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こんばんは、ゆうこです。このチャンネルでは、私の読書ログや日々の学びを音声配信しています。
今日は、映画の話をしようかなと思いまして、
PERFECT DAYS、役所広二さん主演の映画を見てきました。その感想を簡単に話してみようと思います。
ドイツの名称、ビム・ベンダーズと、日本を代表する俳優、役所広二の美しきセッション、フィクションの存在をドキュメントのように追う。
ドキュメントとフィクションを極めた、ベンダーズにしか到達できない映画が生まれた。
カンヌ国際映画祭では、ベンダーズの最高傑作との呼び声も高く、世界80カ国の配給が決定。こんな風に生きていけたなら。
東京渋谷でトイレ清掃員として働く平山は、静かに淡々とした日々を生きていた。
同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。
その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は一日としてなく、男は毎日を新しい日として生きてきた。
その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。木々が作る木漏れ日に目を細めた。
そんな男の日々に思いがけない出来事が起きる。それが男の核を小さく揺らした。
これ以上でもこれ以下でもない映画というかですね。
本当に役所工事さん演じる平山の一日ですね。働く一日、休日の一日が描かれた映画になります。
そこで同じように起きて、同じように帰ってきて、同じように寝るというルーティンが繰り返されているだけではなくてですね。
少しずつ変化が起きていったりするんですね。
それをただただノンフィクションのように、ドキュメントのように追い続けるという。
途中でですね、これ役所工事演じる平山の奥さんになったかのような、それぐらいカメラがすごい近いんですよね。
役所工事さんが演じる平山が寝て起きるっていうシーンが何度も繰り返し撮られるんですけれども。
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目を覚ますシーンってすごいアップで撮るんですよ。
だからまるで横で寝てて、寝顔を見てて、あ、起きたわみたいな。
そんなね、親近感が湧いてくるようなカメラワークというか撮り方で。
だから見ているうちに、どんどんこう、主人公平山の、
共感ではないんだけど、感情の波みたいなものがどんどんシンクロしていく自分に気づいていく。
そんな映画でしたね。
だから最初は、自分とは全く性別も違う、年齢も違う、仕事も違う、生活スタイルも全く違う、趣味趣向もほぼ違っていて、
私と共通する部分は読書が好きっていう部分で共通するんですけど、
それ以外共通点ほぼないみたいな人の男性の生活を見ていて、
何か共鳴することがあったろうかなって最初見てたんですよ。
なんでこの人はトイレの清掃員の仕事を選んだんだろうとか、
毎日淡々と同じことを繰り返す日々の中で、なぜこんなに幸せそうなんだろうとか、
古いカセットテープで音楽を聞くのが好きで、
毎日同じ缶コーヒーを飲んで、きっちり渋谷のトイレを掃除して、
同じことを繰り返して家に帰ってきて、眠くなるまで本を読んで、
朝は近所のお寺なのかな、周りをほうきで吐くシュッシュッシュッという音でパチッと目が覚める。
そんな毎日を幸せそうに過ごしているのはどっから来るんだろうとか、
寄捨て人なのかなとか、献成家なのかなとか思ったりして、
わからないことの方が多いなぁと思いながら見てたんですよね。
でも、いろんな出来事が少しずつ起こっていく中で、
主人公の平山が発する言葉とか、その表情を見ているうちに、
ああ、こういう言葉を放つ人なんだとか、こういう表情をするんだ、ちょっと怒ってるなこれとか、
なんかちょっとニヤついてるなとか、そんなのを見ていくうちに、
なんかですね、どんどん、なんていうんだろう、
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今こういうことを思ったなっていうのはわからないんだけど、
平山が笑ったら自分も同じように笑うし、ニヤっとしたら同じようにニヤっとするし、
悲しそうな顔をしたら、自分も同じように悲しくなるっていうかですね、
そこに、例えばセリフにしたり、と書きにした時に、
こういう感情だったっていうことは全然説明がつかないんですけど、
その感情の波だったり、喜怒哀楽みたいなものは、
シンクロしていく自分がどんどん後半になるにつれて、
シンクロしていく自分がいて、
そういう映画を体験したっていうことですごく面白かったですね。
面白い体験をする映画だったなと思いました。
役所工事さんがよく演じられる気真面目で、
その真面目さゆえにちょっとずれたことをやっちゃったり、
それが周りから見るとクズッと面白いみたいな、
そういうキャラクターを演じられていて、
いつもの役所工事さんのならではの役だなとか、
そういう安心感はすごいあったし、
本当に平山の一日をただ追いつ続けているドキュメントのような映画なので、
銭湯のシーンとかも出てくるんですよ。
風呂なしアパートに住んでいるので、毎日銭湯に行くんですけれども、
その銭湯でも、真っ端で役所工事さんが銭湯に行くおじいちゃんたちと並んで、
体を洗っているシーンとかもあって、
私はこれ一体何を見てるんだろうみたいな、
本当にありのままの役所工事さんのこの一日を見ているかのような、
平山の一日なんですけれども、
なんて映画なんだろうと思いながらですね、
不思議な感覚にずっと包まれているという。
で、感動はすると聞いてたので、
感動はするんだろうなと思ったんですけど、
思いのほか笑っている自分がいてですね、
そこがすごい、自分で笑っている自分を見て面白かったですね。
私が笑ったのは、
ネタバレになっちゃうからあんまり詳しく言わないですけど、
一つは銭湯のシーンですね。
銭湯でですね、役所工事さん体を洗っている向こう側で、
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おじいちゃんも体を洗っていて、
おじいちゃんがこう、椅子があるじゃないですか、銭湯の椅子。
プラスチックでできた。
あそこに座って体を洗っていて、
そこから立ち上がってお湯に浸かるみたいなシーンの時に、
思い出してもらっちゃうんですけど、
その椅子がおじいちゃんのお尻にちょっと張り付いているんですよ。
で、立ち上がったら椅子がおじいちゃんのお尻にくっついたまま浮いちゃって、
で、10センチくらい上がったとこで、
剥がれて囲って音がするっていうそのシーンが、
なんかすごいツボで、
こんなことまで撮るんだというか、
カメラ回している時にこんな奇跡起きてたんだということで、
すごい笑いましたね。
笑ったっていうか、
そんなシーンで笑ってるの多分私だけだったんで、
周りにバレないようにクスクス笑ったんですけど、
あともう一つ影踏みのシーンですかね。
最後に平山ともう一人ある男性が、
一緒に影踏みをして遊ぶっていうところがあるんですけど、
そこのシーンがすごい滑稽で、
でも大真面目に役職おじさん演じる平山が、
その影のね、
なんか影って重なると濃いくなるんですかねみたいな話をしてて、
ちょっと濃いですよとか、
いやー全然変わんないんじゃないんですかみたいな、
おじさんがね、そんなことをおまじめに二人でやってるシーンが、
なんか笑って、
で、その後ちょっと泣きましたね。
とにかく、
渋谷のトイレって今こんなにデザインもすごい、
なんか前衛的で、
綺麗で、
で、きっちりこうやって掃除している人がいるから、
あのー、
公共のトイレでもね、
嫌な気持ちにならずに使えるようになってるんだなっていうのは、
改めてしみじみ、
そうかと思いましたね。
で、まあなんでこの仕事やってるのかとか、
どういう境遇の人なのかとか、
えーと、
ほとんど無口で、
あのー、セリフを言うシーンっていうのは少ないんですよね。
解説もされないし、
だからどういうこと考えてるんだろうなーっていうのが、
まったく明かされない映画ではあるんですけれども、
そこをね、
あのー、
ぼんやり考えながら、
役職を演じる平山の一日を、
ドキュメントで追い続けていく映画、
そこにどんどんシンクロしていって、
同じように喜怒哀楽を、
見ている私も、
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あのー、
感じて表現していくという、
とにかく不思議な感動体験の映画だったなと思います。
スタイフでもね、
あのー、
パーフェクト・デイズのことについて話されている方、
たくさんいらっしゃって、
えっと、すごい細かいシーンのこともね、
言及されてたりするので、
そういうのを見てから聞くと、
ああ、そういうことだったのか、
なんてちょっと分かってね、
そういう楽しみもあるなと思います。
ただ、あのー、
まあ、もし自分の目で映画見たいと、
映画館に行きたいと思っている人がいたら、
えっと、
まず先入観なくね、
前情報なく行ってみるのが、
おすすめかなと思ったりします。
これ配信の前に言っとけばよかったなと思います。
まあ、いいか。
ということで、
この感情を残しておきたいなと思ったので、
簡単な内容ではありますが、
パーフェクト・デイズのことについて話してみました。
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今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ではでは。