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第132回アシカガキャスト
GoogleがAndroid用の低額制のアプリ、ゲームが使い放題というGoogleプレイパスを発表しました。
月額4.99ドルで最大5人の家族と共有できるということです。
Apple Arcadeもアメリカでは同じ4.99ドルで、日本では600円でサービスが始まっているので、
多分Googleプレイパスも日本では600円で提供されるのではないかと思います。
GoogleプレイパスとApple Arcadeの違いとして、まずGoogleプレイパスにはゲーム以外のアプリも含まれます。
スタート当初は約3分の2がゲームで、残りはフィットネスや天気や生産性向上や教育などの実用的なアプリなどだそうです。
そしてもう一つの大きな違いは、Apple ArcadeはApple Arcade向けに開発されている専用のゲームが遊び放題ということで、
同じゲームがApp Storeで売ってないですし、Androidなど他のプラットフォームでも売っていないオリジナルなものだけになっています。
一方のGoogleプレイパスは、使い放題、遊び放題のアプリが並行して有料で販売してあったり、
無料の広告付きの形や無料でダウンロードできるけどアプリ内課金があるとかいう方法でも提供することができるんですね。
なのでApple MusicやKindle Unlimitedと同じようなサブスクリプションのモデルで、
いろいろ提供しているアプリの中から一部の選ばれたものだけが使い放題の対象ですよという形になっています。
AppleはApple Arcadeにゲームを提供してくれている開発者に資金を提供しているんですけども、
Googleの場合はプレイパスの対象となるアプリの開発者に何か契約金みたいなものを出すというようなことはしていません。
では開発者側にどういう形でロイヤリティとしてお金が払われるかということなんですが、
開発者向けにGoogleが説明している英語の原文を読んだんですけども、
そのアプリに使った時間だけで判断するのではなく、
ユーザーに対して素晴らしい体験をもたらすアプリに対してそれに見合った報酬を与えられるようにするのが目標ですというような書き方がされていました。
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で、あらゆる種類のコンテンツのユーザーへの価値をキャプチャするシグナルを読み取るアルゴリズムによる手法をベースにロイヤリティを決めるというようなことが書いてあります。
多分どれだけの時間使われたかも含めてユーザーがどう使っているかというのを独自のアルゴリズムで評価して金額を決めるということなのでしょう。
これ検索エンジンとSEOの関係と同じようなもので評価の仕組みを全部ばらしてしまったらそれに最適化していっぱいロイヤリティをもらえるようにというアプリが出てくると困るんですけども、
かといって完全に基準がわからないと開発者側からは不信感も出てきてしまうかもしれないので難しいところかなと思います。
何にせよGoogleプレイパスの有料で提供されているアプリの中で一部のものが使い放題というサブスクリプションのモデルとAppleの遊び放題用の専用のゲームだけを集めて提供するやり方とそれぞれの新しい試みがどうなっていくのかというのは興味深いですね。
Androidの場合はストアがかなりの玉石根高な状態になっていてパクリアプリとか粗悪なアプリも多いらしいのでGoogleプレイパスを使ってその中のアプリを使っていれば安心というのもあるでしょうし
プレイパスに選ばれたアプリはGoogleのお墨付きみたいなものなのでプレイパスを使っていない人も購入するときの判断基準になってプレイパスに選ばれているアプリの方が売れるということにもなりそうです。
ということでGoogleのAndroid用の低学生アプリゲームが使い放題というGoogleプレイパスについてAppleアーケードと比較しながら紹介しました。