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ダブルくんが体調不良になったので、急遽、私の妻であるおーちゃんと、今日はやっていきたいと思います。
よろしくお願いします。
今日は、俺が中学・高校の時にハマってたこと、青春を捧げたことを話そうと思って、このラジオ機会に。
文系小説って知ってる?文系小説って、2chっていう掲示板、ご存知ですか?
2chっていう掲示板の中で、その2chの中に出てくる顔文字を使って、それを主人公として小説を作って、それを2chに投稿してっていうコミュニティがあったんだよね。
文系小説。文系小説。で、その登場人物のうちの一人がブーンって、通称ブーンって呼ばれているキャラクターで、それがヒットになっている小説だから、文系小説っていうのがあったんだよね。
で、これに俺がめっちゃドハマりして、中学・高校とか、めっちゃ小説、文系小説を書いてて、それをせっせと書いて、2chに投稿するみたいな。
そういう生活を送ってたんだけど、みんなが部活とかやって、青春を過ごしている中、一応部活には所属してたけど、それは二の次で、ずっと家に帰ったらカタカタカタカタずっとパソコンに向かって文系小説を書いてたんだよね。
で、この文系小説の何がいいかっていうと、2chのキャラクターを使うんだけど、マーベルのアベンジャーズみたいな感じで、そのキャラクターが決まってるんだよね。登場人物。
オリジナルキャラクターが突然出てくるんじゃなくて、いろんな、ナイトホライゾンとか、スナオクールとか、ペニサスイトウとか、最初からキャラクターが決まってるんだよ。キャプテンアメリカ、スパイダーマン、アイアンマンみたいな感じで、自分が動かせるキャラが決まってて、そいつらを自分の小説に登場させて、そいつらに会話させるっていう。
これが、たぶん年齢を公開してないからわかんないけど、参加してる人たちはたぶん中学生、高校生、大学生の若い人たちで、小説書くのもなかなかうまくいかないけど、そういうキャラクターの性能が全員わかってるから、どんどんどんどん入れてけば勝手にキャラクターの設定が決まってるから、小説も作りやすくて、
で、それを同じように中高大学生の学生たちで楽しんでいるっていう小さなコミュニティーがあったんだよね。
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で、ここで文系小説やりたいなと思った学生の僕が、最初に2chで行ったのが、文系小説総合案内所っていうのがあって、あるんでね、総合案内所が、初心者にこうやったらいいですよとか、アドバイスしてくれる優しい人たちが、そういう小さいコミュニティだから慣れ合いみたいな雰囲気があって、その人たちと一緒にこう話しながらできるっていう。
中にはイラストを投稿する人もいるし、短編みたいなのを投稿する人もいるみたいな。その総合案内所っていう優しい部分がある代わりに、やってる人たちは学生だから、ちょっとこう意地悪じゃないけど、当然子供っぽい部分を持ち合わせてるわけ。
慣れ合いの中でやってるから優しいけど、どんどんどんどん鬱憤みたいなのが溜まってきて、通称坊スレっていう、坊スレットっていうね、坊スレっていうのが深夜の10時ぐらいに、夜の10時ぐらいにたって、そこで行われるのは、その慣れ合いの雰囲気とは全く真逆のバリ増言、批判とか、誰誰が投稿してたけど、あの小説は全然面白くなかったとか、
たくさんのくせにイラストを投稿してる奴がいるみたいな、そういうコキおろしみたいな、小学生のいじめみたいなのがそこで行われるんだよね。
で、これなんでこういうのがなるかっていうと、その作者の中にも自分の作品をどんどんどんどん宣伝したいから、読者のふりをして、自作自演であの小説面白かったよって、演技する奴が出てくるんだよ。
で、総合案内所ではそれは全く疑われないんだけど、後々10時ぐらいになってからみんなで、いやあれはたぶん自作自演だったよね。作者の自演でやってる、あの小説あんなに感想つくはずないみたいな。
裏の顔と表の顔を使い分ける文系小説という世界があって、で俺もおたぶんに漏れず、小説を書いて、それがどんどんいろんな人に見てもらいたいっていう承認欲求から、
自作自演みたいなのをしてたんだけど、でもやっぱりだいたい見破られて、そうすぐあの真逆のね、逆効果になる。
なんで見破られるの?
なんかね、話の流れがあるのに突然その作品を出してきて褒め出すとか、
急にそんな話してなかったのにとか、
あとやっぱりそこまで話題に乗る波の流れがないのに、その小説がいきなり出てくると、たぶんあれは作者の自演だなって、自作自演だなっていうふうに認定されちゃうんだよ。
でも当時中学生だからさ、やっぱ自分の書いた小説見てほしくてやるんだけどダメで、
ダメなんだっていう、そういう自作自演のノウハウを少しずつ学びながら、高校生になってて。
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で、俺が一番、一番この文系小説で青春を捧げたものっていうのが、新しい顔文字を作ることだったんだよね。
いろんな顔文字があるんだけど、それが登場人物として出てくる、それこそさっき言ったナイトホライゾンとか、いろんなキャラクターがたくさんいるんだけど、
その中に自分が考えたキャラクターを持ち込みたかったんだよ。
そのアベンジャーズの中の一人に自分の考えたキャラクターを入れたかったわけ。
で、俺が考えたキャラクターっていうのが、サイボーグ横堀っていうキャラクターを考えたんだよね。
サイボーグ横堀っていうね。
それぞれ登場人物は、ほがらかで少し天然気味のキャラクターとか、ネガティブだけど現実を見ているとかね。
行為を伝えると感情を伝えるときにクールなふりをしちゃう人とか、ツンデレキャラとか、いろんなキャラクターがいる中で、サイボーグキャラっていうのはまだいなかったのさ。
だからサイボーグ横堀はこれ絶対受けると思って、サイボーグ横堀を自分の小説に突然登場させて。
それはアリなのさ。
全然なんだこいつってなるけど、サイボーグのキャラクターとしてあたかも最初からいたかのような振る舞いでそれを小説に組み込んで、短編をいろいろ切々投稿していったんだよね。
そしたら、最初はなんかサイボーグ横堀を流行らそうとしている奴がいるっていうのを坊主で言われるわけさ。
なんか全然なんで横堀なんだみたいな。サイボーグキャラだったらこいつの方が適任なのに今更出す必要ないとか悪口を言われながらも、
みんなが甲子園だの、サッカーの選手権だの、必死に汗水垂らしている。
俺はただただサイボーグ横堀を流行らせたいっていう気持ちで、ずっとサイボーグ横堀の小説を書いてたんだよね。
サッカーやってたのに?
サッカーやってたのに、そこに熱を注ぐことはなく。
え?
ずっと。
なんで部活やってたの?
部活はね、ちょっと惰性でやって。
え?
そう。
サイボーグ横堀と共に惰性時代を過ごしたと言っても過言じゃない。
え?本当に?
そうそう。
本当に?
サッカーもやってたよ、もちろん。普通にね。
やってたけど、
え?頭の中は何割横堀?
9割はサイボーグ横堀。
え?やば。
そう。文系小説の方が考えた。
え?部活はランニングの時も?
部活はランニングの時もサイボーグ横堀のこと考えたし、勉強してる時もサイボーグ横堀のこと考えたし、
家に帰ってやることといったら、サイボーグ横堀をどう自然に出演させるかっていう、
サイボーグ横堀ありきの小説を考えることに高校人生を注いでたね。
それがもう俺の青春。
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え?9割?
で、その念願叶って、
サイボーグ横堀が最初に話した文系小説総合案内所の顔文字一覧に入ったんだよね、無事。
そしたら、だんだん他の人たちもサイボーグキャラっていなかったから、
サイボーグキャラを出したい時にサイボーグ横堀使うようになって小説書くようになった。
アベンジャーズ入りしたんだよね、サイボーグ横堀が。
キャラクターがもう生まれてるからイラストを書く人とかもいて、
今もサイボーグ横堀って検索書出てくるんだよね、ちゃんと。
少数だけど、ごくごく少数だけど。
見せて。
まずその、俺が考えたサイボーグ横堀の顔文字ね。
まだ文系小説がどういうものかわかってないと思うけど、こういう感じっていう。
顔文字でしょ?
顔文字。
あ?
どゆこと?
こういう感じなのさ。
小説の文体としてさ、会話文は台本みたいな感じだよね。
舞台の台本みたいな感じで、名前があって、書き方があって、その人が話してることが書いてあると。
その名前の代わりに顔文字が当てはめられるんだよね。
で、この顔文字にいろいろ性格が決まっていて、それを動かしたり。
逆にその性格が決まっているからこそ、そこを裏切らせてギャップを生むとかできるんだけど。
これどこが目で顔なのか全くわかんない。
あ、これが口?
これが鼻。
顔に見えない。
横向いてんの?
向いてない。
この括弧スラッシュスラッシュでこのゼロスラッシュゼロゼロっていう記号と丸括弧と字。
で、最初の左側半分でサイボーグを表してる。こういう。
で、もう片方は素顔みたいな。
これがもう僕の青春ですよね。
このサイボーグ横掘りを作り上げたっていう話です。
いつ辞めたの?いつ飽きたの?
小説書くこと?
横掘りさんっていうか。
これとは別に普通に小説も書いてたわけさ。
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それは高校3年で辞めた。3年生の時に。
辞めますって。
辞めますというか。
今まで書いてたやつもみかんのままちょっと放り投げたような形。
飽きたってこと?
まあ飽きたというか。
まあ飽きたね。
横掘りさんは9割頭の中にあったの?
横掘りさんは9割頭の中にあったけど、総合案内所に入ったことで大分達成。
甲子園出場みたいなもんで。優勝みたいなとこあったから。
でも趣旨とは全然違う目的ね。
趣旨とは全然違う目的?
みんな楽しんでるわけじゃん。
このキャラクター入りするのを目標にみんな絵文字考えてるわけじゃん。
もちろん。絵文字考えてる人ほぼいないね。
どうですか?こういう青春。
部員たちがかわいそう。
部員たち?
サッカー部の人たち。
必死こいてたのにそんな中にまがいもんが紛れて
頭の中でずっとこの変な顔文字のことを考えてたやつがいたのがかわいそう。
変なのないんだけど、9割もんみたいな。
8割かな?8割ぐらい?
3割ぐらいならいいけど。
8割、9割って。
おっしゃる通りです。
まあそんなところでね。
みなさんもこれを機に文系小説一度見てもらえれば面白いんで。
明日からラジオゲームは横森さんに。
じゃあ今日は特別に自分、たやまとおーちゃんでやらせていただきました。
ありがとうございました。
おやすみなさい。
B型ラジオ。