そのような活動をWA世界に報告をして申請をすると、選ばれた活動について女性金が下りるというのがあるんですが、
それは世界中から何十といういろんなアプライが来るんですね。
世界で116のオリンピアンズ協会が世界中にありますので、そこからいろんな事業の女性をしてほしいという要請が来るんですけれども、
日本は非常に優秀で、ここ3年間連続で日本のオリンピアンが出したイベントに女性金を勝ち取っているんです。
そのうちの一つが、例えば共栄の岩崎京子さんが行っている着衣衛を広げるプロジェクト。
要するに川の水難事故にあった時に、洋服を着ている状態で汚れないようにするための教室が女性金を獲得したり、
フェンシングの水野部選手、オリンピックの金メダリストですけれども、
彼はフェンシングで戦った後に折れたサーブルを使ってリメイクしたナイフを作ったり、
あるいは子どもたちの大会のメダルに折れたサーブルをリメイクしたり、
そういうサステナビリティを意識した活動も女性金を獲得しましたし、
今年は共栄の伊藤花江さんが1252プロジェクトという、その数字聞いて分かりますか何か。
年間52週あるうちの12週は女子アスリートは生理と戦っているんだよ。
戦っているという表現があっているか分からないですけれども、そういうことを意識するプロジェクトで、
アスリートにとって生理とどう向き合いながら高いパフォーマンスを維持するか、
あるいは男性のコーチたちに正しく理解をしてもらったり、
ちゃんと科学的にアプローチして教育していく活動を広げる、そんなものも今年女性を受けましたし、
国内でもそうしていろんなオリジナルな活動を日本のオリンピアンしているんですが、
岩崎さんの着衣絵は日本での活動から、女性は違うところから出たんですけれども、
インドネシアに渡って、インドネシアに岩崎さんが行って実際に着衣を教えるという、海を越えての活動に広がりましたし、
私も巡回指導で大分県にオリンピアンとしてアーティスティックスイミングの指導に行ったんですけれども、
その翌日に地元の川を子どもたちと掃除したんですね。
そういう掃除をしたりする時に使うトングを作るというプロジェクトも、以前女性向けにもらったことがあって、
そのトングたちもフィリピンに行って、フィリピンで行われたオリンピアン主導のイベントの時に、
日本のトングでフィリピンのオリンピアンがごみ肥料をした。
ちょっとずつ世界に広がっていっていますね。
オリンピアンの方々が、個人レベルでも地域貢献というか社会貢献に目を向けながら、いろいろ取り組まれていると。
着衣とかフェンシングの再利用とか、今お話を聞いただけでゾクゾクするような取り組みですね。
世界のオリンピアンフォーラムでも紹介させていただいていますし、
オリンピアンの集いといって、年に1回いろんな世代のオリンピアンが一斉に集って、
振興を深めたりとか、情報を公開したりする会をするんですけども、
そういう時にも、そういうオリンピアンがやっている活動を紹介したりして、
やっぱりみんな他のオリンピアンがそういうことをやっているんだって知ると、
自分も何かやろうとか、自分だったら何ができるかなと思うじゃないですか。
そういう情報共有の場も提供するようにしています。
なるほどですね。専門の競技をただ単に教えるということではなくて、
地域に対しての恩返しというか貢献、そういったところも含めて、
いろんな活動に取り組まれているという形ですね。
特にオリンピアンの方々が地域に来ていただいて、
それで指導をいただけるというのは、まずそこで夢のあることですよね。
まずはね。
そう思っていて、やはりリアルで見るとね。
近年のオリンピアンは競技だけではなくて、今言っていただいた通り、
社会貢献をしていこうという意識を言わなくても備えている選手が多くて、
JOCの方も人間力なくして競技力向上なしとテーマを掲げていますけれども、
ただ競技が強いだけではなくて、やはり子どもたちのロールモデルとなる、
しっかりとした人間力がある人、そして社会貢献を当たり前のようにできるアスリートをJOCも作ろうとしていますし、
そしてOAJとしてもそういうことに協力しておきたい。
やはりJOCとOAJと一体となって、日本のあるべきオリンピアンの姿というのをこれから作っていく必要があると思っていますので、
その前にも今のアスリートたちは意識が高いですけれども、
それを発信することによって、より若い選手だったりとか、
いろんな意識が今までなかった選手たちもお互いにモチベートしあって、憧れられるアスリート。
かっこいいアスリート、オリンピアンが日本に増えてほしいなと思っています。
わかりました。ありがとうございます。