はい、始まりました。アニメつまみ食いラジオ、通称アニつまは、1500作品以上のアニメ視聴経歴があるアニメ先生こと僕ユウキと、
アニメを見るのが苦手、でも興味がある、そんなカラスがお送りする、でたまれ晩御祭のアニメ紹介番組です。
興味があるけど見る時間がないという方に向けて、僕ユウキの独断と偏見に偏った、美味しいシーンだけを熱量モリモリでご紹介していきます。
美味しいところだけをつまみ食いしていく番組なので、でたまれを気にする方は調子を控えください。
イェーイ!
イェイイェーイ!
はーい、よろしくお願いします。
お願いしまーす。
サイバーパンク エッジランナーズ 前回からの続きです。
っていう形で、サイバーパンク、そのあらすじというか、自分の好きなシーン、自分の好きなキャラについて話しました。
が、あんまりアニメ初心者の方からすると何のこっちゃ思われるかもしれませんが、
少しこの作品の背景、この制作されている背景でちょっとすごいことが起きてるんだよっていうのを説明しようと思います。
なるほど、なるほど。
ちょっとこれはアニメ初心者というよりは中級者みたいな話ってことですね。
ですね。
ただね、知ってほしい基本的にアニメを見る人たちは、こういう形でアニメっていうのは出来上がっているんだよっていうことを、
カラスさんにも知ってほしいのでお話ししますね。
なるほど。聞きたいですね。
初心者デモだな、これは。
なるほど。
じゃあまず質問として聞きたいんですけれども、アニメっていうのは基本的にどういう人たちが作っているとカラスさんは思いますか?
それこそアニメーターですよね。
そうですね。
白箱みたいな。
あー、よく覚えてる。
そうそう。
このラジオでも、白箱13話で紹介したご仕事後のアニメ、アニメ制作会社をフォーカスして作った作品ですよね。
13話の白箱みたいな型が作っていると。
ただですよ、実際にアニメ作っているとはいえ、そのアニメ制作会社さえいればアニメっていうのは世に出るものですかね。
あー、そういうことか。作った後。
作るというか、ただアニメ形になるけども、それを実際お茶の間に届けたり、ネットフリックスとかに出したり、みたいなことを考えるとどういう存在が必要になると思いますか?
誰だろう。そのまま白箱をネットフリックスの人に渡すのかと思ってました。
ネットフリックスもそうだし、あとはテレビ会社であったりとか、スポンサーであったりとか、いろんなステークホルダーが関わってそれでアニメっていうのは世に流れますよね。
なるほど、なるほど。
キーワードとして出したいものが、製作委員会というシステムです。製作委員会って聞いてピンときますかね。
聞いたことありますね。映画とかで、君の名は製作委員会とか、よく聞きますよね。
例えばわかりやすい例だと、このラジオでも、4回目で紹介した十字回線。
これっていうのもオフィシャルページの下の方を行くと、ここにC、コピーライトマークの横にあぐたみゲゲさん、これは漫画の作者さんですね。
その横に収益者。収益者っていうのはどういう会社でしたっけ。
ジャンプの会社なんで、判刑元。
そうですね、出版社になりますね。
その横に、十字回線製作委員会って書いてありますよね。
ただこの製作委員会っていうのは、この中にいろんな会社が出資元として入っているんですよ。
これって会社が多ければ多いほど、もちろんそれによって出資先が増えるから、出資金が少なく、リスクは少なく、アニメを作ることができるっていうメリットはあるんですよね。
知らない人でひとつ組織作っちゃおうみたいなことですね。
それが製作委員会っていう名前だと。
ですね、株式会社に近いかもしれないイメージとして。
なるほど、お金を出し合って株を分配する株式会社に似てると。
ただ、デメリットもあるんですよ。
なるほどね。
どういうデメリットがあると思います?
なんだろうな、デメリット。
人が多いってことは意思決定がしづらいとか、そういうのもあるかなと思いますよね。
それもまさにご明答でございます。
やっぱりアニメっていうのは、本来であれば監督が思ったようにアニメを作りたいじゃないですか。
なるほど、はい。
ただ、それをすると出資元であったり、セークホルダーからそんなものを作ると、
うちの客、うちのクライアントから文句がくるからそんなものを作るなって言われちゃうこともあるんですよね。
なるほどね。
それはまずいじゃないですか。
まずいですよ。作りたいものが作れないっていう方向性が変わりやすいですね。
今回みたいなエログロなんて作ったら企業の人、企業イメージ悪くなっちゃいますから。
まさに、まさに。
それこそそういうクレームが来ちゃう。
いや、ほんとそうなんですよ。
はいはい、作れないじゃないですか。
そうですね。
で、それでもなんで作れるのかっていうのは後で話すとして、
次に、クリエイターがうるおわないんですよね。
クリエイターがうるおわない。なんなんですか。
結局、どれだけいいものを作っても、その利益っていうのはかなり分散された形で、
他の制作委員会の中の会社に行って、最後の、言い方悪いですけれども、
絞りカスになったものがアニメーターさんであったり、制作会社に入ってきちゃうんですよ。
あー、なるほどね。そういうことですか。
言いますよね。アニメーターは白球だとか、やりたい作品だとか。
そういう経済的なことがあるんですね。
そうですね。それの一つの理由っていうのがこの制作委員会システム。
もちろんいいこともあるんですけれども、
現代、悪いところが目立っているっていうのをよくニュースとして流れている、見ているんですね。
なるほど、なるほど。
日本のアニメは優秀だけど、クリエイターが全然うるおわないと。
制作委員会からいかないといろんなマイナス面が多い。
ってなるんですけれども、このサイバーパンクっていう作品はどういった形で作られているかっていうと、
ネットフリックスオリジナルアニメってご存知ですかね。
はい、ネットフリックスがドカーンと金出して作れるってやつですよね。
まさにそうです。実際にはネットフリックス以外の企業も絡んでいるそうなんですが、ほぼオープンにされていないので。
ってなると自由に表現ができるんですよ。
ネットフリックス側からお金出すから好きなように作ってくれって。
ってなるとサイバーパンクみたいなエログロが多い作品作って問題ない。
なんなら別に市場派に出すわけじゃないじゃないですか。
気にしなくていいよと。
表現に着せがかかりにくいと。
それがサイバーパンクっていうのが面白くなった一つの理由なのかなって思っています。
なるほどなるほど。表現方法に形状の違いが出てきたってことですね。
面白いですね。
最後にちょっとおまけとしてこれも伝えておきたいんですけれども。
はい、お願いします。
今ね話しているのが2022年10月現在の収録タイミングなんですけれども。
はい。
秋のアニメでこれから始まる中で特にみんなが注目している作品として
チェーンソーマンって聞いたことありますか?
あーなんかすごいCMしてましたよ。
そうですね。
このチェーンソーマンっていうのは主人公デンジっていう男の子が悪魔と契約して
で血みどろの戦いを繰り返しながら夢を叶えていくっていうストーリーなんですよ。
はいはい。
もうキービジュアルから見てものすごい血みどろですよね。
すごいですね。血がいっぱい出てます。
これっていうのも制作委員会もしいたらどうなります?できませんよ。
なるほどね。R12とかついちゃいますよね。
ですね。ただこれチェーンソーマンのページ下行ってみると
藤本辰樹さんっていう漫画の原作者と主演者、これはジャンプの出版社ですね。
でこのマッパっていうのはアニメ制作会社ですね。
あーはいはいはい。
以上なんですよ。
制作委員会がない?
いないんですよ。マッパと主演者がもうリスクを全部追って作っているんですよね。
うん。
マッパっていうのは進撃の巨人も作っているし、あとは最近だと呪術回戦も作ってますね。
お金はあると。
で考えるとこれはものすごいハイリスクではあるがハイリターンになる可能性もあると。
うんうん。
経営者でいうともうベンチャーの社長が全部独断で決めれると。
あれあれこれってのがやりやすいってことですよね。
なるほどね。
しかもねこれねチェーンソーマン、普通アニメってオープニングとエンディング曲が1曲ずつあるのが従来の形ですよね。
そうですね。そんなイメージ。
ただチェーンソーマンっていうのはね、これ12話ワンクールの作品なんですけれども、
エンディングが週変わりなんですよ。
なるほど。
しかも毎回のアーティストがめっちゃ豪華なんですよね。
あーなんかすごいですね。マキシマム・ザ・ホルモン。
アニメ好きの人なら知ってるバンドとかすごい多いんですよ。
イヴとかエメとかジョーオーバッチとかずっと迷うとか凛としてしぐれとか。
はいはいはい。
これがどれだけすごいことかっていうのがオタクの人はこれ見るとえーってなるんですよね。
こんなにすごい人たちが一つのアニメのために全部歌ってるのって。
要するに金かかってるなって感じですかね。
そういうことです。
すべての有名アーティストがチェーンソーマンのために曲を書き下ろして作曲しているんですよね。
作り方が変わってきたよと。