今月のゲストは、
アーティスティックスイミング元日本代表であり
現在、特定非営利活動法人日本オリンピアンズ協会 会長
小谷実可子さんにお越しいただきました。
【今週のテーマ】
・日本オリンピアンズ協会の設立について
【番組内容】 スポーツ×街づくりをテーマに、30年のスポーツ界でのキャリアをもつ常田幸良が、
スポーツを通じて街を盛り上げる様々な人にフォーカスを当て、掘り下げていく番組です。
番組の感想は各媒体のコメント欄、または X(旧Twitter)で #ビルドアップローカル
でよろしくお願いいたします。
【配信日】 毎週金曜日
【出演】 パーソナリティー: 常田幸良
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サマリー
このエピソードでは、日本オリンピアンズ協会の設立経緯と理念について、小谷実可子会長が詳しく語っています。また、オリンピアンとしての価値を活かした社会貢献の取り組みや、地域の子どもたちへの教育活動についても触れています。
日本オリンピアンズ協会の設立
ビルドアップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永です。
この番組は、30年のスポーツ界でのキャリアを経て、現在は地域金融機関に勤務している私が、
ゲストの皆様とともに、スポーツを通じて、街を豊かにしようという番組です。
さて、今週も特定非営利活動法人日本オリンピアンズ協会の会長で、
元アーティスティックスイーミング日本代表の小谷実可子さんにお越しいただきました。
小谷さん、どうぞよろしくお願いいたします。
今週は、日本オリンピアンズ協会の設立について、いろいろとお聞きしたいと思っております。
一般の方は、おそらく日本オリンピアンズ協会、あまり馴染みのない組織だと思うんですけども、
今、小谷会長を務められていて、この組織は一体どんな経緯で設立されたのでしょうか。
日本オリンピアンズ協会の上に、世界オリンピアンズ協会という組織があります。
これも2000年代に入ってから設立されたと記憶していますが、
国際オリンピック委員会、IOCは有名だと思うんですけども、
オリンピック大会を組織し、どちらかというと全体オリンピックムーブメントの推進だけではなくて、
そういうオリンピック大会の運営とか組織とか、すべてに関わってくると思うんですが、
世界オリンピアンズ協会は、世界中のオリンピアンになった人が加盟をして、
その後オリンピアンとして、そのオリンピックムーブメントを発信したり、
オリンピックの価値を高めたり、その価値を高めることによって、
オリンピアンの人たちがより社会に貢献したり、社会平和のために、
いろいろな教育活動をやっていったりという、そういう世界的レベルの組織が設立されたんですね。
そんな中で、日本は2008年の夏のオリンピックに、大阪が名乗りを挙げて招致活動が始まったタイミングがあったんですね。
そんな頃にですね、世界オリンピアンズ協会の方から、アジアオセアニアブランチみたいなものを設けたいので、
協力してくれないかっていう話があったようで、大阪も招致に向かっていましたので、
オリンピズムとかを推進することに対しては、オリンピックムーブメントに関しては前向きで、
そのようなお互いの目的が見合って、最初はOIJではないんですけれども、
WOIのブランチが日本国内にあったというふうに聞いています。
その後、正式に日本オリンピアンズ協会として招致活動とかということとは関係なく、
オリンピアンのより親睦を深めて、連携をもってオリンピックムーブメントを推進していきましょうという趣旨で、
日本オリンピアンズ協会が発足したのが2003年の9月になりまして、
NPO法人としての活動は2007年から現在に至っています。
20年間活動を継げられてきたということですね。
オリンピアンとしての社会貢献
オリンピアンならではのということになると、オリンピックの施設をレガシーとして残していくとか、
そういう取り組みもありますけれども、一方でオリンピアンズ協会は、
オリンピアンとしてのムーブメントの推進というところを理念というか、
そういったことにこだわって発信されているということですかね。
オリンピックムーブメントという言葉にしてしまうと、ちょっとイメージがつきにくいと思うんですけれども、
オリンピアンたちは、例えば教育活動をしても、先生たちが先生として、
ゴミを捨てちゃいけませんよ、ポイストはいけませんよって言うよりも、
オリンピアンの人が子どもたちにポイストはやめようねって言った方が、
やはり届きやすかったり、聞いてもらえたりするじゃないですか。
影響力ですよね。
そういうオリンピアンとしての価値をいい意味で使って、社会貢献とかにつなげていきたい。
そのために今では、トトの助成金などを使ってオリンピアン巡回指導、
年間10回ぐらいですかね。
オリンピアンを要望のあったところに派遣して、地域の子どもたちにそのスポーツを体験してもらう、教えてあげる。
ただやるだけではなくて、スポーツの楽しさを知ったり、フェアプレーのことを知ったり、
相手を尊敬する気持ちを知ったり、ルールを守るということを学んだり、
そのスポーツを通して子どもたちに教育をしていくことを含め、
さらに近年ではスポーツをするだけではなくて、終わった後に河原のゴミ披露をしたりとか、
何かそういう環境につながるようなことを言ったりとかっていうこともちょっとずつ広げていくんですけれども、
そんな風なオリンピアンを派遣する活動をやったりとか、
あるいは年に、今年も年明けに大きなのをやりますけれども、オリンピアン同士が一堂に会してですね、
いろんな世代のオリンピアンたちが集まって、いろんな大会の仲間たちが集まって、競技を越えて交流をすることで、
刺激になったり、情報交換になったり、親睦を深めたり、
オリンピアンのそういう同窓会的なイベントもしていますし、
あとは最近はOLYセレモニーというのを頻繁にやっているんですけれども、
オリンピックに出ますと正式にWAを通してIOCの確認が入って、
例えばパリに出た選手は申請をすると、あなたはパリオリンピックに出た何々のオリンピアンですっていう証明書が届くんですよね。
それをオリンピアンに改めて贈呈をすることで、あなたはオリンピアンとなりました。おめでとうございます。
その価値を使ってぜひ社会貢献に協力してくださいという願いを込めたセレモニーを日本国内でもやったり。
それも知らなかったです。
会員数の増加と活動の充実
オリンピックに出た人はもちろん自分はオリンピック選手だと分かっていると思うんですけれども、
オリンピックに出ました。オリンピアンでありますという証明書をもらうことによって自覚していただき、
プラスOLYといって一般の博士を取った人はドクターだったりとかPHDとか称号がつくじゃないですか。
オリンピックに出た方にはちゃんと申請をするとOLYというその称号を使っていただけることになっていて、
そういう名前の入った名詞を使ったり、
より自分に誇りを持ってその価値を良い方向に使ってもらうというようなこともWAの流れですけれども、日本国内でひれまっています。
非常に名誉なことですよね。
はい、だと思います。
オリンピアンズ協会の取り組みの中で先ほど子どもの教育とともに、
それから勤労奉仕的なごみ拾いをやられるとかいったようなことをお伺いしましたけれども、
それが必ずしその協会としての価値に必ずつながっているというような印象を受けましたね。
ありがとうございます。
この巡回指導というのも、もちろんオリンピアンを派遣するだけでも喜んでいただけるんですけれども、
オリンピアンの交通費、移動の交通費だったりとか、その日の車例というんですか、
とかも全部こちら側の負担で、開催する側は場所を用意してしっかりと集客、告知をしていただくだけでいいんですね。
なので年々やはり希望する自治体とか地域がありがたいことに増えていて。
増えますよね。
年間10ぐらいなので願わけばもっともっと増やしていければいいんですけど、
日本もオリンピアン今までのたぶん一番古いところ1952年のヘルシンキ、冬でいうとオスロ大会からパリまで約5000名ぐらいのオリンピアンが誕生しているんですけれども、
OHA日本オリンピアンズ協会には2000名近くが登録してくださっていて。
2000名ですか。
いろんな種目のいろんな世代のオリンピアンがいらっしゃいますので、
なるべくそういう多くのオリンピアンといろんな地域の方々が触れ合う機会が増えていくといいなとは思っています。
なるほど2000名近く。要はその会員要件というのはオリンピアンであることということなので、
すなわちそれが要件ということになるとオリンピックに出ればその要件がクリアされると。
その会員さんが今2000名を超えているということですね。
登録したナンバー上はそうですと、オリンピックに出た選手はもちろんオリンピアンですけれども、
日本代表としてオリンピックに行っているドクターとか競技役員とかコーチの方も準会員として、
日本国内の場合は会員ではあるんですけれども、
昔は自動的に登録されていたので日本代表として遠征すると自動的にOHAに登録になっていたんですけれども、
最近やっぱり個人情報の保護もすごく厳しくなったりとかで、
オリンピアンに自ら登録をしていただかないと登録されないことになったんですね。
なので今までも日本オリンピアンズ協会のことを知っていただいている人は決して多くなかったとは思うんですけれども、
より私たちの活動を発信してOHAとしての価値ある活動もしていかなければいけないというところが、
私の会長としての課題でもありミッションでもあるんですけれども、
そのあたりは会員数の数字が増えればいいというのではなくて、
やはり中身をどんどんグレードアップさせていきたいなこれがテーマですね。
やはりこの協会の理念、思いを持って活動できるというのをまず誇りということで感じてもらって、
それでどんどん会員が増えればいいなと思いますよね。
なので今回は非常にありがたい発信の機会をいただいて感謝しています。
今週は日本オリンピアンズ協会会長の小谷美香子さんに協会設立についてお聞きいたしました。
次週は日本オリンピアンズ協会が取り組むいろいろな事業について伺いたいと思っております。
小谷会長今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
常田幸永がお送りしているビルダップローカル、本日はここまでとなります。
番組の感想は各媒体のコメント欄かXでハッシュタグビルダップローカルをカタカナでよろしくお願いいたします。
そしていつも番組をお聞きくださっているリスナー様に素敵なお知らせです。
特定比喩活動法人日本オリンピアンズ協会のオリジナルトートバッグと
ゲストの小谷美香子さんのサインをセットにして抽選で計5名の方にプレゼントいたします。
詳しくは渋沢くんFM公式Xをご覧ください。
皆様のご応募ドシドシお待ちしております。
お相手はビルダップローカル番組ナビゲーターの常田幸永でした。
それではまた。
12:21
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