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AIを活用したアート作品を対象とする第1回AIアートグランプリの結果が発表されました。
今回はこのニュースを紹介します。
このコンテストの審査基準は、人間らしい表現のための手段としてAIを正しく活用していること、
独創性のある表現が行われていること、他者の権利を直接的に侵害していないもの、日本国内法を遵守していることとあります。
生成型AIのあるべき姿を想定して審査が行われていることがわかりますね。
279の応募作品から見事優勝したのは、10年近く前に亡くなった妻の声をAI音声合成で歌わせる松尾君や松尾Pさんの動画作品でした。
歌声だけでなく、動画の映像も妻の写真をベースにAIが生成したものを利用しています。
妻の歌声と、そこから生成した歌うシンスの歌声、そして本人のおしゃべりを合計1時間分、機械学習ベースの声質変換ソフトウェア、DIF SVCに学習させて生成した歌声を使っているとのこと。
DIF SVCは、元になる音声データが1時間くらいあれば与えた音声を希望する声質に変換することが可能になるそうです。
AIをここまで活用するモチベーションは愛だったそうです。
ともかく、松尾さん、優勝おめでとうございます。ではまた。
今回のニュースは以上です。もっと詳しい情報を知りたい場合、オーディオスタートニュースで検索してみてください。ではまたお会いしましょう。