1. パリで学んだ「ブレない自分の作り方」
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2018-06-21 19:46

Vol.117 「人は人、自分は自分、と思えるようになるためには?」

「人は人、自分は自分」とわかっているのだけれど、どうしても気になってしまう・・・
そんな人へのアドバイスについてお話しています。

オープニングでは、子供のバレエのクラスに一人で参加している70代女性のお話です。

オフィシャルサイトは、http://projectsparis.com/


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こんにちは、あきです。
今日もパリで学んだ「ブレない自分の作り方」の時間がやってまいりました。
今日もさゆみさん、どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さゆみさんが最近あった話を、ぜひ聞かせていただきたいんですけど。
そうですね、つい先日なんですけれども、自助のバレエの学校があるんですよ。
そこは週に1回か2回行ってるんですが、ピガールというね、ムーランルージュとかキャーバレーとかね、
いろんなショービジネスのあるエリアにあるバレエスタジオなんですね。
そこにすごく有名な先生がいらして、バレエの先生がいらして、
たくさんの子供たちをパリのベラザニーのバレエ学校に送り込むので有名な先生がいるんです。
その先生をエミリーのね、バレエの先生に紹介されて、行きなさいと言われ、
私も一緒に同行し、行くようになっているんですね。
去年の年末ぐらいからですかね。
で、そこでお会いしたマダムがいるんです。
子供のクラスなんです、基本的にね。
子供のクラスに必ずいつも、小学校3、4年生ぐらいの子供のクラスに必ず、
70代、おそらく70代、もしかして80代ぐらいのおばあちゃんが一緒にレッスンに出てるんですよ。
一人で混じって。
一人で。
子供と一緒に。
これは彼女の意思ですよね、どうか。
そうそう。
で、先生もそれをOKって言って。
先生もOKで、一緒に出てるんですよ。
とても綺麗にお化粧してて、すごく姿勢も良くて、
このおばあちゃんは一体何者だろうと。
いつも子供のクラスに入ってる人ですもんね。
一人だけ大人が加わってるんですよ。
大人って言ってもかなりの年齢差ですよね。
でもね、子供たちともすごく仲良くおしゃべりしてて、すごく好感の持てるおばあちゃんで、
とにかく美しいの。綺麗なんですよ。
もちろんレオタード着てるわけですよね。
着てますよ。
それにレッグウォーマーとか、ちょっとお尻が冷えないようにミントのパンツとか履いてますけど、
すごくスタイルも良いんですよ。
そのおばあちゃんとつい先日ですけども、
たまたま色々とお話しする機会があって、
フランスだからかどうなんですかね、
レッスンに行ったけどレッスンなかった。
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よくあるパターンですね。
という日があって、仕方がないから、
来てる子供3,4人とおばあちゃんと勝手にミニレッスンみたいなのを自分たちで勝手に踊ってました。
そのお部屋は空いてたんですかね。
空いてたんですよ。
だからレッスンがあるものと思ってみんな待ってた。
父兄も待ってたんですけど、結局なくて、
子供たちその間、じゃあ自分たちで何かやろうって言って、
勝手に適当に、おばあちゃんも一緒にレッスン適当にやって、
それはそれで楽しかったんですよね。
でもそれでも30分待っても来ないから、
じゃあもうやっぱりないんだっていうことで、
みんなでお着替えしながらおしゃべりしてた時に、
そのおばあちゃんがお着替えして、
その後またきちっとね、すごく綺麗に美しくメイクアップしてるんですよ。
し直すんね。
だってそんなレッスン受けてるわけじゃないじゃないですか。
汗もかいてないんですよ。
だってやってないもんね。
美しくメイクアップしてて、
たまたま私のしてる指輪を見つけてお話しして、
あなたの指輪とっても綺麗ね、それどこのもの?
これはタイのルビーなんですよ。
それはタイで作ったの?
原産国はタイなんだけど作ったのは香港なんです。
で今はパリって。
じゃあこの指輪とても旅行ね、ボアイアーシュしてる指輪なのね。
まあいいわねなんていう話で、
とてもね、美しいものに
敏感な感じ。
すごく興味のあるマダミなんですよ。
70代80代だと思うんですけど、
とにかく美しいものが大好き。
身の回りに置いておきたい。
美しくないものは嫌みたいな。
でオペラ座のエトワールだった先生とかの教室を調べて、
そういったところにお年をとっても常にレッスンに通ってるのっていうふうにおっしゃってて、
すごくね、なんかびっくりしました。
別に彼女バレリーナとかでもないんですよね。
趣味の一環としてやってるってことですね。
でもやっぱり、70代80代で
まあ要はバレリーナの格好をしてレッスンを受けるって。
鏡でね、自分に対面するわけじゃないですか。
体型ともね、いろんなものとか。
12回ですよ彼女は。
だからそういう機会が、まず年齢を重ねるにつれて減ってきますよね。
そうですよね。
だけどそれをね、あえてこう自分で
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トレーニングっていうよりも、もう本当に好きで楽しみっていう感じ。
子供とも普通になんて言うんだろう、ナチュラルにコミュニケーションをとって、
子供と一緒に踊ってるって。
すごいなと思って、この柔軟性というか、メンタルの柔軟性がすごいなと。
そうですね。だからその辺の年齢とか関係なく、
普通だったら、先生が幼児と一緒にはとか言うと思うんですけど、
でも本人は全然気にしない。
だからこう、何歳だからこうじゃなきゃいけないとか、
そういう縛りを彼女は一切持ってなくて、
本当にやりたいから子供と一緒でもやるみたいな。
その時間に来たいから来るみたいな。
でも美しくありたい。きちっとお化粧も、髪もすごく美しくしてますよ。
だからそういうところで、年だからとかっていう言い訳なし。
ああいうマダムになりたいなというのが、ちょっと最近の私のヒットというかね。
実物を見てまたさらに思いを知らされて。
遠い先のように感じるけど、やっぱりそこで自分のことを好奇心を持って、
いろんな新しいことをチャレンジしたりとか、
全面鏡の中のレオタードを切るって結構勇気がいると思うんですよね。
本当にみんな子供で今後オペラ座に行こうと頑張っている子たちの中で一緒に。
踊ろうとする70代から80代の人みたいな。
すごいな、素晴らしいなと思うんで。
すごいですよね。そういう意味ではちょっとこう、
自分がなんかもうそろそろやらなくてもいいかなっていうのを、
ちょっとこう振り返るきっかけにはなりますよね。
人間って何歳になっても何でもできるという勇気をね、いただいた感じがしました。
ちょっとそういう身近な人生の先輩がいるっていうのは。
そこにフランス女のパリジェンヌの心意気みたいなのをね、私は感じたんです。
多分日本にもいらっしゃると思うんですよ。
だけど結構こういうおばあちゃんも見かけるんですよ。
そうなんですよね。バレエの姿してる姿、私あんま見たことないですけど。
でも結構背筋をちゃんと伸ばして。
あんまり背の曲がってる人いないじゃないですか。
あとね、自分の足で結構一人でたくさん歩いてる。
だから私、お年寄り時間の人と結構一緒になることがあって、マルシェとかに行くと。
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働いてる人が絶対行かない平日のマルシェとかって、お年寄りメインなんですけど、
結構一人暮らしっぽいマダムが一人分だけ買って、
本当に杖つきながらしっかり歩いて帰るみたいな、
自分のものは自分で調達するぞみたいな意気込みを感じるんですよね。
分かりますよ。
だから寝たきりっていう感覚ってあんまフランスはないから。
寝たきりの期間ってかなり短いんじゃないかなと思いますね。
だからそういう意味では、刺激になるなとはいつも思ってたんですけど、
バレリーナの格好したらますます刺激になりますよね。
あともうね、お化粧もレッスンの後とか、いつもきちんとやり直してるし、
この後は演劇を観に行くとか、すごく楽しんでますよ。
やっぱりね、美意識につながるんですかね。
そう、美意識。
本当、死ぬまで女。
それはすごい感じますね。
はい、ちょっと意識したいなと思いました。
それでは本編スタートです。
本編です。
今回はちょっと皆さんが悩むポイントになるようなところをテーマにしてお話ししたいと思います。
さよみさん、ちょっと読んでみてください。
人は人、自分は自分と思えるようになるためにはどうしたらいいか。
っていう話なんですけども、
これはですね、実は私月1回グループセッションをクライアントさんとやってるんですが、
それに出てきたテーマなんですよ。
で、グループセッションやるときっていうのは、
1人10分ぐらい時間をとって、それぞれのテーマでお話しするってことなんですけど、
ついつい人は人、自分は自分って、
多分みんなわかってると思うんですけど、
比較しちゃうっていうところが多分ネックなんですよね。
さよみさんはそうやって、例えば人と比較して落ち込んだりするときとかあります?
ありますよ。やっぱり最近でもね、さすがに歳をとってきたので、
だいぶ人は人、自分は自分って思えるようにかなりなってきたとは思いますが、
やっぱり20代の子とかはすごくその思いにとらわれて、
どうして私はこうなんだろうとか、
他の人を羨ましいなと思う部分とかもあったり。
それは例えば身近な人なの?
そういう身近な人だったり、ちょっと知らないけど、そんなに全く知らない。
例えば、同僚とか仕事関係の人で、すごく羨ましいなって思うような人がいたりとかね。
そういうときってどうやって消化してました?自分なりに。
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どうやってたかな、とにかく忙しく私は仕事をしてたので、仕事してたら忘れてる感じ。
じゃあちょっと時間があるとそういうのを考えちゃうみたいな感じですか?
なんか暇なときとかにそういうことを考えてしまったけど、
何かに集中して忙しくしてたりとかっていうときは余計なことは考えてないですね。
グループセッションで上がってた人は、たまたま自分のやりたいことっていうのも明確で、
こっちの方に行きたいっていうのはわかってるんだけど、
例えば、兄弟なんか特にそうだと思うんですけど、
お姉さんとか妹とか同棲の兄弟がどういう生活をしてるかっていうのが、
やっぱりモロに見えたりするわけだから、
そういうところで、私は彼女とはまた違うんだとか、
彼女が持ってるものは自分には持ってないとか、
そうやって比較して、自分の生活がすごい平凡で地味だと思ってしまうみたいな、
そういうセッションのテーマだったんですよ。
その時にどういう話をしたかっていうと、
人と比較してる時っていうのは、やっぱり人の良さばっかり見えて、
自分の良いところっていうか、
自分のダメなところしか目につかなくなってるっていうことはありませんかね?
ありますよ。隣の芝は青く見えるじゃないですか。
青く見えるって感じですよね。
そういう良いところばかりに目が行って、自分と比較して、
自分の悪いところしか目に見えなくなってしまうっていうことなんですよ。
だから、自分の価値とか、自分の良いところとか、
自分のやってることの良さとか、そういうのを忘れがちになってる時間なんでしょ、それこそが。
そうですね。
そこが認められないと、人が良いところばっかり目についてしまうっていうのもあるので、
やはりそういう時こそ、本当はそういう時じゃなくてもやったほうがいいんですけど、
自分の良いところとか、自分の良さとか、
そういうのを普段から時間を作って書き出してみたりするっていうことが、
まず根本的に必要かなということはあるかなと思うんですよね。
それをやらないで人と比較しても、
なんていうのかな、
自分には自分の良さがあるはずなのに目に見えてないだけなので、
そこを認める作業を自分でするっていうことがまず一点ですね。
あともう一つ、その時に彼女に言ったのは、
人なんて、その他人の芝っていう話なんですけど、
キラキラ見えるんですよ。
確かに。
ね。
だんだん年を重ねていくと、
キラキラしてるように見えるばかりの人でも、
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実はいっぱい大変なこともあるっていうのが分かってきて、
そうなると、本当に今だから言えますけど、
人は人、自分は自分って思えますよね。
思えるんですよ。
やっぱり全てがキラキラじゃないっていうのは、
どんなに頑張ってても、
全ての部分でキラキラは行かないんですよ。
行かないんですよ。本当におっしゃる通りで。
白鳥の足を水面下でもがいてるみたいなところ、
いっぱいありますよ。
だけどそれを見せてないだけで、
実はいっぱいあるっていうのが分かりました。
私たちが見えてるのは本当に氷山の一角で、
その白鳥の上の部分だけなんですよ。
美しいところだけ。
優雅に泳いでるっていうところは、
本当に上の部分で、
多分その10倍、20倍苦労してたり、
努力してたりするっていうのがあるわけだから、
キラキラしてる人、羨ましいじゃなくて、
キラキラしてる人もそれなりにちゃんと努力もして、
おっしゃったように、
その人はその人なりに悩んでることもあるっていう、
前提で思ってた方がいいと思うんですよね。
そういうことが分かってれば、
あんまり誰かのことをいいな、羨ましいなとか、
そういう目で見ないといけなくなる。
意味がないですよね、やってても。
彼女も一生懸命やってるんだ。
じゃあ私も自分のできることをやってみようとか。
そうなんですよ。
っていうふうに思えますよね。
だから、やっぱりキラキラしてるんだったら、
そのキラキラしている中に、
彼女はどういうプロセスを経て、
このキラキラに至ったのかっていうのを考えてみると、
実はそこにはやっぱりかげながら努力があるとか分かると、
なんていうのかな、
自分も別にキラキラになりたいわけじゃなくて、
自分もそのように、
表に見せてないところでやってることがいっぱいあるわけだから、
その部分をやっぱり意識するだけでも全然違うかなと思いましたね。
で、日本人は比較の文化なんですよ。
例えば欧米人はここ人って育ってるじゃないですか。
で、日本人って和の社会でしょ。
和っていうのはどういうことかっていうと、
他人との立ち位置を見ながら自分の位置を定めるっていうカルチャーなんですよ。
だから、私は私、あなたはあなたって動きませんみたいな、
欧米だとしたら、
あなたはその立ち位置にいるなら、
じゃあ私はこの立ち位置で行ってみようかなみたいな、
相手に合わせて動けるのが日本人の特徴なんですよ。
だから、そこの良さを使っては欲しいんだけど、
そこが比較に入るとこういうちょっと悲しいところに行ってしまう。
使いように寄って。
寄ってっていう。
だから、社会とか環境にうまく対応したり、
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臨機応変にできるっていうのが、
この日本人の良さでもあるんだけど、
この比較して自分はダメだとか思ってしまうのも、
その裏返しにあるっていうことを、
ちょっと常に意識しておくと、
日本人は特徴だから、
じゃあ欧米人みたいになろうと思う必要はないんだけれども、
でもさっきも言ったように、
自分の価値を高める努力っていうか、
その意識する努力と、
あと人はみんな白鳥であるというところは、
意識するだけでも全然違うかなと思いました。
また面白い角度の質問があったら、
ぜひ取り上げたいと思いますので、
ぜひ質問がある方はお寄せください。
ありがとうございました。
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また次回もパリで学んだブレない自分の作り方をお楽しみに。
アキでした。
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