩ですと言ってるのの裏返しでもあるので、
それはそれでそういうメッセージとして受け取ってます。
だから別に半々が悪いというわけじゃないんですけど、
そこまでの信頼関係がないんだったら半々にしないほうがいいよっていう感じですね。
ごめんなさいこれはもう絶対的な話はないので、
ググったら出てくるかも。
これのって結局創業したときの株式比率って誰もどこにも書かないので、
ただ唯一近いことがわかるのが、上場したときに、
上場目標ミッションの一の部っていうのを見ると、
そのときの上場する瞬間の株主の名前と持株比率が全部出てるんですが、
創業メンバーの持株比率をだいたい見ると、
なんか7,3かなとか、8,2かなとか、社長が100%なのねとか、
いうのがなんとなく見えてきます。
それって絶対ではないんで、途中で上としてたりするケースとかもあるんで、
絶対じゃないけど、なんとなくこうなのかなっていうのは見えるんで、
それで答え合わせすることが多いですが、
それは上場まで5年から10年とかもっとかかる場合もあるので、
その数年前のトレンドがわかるぐらいの感じなんで、
今どうかって言われるとなかなか難しいですね。
でも気になったら聞いてくださいっていう感じですね。
なんか知り合いとかそういう仲のいい人だったら教えてくれるかもしれません。
ありがとうございます。
創業株主間契約書の重要性
教えていただけることを期待しつつ、
株式の配分とかも決まってくると、
次はもういよいよ会社を作るっていう段階になると思うんですが、
その時に外せないのが創業株主間契約書だと思っているんですけれども、
そもそもこの契約の大切さと契約書の大切さとか、
どんな内容なのかとか、
あとはペラエチの場合どんな感じで創業機を結んでいったのかとか、
そこら辺ちょっとお聞きしたいです。
はいはい。
まず僕らで言うと、僕が飯田しっぺで社長をやってました。
共同創業者は会社登記して3ヶ月目に入ってもらったんですけど、
ただその瞬間からっていうよりかは結局、
これ共同創業する前にやったほうがいいのは、
やっぱり一緒に働いてみるっていうことだと思っていて、
サイドプロジェクトでも、
あとは自分が最初に創業してたとしたら副業的に関わってもらうでも何でもいいんで、
やっぱり一緒に働く機関を作ったほうがいいですと。
ペライチの場合も、
1年ぐらい終末企業みたいな感じで一緒にやってたんで、
お互いのことがよく分かったし、
このチームでいけるって思ったんで、
僕がそういう会社を作ったっていう感じなんですよね。
実際入ってもらうにあたって、
経済条件決めたりとか、
株式の比率決めたりとかしました。
その上で今話題に出た創業株主間契約書。
これ絶対巻いてください。
これ絶対にやってください。
3回目です。
これ絶対やってください。
これ何かっていうと、
要は創業株主間契約書なので、
創業した2人とか3人とかで契約書を結びますと。
辞めた時どうするか、
みたいなのが主に書く内容なんですね。
この辺はひながたとかが、
エジックスのホームページとかに公開。
エジックスって一番有名な、
日本のスタートアップが一番契約してる有名な弁護士事務所があるんですけど、
そこのウェブサイトとかに載ってるんで見てくださいって感じなんですけど。
要はですね、
契約書ってうまくいかなかった時のためにするものなんで、
その時どうするっていうのを契約書にまとめますと。
ひながたがあるんで基本的にそれ通りでいいんですが、
ポイントとしては、
株式をどうするかっていうのが一番大きいポイントですと。
ベスティングっていう考え方があって、
じゃあ僕と伊藤さんが一緒に会社作って創業しました。
おめでとうございます。
その後に伊藤さんが、
明日やっぱ気が変わったんで辞めますって言ったとするじゃないですか。
でも株式50%渡しちゃってました。
でもコミットしてないのに、
1日で辞めた奴が50%持ってるっておかしくねっていう話になるじゃないですか。
でも株式って基本的に渡したらあんまり取り返すの難しいんですよ。
何も契約書とか巻いてないと。
なのでそういうふうに契約を巻きましょう。
契約を巻くって言い方しますけど、契約を巻きましょうという話ですと。
これどういうこと書いてあるかっていうと、
例えばじゃあそういうふうに、
1年以内に辞めたら株式全部ボカで買取させてねとか、
2年以内に辞めたら、
3年で100%確定しますと。
1年未満で辞めたら全部返してね。
1年から2年で辞めたら30%確定。
2年から3年の間に辞めたら60%確定。
3年以上続いたら100%確定みたいな感じの契約をしますと。
だから3年以上働いてくれたら、一緒に働いたら、
その後辞めても株式は手元に残りますという契約なんですね。
ベスティングの期間と契約書の重要性
これベスティングって言います。
ベスティングをつけるのがフェアじゃないっていう考え方からそういうふうにしていますと。
別にこのベスティングの期間は何年でもいいんですけど、
3年でも4年でも5年でも1年でも。
この辺は3年から4年ぐらいが一般的なのかなと思いますけど。
この辺はどういう長さの事業をやるかによって結構違う気もします。
例えばわかりやすいのが、
ハードウェアとか息の長い事業をやりますと、
上場まで10年以上かかりますみたいなすごい息の長い事業をやるんだったら、
その中での1年とか5年って初期だよねみたいな話だし、
元々すごい研究開発からやらなきゃいけないとか。
だけど逆に普通のアプリを作りますとか、
インターネット企業であれば5年ぐらいで上場できるといいなとかって思ってるんだったら、
初期フェーズって最初の2,3年だよねとか。
っていう時間軸の話もありますし。
あとはもうお互いの人生の残り時間かもしれないし。
だからその辺で何年でやるかっていうのは決めていく感じですね。
3,4年が多いと思いますよ。
なのでもう1回言います。絶対に契約書を巻いてください。
僕は声を大にして言いたいんですけど、
やっぱこれがないせいで辞めるとかなって揉めた時に、
契約書がないからめちゃくちゃ激しく揉めるみたいな。
なんか良くないんですよね。
だってこれって何の価値も生んでないですからね。
だから揉めないようにちゃんと契約書を書いておきましょうという話です。
絶対です。絶対やってください。
結論
わかりました。
そんな感じかな。
はい。では第5回BOOT UP RADIO終了します。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
39:05

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