広告をやって楽しむ、見て楽しむ、話して楽しむ、アドバタラヂオパーソナリティの富永誠です。
須那謙でございます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
今日は収録7月7日。
七夕ですね。
そういう意味だと、本当に僕ら会いたい人に会っている今日、収録でございますけれども。
何か白々しい感じで言ったけど。
実は後ほどご紹介しますけれども、
今日来ていただくゲストの方、実はアドバタラヂオスタート当初からゲストに来ていただきたいと思った。
ずっと名前を挙げさせていただいておりました。
僕たちの中でですけど。
特に今まで連絡来たことないですけど。
まだご紹介してない。
まだ?
コロナとかもありましたし、タイミングとかあったんで。
ついに七夕の日に。
ついに終わりできたと。
これ皆さん聞いているタイミングがもっとずれていると思いますけれども、
ゲストを招いて皆さんにお届けしたいなというふうに思っております。
というところで須那謙さん、お呼び立てお願いいたします。
クリエイティブディレクター、CMプランナー、コピーライターの福里真一さんです。
よろしくお願いします。
七夕でもありますけど、都知事選の日でもありますね。
これが終わったらすぐさま投票に行かないといけないですね。
これが放送されている頃には都知事が誰になったんでしょうね。
確かにそうです。
分かってるでしょ。
確かにそうです。
僕は行ってきましたから。
大事ですもんね。
かわいければいいっていう政権放送の人とかいましたからね。
今年すごかったですね。
ちょっと待ってください。話がね、都知事選の話になっちゃうんですよ。
でも皆さんね、ちゃんと選挙行きましょうということで。
福里さんを招いてよろしくお願いいたします。
というところで、ちょっとせっかくなので、
もしご存じない方もいらっしゃるかもしれないので、
福里さんのご紹介をお願いいたします。
福里さんは1993年にワンスカイという会社で、
クリエイティブディレクター、CMプランナー、コピーライターをされています。
1968年鎌倉生まれ、一つ星大学社会学部卒業後、
1992年電通に入社されました。
2001年よりワンスカイ所属と。
今までで2000本以上のテレビCM企画を制作されています。
主な仕事に、吉本工業創出園で話題になった
キキキリンラのフジフィルム、正月を映そう。
トミー・リー・ジョーンズ主演によるサントリー・ボス、宇宙人ジョーンズ、
トヨタ自動車子供店長、リボン、トヨタウン、エネオス、エネゴリ君、
東洋水産のマルちゃん生麺、ユーパック、バカ真面目な男、ラインモバイルですね。
あと、メルカリ、メゾンメルカリ、マクドナルド、
ヨルマック店長、ユニクロライフトウェアなど、
TCCグランプリ、ACCグランプリ、クリエイターオブザイヤーなどを受賞されています。
著作に、電柱柱の陰から満ちるタイプの一騎手術、
もうね、口がまんないんだけど、困ってる人のためのアイデアとプレゼンの本、
本命、という、もう、数多企画に。
いや、すごいですね。
ありがとうございます。
なんか、ものすごいちゃんと紹介してくれるんですね、この番組。
します。ちゃんとします。
本当に、広告、別に業界じゃない人も聞いているので、
そのようなお仕事を、私知っている、この方がやってらっしゃるんだ、
というところを気づきに毎度なっているというところなんです。
ですので、ネット上に上がっている最新の情報をピックアップしながら、
作ってくれたんだ、プロフィール。
いろいろ、ある場面でいろんなところにあったりするので、プラスさんのプロフィールが、
できるだけ、前面に出ている感じのプロフィールからピックアップしました。
すごい、知っている仕事しかない、むしろ。
知っている仕事しかない。
これは、ありがたい話で。
改めてですけど、今回、ご連絡させてもらったのも、砂経産経由だと思うんですけど、
お二人のこと、このタイミングで。
関係はですね、大してないんですけど。
でも、あれですよね、CMジャーナルで、菊池さんという方がいらっしゃって、
その下といいますか、いろいろ取材をしている若者みたいな、あれが何年くらい前なんですか?
そうですね、2002年に私、CMジャーナルに入りましたので、その時にデッチとして入らせていただきました。
だから、このチャンネルではCMジャーナルって、
言っても大丈夫です。
おなじみのジャーナルですか?
砂経産がもともとそういう仕事をしていたというのは、皆さん知っていますか?
知っています。
もともと、CM通信という地味な紙媒体があって、
菊池さんはそこと喧嘩別れして、CMジャーナルを立ち上げて、
広告界に本当のジャーナリズムみたいなものを立ち上げるべきだ、みたいなことなのかな。
それで、作っているところに砂田さんが入って、
二人していろいろ取材したり、
自分たちがいいと判断する広告クリエイターをちょっと応援してくれたり、みたいな、
そういう存在で、
大して私のことは応援してくれませんでしたけど、
それは面白い。
特に菊池さんに評価されていた記憶は全くないですけど、
菊池さんもめちゃくちゃタグボート不安だったからね。
タグボート推しだったから。
タグボート推しだったから、ちょうど明日があるさとかやって、
それこそ今も紹介してくれたクリエイターオブザイヤーとか撮ってた時なんですけど、
菊池さん的には、なんでタグボートじゃないの?みたいな、
制度がおかしいんじゃない?みたいな感じのニュアンスの記事になってましたから。
覚えてるんですけど。
なるほど。
なので、僕も菊池さんがおっしゃってたみたいに、確かに僕の前の上司の方はそういう、
推しなべてクリエイター、特に頑張っている人たちは好きだったんで。
特にタグボートが好きで、
タグボート推しだった。
作るものも多分外見もだと思うんですけど。
それはちょっと僕は賛同できないですよ。
そんなことじゃないと思います。
なので、僕はそういうショーとか受賞式の時の取材にも行かせていただいていたので、
TCCとかの受賞式のパーティーとか、
そういう時によく取材をさせていただいたっていう記憶がありますね。
その当時から。
そうですね。そこから僕も広告業界からちょっと足を洗って違う業界とか行っていたんですけど、
何かタイミングがあった時にお連絡させていただいて、
この前ちょっとお会いしましたねみたいな。
そうですよね。
何かちょくちょく会いますよね。
そうですね。
いろんなイベントとかね。
はい。僕も好きなので広告のこと大好きなので。
そうですね。
すなけさんも確かにそういうとこ顔出しますし、
ふさそもそういうとこ割とフットワーク軽く行きますよね。
そうなのかな。
僕はそういう印象がありますね。
じゃあそうかもしれないです。
そういうとこでお会いする。
そうですね。
そういうとこでお会いしましたね。
なんか重鎮が5、6人なんか嫌な空気でグーってやってる。
はいはい。それTCC60周年のやつですか。
そうですね。
はいはいはいはい。
もうすぐ分かっちゃうじゃないですか。
60周年のやつとかでお会いしたいってことですね。
なるほど。
そこからじゃあお付き合いがあって。
そうですね。
で、そうですね。僕らこういうことをやってるっていうので、
今回ぜひゲスト出ていただけませんかというところで、
この番組で言うと広告業界を知らない方々も多いので、
もうたくさんの有名なお仕事をされている、そんなふくささんの広告業界に入ったきっかけや、
学生時代に目指したきっかけみたいなところも伺えたらなと思うんですけど、
目指したタイミングはどのタイミングなんですか。
基本的には目指したことはなくて、
要はものすごくコミュニケーション能力が低い人間で、
人とうまく輪の中に入れないとか、そういうずっと人生を送ってきて、
大学時代とかも1ヶ月ぐらい誰ともしゃべらないみたいなことってザラだったんですよね。
人間ってあまりにも誰ともしゃべらないとどうなるかっていうと、
ずっと独り言を言うようになっていくんですよ。
自分の部屋の中とかで独りでいるんだけど、よし起きよとか、
じゃあパンを焼こうとか、
人としゃべりすぎると自分が何を考えているかを口に出さないとわからないみたいな状態になって、
そろそろ寝ようかなみたいなこととか。
めっちゃ怖いですけどね。
そうなんです。
自分の部屋にいるときだけじゃなくて、それが癖になっているから、
時々電車とかに乗ってても、ああそうだとか独り言で言って、
電車の車内の人がさっとこっちを見ないようにするみたいな、
そういうこととかもあったぐらいコミュニケーション能力不足がはなはだしかったので、
そんな人間は普通の会社に入っても、日本のどんな会社も割とそういう能力ってすごい求められるじゃないですか。
それはもうとてもじゃないけど通用しないんじゃないかなと思って、
かといって普通そうするとそういう人って研究職というか大学院に行って研究を続けるみたいな風になるんだろうなとも思ったんですけど、
特に勉強をしたいことも何もないし、
あとそうすることによって今のままの自分であることを肯定することにもなっちゃうなみたいな、
別に今のままでいいと思ってるわけじゃないなみたいなところもあって、
ギリギリなんか研究職っぽくて社会人にもなってるみたいなことってなんだろうと思って、
いろんな企業がなんとか総研っていう総合研究所ってあるじゃないですか。
自分は社会心理学というのを専攻してたんで、
割と世の中の社会調査というか人々が何を考えてるかとか、
今どういう傾向があるかみたいなことを調査したり研究したりできる仕事につければ、
そんなにコミュニケーション力もなくても良くてなおかつ、
ちゃんと会社員とか社会人にもなれるっていうところが狙えるんじゃないかということで、
なんとか総研っていうのをいくつか受けていて、
その時に受けた中の会社にデンツー総研というですね、
広告会社デンツーが作ってる総合研究所があって、
今もう全然デンツー総研って今も多分あるんですけど全然姿形を変えてるんですけど、
当時はまず新卒採用してたんですね、会社としてね。
景気がものすごい良かったんだと思うんですけど、
しかも生活大予言っていうのを毎年出してて、
割とそれが話題になるというか、デンツー総研が発表した今の世の中ってこうだみたいなことが話題になったりとか、
なんかそういう感じもあって結構いいんじゃないかと思って、
デンツー総研を受けたんですけど、
とにかく日本の面接って今でもそうですけど、
コミュニケーション能力みたいなものものすごい、そこが一番重視されるじゃないですか。
受かんないんですよ、どこもね。
それでデンツー総研も結局受けたけど、受からなかったんですけど、
その時にでも面接官ってデンツーからみんなもともと出向で行ってる人たちで、
総研はそうなんですね。
そうなんですね。
それでその面接官の人が、君そういう調査研究みたいなことをやりたいんだったら、
デンツー本体にもそういう部署あるから、デンツー本体も受けてみればみたいなことを言ってくれたんですよ。
でもその前に受からせろよみたいな。
受からせてからにそれを言ってくれるってことですよ。
そうなんですけど、デンツー総研落ちたんだけど、そういう部署あるよみたいなことを言われて。
奇跡なご案内ですね。
そうなんですよ。
それで、だったらその時点でどこにも受かってないわけだから、
もう闇雲に受けるしかないぞみたいな感じになっていたので、デンツー本体というものを受けまして、
私はお互いでもなければコネでもなく、本当に行き当たりばったりで本試験をデンツーで受けたわけなんですけど、
それで受けたら、デンツーってどういう人たちが受けに来るかっていうと、
コミュニケーションの化け物みたいなすごい奴らがいっぱい受けてて、
しかも当時のデンツーのスローガンっていうのが、コミュニケーションエクセレンスデンツーっていう、
卓越したコミュニケーション活動っていう、そういう会社で、
もう次々と日本中の部活を束ねてましたみたいな感じの人とか、
世界を自転車で一周してきましたみたいな人とか、
体育会系の部長で何百人の部員を仕切ってましたとか、
そういう人がいっぱい受けに来ている中で、私がデンツーの面接で言ったのは、
人とうまくコミュニケーションをとることができないので、
自分には友達が一人もいませんみたいな話をして、
だから周りの人が何を考えているかも全く分かりませんみたいなことを言って、
御社に入って、世の中の人が何を考えているのかを調査研究するような仕事がしたいですみたいなことを言ったら、
あまりの暗さにものすごい受けてしまって、
たまたま就職の話があって、
今はどうか分かりませんけど、配属式っていうのがあるんですか。
配属発表ね。
内定をもらって、
その後ちゃんとコミュニケーションをいろいろ会社とやった後に内定をするようになったんですね。
その話が僕は大好きなんですよ。
その話に行きますと、
要は4月1日に入るじゃないですか。
それで私の時は、
6月末日に配属発表っていうのがあるんですね。
だから3ヶ月間いろんな座学を受けたり、
あと現場研修っていうのもいろんな部署に2週間ずつ行ったりとかして、
研修が行われるんですけど、
その間3ヶ月間っていうのは、
新入社員はエレベーター使っちゃいけなかったんですね。
あのすごい高さの。
要は今取り壊してる田下建造の電通本社ビルっていうのが築地にあって、
それが13階まであって、
13階大ホールっていうところで新入社員研修がずっと行われてるんですけど、
エレベーターというのは、
お客様かお金を稼ぎ出してる先輩社員のためにあるものだから、
何も生み出してない新入社員は乗る資格がないっていうことで、
毎朝13階大ホールまで階段で登っていくんですよ。
しかもこの会社内で君たちが会う人っていうのは、
全員がお客様か先輩社員しかいないから、
誰に会ったとしても腹の底から声を出して挨拶をしろって言われているから、
階段を登っていきながら誰かとすれ違うと、
おはようございます、おはようございます、
とかなんか言いながら、
毎朝13階まで登っていくみたいな。
コミュニケーション苦手ですって言って入ったのにもかかわらず、
一発目からそれが入ってきたんですね。
それはだから全員それやるわけだからね。
それはもうルールです。
でもそれで言うとね、
私もちゃんとコミュニケーションが取れないということを貫き通してたのは何かっていうと、
その年、電通が映画を作ってて、
ロシア国スイムタンっていう映画を作ってたんですよ。
それでダイコクやコーダユーがロシアの女帝に会って日本に帰ってくるっていう話なんですけど、
それをまず新入社員全員で見て、
それでその映画を作ったっていう電通の先輩社員がやってきて、
いいか、お前らの仕事っていうのはドブからザルで金をすくい上げてくる仕事なんだとか言って、
わかるかとか言って、
何を言ってるんだ、わかるかとか言って、
わかったらこのチケット売ってこいとかなんか言われて、
映画の前売り券を全員で売ってこいみたいなことを言われて、
そうするとまた私の同期たちってすごい人たちだから、
本当に売ってくるんですよ。
それでもう何百枚とか人によっては何千枚とか、
たぶんその後輩たちとかだとか、
わかんないけど売ってきて、
レースみたいにもなってるわけよ。
あいつは今何百枚売ったみたいな。
売り上げみたいな。
それで最後一番売った中村君だったかな、
そういう人が一番売ったのは何とかだみたいな、
前に出てこいとか言って、
その前に一番売った人が出てきて、
じゃあ一言とか言われて、
自分はこの映画の前売り券を一枚一枚売っていくことを通して、
だんだん伝通人に近づけた気がしますみたいなことを言って、
みんな拍手とか言って。
すごい場があって、
その時に私が考えたのは、
自分が売れるとしたら両親への2枚だけだなと思ったんですけど、
ここで私が2枚を売ったからと言って、
体制に影響がないなと思って、
私は0枚を貫いたっていう。
売ることもできたけど、あえて。
あえて頑張れば2枚は売れたけど。
ここはもう0枚に徹しようということで、
0枚貫いたっていうのもあったんですけど、
そんなこんなもいろいろありつつの、
3ヶ月の研修があって、
最終日、また6月末日ですね。
13階大ホールまで階段で上がってって到達して、
全員集合して、
当時伝通ってまだ分社化もしてないから、
北は北海道から南は沖縄まで、
どこに配属されるかも全くわからない。
職種も経理から人事から営業から、
クリエイティブから何から、いろんな職種。
その日まで全くわからないんですよ、
自分が何に配属されるか。
私も面接では友達がいないから、
世の中の人が考えてることを知りたいとか言って、
それは部門で言うとマーケティング部門っていう部門に、
調査研究みたいな部署があって、
そこに行きたいっていうことで、
それで受かってるんだから、
そこにするのが普通だと思うんですけど、
今どうなってるか知らないですけど、
当時電通の配属って全く本人の希望とかとも、
関連しなかったことも多かったので、
一説には履歴書を階段からザラザラって落として、
それで配属を決めてるっていう説もあったぐらい、
それはさすがに嘘だと思うんですけど、
それぐらい何に配属されるかわからないっていう状態で、
200人ぐらいの同期が13階大ホールに入って、
ああいう順で、
なんとかかんとかはいって言って立ち上がって、
なんとかかんとか勤務を命ずって言って、
はいって言って座るっていうことが、
200人順番に近づいてくるんですけど、
やっぱり人によっては、
納得いかない配属先を言われる人とかもいて、
なんとかかんとか勤務を命ずって言われて、
なぜだとか言って叫ぶ人とか、
あと声もなくガタガタガタとか言って崩れ落ちる人とかもいて、
だんだん自分の番が近づいてくるわけですよみんな。
そしたら私の隣にいた女の子が同期のね、
だんだん自分の近づいてくる緊張を弱めようと思って、
定規を取り出して筆箱から、
外でモテ遊んでたんですけど、
自分の近づいてきたら力が入ってポキッとか言って、
定規を折ったりしていて、
この人すごい追い詰められてるみたいな感じのことが延々と、
延々と200人行われて、