00:00
こんにちは、秋です。今日もパリで学んだ、「ブレない自分の作り方」の時間がやってまいりました。
今日もさゆみさん、どうぞよろしくお願いいたします。
お願いいたします。
私がパリにいない間に、何かちょっとした事件がこのアパート内にあったという話をさっきチラッと聞いたので、
そうなんですよ。
その辺の話をちょっと聞きたいなと思って。
パリでよく水漏れとかね、あるっていうことは、皆さんお聞きになったことあると思うんですけども、
我が家も霊に漏れず、このアパートの管理人が、つい先日かな、ノックするので、何事と思ったら、
うちから水が漏れてるって言いに来たんですよ。
下の階の人が、うちの階からどうやら漏れてるらしいっていう苦情を言いに来て、
そんなことないと私は思ったんですよ。どこも漏れてる気配ないし。
それで、検査をね、チェックする職人さんというか、担当の方がいらして、
我が家に水漏れがあるかどうか全部チェックしに来たんですね、その翌日。
で、検査したら何の水漏れもなかった。
さゆみ宅ではなかった。
家では全く原因となるものがない。水漏れてないということが分かったんです。
その方は全てのフロア、他の階も他のアパートも全部見て行ったら、
我が家ではなく、その下の階の住人の家からだったんですね。
何が原因だったかっていうのを教えてくれたんですけど、
勝手にお風呂場の日用大工というか、リフォームを自分で勝手にやってたらしいんです。
業者さんに頼まず。フランスではよくあることなんですけど、
皆さんね、契約のため、お金をかけないで自分でやっちゃうという。
ペンキ塗ったり、全部自分でやろうとする方が多いんですけども、
どうやらドリルを使ったらしいんですよ。穴を開けるか何かで。
そのドリルがパイプ、水のパイプまで行ってしまった。
要は排水管ってこと?
排水管に行って、そこを穴を開けちゃったらしいんです。
一番下の階に大洪水のようになってしまったらしく。
それが私の家とか、誰が言ったんだろうと思うんですけども。
でも考えたらその家の人じゃない?
要はだって、自分じゃなくてその上だって言い切ったわけですよね。
03:03
だから管理人さんは隠してたんですよ。
自分が工事したことは。
で、そのね、検査技師の人が全部の簡易を調べたら、
それがわかって、穴が開いてる勝手に、
ブリコラージュ、フランス語でブリコラージュって言うんですけども、
日曜大工リフォームをしたっていうことが発覚し、
自分でね、やっといて壊して、下の階に被害を出して、
原因は私の階っていうことに言われて、
ちょっとかなり腹が立って、
素人がそんなことするんじゃないと思いました。
ケチるんじゃないと思いました。
フランス人の良くないところかなと思いました。
ある意味、お金をかけないで自分たちでやっちゃおうとするところはあるけど、
排水管とかの辺は、
すべてに影響、すべての住人に影響を与えるところじゃないですか。
自分さえ良ければっていうところがね、私はちょっと許せなくて、
他の人の迷惑も考えてほしいなと思いましたね。
できるんだと思っちゃったんですかね。
日本みたいにね、図画工作とか技術、何でしたっけ、家庭科技術とかね、
そういうものないんですよ、こちら。
学校で習わないんです。
自己流で勝手にそういうことをやってしまうんですよね。
できると思ってやって、周りに大迷惑をかけてしまうっていうことにちょっと腹が立って、
私はその日の夜、主人に大当たりしました。
彼もかわいそうなんだけど、みたいな。
でも、お風呂場って一番リフォームの中でも難しいところじゃないですか。
そうですね、水まわりはね。
特にキッチンもそうだと思うんですけど、そこを手をつけてドリルで穴を開けるっていうのは、ちょっとあせんじゃないですか。
でもそういう話は、聞いても全然不思議じゃないところがフランスらしいですよね。
そうですよね。
それに慣れてきてる自分もちょっと、またかみたいな感じですよね。
この系のネタ多いですよね。
多いですね。
絶対にフランスに住まれた方は一度は経験するじゃないですか。一度どころかね。
もう?マークがついてしまう系のものから、ちょっと光爆発系のものまでありますよね。
そういうところで言うと、最近は自分に被害がそこまでこむらなければ、笑って済ませるぐらいにはなってきましたけど、
それでもちょっと頻度はね、多いかもしれないですよね。
アキさんはどうですか?なんか腹の立ったこととか。
腹が立ったというか、
信じられないみたいな。
もう?マーク系は、先日友人とランチに行き、いつものごとくなんだけれども、
ちょっとこうオシャレ系のレストランなんですよ。モダンな感じで。
で、ちょっとサービスの人もお姉系で、ちょっとくねくねしちゃって、
06:03
で、なんか元気?みたいな感じで、ちょっとオープンな感じでフレンドリーで来たんだけども、
全てのサービスが存在なんですよ。
ゆう子さんの話じゃないけど、ちょっとカップをね、優しく丁寧に置くとかっていうことが全然できない。
バンバンみたいな感じで、
ものをアミューズブッシュと言って、最初のおつまみっていうのかな?
一口サイズのおつまみが出て、
で、その間、私たちはメニューを見てランチを決めてたんだけど、
メニュー表をバンと取り上げるときに、
私のアミューズブッシュがミルフィーユっぽい形だったんだけど、
ものの見事に崩れ倒れ、
で、トッピングしたものが全部飛び散ったわけですよ。
壊れちゃったんですよね。
壊れちゃったんです。で、私がわざと聞こえるように、
あーって言って、本人も気づいてないから、まず。
そこが信じられないですよね。
そこがね、そこが、で、あーって言って、
あーちょっと残念って、ちょっとまあわざと言ったら、
何?って言って、
まあ倒れてるミルフィーユが見えたわけですよ、彼も。
そしたら、これ味は同じだから、
ってまあ一言言ったわけですね。
で、例えば一言、ごめんなさい、買いましょうか?って言って、
いやいや、私がもうこのまま食べる、味は同じだから、
このままいただきますって言うんだったら、
分かりますよね、それはありえますよね。
なんで彼が味同じだから、要はこのまま食べて、
信じられない。
あの、それをね、一応心を込めて作ったシェフの気持ちと、
それをこれからワクワクしてね、
いただこうと思ってた人のお客様の気持ちとか、
分からないのかしらと、っていう、こういう風に思って、
で、まあ私ももうでもいいって言ったんですね。
で、彼は、やっぱりちょっとお姉けっていうのもあって、
人の目を気にするのか分からないけれども、
え、でも本当に?本当に?
もう一回作り直してきてもいいんだけど、
僕のこと後で悪口言わないでね、って言ったのね。
そういうことされるんだったら、僕直してきた方がいいから、
っていうから、そういうこと言う、ガタガタ言う人はもうめんどくさいから、
最初からそう言いなさいって、最初から作り直しましょうかって、
言いなさいっていう感じですよね。
全てがそんな感じだったから、やっぱりこう、
ご飯って空間とサービスも含めてじゃないですか、
どんなに食事がまあまあ美味しくても、
サービスがやっぱりイマイチだと、やっぱりちょっと評価的には落ちる。
で、後から聞いたら、そこ日本人の女性のシェフだったんですね。
そうなんだ。
だからなんか、まあちょっと残念。
彼のせいで私はもう多分行かないかもな、みたいな感じなので。
09:02
確かにユズとか入ってた。マカロンでユズのマカロンとかあったし、
ちょこちょこ日本っぽいのは入ってるなとは思ってたんですけど、
後情報から、あ、じゃああの彼女は、
そのチームと一緒に作ったミズブッシュをね、
彼のお庭に壊したけど、味と同じだよと。
それに対したことだとは思っていないというね、
それはシェフにとってはちょっとショックなんですよね。
だからそういうのは日常茶飯事すぎるので、
さゆみさんほどではないんですけど、こういうのはしょっちゅうですよね。
日曜大工ですね、は本当にちょっと困るんですよ。
アパートは共同の住宅、集合住宅なので、
そうなんです。
ちょっとしたことがアパート全体の雰囲気とかになることもあるし、
あとその住んでる住民の雰囲気で、やっぱりちょっと変わってきたりするじゃないですか。
だって管理組合とかがすごい揉めるところもすごいあるみたいですし、
ああいうのはやっぱりちょっと振り回されちゃうと大変ですよね。
本当ですね。
ということでね、フランスの日常トタバタ話でした。
それでは本編スタートです。
今回は先月の終わりにディスカッションした国際結婚についてまたお話をしたいと思うんですが、
前回は国際結婚のいいところっていう話をしたと思うんですが、
今回は国際結婚のこの難しいところというか、
嫌なところとか大変なところっていうのも含めてちょっとお話をしたいなと思います。
現実的にいいことばっかりじゃないじゃないですか。
それが別に国際だろうが、別に同じ国籍でもあると思いますよね。
さゆみさんの中で難しいなと思うところってどんなところですか?
結婚したばっかりの時は、まだ今よりもっと若かったのであまり考えなかったんですけれども、
だんだん子供も大きくなって、私たちも年を重ね、
先日なんですけどね、私の義理の母が亡くなったんですね。
お母様がね。
そうです。彼女は老人ホームに入ってたんですけれども、
こちらの老人ホームを何度か訪問したりとか、
私の日本の祖母も何年か前に他界したんですけれども、
そちらの老人ホームもよく行ってたんですね。
そこを見て、差をいろいろ感じたんです。
もし、私が老人になって引退してどこに住むかっていうね、
12:00
ことを考えた時にすごく悩みますね。
100%日本なのか、100%フランスなのか、また半々なのか、また全く別の国なのか。
いろいろチョイスがあると思うんですよ。
それぞれの夫婦のね、ディシジョンで。
あと子供がどこに住むのかっていうのによって、
もしかして子供の近くがいいからフランスがいいとか、
子供がやっぱり日本で働きたいっていうんだったら、もしかしてみんなで日本に住むとか、
いろいろなパターンが起こりうると思うんですね。
そういう時に、どんな方法をとっても対処できるようにしておきたいなというのがありますね。
そこでちょっと夫婦間でやっぱり話し合わなきゃいけないところですね。
やっぱり年齢を重ねてずっとフランス暮らしをしている方でも、60、70ってなって、
やっぱり老後は日本で住みたいっていう方結構いたりしますよね。
そうですね。たぶん、ご食事の麺とかが、
フランスの老人ホームに入るとフランス料理しかないわけです。
チョイスないですよね。
そうなんです。で、そうなると日本の老人ホームは毎日いろんなメニューがあるんです。
そこはちょっと日本人の私にとっては日本の食事は魅力的かなーなんて思ったりもします。
毎日のことなので。
あとほら、温泉にも行きたいとか、
そういうちょっとした環境のせっかくだったら、
老後はもう日本の温泉に浸かりながら飲みに過ごしたいみたいな感じで、
日本で住居を移される方っていう方もいらっしゃるよね。
確かにどこに住むかっていうのが、
夫婦間の中で統一されてないとなかなか難しいですよね。
出ないと別々に。
勉強になっちゃいますよね。
老後は勉強とか、それもちょっと悲しいかなとも思いますし。
半々で楽しめるんだったらそれもアリだと思うんですけど、
でもやっぱりそれぞれの国の良さもそうじゃないところもあるから、
その折り合いを2人の中でどうやってつけていくのかっていうのは難しいとこですよね。
そうですね。
ここは多分どの夫婦も話し合わなきゃいけない。
一番重要なところかなと。
確かに。どこに住むかとか。
15:00
あともうちょっと現実的に言うと、
お墓どうすんのっていうところも。
そうですよね。だってお墓もそうですし、
お葬式の生活だ。
宗教上の問題もあるし。
そういったことも考えておかないといけないんですよね。
だから夫婦だと旦那さんのお墓に入る場合もフランスはありますけど、
でもなんか私だけ別に返してほしいって言ってる人もいたし、
やっぱりお墓は別々でみたいな、
私は日本の方がいいっていう人もいるし、
なんかその辺ってやっぱり自分の幼少期の価値観とかそういうのも出てくるから、
難しい。
現実的になっちゃいますよね。
ギリの母の死に対面し、
彼女のお墓をどこにするかっていうので、
結局ギリの父とは別のお墓。
別の場所なんですね。
彼女がそこのギリの父のファミリーのお墓に入りたくないって言ってたんです。
じゃあお父さんはファミリーの方のお墓に入っちゃった。
そうなんです。
なるほど。
そういうことも事前に聞いておいたので今回こういう風にしましたけど、
私たちもやっぱり夫婦、家族で話しておかないと、
子供たちにも伝えておかないといけないしね。
もしかして国をまたぐことになりますから、
なりますよね。
ここはね、ラブラブで甘いことばっかり言って、
日々過ごすわけにもいかず、
やっぱりちゃんと向き合っておかないといけないところかなと思いますね。
その向き合う数っていうのがちょっと複雑さが増すって感じですよね。
日本人同士の時よりも。
日本人は日本人同士で多分地方それぞれのやり方があったり、
家の仕切りもあると思うんですけど、
国をまたぐとまず法律も違ってくるし、
複雑な宗教も違うし、
複雑になってくっていう感じですね。
それはやっぱり国際結構のいいところしか見てないと、
後で大変なことになりますよね。
本当ですね。
夫婦の財産とかもね、
もし日本とフランスと分けてたりすると、
その後どうするかとか、
いろいろ出てくると思います。
家庭の問題とかね。
だからその辺はもう、
現実的に話をしていくっていうことしかないですよね。
折り合いをつけるって感じですかね。
生きてるうちに。
そう、本当に。
後から大変なことにならないように。
本当そうですね。
で、あとは、
難しいところっていうと、
もう本当に言葉とカルチャーっていうところは絶対セットで、
18:00
言葉はやっぱり、
私たちは、
私の場合は絶対永遠にネイティブにはなれないと思ってるので、
だからやっぱり自分の言いたいことが、
伝わってるとは思うんだけれども、
時々めんどくさくなるときあるんですよ。
分かりますよ、私もありますもん。
その時は、
日本語で言っちゃったりも私するんですよ。
日本語で伝わるからいいんだけど、彼の場合は。
うち伝わんないんで。
言葉使ったり、英語使ったり、フランス語使ったり、
本当にその時々で。
でもやっぱりフランス語で、
例えば日本の話をしてるとき、
日本人に一応そのバックグラウンドを話さなくても通じちゃうことってあるじゃないですか。
でもそのバックグラウンドから説明しないとダメなんですよ、フランス人には。
そうですよね。
そうなると説明が長くなるし、前提条件が増えるし、
めんどくさくなる。
そもそもめんどくさくなっちゃいますよね。
めんどくさがらずにやらなきゃいけないんだけど、
時々日本語だったら楽ちんなのにって思うときはある。
だからそこを何とか頑張って伝えていくっていうのは、
私にとってはちょっと難しいこともうちに入るかなっていう。
何年か日本に、一年でもいいから一緒に住んでみると、
たぶんね、簡単に入ってくると。
そうなんですよ。
彼の引退後は日本語ちゃんとやると言ってるので、
今はちょっとどうしても時間がないって言ってるけれども、
でもそうやって半々に住むとかね、そういうのも含めてやれば、
きっと少しはね、日本語も勉強し、日本のこともわかり。
たぶんね、私たちもこっちに住んでだいぶわかるようになってきてるじゃないですか。
耳はね、少なくとも。
自分を通じての体験からもうさっとわかる。
バックグラウンド的なものもわかるようになっていることも増えてるじゃないですか。
だからきっと旦那様とかもね、日本に住んでみることで、
ちょっと長期的にね。
本当一年でも半年とかでも変わると思いますよ。
まずはね、国語から。
本当に永遠の三歳児なので、しょうがないんですけれども、
でもどっかでもやろうとは思ってるみたいなので、
引退後ね、自分でそうやって頭を使うことをするっていうのは悪くないと思うし、
子供ばっかりに通訳を頼んでるのもね、さすがにねっていうところも。
引退はきっと時間たっぷりあるから、
本当に勉強するとね、頭もしっかり使えるし。
21:01
漢字の練習もいっぱいしてもらったら、手も動かせるしね。
いいと思いますよ。
だからその辺がクリアになっていく前提だったら、
国際結婚も悪いことはないかなっていう感じですかね。
いろいろそういう、すごい長い先のこととかも、
話し合った上で結婚とかする方がいいかもしれないですね。
そうですね。
アドベンチャーはアドベンチャーで楽しいんだけど、
前もって知っておくだけでまた違ってくることも。
そんなはずじゃなかったみたいなのがね、防げると思うんですよ。
それはもう絶対つきものなので、そこをどうしていくかっていうのも、
話すきっかけがあるだけでも全然違うと思うので、
それはちょっと意識的にね、お墓のことを考えます。
私もですよ。どうしましょうと思いました、本当に。
でも私は彼には彼の田舎のお墓には入らないとは言ってますけどね。
だって何の縁もないところに一人で入っても、っていうところがあるので、
その辺はちょっとまだおいおいって感じで結論出てないですけど、
現実的に考えなきゃいけないことですよね。
たぶん、まだ普通に生きてれば死ぬことはないと思うんですけど、
衣装とかも準備しておかなきゃいけないのかなと思います。
特に子供が絡んでくるわけだから、どうするかっていうのは、
子供たちも知らないまま両親が死んじゃったらっていうのもあるでしょうしね。
その時、子供がどこに住むかっていう問題にもなってきますよね。
バラバラになってる場合もありますしね。
一人はどっか行っちゃって、一人はフランスとかっていうのもあるしね。
もし子供が小さいうちだったら、もし旦那様が亡くなった場合、
じゃあ日本に子供を連れて帰るかとか、そういうことも、
私話してますよと、その時は私は日本に帰るって言ってますから、
ここにはいない、あなたに連れてこられて、
あなたがいないんだから、いても意味がないから帰りますと言ってます。
そのあたりはね、私最初に話しておいた方がいいかもしれない。
私も自分の意見は言ってますけど、
それが伝わってるかどうかはちょっとまた別なんですけど、
ちょっとまたちゃんと話さなきゃいけないなっていうのは感じました。
これから国際結婚を考えていらっしゃる方は、
ぜひこちらの方も参考にしてください。ありがとうございました。
この番組は毎週金曜日を目途にお届けしています。
確実にお届けするための方法として、
iTunesやPodcastのアプリの購読ボタンを押していただければ、
24:02
自動的に配信されますので、ぜひ購読のボタンを押してください。
また皆様からの質問・感想をお待ちしています。
パリプロジェクトで検索していただき、
そちらのお問い合わせからPodcastを選んでいただき、
質問や感想を送ってください。
どしどしご応募お待ちしています。
また来週のパリから学んだぶれない自分の作り方をどうぞお楽しみに。
さゆみさんありがとうございました。
ありがとうございました。
秋でした。