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Audiostart Newsへようこそ。
この番組は、ロボットスタートによる音声広告やポッドキャストなど、音声業界の最新情報をお伝えする番組です。
今回は、AIを使ったリアルタイムのボイスチェンジの話、WOKさんが開発したVC Client for RVCについて紹介したいと思います。
以前、Audiostart Newsでも紹介した、第1回AIアートグランプリ優勝者である松尾君也さんによる解説記事が非常にわかりやすいので、こちらを基に簡単に紹介します。
AIボイスチェンジは、音声データを学習をさせ、その後、推論と呼ぶ変換作業を行うことで実現されます。
松尾君也さんの声と、その声をボイスチェンジして奥様の声を模して、デュエットする曲が公開されています。聞くと驚きます。
最先端のAIボイスチェンジ、すごすぎです。
このボイスチェンジという技術がリアルタイムで自分の声を他の人の声に変えられるとなると、VTuberやVRチャットでの活用も現実的になってくるわけで、注目度の高い領域となるのは当然です。
僕のようなおっさんの声が美少女の声に簡単にできるようになれば、バビ肉もはかどりますよね。
知らんけど、このリアルタイムボイスチェンジに特化したソフトが今回の本題、VC Client for RVCです。
先日Mac版も登場し、NVIDIA製GPUなどハイスペックなビデオカードを搭載したWindows PCでなくても、Apple Silicon M1、Mに搭載のMacでもCPUのみで可能になったとのこと、つまり僕らが日頃仕事で使っているようなMacBookでもできてしまうということですね。
すごい時代になったものです。
ということは僕がこのポッドキャストを録音しながらリアルタイムボイスチェンジでイケボで配信できちゃうかもしれないってことですよね。夢がある話ですね。
そして松尾君也さんも指摘していましたが、コナンの超ネクタイ的リアルタイムボイチェンジができる日もそんなに遠くなさそうですね。
ハードウェアの制約が今後も下がること、品質向上、より高速化されることで、ますますリアルタイムボイスチェンジは普及していくことと思います。
一方で、簡単に他人の声を模倣できるようになることで、この技術を悪用した犯罪も増えそうであることには注意をしていく必要はあります。
すでに米国でAI音声合成を使った振り込め詐欺が増加中とのことですから。ではまた。
今回のニュースは以上です。もっと詳しい情報を知りたい場合、オーディオスタートニュースで検索してみてください。ではまたお会いしましょう。