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さて、今日はちょっと状況が変わってきたので、その辺の話を少ししていきましょう。
緊急事態宣言が月末まで延長されまして、その後、大阪は大阪モデルということで、先週あたりにですね、一部自粛要請が解除されました。
16日からパチンコへも営業を始めています。高校生もわらわらと通学しているという状況で、学生たちが大学に行けるということで、結構前のめりになってきたわけですね。
今週あたりから、大阪、京都、兵庫の2府1県は緊急事態宣言が解除の方向で検討中ということで、
明日21日、専門家会議を経て、おそらく解除の方向で結論が出そうなというふうな形で、みなさん行けるぞ、行けるぞという前のめりの状況だったわけですね。
そういう状況の中で、昨日、全期は全部非対面であるというふうなことが出てきまして、前のめりになった学生ブレーキがかかったので、フロントは下がってそのままこけちゃったというふうな事態になりました。
それで、その状況でいくつかのことが起こるんですけども、結論から言うと全員は救えないということです。
要するに、ワープフィールドとか構造安定化フィールドが不安定になった難民創生から全員を転送できないという状況ですね。
1年生の授業で、本当は1回生113人おるはずですが、今までメールが遅れた人が80人しかいないと、33名はメールを送ってきていないという状況になるわけですね。
レポートとして提出されたのを見ると、最大でも65名ぐらい、だいたい平均すると40名、つまりメールを送ってきた人の半分ぐらいしかレポートが出せていないという状況になっています。
3回生の授業であれば、80名ぐらいの履修がある中で、メールを送ってきているのは60名、レポートを出せているのは最大で47名、平均すれば30名、つまり半分ぐらいしかレポートを出せていないという状況になります。
今、こうやってディスコードを使って授業と同じ環境で録音してますけども、ディスコードで授業を生中継するという形で聞いてもらって、図表とかをスラックで、あるいは質問をスラックで投げてもらうという運用をしていますが、どうしてもこれでできない部分がある。
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数式を書きながらとかですね、回路図を書きながらという部分は、どうしてもこういう環境では難しいので、それは対面式の授業が始まったら、そこは補填するという形で先送りをして授業を進めてきたわけですけども、その部分の補填が基本的には難しい、できないということになりますから、今、あちこちの大学で遠隔授業になると、授業の質が保証されていないから、学費を返せと。
いうことが言われてますけども、まさにそういう事態が起こるということになるわけですね。
で、新入生113名のうちで10名ぐらいは、鼻からネットワークを繋いで何かをするということができそうにないということになりますから、その人たちを救う術がなくなってしまったということです。
ですから、ざっくり数字を言ってしまうと、113名のうちメールが遅れているのが80名、レポートが出ているのがほぼ半分の40名ぐらいということになりますから、113名のうち単位が取れるのが最低で40、多くても65ぐらいということは、半分は単位が取れないかもしれないというような状況になってくるわけですね。
もちろん私の授業は必修科目ではありませんから、単位が取れなくても卒業できないということにはならないと思いますが、他の授業もおそらく似たような状況になってきます。
ということは、この2020年の前期、ほとんど単位が取れないという人が出てきますから、その人たちが4年で卒業するというのは非常に難しくなる。
あるいは修学意欲を失うとか、いろんなことがあって在学を辞めてしまうということが起こるかもしれないという状況になっています。
6月から非対面の授業は続くということになりましたので、基本的にはこの方式を続けていくということになりますが、やはり実際に受けている側の話を聞くと、やっぱりしんどい。
特にリアルタイムで6時間も授業を受けているような高校生なんかだと、もう大変、疲れる、毎日無理とか、小学生でも目が痛いとか言っているという話を聞いていきますので、大学生でも同じような状況ではないかと思います。
いつまでこの状況が続くかわかりませんが、少なくともこの前期、ちょっと単位を取れる人がかなり少なくなるのではないかということを危惧しています。
今日はこの辺で。では。