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この番組は、毎回、邦訳アメコミを一冊取り上げて、それについて語るラジオ番組です。
今回のテーマは、ウルヴァリン・オールドマン・ローガン。
団結したヴィランたちの手によって、ヒーローが敗北してしまった未来世界。
ウルヴァリンは、とある理由から戦うことをやめ、ローガンと名乗り、家族と暮らしていた。
そこにかつてのアベンジャーズ、ホーク・アイが、仕事の依頼にやってくる。
というようなお話ですね。
これ映画にもなった?
そうそう、映画の原案です。
ライターは、マーク・ミラー。
20世紀を代表するライターですね。
代表作は、DCだと、スーパーマン・レッドさん。
これ、何回も話題に上がりつつ。
まだ扱ってないという方訳もされておりますね。
いつかやりましょう。
それから、マーベルでは、シビル・ウォー。
最初のシビル・ウォー。
あちらも映画になった。
あちらも映画になりましたよね。
あれもこの人。
すごい人ですね。
それから、キック・アス。
これも映画になった。
そうそう。
あと、キング・アス。
キング・アスって、王様の早め。
キングスマン。
キングスマン。
キック・アス、キングスマン。
これも映画のね。
これ、マーク・ミラーですね。
キングスマンって漫画だったんですね。
どういう感じだったかわからないけど。
でも、漫画はこの人がライターでやってますね。
ちょっとロマック趣味っていうか、
ひねくれた切り口でヒーロー物を描くっていう作品で。
確かに。
今あげたのを聞いても。
今聞いた映画も確かにそんな感じでしたね。
ストレートではないよね。
シビル・ウォーもヒーロー同士を戦わせるって。
確かに。
変わったね。
キック・アス時代には行かないシナリオですよね。
あと、暴力的なシーンが多いっていうのも一つ特徴かな。
多かった。
キック・アスとかも結構あるし。
今回の話もね。
暴力的なシーンが多いんだけど。
そうやって、
尖ったことを、ひねくれたことをやって、
そういう中でヒーローっていうものを、
ヒーロー物っていうのは脱構築して、
ヒーローってものの真に迫っていこうっていうような作風なのかな。
なるほど。
今回も、ヴィランが勝利して、
ヒーローたちはもういなくなったっていう世界観。
悪の勝利だよね。
そういう世界観で、
ウォンテッドってこれも映画化されてるよね。
映画化されてますよね。
あれも、ヴィランが団結して、
ヒーローたちを倒して、
その事実を隠蔽したので、
ヒーローたちはコミックの中にしかいないっていう世界観。
ちょっと似てるよね。
悪の勝利ということ。
この話の中にもあったように、
超人気ライターでマーク・ミラーは、
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映画化もされまくってる。
今回のウルヴァリン・ウォルトマン・ローガンも、
ローガンっていうタイトルで映画化されてますよね。
されてましたね。
別物じゃ。
そうですよね。
確かにだいぶ原作コミックスとは変わってましたよね。
見ました?
見ましたね。
めちゃくちゃ好きな映画ですよ。
アメコミ映画では、
ダークライトとローガンが2トップですね。
確かにあれは良かった。
最高です。
グッとくるよね。
見てて思ったんですけど、
原作コミックスもそうなんですけど、
特に映画版のローガンなんて、
ロードムービー感あるじゃないですか。
幼い子供と、ローガン・ウルヴァリンと、
プロフェッサーXの3人でアメリカを横断していく。
あれは南北に移動するんだっけ?
カナダを目指していく映画でしたね。
そうだね。カナダを目指していくね。
ロードムービー感はすごく強めだったし、
何よりも西部劇っぽいなって思いましたね。
これは原作コミックスを見た時もそう思ったんですけど、
特に映画のローガンなんて、
西部劇のシェーン。
劇中でね。
映画のシェーンが。
ホテルで泊まっているシーンだとか、
旅々シェーンのシーン。
一緒に逃げている子供がシェーンの映画を見るっていうシーンですとか。
あとラストのセリフも、
あれシェーンのセリフ。
引用で終わってますよね。
この谷にもう寿はないと。
寿は消えたかなっていうセリフで確か終わっていて。
シェーンっていう西部劇自体も、
西部劇の中では暴力的な描写ですごく話題になった。
当時としては非常にリアリティのある暴力。
西部劇として話題になったので、
そういう意味でもすごく、
シェーンってしかも暴力的なシーンと、
疑似親子の話でもあるんですよね。
映画のローガンとそっくりですね。
そっくりのストーリーで。
疑似的な親子環境を築いて、
それを守るためにシェーンが戦って、
去っていくという終わり方なんですね。
どっかで見た映画かなって感じで。
シェーンとローガンはほとんどストーリーラインも似てて。
じゃあやっぱり意図的にそうしてるんですね。
なのかなって私も思いましたね。
オマージュを捧げてるわけですね。
もうちょっと西部劇の話していいですか?
コミックスその後、
私はローガンを先に見てから、
今回オールドマン・ローガンを見たんですけど、
逆にオールドマン・ローガンの方は、
もう西部劇感強めですよね。
そうですね。
どういうところが西部劇っぽいんですか?
例えばオールドマン・ローガンであれば、
昔の仲間がやってくる。
運び屋の仕事ですよね、今回。
汚れ仕事の依頼をする。
そして主人公は、かつては悪かったんだけど、
今では足を洗って家族と生活をしている。
そこにかつての仲間がやってきて、
汚れ仕事に飛び出す。
これちなみにクリント・イースト・ウッドの
許されざる者が全く同じストーリーで展開してますね。
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なんか許されざる者が出てきたよね。
うん、確か。
ハルク・ギャングが乗ってる、
おそらくファンタスティック4からの
乗り物のファンタスティック4の4の字を使って
Unforgiven、許されざる者って。
意識してるんだと思いますよね。
Unforgivenって許されないっていう意味だから、
法薬の人を許されざる者にしてるから。
引っ張ってるんだな。
許されざる者っていう西部劇自体も
結構話題になったじゃないですか。
西部劇業界の話題になり方って、
西部劇を殺した映画であるっていう風に言われたんですよね。
最後の西部劇みたいなキャッチフレーズあるよね。
すごく許されざる者にも、
逆にシェーンをオマージュしたシーンが出てくるんですよね。
シェーンって偉大な作品なんですね。
教会ではおそらく。
なんですよね。
ちなみに許されざる者どんなストーリーかっていうと、
クリント・イースト・ウッドが家族と暮らしているんです。
かつて非常に悪い悪漢だったクリント・イースト・ウッドが
今では落ち着いて家族と暮らしている。
金が必要になるんですね。
ある汚れ仕事、復讐の仕事なんですが、
それを受けてかつての仲間を呼びに行くんですね。
その仕事をやるためにかつての仲間を誘いに行くんです。
その仲間の名前がネット・ローガン。
あれ?ローガンじゃん。
そのローガンを連れて2人で復讐に行くんですね。
これもロード・ムービー感が実はあるんですが。
クリント・イースト・ウッドは今回で言うところの
崩壊的ポジション。
ローガンを誘われて行って、賞金首と最後追い詰めて
よし殺すぞ!となるんですが、ローガンも過去殺人を繰り返していたので
それがトラウマになって撃てないんですよ。
銃を預けてローガンは去って行くんです。
っていう西武劇なんですね。
それが許されざる者。
西武劇はコミックと映画の関係が西武劇と逆転していて
支援から許されざる者が生まれたのに対して
こっちの場合は許されざる者から支援が繋がっていくという意味では
すごく西武劇っぽいなって思いましたね。
どうやらローガン単体、西武劇とか知らずに見たんですけど
単体としてもすごく面白い。
面白い映画だったね。
ショッキングだったね。
ショッキングでしたね。
だってプロフェッサーXは地方省で牢牢介護だったよね。
悲惨だね。手づらでしたね。
そういえば映画のローガンって運転手みたいな仕事をして
秘伝を稼いでいたの?
そうだったね。
それともしかして原作で
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車を運転していた?
そういうことか。
確かに言われてみれば。
今回の話、フォークアイから依頼が来るんだけど
それがサンフランシスコからニューヨークまで
西から東へアメリカを横断して
物を運ぶっていうのが今回の依頼だったんでね。
運転手だからリムジンだっけ?
車運転手でしたもんね。
映画は原案をかなり意識して作られていたんですね。
合わせて読むとまたそれも面白いですね。
ローガンの映画版で好きなシーンがありまして
みんな大好きなところだと思うんですよ。
ラストシーンが。
そりゃあみんなそこが好きでしょうよ。
最高だったね。
よかったわ。
あれはよかったね。
10時間を倒して
少し斜めに倒して去っていくというシーンがね。
Xになって。
素晴らしい映画でしたよ。
ローガン、ウルヴァリンの最後の映画としては
もうあれを超えるものはない。
そうだね。
泣く。
泣いちゃった。
じゃあ話をコミックの話に戻しますけれども
2週連続でマーベルヒーローが全滅してますね。
2週連続で死んでますね。
確かに。
どうしても読み切りとかクロスオーバーって
イフの世界とか歴史改編ってディストピアの話って
どうしても多くなっちゃうんだけど
でもアメコミの魅力ってそれだけじゃないからな。
アース616の話を全然やってない気がしますね。
いつもよろしくない世界の話をしちゃってるけど
ディストピアでしたね、それにしても。
でもこの世界やっぱり
元の世界との差を考えてみると
結構楽しいんですよね。
さっきもちょっと話したけど
ホークアイがウルヴァリン、ローガンに頼んで
アメリカをサンフランシスコからニューヨークまで行くと。
ジョージョンの奇妙な冒険のスピードボールランみたいな
旅路を行くわけなんですけど
その乗ってく車がスパイダーモービルなんですよね。
いいっすよね、これ。
ヒーローいなくなってるんだけど
ヒーローがいた前世代の異物っていうのがね
面白い形で残ってて
なんとスパイダーマンの魔法で出てきますもんね。
意外だったらスパイダーマンの魔法が
ホークアイの娘なんだよね。
ホークアイも結構しっかりされてますね。
3番目の妻とかやってますよね。
ヒーローはいなくなったけど
12:00
ヒーローの残りかというかね
存在を管理させるものは色んなところに起こってますよね。
今言ったスパイダーマンの魔法も
スパイダーウーマン?
本編ではスパイダービッチって言われてますけど
仲間と共にその地を支配しているキングピン。
キングピンもさ
我々が知ってるアース616のキングピンではなかったね。
ヒーローが活躍した時代のものが
名前だけとか
そういう感じで残ってるっていう面白い世界だよね。
キングピン引き継いでいく名前みたいな感じになってますよね。
ホークアイとウルバリンだけが前世代から
ヒーローの中では生き残ってる。
スパイダービッチもさ
街を支配しているキングピンっていう
ヴィランじゃないですか。
これを倒しに行こうとして捕まったっていう話だったから
それをおじいちゃんであるホークアイが助けに行くっていう話だった。
てっきりさ
この荒廃した世界にもヒーローがいるのかなって思ったし
スパイダービッチの仲間が
パニッシャーとエアレヴィル
エアレヴィルだね。
名乗ってるね。
名乗ってる。これもたぶん別人なんだよね。
おそらく別人なんだけど
名乗ってる人だったから
ヒーローはこの絶望的な世界でもいたんだって思ったらさ
思ったらさ
スパイダービッチはただにキングピンを倒して
自分が座に座ろうとしてる
だけのやつだったっていうね。
衝撃的だね。
鉄の棒をフルスイングで
キングピンの首をスパーンって飛ばしてましたもんね。
素晴らしい世界ですね。
スパイダーバース見たらさ
スパイダービッチは出てて
出てましたね。
割といいキャラしてましたよね。
スーペリアスパイダー
中身ドクターオクトパスのスパイダーマンに
スパイダーアサシンというウルバリンに鍛えられた
殺人を厭わないスパイダーマンと一緒に
お前たちは万が一の時は人殺しも厭わないから
信用できるみたいなこと言われてて
そういうキャラなんだなって。
その誕生がここだったということなんですね。
こういう世界で育ったからそうなっちゃった。
本当にそんな感じで
ヒーローのいない世界で
でも残りがは感じるって感じで
私ハンマーホールズって街が
ありますね。
元々ラスベガスだったみたいですね。
ハンマーホールズラスベガスだったんだっけ?
看板に書いてあったな。
なんでハンマーホールズって呼ばれてるかというと
なぜかというと
ソウが使ってるムジュルニア?ミオネア?
あれが落ちてるんだよね。
おそらくここでソウが戦って
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ビランに敗れたんだろうね。
このハンマーが進行の対象になってるんですよね。
このハンマーに対してみんな祈りを捧げてた。
このハンマーホールズは
ヒーローの復活を信じる人が
集まる場所になってるんだよね。
アメリカで一番の観光名所になってる。
コスプレしてる人がいてね。
アイアンマンの人形が売ってたりとかね。
お土産物になってますね。
ヒーローのおもちゃがいっぱい売ってる観光地になってるっていうね。
これ今思ったけど、映画のローガンでアメコミ出てくるじゃん。
そう!俺も映画のローガンでアメコミが
最後の希望の地のアドレスになってるんだよね。
それもこのハンマーホールズの話と似てますよね。
ヒーローが活躍していた頃のグッズが
未来の希望に繋がっていくっていう点では。
これ君も未来の希望に繋がってないよ。
過去のヒーローたちの華々しい活躍は
グッズとか漫画とかコミックになって
っていう感じなのかな。
ホールズ系では私ピム・フォールズっていう地名がすごく好きで。
ハンク・ピム、ジャイアントマン、アントマンですよね。
ピム・フォールズは文字通りピムさんが亡くなられた方で
超巨大なピムの死体が地名の依頼になってるっていうね。
道を覆ってますね。
これいいっすよね。地名にその地の歴史が宿るということを実感しますね。
そうだね。
名前がつけられてますね。ピム・フォールズ。
今アメリカは巨大なヴィランによって
敷き散られてるね。
統一国家ではなくなって。
名前がいろいろつけられてますもんね。
オズボーンシティって本編で出てこないけど
おそらくグリーンゴブリンが支配してるんでしょうね。
4つぐらい分かれてるんでしたっけアメリカがこの時は。
そうですね。ハルクが支配してるハルクランド。
キングピンが支配してるキングピンの王国。
真ん中ら辺は無謀地帯なんですかね。
あとドゥームのネジロ。ドクタードゥームですね。
大統領の支配地。これは後に出てくるんだけど
レッドスカルが大統領になって。
ラシェンマーさんに自分の顔を取り付けるシーンがありましたね。
あとホワイトハウスがナチスドイツ風にリメイクされてるっていう。
やっぱりこういうディテールが楽しいですよね。
ついつい細かいコマの端っこの方とか見ちゃいますもんね。
野生化してるベノムとか。
どういうことなんだって。
18:01
何があったのかね。
何があったかって言ったらヒーローがね。
いなくなってしまったせいで。
ヒーローがいなくなるとこういうひでえ世界になってしまうんですね。
秩序とか無茶苦茶になってますもんね。
この世界がこんな風になってしまった原因のヴィランとヒーローの戦いっていうのは
そこまで細かくはこの話の中では語られないんだけど。
そうですね。あまり具体的には。
具体的には語られないんだけど。
死体が残ったりするだけで。
でもウルバリンが戦わなくなった理由も
このヴィランとの戦いが大きく影響してて。
ミステリオっていうスパイダーマンのヴィランだと思うんだけど
幻覚を見せるやつね。
あいつに幻覚を見せられて
ウルバリンは敵と戦ってると思ってたら
実はその敵みんなXメイのメンバーだったね。
やばすぎる。
だから幻覚を見せられて
Xメイのメンバーを皆殺しにしてしまったと。
これもトラウマでしょ。
強烈ですよね。
その強烈なトラウマゆえに戦わなくなってしまうんですけど
ミステリオ怖いっすね。
これ怖すぎるでしょ。
正直キンギョウバチみたいなのが売ってて
B級ヴィランなのかなって勝手に思ってたんだけど
このお話ではめちゃくちゃ怖い。
強い。
あとスパイダーマンの映画ファークの方が出てますよね。
イギリスのやつだよね。
すごくなかった?
すごかった。
あの映画できれば映画館で見てほしいね。
こんな幻覚を見せられたらまともには戦えないわって思うよね。
すごい悪役。キンギョウバチおじさんじゃなかったんですね。
そうだね。
結構すごい悪役なんだね。
そんな感じで。
でも本当にこれがトラウマだったみたいで
ウルバリン全然戦わないんだよね。
そうですね。
さっきちょっと出てきたスパイダービッチ。
捕らえられているスパイダービッチを助けに行く時も
俺は運転しかしないからなってね。
直接は戦わないんですよね。
車から降りることなくドライバーとして仕事をしている。
移動中もちょこちょこちょっとした諍いに巻き込まれたりとかね。
そういうことあるんですが。
戦わない。
ベロムに襲われても戦わない。
地精神みたいな奴に囲まれても戦わない。
戦わない。
戦わないんでね。
結構アクションシーンが多いお話だと思うんですけど
ウルバリンの戦うところって回想シーンだけなんですよね。
ほとんど暴力を振ることないんですよね。
21:05
荷物を運ぶためにアメリカを横断したんだけど
この荷物っていうのが超人血清だったんですよね。
99本の超人血清。
超人血清ってキャプテンアメリカを作ったお薬ですよ。
最後までギリギリまで黙って明かされる最後の謎ですよね。
ウルバリンは中身を知らないまま最後まで来るんだけど。
これすごくて。
それでキャプテンアメリカを100人作って
100人のアベンジャーズとビラン軍団の戦いっていう感じになって
物語が終わるのかなって。
確かに語る必要があるね。大駒で。
思ったら違うんだよね。
なんと実は超人血清を集めたのも大統領。
レッドスカルの罠だったんだよね。
そういう反乱を起こそうとする奴を捕まえるためのね。
わざとそれを集めさせていたってことですね。
で、フォークアイも死んでしまうんですけど。
フォークアイも割とあっさり撃たれて。
で、レッドスカルがね。
死体をね。
かつてのヒーローたちの装備とかは全部コレクションしてるんですよね。
悪趣味。さっきも出てきたナチス風のホワイトハウスで
アベンジャーズのマスクとか武器とかを収集してるんだね。
スパイダーマンのマスクとかね。
そこに並べるためにフォークアイと
ウルバニーを連れてきて飾ろうとするんですけど。
部下に言われてますね。
しかしわざわざフォークアイまで集めなくても。
侮られてますね。
侮られてますね、完全に。
でもレッドスカルは私も彼の実力はそこまで勝っているわけではないが。
鉱石を見る限りパーカーとスタークの間に配置するのが妥当だろう。
すごくない?
結構高い評価ですよね。
アイアンマンとスパイダーマンの型を並べる間に。
一番いい場所にはキャプテンアメリカの盾が飾っています。
当然です。
レッドスカルのヒーローが全滅した後の人生を考えても寂しいそうだよね。
気持ちが盛り上がらないかもしれないね。
50年前に戦争があったらしいので50年間ずっとこだわり続けて感じちゃうな。
物語の軸において現代のレッドスカル。
ずっとキャプテンアメリカのマスクをつけてるんですよね。
正義なのかな?
本当に寂しいんだろうね。
24:01
敵の亡骸ほど発想を刺激するものはない。
張り合いがないんでしょうね。
退屈なんだろうな。
ホークアイをレッドスカルに殺されてもローガン爪を出して戦うことはないんですよね。
レッドスカルのコレクタールーブという装備を使って戦うんですよね。
キャプテンアメリカの盾をパクって。
キャプテンウルバリンとして。
レッドスカルの首を盾でチョンパ。
戦わないという誓いを立てたんだよね。
盾で首チョンパするのはアリなのかな?
爪を出さなければOK。
盾に対しても爪は出しません。
アイアンマンのスーツを着て盾を蹴散らし。
そのままレッドスカルの金を持ってワシントンDCから戻るんですね。
一気に戻りますね。
ここまですごいページ数を重ねてようやく西から東へ来たんだけど戻るときは数ページで。
アイアンマンのスーツすごいんだね。
すごいね確かに。
4000kmくらい飛んでるの?
飛んでるっぽいですね。
ようやく帰った。
仕事は終え。
そもそもこの仕事はなんで引き受けたかっていうと、
ハルクギャングに家賃取り立てられてて、このままじゃまずいからってことでね。
だから最後も金を取って、アイアンマンのスーツで急いで帰るんだね。
いいオヤジだ。
帰ったところに待ってたのが、なんと家族が全てハルクギャングに皆殺しにされている。
近所の同じ納婦の人が言うんですね。
妙なキアを起こしてくれるな。
お前が暴れたら近隣みんな見逃しにされちゃうからと言うんだね。
わかったな、ローガン。
俺はローガンじゃねえ。
右開きのスキン。
これなんて発音したらいいんですかね。
いいんじゃないですかね。
SNIKT、ウルバリンが爪を出す時の義音ですよね。
ウルバリンが爪を出す時以外では見ることがない義音ですね。
溜めが効いてるからいいよね。
溜めが効いてるからローガンって聞いて、俺はローガンじゃねえ。
ウルバリンだってことだと思うんだけど。
俺はローガンじゃねえからの右開きのスキン。
このシーンすごく好きだし、待ってましたっていうか。
かっけえって思うんだけど。
27:00
どうなんですか。
本国のアメリカ人とかってこの右開きのスキンってなんて思ってるのかな。
日本語で言ったらシャキーンって書いてあると思うんでしょ。
右開き1ページでね。
かっこいいっしょ。
かっこいいのかな。
わかんない。
耐えて耐えてね。
我慢して我慢して。
仲間も殺されても我慢して。
頑張って頑張って最後に家族が殺され、ついに刀を抜くと。
これは昭和残響伝ですよね。
昭和残響伝。
高倉賢のヤクザ映画。
なるほど。
ずっといじめられるシリーズがあるのよ、昭和残響伝って。
毎回全部ストーリー一緒で、高倉賢が元ヤクザ。
真面目に働いてると、堅毅ヤクザに嫌がらせを受ける。
我慢して我慢して我慢して我慢する。
そうすると恩人がついにヤクザに殺されてしまうんです。
家族が殺されちゃうんです。
ついに観音袋の尾が切れた高倉賢は長戸巣の尾を抜くという。
皆殺しにするっていうのは全部一緒のストーリーの映画なんですけど。
一緒じゃん。
ウルバリンは高倉賢である。
東映が撮影したヤクザもの。
ヤクザウルバリンですね。
ウルバリンヤクザですね。
昭和三経でもすごくいい映画なんでね。
皆さんには観ていただきたい名作です。
確かにね。これやっぱり、こんだけ貯めると、
この借金からのウルバリンラーガーがオーってなるもんね。
なるほどね。高倉賢。
よ、高倉賢。
やっぱりウォールドマン・ローガーも渋いですもんね。
ウォールドマン・ローガーが刺さった人、ローガーが刺さった人はぜひ昭和三経でもご覧いただければ。
法薬アメコミラジオでヤクザ映画をお勧め。
さっきの西武劇映画もそうだけどさ、
いろんなものを知ってるとね、
何かものを読んだ時に補助線が増えて面白いですね。
確かに。
でさ、ハルク一家がウルバリンの家族を皆殺しにしたんだけど、
ヤバいよね、ハルク。
なんで皆殺しにしたかっていうとさ、
お金払う期限間に合ってんだよね。
そうか。結構余裕持って帰ってきたんですよね。
アイアンマンスーツで。
アイアンマンスーツの力で。
ショートカットしてるから。
早く帰ってきたのに、なんで殺したのかっていうと、
ローガンを怒らせて、
ウルバリンにするためだったんだよね。
そうか、そうですね。
ハルクギャングって、さっきからハルクギャングって言ってるけど、
知らない人には何の話だか分かんないよね。
あのハルク、ブルース・バナーが、
作中の説明だと、シー・ハルクと後輩して子供を作って、
ハルク一家を作るわけだよね。
文字通りのハルク一家を。
文字通りのハルク一家を作って、そのハルク一家で、
アメリカの西の方は全て支配してるんだよね。
30:01
だから、ブルース・バナーは今の生活に飽き飽きしちゃって、
強敵である昔のような怒りのウルバリンと戦いたいと。
そのために家族への徹死をかけてたわけですよね。
あえてウルバリンを。
狂ってるよね。
狂ってるね。
悩みの本質はレッドスカルと似てますよね。
そうだね。退屈しちゃったんですね。
わかんないんだけど、ハルクファン。
ハルクにもファンいるでしょ?
単体映画が作られるくらいじゃない?
いるよね。
きっといます。
ハルクファンさ、この扱いってさ、どう思う?
だって一応ブルース・バナーでしょ?
本人ですよね。
別アースとはゆえ。
邪悪極まりない。
ひどい扱いだと思うよ。
一応ウルバリンって、コミックス上の初出はハルク氏なんですよ。
そうなんだ。
ハルクで敵として出てきたカナダのクズリ。
クマおじさんみたいな。
最初は正体動物みたいな匂わせだったんじゃなかったっけな。
因縁はずっとある。
だからハルクとウルバリンを戦わせるっていうのはそういうところへの目配せなんだと思う。
あとさ、ハルクさ、食人?
人を食うっていう設定になってんだよね。
割とこれまで食ってきたし、ウルバリンも食うぜみたいな感じになってますもんね。
ハルクギャング、他のハルクの人もね、なんであいつ食わなかったんだみたいなこと言ったりして。
スナック感覚でね、人の腕とか食べてるんですよね彼ら。
これもう本当どうなんだろう。
ハルクファン。
結構マーク・ミラーって賛否ある作家なんですよね。
シヴィル・ウォーってアイアンマンとキャプテン・アメリカが採掘した話だけど、
あれアース616の話。
政治の話だから結構いろいろあったみたいよ。
解釈違いが。
なるほどね。
それだけやっぱり刺激的なものを作るとね。
なりがちなのか。
で、ハルクはウルバリンを食っちゃったんだけど、
ウルバリンはハルクの腹の中で再生して、腹をかっさばいて出てくると。
素晴らしい。
最強ですね。
さっきね、近所の農夫、皆殺しになるから頼むから報復しようとは思わないでくれって言ったけど、
逆にウルバリンがですね、ハルクギャング全員殺すんで。
報復の心配がなくなると。
赤ちゃん一人ね、生き残して。
それを背負って去るというエンディングなんですけど。
馬に乗って去って行きますね、言われてみれば。
本当だね、これもうセブン劇で美劇なんだよね、このカットね。
33:00
ちなみにこのオールドマン・ローガンですけど、一応続きがあったみたいで、ミステリーを倒していく。
ちょっと読みたいかも。
あと、詳細省くんだけど、平行世界同士がくっついちゃうみたいな話があって、
今このオールドマン・ローガンはアース616にいます。
へー。
めっちゃいいキャラになってそうだね。
美味しいキャラになりそうだな。
人気出るでしょうよ。
かっこよすぎるでしょ。
渋いもんね。
渋い。
崩壊も面白かったもんね。
崩壊も良かったし、おじいちゃんが元気な漫画はいいですね。
崩壊は目が見えなくなってるけど、
崩壊全盲なんですよね。
白内緒?
白内緒って言ったよね。
目が見えなくなってるのに、百発百中のマバっていう凄さ。
座東一ですね。
座東一ですね。
座東一と高倉健。
ロードムービーですから。
似合うわけないですね。
そうですね。
経練味にあふれてますよね。
活神と高倉健の共演ですからね。
最強ですね。
話が飛んじゃいましたけど、
超人結成でね、
キャプテンアメリカ軍団を復活させて、
ヒーローの復活だ!って言って、
終わらせるんじゃなくて、
最後までヒーローは全然出てこない。
そうだね。
ヒーロー出てこないわ。
ウルバリンが一人だけ、
ホークアイも消え去って、
ウルバリンが一人だけ、
ヒーローコードネームだもんね。
ヒーローとして蘇ってというか、
戦う覚悟を決めて、
終わるっていう。
だからそういう、
本当にヒーローを、
全くいない世界っていうのを、
これでもか!っていう風に描いて、
カタルシス、
なんか別の種類のね、
スカッと爽やかって感じじゃないけど、
ヒーローとは何なのか、
マーク・ミラー的なお話なんですかね。
そうだね。
マーク・ミラーをひねくって、
ひねくれたお話を作って、
ヒーローとは何かっていうのをね、
お出ししてくるという。
いい漫画です。
いい漫画ですね。
やっぱりね、
理不尽とは戦っていかなくちゃいけないんだってことをね、
教えてくれたよね。
戦い続けることがね、
大切なんですね。
やっぱヒーローってのはさ、
世界を良くしようと戦う人のことだって、
アランムが言ってたから。
いいこと言いますね、アランムが。
おいても、
怒りを燃やせと。
燃やせ燃やせ、
怒りを燃やせってことですよ。
サンダーライガー。
サンダーライガーの友情だったんですけど。
いやでも、
やっぱね、
おいても、
かっこよかったですね。
そうですね。
ウルバリンも。
我々も、
36:01
これを聞いている皆さんも、
日常の理不尽にね、
戦っていきましょう。
怒りを忘れず。
スキン!
最後にいざとなったら爪をね、
出せばいいわけですから。
戦っていきましょう。
戦っていきましょう。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
また次回。
また次回。
ウチョウチョウチョウワー!
何それ?
え?
格ゲーでウルバリンが必殺で、
必殺技を出す時の声。
さよなら。
さよなら。