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2023-09-29 35:53

#28 ゲスト回: Dots for 大場カルロスさん アフリカでのスタートアップ

エンジェル投資家/起業家の橋田一秀と起業準備中の伊藤拓真がお送りするポッドキャストです。

スタートアップを立ち上げる上での疑問や、起業に関するトピックを取り上げ、シード起業家や起業家予備軍に役立つ情報をお届けする番組です。


今回は、ゲスト回ということで、アフリカの起業家の大場カルロスさんを招きました。今日のテーマは

・事業内容とアフリカで取り組み始めた経緯

・家族との向き合い方

・ベナンという国の解説

・アフリカで日本人がスタートアップすることについて

です。


お便りは⁠⁠こちら

サマリー

BOOTUP RADIOのゲスト回では、アフリカの農村のデジタル化を推進している大場カルロスさんが登場し、アフリカの地方での通信インフラ整備とデジタルサービスの提供について話しています。Dots forがアフリカの農村部でのインターネット接続の実現方法や収入向上の取り組みについて語っています。具体的な話題として、メッシュネットワーク、インターネット、資金調達、プロモーションなどが話されています。アフリカの地域におけるデジタル化の進展について興味深いお話です。

アフリカの農村のデジタル化への取り組み
BOOTUP RADIO エンジェル投資家の橋田一秀です。
BOOTUP RADIOは、スタートアップを立ち上げる上での疑問や、企業に関するトピックを取り上げ、
シード企業家や企業家予備軍に役立つ情報をお届けする番組です。
本日はゲスト回です。ということで、本日のゲストを紹介したいと思います。
Dots forの大場カルロスさんです。まずは、自己紹介よろしくお願いします。
どうもこんにちは。西アフリカのベナンに住んで、
こちらでアフリカの農村のデジタル化を推進している株式会社Dots forの大場カルロスと申します。
どうもはじめまして。
よろしくお願いします。
大場さん、一応関係性をお話ししておくと、
僕がこの前投資させていただいた、投資先のうちの一社という感じなんですけど、
僕にとっても初めてのアフリカで事業をやっている会社への投資ということで、
非常に、それだけでもかなりユニークなんですけど、
そもそもちょっとやっている事業の話とか、それをやるに至った経緯みたいなのって最初に聞いてもいいですか。
ありがとうございます。アフリカの都市部って実はすごく発展していて、
ディープフロックスみたいな言葉も聞かれるぐらい、いろんな人が集まってきて、
企業家も集まって、投資も集まって人々豊かになっている一方で、
そこから外れた地方に住んでいる6割7割ぐらいの人たちって、まだまだ何もない。
何だったら水ない電気ない。通話もインターネットも音声通話は何とかできるけど、
インターネットほぼアクセスできないみたいな世界に住んでいる人たちって、
アフリカ全体で7億人ぐらいいるというところをどうにかしたいと。
特にインターネットアクセスがないせいで、情報格差や機械格差が起きて、
そこから収入格差につながっていっているという大きな課題があるのを、
我々はMesh NetworkというWi-Fiの技術を使って、非常に安く通信インフラを作って、
メッシュネットワークWi-Fiを利用した安価な通信インフラの構築
デジタルサービスを届けるということをやっているという会社になっています。
ありがとうございます。非常に何て言うんでしょう。
僕も最初オンラインでピッチを聞いたときに、
すげえとこ目つけたな、みたいな印象なんですけど。
そもそもやろうと思った理由とか、これやれんじゃないか、
みたいな思ったポイントってどういうところだったんでしょうか。
私ですね、バックパッカーは未だにやってまして、
チャンスがあったら旅をするみたいなことをやっているんですね。
今45歳で家族もいるんですけど、そんな感じでやっていて。
で、きっかけはですね、10年ぐらい前にキューバに行ったんですね。
キューバ行った当時、民生のインターネット、
民間人が使えるインターネットがないという世界の中で、
羽原の街に2カ所だけホットスポットがあって、
みんなそこにわざわざ出かけてインターネットをつなげに行くと。
しかも30分4ドルぐらいのプリベイドカードを買っていくんですね。
彼らの月収って20ドルぐらいの人たちが、
4ドルの30分のためにお金払ってネットにつなげるって、
すごいインターネットにつながりたい、
情報にアクセスしたいっていう要求すごいんだなってとこから考えて、
でも一からこの鉄塔建てたり光パイパー地中に埋めてやるって
数百億円、数兆円かかるみたいな世界と、
数百万円でできる方法って何かないかなって思って、
当時見つけたのがメッシュネットワークWi-Fiというものでして、
当時はとはいえメッシュネットワークっていう技術がそんなに普及してなくて、
一個一個Wi-Fiの機器なんかも高くて、
アクセスするためのデバイスのスマホも高くて、
これ事業再産生で成り立たないなということで当時は諦めたんですけど、
10年経って別のタイミングでアフリカのほう来て、
特に地方を回る仕事を全職でしてた時に、
あれ、あの時のアイディアって今のアフリカだったらちょうどできるんじゃないかって
改めて調べ直したらメッシュネットワークっていう技術がもうこなれて、
そういうのが搭載されたWi-Fiが非常に安い、数千円で手に入ります。
起業家精神と家族のサポート
スマホも当時10万円だったのが今アフリカだと5千円から手に入りますってなると、
あれこれ今やったらアフリカの地方成立するんじゃないかってところで始めたっていうのが結構大きいですね。
ありがとうございます。
なんかとはいえ、とはいえですよ。僕も毎回思うんですけど、
とはいえやろうって思う?みたいなところだと思ってて、
なんかそれって根っこにある、なんかこれ、なんかこう起業家精神みたいなやつって、
僕が自分がなんかこうやらなければいけないって思う、
こうなんか思いの源泉みたいなやつがある人が多いと思うんですけど、
なんかやっぱその、なんていうんだろうな、
なんかドライな言い方しちゃうと、自分がやらなくても別にこう、
自分にあんまり関係ないっていうとあれだけど、
っていうふうに思う人の方が圧倒的に多いのかなって思う中で、
ご自身でやるっていうふうになんか意思決定したのってどういうところなんですかね。
外向きにはアフリカの農村ってでっかいビジネスチャンスですよって話はするんですけど、
根っこには旅人として人生かけて世界中すべてのものを見たい知りたいっていう欲求が、
自分のライフタイムミッションとしてあるなという中で、
家庭もいて子どもも小さい子が2人いて、
アフリカに遊びに行きますとは言えないっていう中で、
行っちゃえみたいな発想はありました。
今のある旅の途中だと人生かけて旅をするっていうライフタイムミッションの途中に、
アフリカで起業したっていうのも一個あります。
あとは自分の人生かけてどれだけの価値を世界に残せるかっていうのも、
僕の中のライフタイムミッションで、
これって自分の母親が中学教師をしていて、
早くして急に死んだときに、
母の葬式に彼女の教え子が、
40年分の教え子が集まって、
泣いてくれたんですよ。
これって彼女、私の母が残した価値だと思うんですよね。
世界に残した価値、人生をかけて。
それをどうやったら自分はその価値を残せるかな、
自分のやり方でって考えたときに、
このアイデアはある。
自分のパッション、旅を続けたいというパッションがある。
そこの対するアフリカ農村でマーケットを見つけたっていうタイミングで、
今しかないという形で、
アフリカ農村のデジタル化という形で起業したというような流れです、背景です。
なんかいろんな部分が、いろんな要素がバチッとはまって、
このタイミングでこういう事業をこの場所で起業したっていう感じなんですね。
そうですね。もっと45歳なんで、
起業家として卓球界は遅いんですよ。
でもやっと見つかったっていう感覚がありますね。
最近、これ余談なんですけど、
最近僕のアンケートというか、
投資先の情報を入れるみたいなフォームあったじゃないですか。
投資先の皆さんに、いろいろ皆さんの統計情報というか、
例えば会社の設立年月日とか、
創業者の方の誕生日とか、
共同創業者がいる方がいろんな、
6つ、7つぐらいの項目のアンケートがあったんですけど、
そこに誕生日を入れてもらうところがありまして、
そういえば大葉さんって45歳だったんだっていうのを、
一回聞いてましたけど、
ちょっと完全に忘れてて、
そうだわと思ってですね、
40代、これは余談ですが、
日本で起業する、新しく起業する、スタートアップするみたいな人って、
やっぱり、僕の投資先もそうですけど、
20代、言ってても30代の方に結構偏ってるっていうのは事実だと思ってて、
ただ、USのYコンとかそうですけど、
USで起業する方とかって、
ベテランで40歳ぐらいから起業してうまくいく方っていうのも
すごくいるっていう話を聞いていて、
なので、大葉さんも本当に、
僕も今年から40代になったんですけども、
非常に、まだまだこれからじゃないですか、
マジで、そういう気持ちでやってますよね。
まだそうですね、半分半分ですね。
40越えたぐらいから、人生の死ぬ方を考えるようになったんですよ。
ちょっと早くないですか。
死ぬ時に後悔しないって何だろうね。
そういう意味でね。
今やらなかったら、起業したら43歳ですけど、
今やらなかったら、この起業しなかったら、
たぶん死ぬ時に後悔するなって思ったんですよね。
そっか。
そうだな。
43歳で、うちの父が、母が先に死んでる話をしましたけど、
父も53歳で死んでるんですね。
なので、あと僕も53歳で死ぬと思って生きてる中で、
43歳のタイミングで、
あと10年しかないぞって、今もひとつきっかけとしてあったんですよね。
そうですよね。
はい。
なるほどな。
終わりを意識して、そこに向かって始めなきゃいけないっていう期間があったっていうのは、
昨年もひとつプッシュされたかなと思いますし、
あと妻がやるんだったら、今やらなかったらもうやらせないよと、
45歳までにやるんだったらいいけど、
45歳以降はちゃんとしてもらえると困るって言われたんで。
いろんなタイミングが重なりました。
なんか、おばさんのツイッター、ツイッターXの固定ツイートのとこに、
これちょっとすごい僕も印象に残ってるんで読みますね。
妻のセリフで、
妻、私は自分の人生はあなたに別途してるんだからやりたいことやって、
私が間違ってないことを証明してと言われて改めて本当に感謝してるってツイートがあって、
いやーこれだなーと思いましたね。痺れるなーと。
すごいのは僕じゃなくて妻なんですよ。
子供2人、この間4歳になったのと1歳になったばっかりの2人。
アフリカにみんなで移住するっていう企業を良しとする妻がやっぱすごいんですよ。
僕よりも。
なんか、それはなんか、例えば最初、
奥様にお伝えしたときに、えーみたいにならなかったんですか。
そこはなーってはいるんですけど、
でも予想はしてたと。
結婚する前からそういう人だったのは分かって結婚してるから。
そっか。
ただアフリカとは思わなかったと言われてます。
アメリカとかヨーロッパとか、
やったタイミングでもアメリカからリオから帰ってきたタイミングだったので、
先進国なんだろうなと思って付き合って、
なんか流れ流れたアフリカだったっていうのが言われました。
いやー確かに。
いやそうですよね。普通に考えたらそうですよね。
ただなんかまあ、まあでも想定の範囲内だったんでしょうね。
そういう意味では。
ちょっと予想外だけどまあ、
そういうこと言わなくもないかなって思ってたんじゃないですかね。
そうですね。そう言わなくもないから、
アフリカかーってなってました。
なるほど。
家族で小さいお子さんも世の中で移住して、
ちょっとなんか、
家族の生活の話とかも興味あるんで色々聞きたいんですけど、
僕も自分の子供たちが同世代、
上は7歳なんですけど、真ん中と下が4歳と2歳なんで、
非常に近しいというか、世代でして、
で、なんか今日本に住んでますけど、
全然なんかね、日本以外で生活するっていうのも面白いかもねとかって思って、
調べてたらアフリカかーみたいな話を。
僕ピッチ聞いたの7月くらいでしたっけ?だったと思うんですけど、
その時にアフリカかーどんな生活なんだろうって思って、
Twitterとかフォローしてたら結構色々トラブルがあったりとかするっていうので、
実際なんかベナンに住んでみて、
そもそもベナンってどこやねんみたいな、多分ねリスナーの方、
ベナンみたいな、初めて聞く人もいるんじゃないかなって思うんですけど、
最初ですよね、セネガルでしたっけ?セネガルでやったんですよね。
いや、ベナンでやって、2ヶ国でセネガルでやったと。
あ、そっか逆か、ごめんなさいごめんなさい。ベナンからのセネガルだったんですね。
そうです。
はいはいはいはい。ベナンってなんか、どういうとこで、どういう生活してるんですか?
はい、トルシさん、ベナンって西アフリカのナイジェリアの西側、東部の東側っていう海岸線沿いなんですね。
で、あんまり有名ではないですし、国としても1200万人ぐらいしかいない小さめの国なんで、
もう治安がいいんですよね。アフリカの中では比較的治安が良くて、夜も一人である程度歩けたりしますし、
アフリカの生活環境
他のアフリカの隣のナイジェリアなんかは一人で歩くなって、日中でも歩くなってやるようなところなので、
まあ過ごしやすいと言えば過ごしやすいです。ただ一方で、言語フランス語なので、フランス語がわからなく生活しにくいであるとか、
あとどうしてもとはいえアフリカなので、いろんな非効率的なことが起きたり、想像しないことが起きたりするんですね。
例えばこっち来て移住してすぐにアパート、1年契約でアパート入ったんですけど、
入って2週間目ぐらいから周りの部屋がリノベーションをし始めたと。
ガンガンガンドリルガガガガみたいな音で、なんかもう嫌だなって言って親さんに聞くと、
この部屋リノベーションして、もうすぐ終わるから大丈夫ちょっと我慢してって言われて我慢して、
3週間ぐらい経ったタイミングで、親さんが来て、ごめんこれリノベーション建物全部だから、
あんたたちちょっと出てって言われたんですよね。
来週は無理無理無理、せめて2週間3週間ぐらい伸ばしてくれみたいなしながら、
自分たちで部屋探して、移って何とかなったんですけど、じゃああの1年契約って何だったんだと。
リノベーション、もうパース図とか全部揃ってて、リノベーションもう決まってたじゃないと。
決まってたのに何なのあの契約っていうトラブルがあったりとか。
あとは何だかんだずっと待つとか。
今日も銀行行って4時間ぐらい、引き出すって4時間ぐらい待つとか。
なんかそんなことはよくないですよね。
なんで、外国だからよくあるっていうのはあるんですけど、大変なこともありつつ、
でも一方で治安がいいっていうのもそうですし、人件費安いので、
何さんお手伝いさんを月2万円ぐらいで雇えて、
その人たちに家のことやってもらったり、子供預けて夫婦で出かけるみたいな。
日本にいた時はもう1回も子供産まれてから4年間1回もできなかったのに、
こっち来て初めて夫婦で2人で夜、夕食出かけるみたいなこともできるみたいな。
いい面もあるんですけど、そのバランスがまだまだ測りかねてるんですよ。
なるほどな。
バイク便によるデータ輸送
ちょっと授業の話に戻りますけど、結局村の中にメッシュネットワークを作って、
そこに町からデータを得たUSBをバイク便で運ぶっていうところが、
いい意味では非常にユニークな感じなんですけど、
それやるんだっていうふうに最初聞いて思ったんですよね。
今チャットしてた時に写真送られてきましたけど、
本当にバイクに乗って運んでるところの写真送られてきましたけど、
なるほどこんなふうにやってるんだと。
今住んでらっしゃるのは都市部だと思うんですけど、
そういった農村のところまで1時間2時間かけて、
あんまりちゃんと整備されてない道を走りながらデータをお届けするっていうのを、
現地の方でチームを組んでやられてるって話だったと思うんですけど、
そもそもそんなやり方を思いつくっていうのがすごいんですし、
それでやってみたらやれたんだっていうところなんですけど、
そこって結構今村の数がどんどん増えていってると思うんですけど、
そうやってどういう試行錯誤があったんですか?
最初からスムーズにそれ言ってるんですか?
そんなわけねえなって思ってるんですけど。
そんなわけはないですね。
まずは村の中のイントラネット、ポジタネットワークを作るっていうところも、
自分たちで普通にある家庭用のやつを使ってテストしてみるとか、
村との間を行ったり来たりするっていうのも、
本当にサーバーを、今だとUSBメモリーを吸い上げてやってるんですけど、
サーバーを丸ごと持ってくれないかやれないかとか、
あとは衛星通信とつなげれないかとか、
長距離のWi-Fiアンテナ、10キロぐらい飛ばせるWi-Fiアンテナとかあるんですけど、
それを使って街と直接更新できないかとか、
いろいろ試行錯誤していった中で、
バイク便で運ぶのが一番早いねという話になってて、
構想の中にバイク便もそうだし、電子バトとかでいいんじゃないかみたいなアイデアになってて、
最近ちょうど先月ぐらいにTwitterでバズってた電子バトで、
ネットと通信を競ったら実は電子バトが早いかみたいな。
そんなに便で証明できたみたいなのもあったんで、
ぐらいと近距離で運ぶ方が早かったり効率的だったりするなっていうのは、
元からありつつもいろいろやった結果、やっぱりそれだよねってなったって感じ。
なんかね、すごいテクノロジーとかって考えると、
ドローンで運んだらいいんじゃないかとか、
そういう話とかも考えてそうだなとか思ったんですけど、
やっぱり距離が遠すぎるんですかね。
ドローンもありますし、気球とかって考えたんですけど、
技術的に難しくなっていくと難易度が上がるんで、
一番簡単なのはやっぱり、
すでに人がバイクで行き来している物流、人流に乗せるって一番簡単で、
しかも安いっていうところでそこに行き着いたって感じ。
コンテンツ配信と収入向上
なんかピッチの資料を見たときに、
アフリカ農村部の人たちがどういうコンテンツを見てるのかみたいな話を説明してもらったときに、
メッシの動画を見てますみたいなやつとかがあったと思うんですけど、
あれがめちゃくちゃすごくて、
サッカーって全世界で一番やられてるなとか、
メッシのプレーシューみたいなのを見るアフリカ農村部の人たちみたいなのを想像すると、
サッカーの力すごいなとかって思っちゃったりするんですけど、
そういったエンタメのコンテンツ以外にも、
事業としては教育コンテンツに力を入れてるっていうふうに伺ってるんですけど、
実際どんなものが見られてたりするんですか?
最初はエンタメコンテンツの配信ということで、
サッカーとか映画とかミュージックビデオ、ミュージックデータっていうのを配信してて、
すごく引きはあったんですけど、
でもそれだけだと続かないんですよね。
お金持ってないので楽しむは楽しむけど、
優先度はそんなに高くなくなってしまう。
日々の生活費のほうが大事ってところで、続かなかったっていう中で、
途中ちょっとリモートして、
エンタメ動画をやりながらも、
職業訓練の動画っていうのを配信するようになったんですね。
例えば床屋さん向けに最新のニューヨークの髪型の切り方の動画みたいなのをやると、
村の人たちは床屋さんでも十数年数十年も同じ技術と同じ知識でやってて、
周辺の村の共合の床屋さんもほぼ同じ知識同じ技術でやっていて、
差別化要因で人がいいとか家から近いしかなかった中で、
僕らのサービスで最新のニューヨークの髪型ってこれなんだよっていう、
売り文句ができるようになると、
お客さんがガンガン集まってきて収入が上がる。
収入が上がると僕らにお金払い続けられてエンタメ動画を楽しめるみたいな、
いい性の循環ループが起きたっていうのがあって、
今はエンタメとそういう職業訓練動画っていう、
2つを半々ずつで配信しているという状況になっています。
なるほど。
そうやって生活する人たちの収入が上がるようなことをやっていくとか、
やると結果的にコンテンツをしっかり使ってもらうとか、
あとはそれを通じて収入が上がればいろんなことにお金を使ってもらえるから、
よりサービスの価値が上がるよねとかっていう話だと思うんですけど、
ちなみにさっき聞いてて思ったのが、
衛星通信もトライしようとしたみたいな話があったと思うんですけど、
これスターリンクでやった方が安くないですか?みたいな、
めっちゃ言われる気がするんですけど、
これって実際どうなんですかね?
なんで衛星通信ダメだったんですか?
めっちゃ言われるんですけど、
衛星通信だって別にタダでやってるわけじゃないですよね。
そうですよね。
スターリンクも含めて高個室と大室のソリューションだと僕は思っていて、
スターリンクなんかは数億円の1個の衛星を定期度に上げるので、
寿命5年ぐらいっていう話と言われてると、
5年ぐらいに衛星を上げ続けて入れ替え続けなきゃいけないっていうソリューションで、
どうしても採算性が取りにくい、
取れる場所っていうのは限られてるんじゃないかなと思うんですよね。
日本とかアメリカみたいな比較的収入が高いところで、
ちゃんとお客さんの数が密集して住んでる場所しか
カバーできないソリューションだと思う中で、
どうしてもアフリカの農村にスターリンクの衛星飛ばすかってなると、
飛ばさないと思うんですよね。
一番後回しになるっていう、
今までの通信会社が結局後回しに立てなくて後回しにされたと同じ構図が、
やっぱり農村、アフリカ農村に起きるっていう中で、
来ないっていうのが僕らの見立てで。
なるほど。
多分その質問、ちなみに僕これ、
僕もこのドッツフォーの話をすると、
むちゃくちゃスターリンクの話言われるんですよ。
なので質問したんですけど、
そういう質問する意味って分からないですよ。
だって今日本で、ちょうど今サイト見てたんですけど、
日本でスターリンク契約しようと思ったら、
今はショットで5万5千円プラス月額6千6百円っていうのが
今の値段なんですけど、これだけ考えると、
いやめちゃくちゃ安いじゃんみたいな話になっちゃうんですけど、
おそらく今の話まとめると2つあって、
1つは、とりあえずスターリンクって、
まず普及させるためにめちゃくちゃ安く提供してんじゃねーのってのが1つと、
もう1つは、今の話ですね。
日本とかアメリカみたいに、
使うユーザー、お金払うユーザーが多いから、
ちゃんと再産性が成り立つかもしれないという話で、
アフリカとかでも、
僕もよく詳しく知らなかったんですけど、
要は低軌道なので、
要は日本で通信をしているスターリンクの衛星と、
アフリカで通信をするスターリンクの衛星は多分違うものだよねっていう話なんですよね。
だからアフリカを通る軌道のものを、
再産性が合うようにやらないといけないから、
そもそも今は後回しになるだろうとか、
そもそもアフリカで使えるのかもわからないですけど、
なんじゃないのっていう話ですよね。
そうですね。アフリカでもいくつか、
ナイジェリアとかではスターリンク使えるっていう風になってるんですけど、
じゃあ再産性取れてるのかって言うとちょっと怪しいのかなと思うし、
アメリカの中で、国土の中でもスターリンク使えない地域ってやっぱあるんですよね。
人があんまり住んでないとかっていう。
アメリカですらそれだったらアフリカの地方なんて、
まあ来ないでしょうと思ってます。
なるほど。
それに乗っかっちゃうのはどうかって話だと思うんで、
コストのところをまずはしっかり合わせにいった結果、
バイク便というストレッションになったって感じですね。
逆算ですね。
このB2Cのビジネスなので、
ユーザーの人が払える金額で再産性が取れるコスト構造でどうだろうから、
逆算して僕らの仕組み作っているので、
コスト制約って結構高いんですけど、
それでバイク便で運ぶっていうソリューションに行き着いたんです。
ちなみにこれもよく聞かれるんで、
もう1個質問したいんですけど、
メールとかも1日遅れとか2日遅れとかで届くんですか?
電子メールでしょ。
Eメールです。
Eメールですね。
それはできるようになります。1日遅れ、2日遅れで。
すごいな。
物理的な手紙を送るよりかは早く届くんじゃねーのみたいな話ですね。
まさにそうですね。
めちゃくちゃ面白いなと思って、
僕も確か速決で投資決めたんですけど、
考え方がそもそも思いつかないし、
でも可能性あるなって思ったっていうところですね。
直近資金調達のプレスリリースを先週ぐらいか出されてたと思うんですけど、
そこにいろんな投資家さんとかのコメントが載ってて、
僕とケンスさんがエンジェル投資家としてコメントさせていただいたんですけど、
ケンスさんのコメントとかも、
正面突破じゃなくて、
メッシュネットワークというあらわざでインターネット体験をしてもらうというアプローチのベンチャーっぽくていいなと思ってますみたいな話を書いてあって、
僕も多分似たようなコメント書いてるんですよね。
村のメッシュネットワークがみたいな。
メッシュネットワークとインターネットの普及
どうしてもこの村にメッシュネットワークがあって、
それをバイク便で運ぶみたいなすごくユニークなところなんだよっていうのはコメントで言いたくてですね。
そういうふうに書かせていただきました。
なんかやっぱり、
おばさんもコメントしてますけど、やっぱりインターネットがあったらいいのになって、
使いたいな。
日本でも90年代、やっぱりWindows 95が出てきて、
後半ぐらいからインターネット普及してきて、
僕の体験理由と、僕なんか中高生の時に家にパソコンあったんですけど、ネットにつながってなかったんですよ。
それで、まさに友達の家とかがつながり始めて、
夜中のテレ放題の時間とかにやってて、
つながってる人同士めちゃくちゃ楽しそうみたいなのを横目で見てたみたいな感じだったんで、
やっぱりさっきの、
どこでしたっけ?
9番でしたっけ?
9番話とかに通じるものがあるなと。
つなぎたいと思ってお金払ってつなぎに行く人がすごく多いんだろうな、お金払うんだろうなっていうのはすごくわかるし、
2023年、現在でもつながってない人たちがたくさんいて、
そこになんとか一歩目を、
一手目?一手目を出しに行くっていうのがすごく面白いなと思っております。
最近はどうですか?資金調達、プレスリリース、一応これ日本向けに出してると思うんですけど、
資金調達とアフリカのプロモーション
なんか反響とかありましたか?
そうですね。問い合わせは増えてきておりますし、
いろんな方からおめでとうと言ってくださってるので、非常に引きは強いと思っております。
ただ資金調達自体はなんていうんですかね、毎回思うんですけど、おめでとう、ありがとう、ありつつも、
それだけではなんでもないので、
集めましたっていう話なんで。
始めましたなので、こっからの1年がほんと勝負だなって僕としては思っているところです。
これね、やっぱり皆さん、僕もそうなんですけど、やっぱり言うじゃないですか。
おめでとうって言いたくなるんだけど、やってる方はいやいやこれからっすみたいな、ありがとうございます、いやいやこれからっすみたいな、
僕も全く同じ気持ちになってたんで昔。
やっぱりそうですよね、ここからこのお金をどうレバレッジかけて事業を成長させるかっていう話なので、
まあまあ頑張りましょうっていうところだと思うんですけど、
だから僕もそうですね、おめでとうございますって、
投資先とかだったら頑張りましょうっていうふうにお伝えすることがすごく多いですかね。
そうですね、本当になんかちょっと大変なんですよね、資金調達。
半年ぐらい結構時間かけてやってやると、一応お金が集まったところなので、
大変で、やっとっていう形で一息ついた感じもあって、
おめでとうって言われてありがとうございますっていうところなんですけど、
違う違う違うっていうふうに感情が今揺さぶられてます。
これ一回終わったって、これ終わったのは始まりでしかないみたいな、2つの感情で今揺れ動いてます。
なるほど、なんかあれですね、それで言うと、やばい何喋ると思ったんだっけな、
えっとですね、
そうだ思いました、僕がチャットで是非ベナンに行きたいですっていう話をさせてもらってですね、
いやだって、こういう機会なかったらベナンと縁ないですよ。
普通の人は多分ほとんどの日本人はベナンと縁がないわけですよ。
いやちょっと是非、来年伺おうと思っておりますので、何卒よろしくお願いします。
一緒に石森さんも去年のにも出演されてますので、
是非石森さんを含めて、あと他の投資家さんも含めて是非お越しいただいてですね。
ちょっとみんな、投資した皆さん連れて行きましょう。
石森さんはこのラジオにも出てもらってるんです。
この前出てもらったんですけど、ペライチの投資家でもあった人で、
最近、どちらかというと今はそうですね、エンジェル投資家つながりという感じになってますけど、
是非一緒に伺いたいと思ってます。
エンジェル投資家の方も今回ラウンドでも言ってましたし、
是非ですね、僕のもう一個の役割としてはアフリカというもののプロモーションをもっともっといろんな人にして、
実際に来てもらおうと思っていて、ピッチの中で是非メナン来てください。
メナンじゃなくてもいいんで、アフリカぜひ来てくださいみたいな話は毎回しているので、
今回みたいに弊社に投資いただいて、メナン行きたいって言っていただいているアジアさんとか石森さんとか、
是非嬉しいですし、そうじゃなくてもアフリカって面白いなって、
ここからまたアフリカの他のスタートアップの投資を進めてもらえたらそれはそれですごい嬉しいなと思います。
ありがとうございます。
ちょうど別件でアフリカの話とかを聞くことがあって、
アフリカに日本人というよりかは現地で起用されている方の話とか、
日本人のVCの方、アフリカでやっているVCの方とか、
そういう話を聞く機会があったので、少しずつ解像度を上げていければなと思っておりますので、
引き続きよろしくお願いいたします。
いいですね、全然こんな風に離れててもラジオ収録が普通にできるっていうのはすごくインターネットのおかげですよね。
そうですね、インターネットがなかったらこういうのができないと、
そうですよ。
もっといろんな人にっていうのを。
本当ですよね。
言うても、パッと行ける距離ではなかったんで、
まずはインターネットでお話をする、
インターネットで話しつつ、とはいえ頑張ればいけるのでちょっと行きたいと思ってます。
また来年行きますのでよろしくお願いします。
30時間かかりますけど、ぜひ来てください。
いやそうなんですよ、僕だから調べたんですよ。
Googleで調べたら普通に何か、
24時間以上か2回乗り継ぎ24時間以上みたいな、
こういうルートなんだみたいな。
いやー考えも知ったことなかった。
トルコとかフランスとかにちょっと1日2日滞在して、
メナニックっていう二度おいしいって言ってたけど。
そうですね、まさに。
なのでそういったところも含めてちょっと引き続きよろしくお願いいたします。
ということで、おばさんでした。ありがとうございました。
どうも大坪のおばでした。ありがとうございました。
Boot Up Radio気に入っていただいた方は、
Spotifyのフォローボタンをぜひ押していただいて、
フォローの方をお願いいたします。
ちなみにフォロワーが300人いたらオフ会をやろうと思っております。
現在170人ぐらいです。もう少し頑張って、
年内か年始ぐらいにオフ会をやりたいと思ってますので、
皆さんこれ聞いた方はぜひフォローポチッと押してください。
ありがとうございました。
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