SCP-825による幻覚の性質
アイテム番号 SCP-825 オブジェクトクラス 政府
特別収容プロトコル
SCP-825に対して、どのような接触を行うときでも、最低でも2名の財団職員が居合わせなければなりません。
1名は監視役に指定され、常にSCP-825から2メートルは離れていなければなりません。
もし、事故的な使用が発生した場合には、監視役がセキュリティチームに連絡を行うべきです。
監督されていない限り、監視役はSCP-825を取り外そうと試みてはいけません。
実験被験者は、SCP-825を180分以上使用するべきではありません。
これよりも長時間の使用を行う実験では、実験被験者が予想外の行動をする恐れがあるため、取り外しのためにセキュリティチームが居合わせる必要があります。
説明
SCP-825は中世様式の標準サイズの兜です。
SCP-825が丁寧に手入れをされてきたと仮定すると、その摩耗具合と年代測定は辻褄が合います。
これはおそらく確かなことであり、なぜならそれは削除済みにより回収され、頻繁な使用にも関わらず、削除済み、削除済みの時、唯一の生き残ったメンバーたちはその場にいなかったため、
どの程度の期間、そのグループがSCP-825を所持していたか、削除済み。
この事件に関与したものの捜索が依然として続けられています。
SCP-825は、それをつけたものに幻覚を誘発する性質があります。
実験では、SCP-825は頭に被る必要はなく、兜の中に収まる体の一部分を入れることも使用とみなされることが示されています。
使用の際、SCP-825が取り外されるまで、被験者は首から下の体を動かすことができなくなります。
使用中、被験者は遠くで微かに音が聞こえるのを除いて、見たり感じたり、周囲の現実を知覚することができなくなります。
また、被験者は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚的に説得力のある侵入的な幻覚を経験します。
幻覚の形や性質は、被験者により様々に異なります。
唯一の共通点は、被験者の恐怖症や神経症に焦点を当てた不穏で不快な幻覚の性質です。
被験者の経験と影響
被験者は例外なくSCP-825が取り外されることを強く望み、再び使用することを何としてでも避けようとします。
SCP-825が取り外されると、被験者は接触の時間と性質によりますが、PTSDや精神崩壊に苦しみますが、物理的には無傷です。
頻繁に長期間接触することは、完全な精神崩壊と凶器をもたらしました。
実験記録
実験結果とともに、被験者IDと関連する経歴や精神情報についても記入してください。
特に記述のない場合は、全ての実験は30分間行われました。
明確なパラノイア、恐怖症や神経症などの精神病歴のある者たちは、SCP-825被験者の候補者となります。
日付
年
月
日
被験者
D-14729
情報
最初の実験被験者
結果
被験者は視覚が戻るまで、はじめ暗闇の時間があったと報告した。
被験者は質問に応答したが、聞くことが困難であると文句を述べた。
10秒後、被験者は叫び始め、解放されることを要求した。
質問されると、彼はただ、「奴らが俺を斬る。奴らが俺を斬る。出してくれ。」とだけ答えた。
質問に答えるまでそのままであると知らされると、被験者は急いで少しずつ彼をバラバラにしていくフードを被った人間について説明をした。
これ以上の幻覚に関する情報は実験後に得られた。
補足のコメント
SCP-825の効果は未だ理論上ではあるものの、削除済みによる報告から想定されていたものと大きく一致する。
被験者 D-14783
情報
経歴によると、被験者は子供の頃、凍った湖に落ち死にかける経験をしている。
結果、被験者はだんだんと水が満たされていく小さな部屋に閉じ込められていることを説明した。
10分後、被験者は質問に答えなくなっていった。
被験者が再び応答し、「部屋が今では冷たい水に満たされている。」と説明した時、義士たちはSCP-825を取り外すことを議論していた。
その過程は不潔な水、汚染された水となって繰り返された。
その度に被験者はますます動揺を見せた。
過程は水が地に、そして尿となるまで繰り返された。
317分後、被験者はもはや質問に応答しなくなった。
SCP-825は取り外された。
被験者は応答しないままであり、7日間の観察後、終了させられた。
補足のコメント
エスカレートしていくパターンは明確である。被験者の恐怖症に焦点を当てている。
被験者 D-14791
情報
経歴によると、被験者はクモ恐怖症である。
結果
予想外なことに、被験者は以前の同謀者たちに性的暴行される幻覚を経験した。
その後の尋問では、以前の監禁時にそのようなことが発生していたことが判明した。
SCP-825は10分後に取り外され、被験者にはそれを繰り返し使用することが伝えられた。
被験者は性的な質問に回答し、再使用を回避するための必死の試みとして、自らの品位を落とす行動をした。
再使用は全ての登場人物がクモで覆われていることを除き、同様の幻覚の結果となった。
取り外し後、被験者は逃亡を試みて拘束具に損傷を与えたため、鎮静剤が打たれた。
補足のコメント
収容施設にはより強力な拘束具が準備された。
被験者
被験者
実験動物CAN16925
情報・政見
結果
SCP-825は90秒間使用された。
対象はかなりの不快感を見せ、取り外し後、SCP-825に怯えを見せた。
追加の実験と結果
拘束され、SCP-825に近づけさせられると、対象は非常に攻撃的になった。
対象はこれ以上の実験をすることなく、その後、終了させられた。
補足のコメント
SCP-825が人間でないものにも影響することが確かめられた。
さらなる実験のために、しゃべる鳥やサインを用いる猿の使用の要求がなされた。
被験者
疑視及びセキュリティ職員
情報・自己的な使用
結果
使用の状況は不明であるが、どちらの被験者もSCP-825の縁のすぐ内側を指で掴んでいるところが発見された。
彼らの位置が初めに接触し、次に彼からSCP-825を取り外す目的が接触したものと思われる。
被験者は発見までに9時間使用したものと推定される。
両名とも反応がなかった。
補足のコメント
同様の実験が発生することを防ぐために、収容プロトコルが更新された。
今後の実験では、SCP-825は頭ではなく手足などに使用し、被験者の表情を観測できるようにする。
被験者 D-14827
情報
被験者は4件の殺人事件で刑を受けている。
初めの事件は彼の父親であり、彼は父親に虐待されていたと推定されている。
被験者には彼が激しく保護しようとする2人の妹がいる。
彼の家族を侮辱したことから発生した他の受刑者への暴力事件歴を参照。
結果、被験者は死亡した父親から受けた、彼や家族に対する虐待事件を弱めた出来事を経験することが予測された。
被験者は父親を非常に恐れていた。
これは大まかに正しかったが、被験者は攻撃者の立場であり、彼の母親と2人の妹に対してだんだんと激しくなる物理的性的暴行をいやいやながら行った。
補足のコメント
被験者は翌日、彼の独房で自殺しているのが発見された。
SCP-825は直接彼を物理的に傷つけはしなかったが、明らかに間接的に精神的影響を与えた。
実験継続の価値のある者に対しては、実験後の被験者のケアを行わなければならない。
被験者 D-14833
情報 経歴によると被験者はネズミ恐怖症であり、知能と想像力は低い。
結果 予想された通り、被験者は数匹のゲッシ類のいる部屋に閉じ込められていることを把握したことを報告した。
彼にかじられているのか尋ねると、被験者は
被験者は、「いいや、待て、今し始めた。」と答えた。
どのように幻覚が悪化していくかに関するさらなる提案、
例えば、大きなネズミ、拘束されている、ネズミがいっぱいの小さな箱に閉じ込められている、ネズミが特に被験者の目と生殖器に攻撃している、
はいずれも少しの遅れの後、被験者の幻覚に現れた。
補足のコメント
他の被験者と同様に、一連の流れは自然な進行であった可能性もあるが、提案のタイミングとその発生には著しく対応がある。
幻覚は被験者のシナリオを思いつく能力に関連しているようである。
エスカレートしていくことは、もしかしたら状況がどのように悪くなっていくのか、被験者が推測したことの当然の結果なのかもしれない。
被験者 D-14856
情報
使用の前に被験者は鎮静剤を打たれ、眠らされた。
SCP-825は意識が戻る前に取り外された。
結果、被験者は不快な悪夢を報告したが、以前の被験者ほど影響を受けていないようであった。
被験者はSCP-825を認識しておらず、使用に反抗しなかった。
その後、被験者は通常のように反応し、SCP-825に対して普通の反応を見せた。
補足のコメント
意識を失っている時でも、幻覚は発生するようであるが、意識を失った精神は影響を受けにくいようである。
被験者 D-148MSN03
情報
被験者は精神的に正常以下です。
結果、初めの経験について質問されると、被験者は彼に対して意地悪な人々がいた、と答えた。
状況を促し提案することは、ある程度幻覚の性質に影響を与えることができた。
しかしながら、被験者は単純な質問しか理解することができなかった。
このため、進んだシナリオは実現されなかった。
補足のコメント
この実験により、幻覚の性質の決定には、被験者の想像力が積極的役割を果たすことが確実になったようである。
そして、それは被験者が想像できることに制限される。
被験者 D-14873
情報
経歴によると、被験者は蛇恐怖症である。
結果
被験者の経歴から予想された蛇関連の幻覚ではなく、被験者は様々な方法で多くの犬を拷問していた。
なぜそのようになったのか、被験者は説明することができなかった。
さらなる使用を脅すと、被験者は子供の頃の出来事を自白した。
生態測定が話と一致していないことから、この話は使用を避けるための作り話であることが示唆されている。
この実験の拡張として、被験者が戻るときに、D-14850が犬に対して残虐な行いをしていた、と偽の情報を伝えた。
D-14850はシリアルキラーとして実験を受けていますが、動物虐待をしたことを示す証拠はありません。
その後、被験者によりD-14850が叩き殺されている姿が発見され、被験者は終了させられました。
補足のコメント、SCP-825は被験者自身が気づいていない精神的脆弱性につけ込む能力があるようである。
また、他の先進的な尋問技術と同じく、尋問道具としてSCP-825は誤った自白を導くリスクがある。
被験者、実験ラット、ドブネズミ、SDラット、メス、生後7ヶ月。
情報、SDラットは従順で扱いやすいラットを作る目的で繁殖されたものである。
結果、SCP-825はひっくり返して置かれ、対象が中に置かれた。
直後に実験対象は痙攣を始め、痙攣しながら腸と膀胱の中身を殻にした。
15秒の痙攣の後、対象は死んだ。
補足のコメント、検死の結果、対象はアドレナリン上昇による重度の心臓発作により死んだことが明らかになった。
SDラットを用いた追加の実験は同様の結果となり、診定時までの時間の中央値は9.32秒であった。
被験者、実験ラット、ドブネズミ、ウィスターラット、メス、生後7ヶ月。
SCP-825の効果
情報、ウィスターラットは他の実験ラットよりも活動的であることが知られている。
結果、SCP-825はひっくり返して置かれ、対象が中に置かれた。
直後に実験対象は腸と膀胱の中身を殻にし、苦痛の声を出して噛む動きを始めた。
15秒後、SCP-825は正しい向きに戻された。
回収後、対象は即座に研究アシスタントGを彼の手袋越しに噛み、
放り投げられ、部屋を横切って反対の壁に当たり、死ぬ前にGの人差し指に深刻な傷を負わせた。
補足のコメント。
追加の実験によりウィスターラットをSCP-825に接触させることは常に劇的に生存本能の攻撃性を高め、
社会的毛づくろいの活動は減少するか無くなることが判明した。
幼児をともぐいすることが至る所で見られる。
全ての実験対象はSCP-825の2回目の接触の際に心臓発作により死んだ。
被験者、ミミズ、生後14ヶ月。
結果、SCP-825はひっくり返して置かれ、対象が中に置かれた。
15秒後、SCP-825は正しい向きに戻された。
回収後、対象には識別可能な行動の変化は見られなかった。
検視では対象と比較群の脳構造に差はなかったことが判明している。
メモ。
これは大きな進歩である。
このSCPが影響しない加減を発見したようである。
博士。
幻覚、感覚、精神、影響、異類のタグが付いています。
注釈はなし。
ヘルメット、兜。
潜在的な恐怖症、潜在的な着用者の恐怖を映像として見せる。
幻覚として見せる。
SCPオブジェクト。
そのまま想像力が豊かな人間であれば、
通常の想像ができる人間であればという感じですかね。
暗い狭い部屋にいると発狂しちゃうみたいな実験があったかと思うんですが、
あれと似たような印象を覚えますね。
どんどんどんどん被害妄想が激しくなっていって、
それに感化されて兜の中の幻覚もエスカレートしていく。
このままこうなっちゃうんじゃないかっていうのが反映されていって、
これがやっぱりこうなるってことは次はこうなるんじゃないか。
ああこうなった。じゃあ次はこうなるんじゃないか。
というのがどんどん続く悪循環ですね。
基本的には深刻している恐怖症だったり恐怖体験がベースになっているものの、
犬の下りどこだっけ。
ネズミ恐怖症であり知能と想像力が低い。
これもそうですね。
知的レベルだったり想像力が豊かではない方、人間、知的生命体。
にはあまり効かないという感じですかね。
かつそうですね。これもちょっと拾っておこうか。
外部からの提案によっても想像力が膨らませられることができる。
その幻覚の方向性をある程度レールを敷けるってことですね。
あとは鎮静剤を打たれ眠らされた状態、覚醒状態でない場合は
嫌な幻覚を見るには見るけどエスカレートはしにくいってことですね。
これだ。蛇恐怖症だったけど蛇関連の幻覚じゃなく多くの犬を拷問する夢を見た。
この実験の拡張として被験者が戻る時に別のDクラス職員が犬に対して残虐な行いをしていたと偽の情報を伝えた。
その後この被験者によりDクラス職員が叩き殺されている姿が発見され被験者は終了させられました。
SCP-825このオブジェクトは被験者自身が気づいていない精神的脆弱性につけ込む能力があるようである。
ということで別に恐怖症ではないんですがってことですね。
例えばこの人であると犬、動物愛護に近いのかな。
動物虐待、一般常識的にというか私自身もダメだよっていう意識はあるんですけど
その動物を痛ぶるっていうのはすごい嫌な思いをするんですが
それに対して殴り殺すレベル、叩き殺すレベル、
ゾウを抱いているっていう精神的脆弱性っていうのもあれですね。
どんな理由であろうと人が人を殺すのは良くないという点においての
制御ができない精神的脆弱性ということでしょうか。
で、人間の脆弱性っていうのは
で、人間の思考能力が正常以下ですっていう被験者の実験記録で
あんまりいい感じの、いい感じのって言うとあれですけど
悪夢がエスカレートしなかったにもかかわらず
ネズミ、後半2つのSDラット、ウィスターラット
ウィスターラットはとりあえずいいとして
被験者の恐怖症への反応
SDラットが結構しっかり効いてるっぽいんですよね。
実験対象は痙攣を始め、痙攣しながら腸と膀胱の中身を殻にした。
これはあれかな、保植者というよりも
非保植者の怪我、強い印象を受けますので
我々人間的にね、ネズミっていう小動物は
本能的な恐怖が刷り込まれているのかもしれないですね。
実験ラットでもあれ、細胞的に。
なので、もしかしたら猫とかに襲われる夢、幻覚を見せられて
だから、この動物の本能的な忌避すべきものって
やっぱり死だと思うので、それを幻覚として見てしまって
15秒の痙攣の後、対象は死んでしまったっていうところですかね。
心理学の実験とかでもありますよね。
死刑囚の、あれ本当にやった実験だったっけな。
今からあなたの手首を切りますって言って
目を塞いで、目が見えないようにして
手首に冷たいスプーンとかフォークとか冷たい鉄製の何かを
当てた後、その上に水をちょろちょろとかけ続けると
今切って手首から痛みはないけど、手首から血が流れてるんだって思い込んで
湿血死するみたいなものがありますが。
人間は特にね、悪い方悪い方へ考えてしまう生き物だと思うので
この兜は効果的面って感じですかね。
で、一番最後ですね。耳図に関しては
先ほど言ったネズミとかの本能的恐怖っていうのがないんじゃない?
っていう結果が出たってことですかね。
行動の変化は特に見られなかったと。
脳構造に差はなかったということです。
なかなか考察がはかどるというか、なんかいいですね。
この根源的恐怖、云々っていうのがすごい好きなので個人的に。
何に対して嫌な思いを受けるのかとか。
人間の精神、知的生命体の精神に作用する感じのオブジェクト。いいですね。
では、また次回。お疲れ様です。