00:05
スピーカー 2
アイテム番号 SCP-361-JP オブジェクトクラス ユークリッド
スピーカー 1
特別収容プロトコル SCP-361-JPは、5×10×10mの水槽で、を両胸ビレの3箇所をチェーンで繋ぎ止めた状態で収容されます。
給受は一般的なノコギリへと同量、同回数で行われます。
また、チェーンがSCP-361-JPによって破壊された場合は、水温を下げ、SCP-361-JPを可視状態にした上で再収容を行ってください。
追記 現在、新たな特別収容プロトコルへの移行が検討されています。詳しくは、堀3を参照してください。
スピーカー 2
説明 SCP-361-JPはノコギリ栄華生物に酷似した実態です。
スピーカー 1
攻撃性の高い性格をしており、死人した周囲の生物や物体が修正され、死人した周囲の人間や人工物に対して攻撃的な振る舞いを見せます。
スピーカー 2
知能レベルは一般的なノコギリ栄華生物と同等であると推測されます。
スピーカー 1
SCP-361-JPの主な異常性は、これなんだ?
スピーカー 2
口辺にたまう。 たまうか、これ。
スピーカー 1
フン。動物の口の付近から酒を突き出していたり伸縮できたりする部分の相性。 象の鼻の延長や呼吸器を持つ昆虫類などのストローの部分ってことですね。
スピーカー 2
だからサメ、ノコギリの部分ってことですね。
スピーカー 1
フンがチェーンソーのような動作を見せることです。 この異常性は特にSCP-361-JPが攻撃性を見せる際に観測されます。
SCP-361-JPが攻撃的な振る舞いを見せる直前、自身の尾を後ろへ数回大きく伸張させます。
スピーカー 2
その後、フンに付随する、うー、読めない。
フンに付随する、気変に立て。 気変に立て衣。
スピーカー 1
シュンリン、かな。 ジュンリン、サメ類、エイ類の鱗。
フンに付随するジュンリンが回転を始めます。 この時、SCP-361-JPからはエンジン音が確認されますが音源は不明です。
その後、フンを回転させたSCP-361-JPは攻撃対象に向かい直進し、攻撃を試みます。
03:02
スピーカー 1
ただし、オブジェクトが攻撃対象に接触した場合、通常のチェーンソーや切断機器のようにキックバック現象を引き起こします。
理由は不明ですが、これらのキックバック現象は通常想定されるより高頻度かつ強力なものです。
例として、硬質な物体に接触した場合、フンが大きく弾かれ、人間やゴム製品など比較的柔らかい物体に接触した場合、大きく物体に食い込んだ後、同様に弾かれます。
結果として、SCP-361-JPはキックバック現象による反動で自身の体組織、特に筋肉や骨を損傷するか、
弾かれたフンが自身の体に接触することで劣症を負います。
また、SCP-361-JPが受けた傷は、その傷の度合いに関わらず回復します。
ただし、傷の治癒の速度は外移してその度合いに対して反比例しており、小さな傷では即座に回復しますが、大きな傷の場合は回復に長時間及びをします。
負傷が大きい場合、SCP-361-JPの行動は比較的穏やかな傾向になります。
また、活性化した場合においてもフンを回転させる前の斧の伸長の回数が増える、フンを回転させることに失敗する傾向があります。
SCP-361-JPは、貝を調査していた財団所有の小型調査船に攻撃を行ったことで発見されました。
SCP-361-JPは先手に攻撃を行いましたが、その際にノックバック現象により自身の左胸びれを大きく損傷、行動を停止したところを財団に確保されました。
また、回収の際には幼虫医団体日本小類僧献のタグが確認されました。
第1回の日本小類僧献への襲撃の際に確保された資料の一つに、SCP-361-JPに関連するものと推測される日記が発見されました。以下はその内容です。
2000年7月5日 やった、研究プロジェクトを任された。海底にある研究所の防衛作戦の構築だそうだ。
スピーカー 2
予算の範囲内なら自分の一人で好きにやれるらしい。 実は前々から目をつけていた奴がある。形にできるかもしれない。
スピーカー 1
2000年7月6日 ノコギリエー
スピーカー 2
前々から目をつけていた生き物だ。鋭く尖った糞を持つ。 これを攻撃に転用できるはずだ。
スピーカー 1
2000年7月9日 研究は上場。ノコギリエーを改造して糞が回転するところまで簡単に進められた。
06:00
スピーカー 1
回転量も高度も市販のチェーンソーとは比較にならない。 これならバカでかい船だって簡単に壊せるだろう。
あとは胸びれの改良か。こっちも改造すればかなりの推進力が手に入る。
2000年7月18日 脳に攻撃目標をインプットするのに成功した。
動物の脳だから容量が小さくて困ったが、これまで海で見てきたもの以外を攻撃させるようにした。
そこそこリソースを残せたな。逆転の発想だ。 攻撃目標が多すぎるから非攻撃目標をインプットしたんだ。
これだけリソースがあれば非攻撃目標に研究所を追加するのも良いだろう。 あとは試運転といったところか。
スピーカー 2
2000年7月19日 くそ、くそが。
スピーカー 1
2000年7月20日 ちくしょう、あの野郎、キックバックばっか起こしやがる。
頻度を見てもキックバックの反発の強さを見ても不自然だ。 あんなこと普通あり得るか?設計ミスか?
くそが。時間がない。期日までに修正させなきゃいけない。 8月10日のプレゼン、それまでに何とかするんだ。
2000年8月11日 くそ、くそが。
ちくしょう、プレゼンで落とされた。なんでだ。途中まではうまくいってたじゃないか。 しかも上の奴ら研究を中止しろとまで言ってきやがった。
時間さえあれば修正できるはずなのに。やめてたまるか。 2000年8月15日
こいつが廃棄される前に海に話す。俺の研究成果なんだ。捨ててたまるか。 明日の夜、研究所まで連れて行って話す。こいつの働きぶりを見たら上の奴らも認めざるを得ないだろう。
ざまあみやがれ。 この日記を記したとされる桐島英二は、2000年8月16日に首が切断されたことにより死亡していることが判明しています。
スピーカー 2
目的地にSCP-361-JPを運ぶ最中にオブジェクトが活性化し、異常性により死亡したものと推測されます。
スピーカー 1
法位2. SCP-361-JPの行動が活発化する傾向が高まっています。
現在キックバック現象でオブジェクトが負傷する回数が増え、傷が治癒しない状況で再びオブジェクトが負傷することにより全体的な傷の回復速度が低下しています。
試算によりこの状況が続くことでオブジェクトが無力化される可能性が指摘されています。
スピーカー 2
法位3.特別収容プロトコルの改正案について
09:02
スピーカー 1
特別収容プロトコル改正案・人工海洋計画について
スピーカー 2
前期、人工海洋計画はハスミ博士により立案され、特殊グラフィック部門主導により行われる計画です。
スピーカー 1
目的、人工物に対して活性化し攻撃を行うオブジェクトを安静状態に置くため、当計画は立案されました。
現在はオブジェクトをチェーンでつなぎ止めることでキックバック現象の抑制を行っていますが、
スピーカー 2
ノコギリ例自体の難体性により完全な抑制は行われていません。
スピーカー 1
また、オブジェクトをつなぎ止めるチェーン自体が人工物であるため、高速の強化はさらなる活性化を招きます。
概要、10×15×15mの水槽を用意し、底面にはSCP-361、JPが発見された海より確保した十分な量の砂を設置します。
また、底面を除いた全方位に特殊スクリーンを設置、深海の映像を投射します。
スピーカー 2
同様に海流発生装置もSCP-361、JPに見えない形で設置されます。
スピーカー 1
水槽の上部に設置された6台のカメラにより、SCP-361、JPの動きを観測、これらの映像から得られたデータにより、
SCP-361、JPの行動に合わせて海流が発生し、特殊スクリーンにも行動に合わせた映像が投射されます。
これにより、SCP-361、JPが中心部で漂った状態を維持しながら人工海洋を再現することができます。
スピーカー 2
この人工海洋を用いた収容により、人工物に対して活性化するオブジェクトを安全な状態で収容できると考えられています。
スピーカー 1
4. 2週間の人工海洋計画試験運用において、SCP-361、JPは一切の活性化を見せませんでした。
当社の目的が達成されたことから、所定の手続きを経て、人工海洋計画がSCP-361、JPの特別収容プロトコルに組み込まれることが予定されています。
注釈が2つ。1. 脊椎動物の目より前の部分を指す。
スピーカー 2
フンのことですね。ただし本校では、ノコギリ映画生物の巡輪が存在する部位を指すものとする。
2. 交通事故の際に確認される鞭打症と同様の原因です。
何が2? 注釈2。
キックバック現象による反動で自身の体組織、筋肉や骨を損傷するのとこですね。
交通事故の際に確認される鞭打症と同様の原因です。
スピーカー 1
人工、協調、敵対的、日本小類層圏、水性生命、自己修復、軟骨魚類、巨類のタグが付いてます。
12:10
スピーカー 2
ノコギリ映画っていうのがいるんだな。ノコギリザメしか知らなかったな。
攻撃性の高い性格をしており、死人した周囲の人間や人工物に対して攻撃的な振る舞いを見せます。
キックバック現象が増えた。 あまりにも不自然に増えた。
頻度を見てもキックバックの反発の強さを見ても不自然だ。 あんなこと普通あり得るか。
7月18、19、脳に攻撃目標をインプットするのに成功した。 動物の脳だから容量が小さくて困ったが、海で見てきたもの以外を攻撃させるようにした。
これのせいでキックバックが起こるようになったわけではない。
ノコギリ映画自身の知能なのか、 攻撃目標を設定した上でのバグでキックバックが起こるようになったのか。
ワンピースのラブーンを思い出しますけどね。 自らを傷つける海洋生物。
スピーカー 1
現状は、そうか、まだ移行段階だからあれだけど、 新しい特別収容プロトコルでは怪我させることが現状ない状態にできましたってことですね。
人工海洋計画で。 これが実装されたら、実装されてもユーグリッドになるのかな?
セーフ、ユーグリッド蹴ってるか。 じゃあユーグリッドのままですね、たぶん。
スピーカー 2
攻撃性はあるにはあるから。 という、一瞬SPCかと思いましたね。
スピーカー 1
サメ殴りセンターだっけ。 普通のSCPでした。
スピーカー 2
ということで、また次回。 お疲れ様です。