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スピーカー 1
で、その私立のいい学校に行って、コンピューター室に入り浸ってたら、後に一緒にマイクロソフトを共同創業するポール・アレンさんと出会うと。
うん。
で、そこで作ったプログラミングチームで、とある会社からコンピューターをクラッシュさせる。
コンピューターをクラッシュさせるための仕事を受けると。
うん。
はい。
というところまでやってきまして、今回はその続きですね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
で、もうここからどんどんとね、学生時代のビルゲイツさんがね、どのようにしてマイクロソフトへ向かっていくかと。
うんうん。
ということでですね、これから会社を作るには、会社を作る人にとっては参考になるんじゃないかということで。
間違いないですね。
間違いない。
あ、久しぶりに聞いた。長生きでさ。
スピーカー 2
間違いない。
スピーカー 1
はい。やっていきます。
前回からの続きではあるんですけど、コンピューターをクラッシュさせる仕事をしていたときに、プログラムってこう、OSの上で動いてるわけですよね。
うんうん。
で、そのプログラムやってると、だんだんOSにも興味が湧いてきて、OSも面白いと。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ということで、そのOSのマニュアルっていうのも読むようになるんですけど、もうこれがすごい面白いと。
うんうん。
きれいにまとめられたソースコードに美しい。
ソースコードに美しさを感じるものがあって、これめっちゃ面白いなと思ってずっと読んでたんですけど、それはその会社の中だけで読むことができるものだったんで、外には持ち出せませんと。でも読みたいと。
うん。
どうしますかって。
スピーカー 2
もう自分で作っちゃうと。
スピーカー 1
自分で作っちゃう?
うん。
何を?マニュアルを?
スピーカー 2
マニュアルを。
コピペ。コピペをコピペ。
スピーカー 1
コピペ。いや、コピペしようにも原本がないと。原本が持ち出せないんで。
スピーカー 2
仕事中にできないの?それ。
スピーカー 1
仕事中にできないんじゃないですかね。
うん。
まあ、何をしたかというと、読みたいな読みたいなと思って退社してオフィスのビルを出たときにゴミ箱をふと見ると、そのマニュアルをプリントアウトしたものが捨てられているじゃありませんかと。
おー。
いうことを見つけて、このビル・ゲイツとアレンさんはフェンスをよじ登ってゴミ箱からマニュアルを奪うということでね。
うん。
無事にマニュアルもゲットできたんですけど。
うんうん。
なんかこういうのありますよね。あの、ソーシャルエンジニアリングっていう。知ってます?なんかハッキングの一種みたいな形で語られるんですけど。
スピーカー 2
え、わかんないっす。
スピーカー 1
あーっとね。まあ、すごいわかりやすいのは。
うん。
例えばなんか、僕が小山さんのパソコンのパスワードを知りたいなと思ったとして、まあ普通だったらこう総あたりでこういうパスワードじゃないかなみたいなのをやるっていうのがまあ一般的なんですけど。
うん。
で、パソコンのモニターとかにパスワードペタって貼ってるのを盗み見るとか。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
後ろから入力してるキーボードをどのキー打ってるかを覚えるとか。
スピーカー 2
はいはいはいはいはい。
スピーカー 1
そういう手法がソーシャルエンジニアリング。
スピーカー 2
あるっすよね。なんかリアルの世界でもありますよね。僕あの、物販とか物流とか貿易やってるじゃないですか。
うん。
その卸先の販売、その販売店が捨ててる段ボールとか見るもんね。
スピーカー 1
ほう。
スピーカー 2
段ボールのシールでさ、どこから輸入してるかってわかるやん。
うん。
あー。
スピーカー 1
頭いいっすね。
スピーカー 2
あ、ほんとっすか。でもこれみんなやってる人はよく見るんじゃないですかね。
へー。
ナイキとかさ、アディダスとかさ、段ボールバーって捨ててたらさ、そのシール見て、あ、これ中国から来てるなとか。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
どこから輸入してるかってわかるんで、僕、うちの会社でやるときは段ボールのシール絶対外すもんね。
スピーカー 1
あー、なるほどね。
はい。
はー、そういう世界あるんすね。
スピーカー 2
そういう世界ありますよ。まあそれのだからWeb版って感じだね。
Web版って感じ。
スピーカー 1
まあこの頃はね、ついゴミ箱漁ってるっていう感じなんで、一緒ですね。
スピーカー 2
ね、ほんとはシュレッダーかけなきゃいけないんでしょ、そのゴミも。本当は。
スピーカー 1
そうですよ。
ね。
まあそんな手法でね、見事欲しいものを手に入れると。
うん。
で、まあそんなことをしてコンピューターに使っていた中学時代なんですけど、まあその仕事が終わると、またコンピューターに触れない日常に戻ってしまって、
うんうん。
なんかもっと触りたいなと思っていて、で、まあ学校の中でコンピューター用の予算みたいなのを、
うんうん。
採用の予算みたいなのがあったんですけど、
うんうん。
まあそんなんじゃ全然足りないよと。
うん。
ということで、えー、ビル・ゲイツさんは仕方なくですね、この学校の予算を管理しているファイルにハッキングをしてですね、
うん。
タダでコンピューターを利用できるようにするっていう。
ふふふ。
スピーカー 2
はいはいはい。
やってることがもう天才やね、なんかね。
スピーカー 1
これ、あのー、小山さん、ウォーゲーム、え、ウォーゲームだったっけな、ウォーゲームか、ウォーゲームっていう映画知ってます?
スピーカー 2
ウォーゲーム。
スピーカー 1
古い、40年くらい前かな。
スピーカー 2
あー、わかんないな。
ウォーゲーム。
スピーカー 1
ウォーゲームって、なんかホリエモンがね、すごい好きだったみたいなことを言っていた映画なんですけど、
スピーカー 2
はいはい。SFですか?
スピーカー 1
SFかな、一応。SFなのかな。なんかそのコンピューター好きの少年が、
うん。
えーっと、なんかいろんな、そういうファイルをハッキングするみたいなことをしていて、
うん。
で、その中で一つ、戦争ゲームっていうのをとあるコンピューターの中から見つけて、
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
まあそれを実行したら、なんとそれがなんかFBIだかなんだかの、
うん。
と直接繋がってるもので、その中の戦争の様子っていうのが、その指令室みたいなところに映し出されて、
うん。
めちゃくちゃ攻撃しかけられているっていう風になって、
うん。
核爆弾スイッチみたいなのを、押すか押すまいかみたいなことになるっていう、
へー。
ドタバタ劇ですね。
スピーカー 2
本当だ、1983年の映画か。
スピーカー 1
うん。
いやこれね、めっちゃ面白いんですよ。
スピーカー 2
へー。公開日がクリスマスイブじゃないですか。
12月24日。
スピーカー 1
12月24日。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
で、なんかその映画の冒頭で、そのコンピューター好きの少年が、
うん。
この自分の成績を、その子全然勉強しなくてパソコンばっかしてるから成績悪いんだけれども、
うん。
自分の成績表のデータを書き換える、
はいはいはい。
っていうシーンがあるんですよ。
うんうん。
だからもうこの時代は、なんかそれがもう、なんでしょうね、通過儀礼というか。
うん。
そういうものなのかなっていう感じが。
スピーカー 2
まあまあね。
スピーカー 1
わかんない。
スピーカー 2
アメリカチックだよね。
スピーカー 1
アメリカチックな気はしますね。
うん。
まあそんなことをしていたんですけど、すぐバレてしまうので、
うん。
もう当分使うなというふうに言われたりしていたんですけれども、
で、まあその後ですね、今度は別の会社の給与計算プログラムの仕事を受けたりして、
うん。
まあこの頃はそのお金もらうというよりはコンピューター単位で、
うん。
タダで使わせてもらう代みたいな形で、
うん。
お金をもらうんじゃなくてコンピューター単位で使わせてもらえるみたいな、
うんうん。
ことをずっとしていて、
うん。
で、その後にさっき言ってた、この男子校だったんですけどもともと、
うん。
それが女子校と合併することになって時間割りがむちゃくちゃになったんで、
うん。
時間割り作成プログラムを依頼されるとか、
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
いうことをしていて、中学時代過ごしますと。
うんうんうん。
で、その後ですね、次は道路の交通パターン分析。
パターン分析を調べるプログラムを受注するとか、
おー。
で、まあこの頃ね、その、いわゆるコンピューターって冷蔵庫みたいにバカでかいものだったんですけど、
うん。
もうそれが、そのスペックはもちろん劣るんですけど、この2、3センチしかないチップに収まる、
うんうんうん。
みたいなことが急に始まってきて、
うん。
これがまあ手軽に買えると、手軽に買えるって言っても数百ドルするんですけど、
うん。
すごいなと。
うん。
感動していてですね。
で、その後、その交通システムの仕事を終えた後は、高校生になって電力会社の配電網の管理システムの仕事をするなど、
うんうんうん。
していて、もう普通に働いてるぐらいの感じなんですよ。
うんうんうん。
で、この頃高校2年生なんですけど、職場から自宅遠かったので、このゲイツとアレンは2人でアパートを借りて、
うん。
スピーカー 1
で、そんなこんなでね、高校生活も終わりに近づいてきて、ようやく大学受験の季節がやってきますと。
うん。
で、ビル・ゲイツも当然大学受験をしますが、ビル・ゲイツが受験したのが、ハーバード大学、エール大学、プリンストン大学。
うん。
の3つの名門大学に願書を出し、当然3つとも合格し、その中から、
天才やん。
うん。ハーバードへ進学することになりますと。
うん。
で、まあ当時ね、ビル・ゲイツさん、そのコンピューターも好きだったんですけど、数学もめちゃくちゃできると。
うん。
その高校では一番できると。
うん。
言われていたんですけれども、ただハーバードともなると、さらに上がいるんですね。
うんうんうん。
当時結構、今後どうしようかみたいなのをね、大学で悩んでいて。
うん。
まあ数学の道に行こうかなと思ってたけど、上には上がおるなっていうことで、そこでは、やっぱね、ビル・ゲイツ一番になりたいんで。
うん。
一番になりたい人なんで、まあ数学はちょっと難しいかなと。で、大学なんかいろいろ面白いのがいっぱいあるなと思って。
うん。
あと本を読んだりしてね、どうしようかなと思っていたり、かと思えば、ポーカーばかりしていたりとかでね。
うん。
まあ大学生活を。
ポーカー。
はいはいはい。
ポーカーでめちゃくちゃハマってたらしいですね。
スピーカー 2
えー、まあでも考えることが好きだったんでしょうね、多分。数学とかそういうコンピューターとかポーカーとか。
スピーカー 1
うーん、どうなんでしょうね。
うん。
ありますよね、なんかその辺のジャンブラーの数学みたいな。
スピーカー 2
うんうん。あるある。確率とかね。
スピーカー 1
うん。かもしんないですけど、まあでもめちゃくちゃ、その、賭けポーカーをしてたんで。
うんうん。
めちゃくちゃ負けてたらしいです。
スピーカー 2
あ、負けてたんや。
スピーカー 1
やっぱりもうハーバードともなると、いるんじゃないですかね。
確かに。
スピーカー 2
ヤバギャンブラーが。
いやいや、居そうだね。なんかビル・ゲイツもし日本で育っていったら、麻雀とかにめっちゃハマりそうやね。
スピーカー 1
あー、でも麻雀やってる経営者の人結構多い気がする。
あ、本当?
あのー、サイバーエージェントの藤田さんとかね。
スピーカー 2
あー、なんか聞いたことあるわ、それ。
スピーカー 1
めちゃくちゃ麻雀やってましたもんね。
うんうん。
それしか知らないな。
例が1個しか出てこないから、そんないないかもしれない。あ、でも堀江もんもやってたんかな、麻雀。
スピーカー 2
まああの辺はなんかみんなやってそうだよね。
スピーカー 1
うん。てか時代的にそうなんすかね。
スピーカー 2
うーん、俺麻雀はね、もうやったことないと言っても過言じゃないぐらいやったことないですけど。
スピーカー 1
いや、僕もなんかコンピューターゲームでやりましたけど、ルール分からずやってたんで。
スピーカー 2
うんうん、そのレベルっすよね。どんじゃらですらルールあんまり分かってないからね、俺。
スピーカー 1
どんじゃらね。僕もルールどんなでしたっけ。
うん。
スピーカー 2
なんか3つ揃うと出すとかそんなんじゃなかったっけ。
スピーカー 1
ああ、ほうほうほう。
あのドラえもんのやつですよね。
うん。
そうそうそう。
確かにね。今だったらなんなんすかね。
スピーカー 2
今はでも麻雀やる人はやってんじゃないですかね。
スピーカー 1
おー。え、じゃあ進歩してないってことですか、もう。そこから学生がやる暇つぶしって。
スピーカー 2
なあ、でも麻雀やってる学生さんもなんか減ってるようなイメージありますけどね、僕らの世代よりも。
うーん。
スピーカー 1
イメージだけで言うと。
僕ら世代でもやっぱなんかクールじゃないなっていう印象はありましたけど。
スピーカー 2
うん、あったあった。なんかもうタバコの煙にまみれてちょっと怖い人たちがやってるみたいなイメージですもんね。
スピーカー 1
そうですよね。
うん。
なんかそこの需要はあるかもしれないですね。
スピーカー 2
うん。あるかもしれない。
スピーカー 1
学生の暇つぶしにはまるものっていうビジネスチャンスが。
スピーカー 2
うん、確かに。僕はずっと将棋派だったんでね。
スピーカー 1
将棋もでもなんかルールは知ってるけど。
うん。
ちゃんとやってる人ってあんまりいなくないですか?
スピーカー 2
そうなんですよ。だから僕めっちゃくちゃ将棋好きで、将棋やりたいんだけどやる相手がいなかったよね、ずっと。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
で、ちょっとできるっていう人とやっても、まあまあぶっちゃけ相手にならないんですよね。
うん。
だから強い人はもうめちゃくちゃ強くて、たくさんどこかにいるんですけど、そういう場所に行かないとなかなかできないっていうのがありましたね。
スピーカー 1
おー。え、それ学生時代、中学高校とか?
スピーカー 2
小学校の時ですね。
小学校。
うん。で、面白くない面白くないって言って、親がその将棋教室から通わせてくれたんですよね。
スピーカー 1
おー、はいはい。
スピーカー 2
もうその時感動したもんね。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
楽しいと。もうこんなに強い相手がいっぱいいると。
スピーカー 1
あーうん。
スピーカー 2
もうそこでかなりハマりましたね。僕のだから将来の夢、将棋士になることでしたから。小学校の時。
スピーカー 1
うんうんうんうん。
スピーカー 2
でもいつの間にか熱が冷めて、あの上に上がいるっていうことが分かって。
スピーカー 1
あーそれね。
スピーカー 2
いつの間にかあれですよね。落ち着いていきましたよね。
スピーカー 1
現実に。
スピーカー 2
現実に戻っていきましたね。
スピーカー 1
いつまでもこんなことしちゃいられねーって。
スピーカー 2
うん、あのどうしても勝てない人とか絶対いるし。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
もう自分の才能が及ばない領域を目の当たりにして、これは無理だみたいなね。
スピーカー 1
んー、いやいいですね。その最後のコマをね、スッと押し入れにしまう瞬間が小山さんにもあったのかと思うと。
スピーカー 2
もうやることないかみたいなね。
スピーカー 1
スッタタッて。
スピーカー 2
そう、いつの間にか将棋盤もいいやつ買ってたのに、埃かぶってたよね。
スピーカー 1
あー、いいやつめっちゃ高いですよね。
スピーカー 2
めっちゃ高いのをね、買ってくれておじいちゃんが。
スピーカー 1
え、あれですか、あのすごい厚みのある足がついてる。
スピーカー 2
そう、ちゃんとこう、足がついてるやつね。
スピーカー 1
何でしたっけ、口なしの実かなんかをモチーフにしたというあの足ですよね。
スピーカー 2
あ、そうなの?全然その辺は分からんけど。
スピーカー 1
なんか将棋盤雑学のあるあるかなと思って。
スピーカー 2
へー。
まあでも板とかじゃないですね。もうちゃんとこう厚みのある足のついたやつ。
スピーカー 1
そう、なんかあの裏に彫ってあるんですよね。この音がきれいになるような穴が。
スピーカー 2
あ、彫ってんのかなあれ。裏見たことないかもしれん。
スピーカー 1
ちょっと。まあいいや。
うん。
えーっと、何の話でしたっけ。そう、だから小山さんにとっての将棋が、当時のビル・ゲイツさんにとっては。
スピーカー 2
数学?あー、ポーカーか。
スピーカー 1
えー。
あ、ポーカーか。
ポーカーか。
ポーカーだったわけですね。ポーカーとポーカー。
はい。
コンピューター、だからポーカー室とコンピューター室に行ったり来たりしているっていうだけの大学生活ですね。
スピーカー 1
人がテーマの映画で。
うん。
で、当時その結構女性蔑視というか女がこんなとこで働くんじゃねーよみたいな時代だったんですけど。
うんうんうん。
それに何とかしようと思ってその女性たちが覚えたのがプログラミングっていう。
うん。
そのNASAでなんか弾道計算とかをするプログラムとかをやるっていう話なんですけど、その映画の中に出てくるのがフォートランっていう。
フォートランっていうさっき言ったプログラム言語ですね。
うんうん。
なるほど。
この辺ちょっと知ってると昔のことをテーマにした映画とかがね、解像度上がるんじゃないかなって。
スピーカー 2
いや、ほんとですね。出てきましたね。1960年代にNASAで働いてた黒人女性の話と。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
あー。白人ばかりのオフィスの環境で黒人の女性が活躍する。
スピーカー 1
あ、そうか。女性蔑視じゃなくて黒人差別か。
うん。
はいはいはい。
スピーカー 2
まあでもこのね、1960年代とかってめちゃくちゃそういう差別ひどかったっすもんね。
スピーカー 1
そうですね。
うん。
スピーカー 2
うんうん。
めっちゃ映画の評価高いやん、これ。
スピーカー 1
あ、なんかね、すごい面白かったですよ。
スピーカー 2
へー、見てみよう。
スピーカー 1
というプログラム言語があった時代にですね。
うん。
まあそのベーシックっていうのは、まあ名前からも想像つく通り、結構とっつきやすい。初心者でも覚えやすい。
うん。
フォートランとかコボルっていうのも習得が難しい。
うん。
難しいけれどもベーシックは簡単と。
うん。
で、まあこのアルティアっていうパソコンに拡張パックみたいなのをガバッとつけるとそのベーシックが動くっていう。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
で、そのベーシックを作ろうと。
うん。
アルティアというマシンで動くベーシックを作りましょうというのが、このビル・ゲイツとポール・アレンの狙いだったわけですね。
うん。
で、アルティアを作ってたMITSという会社にビル・ゲイツが電話して。
うん。
もしもしと。アルティアで動作するベーシックがもうすぐ完成するんですが、直接店に行ってもいいですかと。
うんうんうん。
言うんですけど、まあ何も作ってないわけですよ。
うん。
何も作ってないけど、もうすぐできるんですけどって言ったら。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
じゃあ来てくださいと。来てくださいというかもうちょっとぶっきらぼうな感じだったらしいですよね。
うんうんうん。
もう動くものを持って、一番最初に持ってきたやつのを採用するっていうことを言われて。
うん。
やろうと。
うん。
いうことで、ここから8週間コンピューター室に籠城して、休まずそのベーシックを書き続けるんですけど。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
この時の結構大変な話がね、当時その一番新しいインテル製のマイクロプロセッサっていうCPUみたいなやつがあるんですけど、実機がないとなかなか動作確認できないんですよね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
でもアルティア持ってねえなっていうので、そのインテルのチップをエミュレートする、それと同じ動作するものをまた作らなきゃいけないんですよ。
うんうんうん。
それがまあ大変なんですけれども、ゲイツとアレンさんはですね、これまでやってきた仕事の中で、どこの仕事だったかな。
多分この中高時代にやってた道路の交通パターン分析の仕事とかしてた頃に。
はいはい。
その今のやつ。
今のやつ、今のプロセッサと割と近い動きをするものを作ってたので、それをちょっと手を加えて、今のものに合うエミュレーターを作れると。
ほー。
いうことで、これでだいぶその作業時間が圧縮されるんですよね。
うんうんうん。
だから、これまでの経験がもうダイレクトに役立っているっていうところで。
スピーカー 2
すごいですね。行動力もすごいし、なんかやってることすごいですよね。
スピーカー 1
やってることもすごいですよね。
ね。
当時ね、大学2年生かな。
うんうんうん。
ビル・ゲイツさん。19歳?18歳?それぐらい?
うんうんうん。
で、そこからですね、ベーシックを書き続けるんですけど、やっぱ、前回も言ったんですけど、いい学校いいなっていうことを前回言ってたんですけど、今回もね、あります。いい学校いいな話が。
あ、本当。
なんかそのベーシックの中に入れる不動小数点っていう、なんか計算をするためのプログラムが必要だったんですけど。
うん。
それを、まあなんか数学的な意味はわかるけど、そのプログラムにどう落とし込もうかみたいなのを考えなきゃいけないんだけど。
うん。
結構それだけで時間取られちゃうなと思って、その同じ寮にいた、一個下の階にいた、数学めちゃできるやつに、なんかご飯食べてるときに、今こういうので困ってるんだよねって言ったら、そのプログラムなら僕書いたことあるよって言って。
うん。
マジって言って。
で、なんかいろいろ話聞いて、あ、そうすればいいのねって、ありがとうって、無事そこも止まらずにできたっていうことがあって。
うんうんうん。
いい大学っていいなっていう話です。
スピーカー 2
なるほどね。やっぱ学校は大事っすね、そう思うと。本当に。
スピーカー 1
学校そうですね、まあ言うなればその人だとは思うんですけど、やっぱ人が集まるところといえば学校なんで。
うん。
そこがね、大事ですなっていう。
うん。
だから、やっぱその起業したい人あるあるで、共同創業者欲しいけどいませんみたいないると思うんですけど、やっぱ出会う人は学生のときにもう出会ってるんですよね。
うんうんうん。
で、学生にそういう志高い人とかっていうのがいる環境に入れればいいけど、まあそうじゃない環境もあるよなというところで。
うん。
環境大事だなっていう話ですよね。
スピーカー 2
環境は大事ですよ。
まあその環境も自分が作っていかなきゃいけないしね。
自分が作っていかなきゃいけないしね。基本的には。
スピーカー 1
自分で作っていかないといけないし、まあ運もある程度あるでしょうし。
うん。確かに。
小山さんもね、もっとライバルがひしめく環境に身を置いてたら、将棋の道が。
スピーカー 2
いやー、将棋士になってた可能性もありますよね。あのときの自分の熱量から考えると。
スピーカー 1
ね。
スピーカー 2
人生振り返って。そのぐらい没頭してたんで。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
本当に。
スピーカー 1
そう、だからなんか熱中してるときに。
うん。
こいつマジでだなと思ったら。
うん。
やっぱそれをさらに高められる環境に生かすっていうのは一個、親の役割というか。
スピーカー 2
うーん。俺一つだけ覚えてる風景があって、学校から帰ってきて毎日こう将棋の勉強してたよね。本読みながら自分で一人で盤上並べて。いい将棋盤もあったし。
うん。