バックルームの存在
もし、あなたが誤って世界から外れ落ちてしまえば、
湿気を帯びた異臭を放つカーペット、
狂気じみたモノイエローの壁紙、
そしてハムノイズのけたたましく鳴り響く、
果てしなくどこまでも続く空虚な空間、
バックルームに迷い込んでしまうことになる。
付近で何かの気配を感じたならば、
それは確実にあなたの声を聞いているだろう。
不条理と不合理に飲まれたあなたに荒ん限りの救いを、
バックルームウィキ、ある執筆者の覚書、
バックルームとは、
バックルーム、The Backrooms、裏部屋など複数の表記揺れがある、
とは、この現実世界とは切り離された場所に存在する、
未知の異空間の総称を指す言葉である。
人間という人間がどこにも存在せず、
ただ空虚で不気味な明暗さのある空間だけが
どこまでも続いているだけの、
ある種、裏世界のような場所である。
バックルームは簡単に入り込めるような場所ではなく、
現実世界でうっかり外れ落ちることで、
意図せず迷い込むことになる。
バックルームではこの世の理を外れた実体や物品、
そして様々な現象が断続的に生まれては消えている。
それらは、仙境、非仙境問わず、
常に蒸気を逸した変化を伴い、
時には迷い込んだ人間の命すらも、
簡単に飲み込んでいく。
バックルームという異空間では、
人間の常識は簡単には通用しない、
ということを肝に留めておいてもらいたい。
そして何よりも、バックルームに迷い込んだ人間が、
簡単に現実世界に戻ってこれるとは限らない、ということも。
バックルームウィキの役割
バックルームウィキについて。
バックルームという空間はある時、
英語圏のインターネットコミュニティ上で投稿された
一枚の写真から発見された。
それは黄色い壁紙と茶色いカーペット。
不規則な壁の並びを見せる傾いた画角の写真であった。
当初は何かの悪戯であると思われていたが、
後に同様の空間に迷い込んだとされる人物が複数現れ、
インターネット上で大きな話題を読んだ。
この空間は後にレベルゼロと呼ばれるようになり、
次第に様々な空間が階層のように名付けられ、
特に誰かが主導するわけでもなく、
情報が集められて立ち上がったのが、このバックルームウィキである。
バックルームウィキは、バックルームに迷い込んだあらゆる放浪者が、
可能な限り長く生き残るための情報集積所としての役割を果たしている。
バックルームの存在を見たことのない者からすれば、
単なる都市伝説の類のように見えるかもしれないが、
その場にいる放浪者たちからすれば、
生き残るために必死に書き記した記録の積み重ねである。
時には不正確な情報が掲載されることはあるものの、
決して全てが嘘であると一周することはできないものばかりである。
もしこれを読んでいるあなたがバックルームに関わってしまったなら、
このウィキの情報はあなたの生存の一助となるかもしれない。
我々バックルームウィキ編集者は、そうなることを常に願っている。
ザ・バックルームスJPウィキについて
このウィキについて
ザ・バックルームスJPウィキにようこそ。
このサイトは現実世界の裏側に広がる異常な空間、バックルームについて、
そこに迷い込んでしまった人々が生存するための情報を書き集めて作り上げたウィキサイト
という体で書かれたキワの創作、リミナルフィクションサイトです。
当ウィキではザ・バックルームスの日本語独自の階層、レベルや実体、エンティティ、そして物品、オブジェクトを考え投稿することができます。
当ウィキは英語ファンダム版バックルームスウィキから派生した日本語ファンダム版バックルームスウィキを
英語ウィキ.版ザ・バックルームスウィキのテーマやサイトデザインを曲がりする形で誕生しました。
また、一部のページはSCP財団日本語版ウィキからの引用も含まれています。
当ウィキでは英語や他言語の記事の翻訳は行われず、日本語独自の創作環境として運営されています。
当ウィキ独自のコンテンツは次の通りです。
通常階層、複次階層、例外階層、実体、物品、発見された記録。
当ウィキは先人が作り上げたザ・バックルームスの魅力を立ち返り、リミナル性を非常に重要視しています。
リミナル性とは何なのかについては詳しくリミナル性のガイドで触れていますので読んでみてください。
と言いますことで、ザ・バックルームスJP話、始めて参りますのでよろしくお願いいたします。
SCP財団の方で、SCP話という番組をやっているんですが、
そちらと非常によく似た、よく似たというか、形式をね、ところどころ引用していると先ほど読み上げたところにも書いてあったんですが、
似ている形式だったので、これ形にしやすいなということで、
バックルームスの方もね、ちょっと気になってはいたんですけど、
SCPとは別物なので取り上げられないなということでヘキヘキしていたんですが、
ちょっとXで、ツイッターの方でね、そういうウィキサイト、ファンサイトがあるというのを知ったので、やってみようかと思います。
次回から評価の高い記事、こちらのサイトまだね、ランダム表示が実装されるかどうかを置いておいて、
まだないので、評価の高い記事から順繰りで読んでいこうかと思います。
では、よろしくお願いします。