2024-04-27 19:36

EP.190 風邪は一日で治る?風邪を早く治す方法を教えてください。

元動画:
https://www.youtube.com/watch?v=Q56Td_aYuC0

サマリー

風邪を早く治す方法には特効薬がなく、自分の免疫力でウイルスを排出する必要があります。熱が上がることで免疫力が活性化し、体を温めて寝ることが重要です。いくつかの市販薬や漢方薬もありますが、使用する場合は状態や条件に応じて使い分けるべきです。ビタミンCの効果について説明し、風邪の治療に関する誤解について話しています。風邪を早く治す方法についても述べています。

風邪の解説と自己治癒力
キャン先生、こんにちは。
インスタグラムフォロワー様からご質問です。風邪を早く治す方法ってありますか?あったら教えてください。
はい、わかりました。風邪を早く治す方法ですね。
風邪って、主にライノウイルスとか、コロナウイルスとか、RSウイルスとか、そういったウイルスが上気道に感染することによって起こる上気道の炎症ですよね。
鼻水が出たり、熱が出たり。
皆さん、だいたい知っていると思うけれど、風邪に対する特効薬というのはないです。
風邪のウイルスを特別やっつけて、すぐに治すお薬というのはないです。
なので、風邪ひいちゃった時は、自分の力で治すしかないんです。
風邪というのは、喉の粘膜とか、上気道の粘膜に、さっき言ったウイルスがくっついて、それが粘膜の奥深くに侵入して、そこで増殖して、増えて、感染して、そこで炎症を起こして、熱が出たりとかするわけですよね。
その増殖しちゃったウイルスを、自分の免疫でやっつけて、排出しないと治らないわけです。
ただ、インフルエンザに関しては、抗ウイルス剤で効くお薬があります。
インフルエンザに感染して、発症後48時間以内であれば、タミフルとかリレンザという抗ウイルス薬ですね、インフルエンザウイルスの増殖を抑えるお薬がありますので、
48時間以内にそれを適切に投与すれば、早くウイルスを排出して、早く治すということができますが、それ以外の通常の風邪に関しては、特別効く薬というのはないです。
あくまで自分の力で治すしかないです。
よくテレビのコマーシャルとかで、風邪薬のCMで、風邪は引き始めが肝心といって、風邪薬のCMを流しているけれど、確かに引き始めが肝心というのはわかるんですけれど、
市販薬の風邪薬というのは、風邪を治すお薬じゃなくて、風邪の症状を和らげるお薬なんですよね。
その中には、総合看護薬というものなんですけど、よくあるパブロンとかコンタックとか、いろんな薬があるんですけれど、
解熱薬が入っていたりとか、咳止めとか、鼻水とか、鼻づまりを抑える薬とか、あと喉の粘膜の痛みを抑えるお薬とかが複合して入っているので、
体の温め方と免疫活性化
それを飲むと風邪の症状が治るだけであって、風邪を積極的に治すお薬ではないんです。
だから風邪薬を飲んでも風邪が治るわけではないです。
じゃあどうしたらいいかというと、もうそれは体を暖かくして寝るというのにつきます。
まず体を温めるというのはすごい大事であって、風邪ひいたときって大体みんな熱が上がりますよね。
熱が上がるというのはすごく重要な意味があって、人間の免疫力というのは体温が上がると免疫力が活性化して、
ウイルスをやっつけようと働いて頑張ってくれるわけですね。
体温が一度上がると免疫力が大体4倍から5倍になるというデータもあるくらいなので、
風邪ひいたときに熱が出るというのはすごく大事なことです。
なので変に解熱剤を飲んで熱を下げようとするよりも、
熱があっても体が元気でぐったりしない限りはあまり熱を下げようとしない方がいいです。
もちろん薄着して体温を下げようとか寒い格好しようとかそういうのは論外であって、
ある程度布団にくるまって体を温めてしっかりと休養をとって寝るというのが大事です。
寝てる間というのはウイルスをやっつけてくれますので、
体が休息をとっているので変に無駄なエネルギーを使っていない状態ですので、
ウイルスをやっつけて早く排出させようと体が頑張ってくれる時間なので、
しっかりと体を温めてしっかり寝ると、無駄なエネルギーは使わないというのが一番大事です。
市販薬と漢方薬の使用方法
だいたい風邪ひいた時って熱は上がっているのに寒気がしたりおかんがしたりとかするじゃないですか、
あれも体の防御反応でおかんがするから体温めないといけないですよって体が教えてくれてるんですよね。
だから熱があっても寒気がするおかんがする時はしっかりと布団にくるまって寝ることが大事です。
かといってあまりにも布団を被って熱が上がって汗ぐっしょりになる場合は問題であって、
あんまり汗をかきすぎて服を着替えないでいると汗が蒸発する時に体温を奪われてしまうので、
あんまり汗ぐっしょりにならない範囲内でもしなってしまったらすぐ着替えて乾いた服に着替えてまた寝るっていうのが大事ですよね。
結局それに尽きるわけですよね。
風邪ひいた時ってさっき話したように粘膜にウイルスがくっついてそれが奥の方に来てその時に意外がする感じがするんですよね。
その後また増殖して本格的に風邪をひくという状態になるので、風邪がひき始めが肝心というのはある意味あってて、
ひき始めというのはウイルスが喉の粘膜に付着してそれが奥の方に入っていって増殖していって意外がする段階なんですよね。
なのでその段階で余分にエネルギーを使わなくて体を温めてしっかり休息すれば一晩で風邪が治るということも稀にあります。
本当にひき始めでしっかり休息とって体を温めれば風邪を悪化させないで本当に最短で一晩で治るということも稀にあります。
ただ奥の方までウイルスが入っちゃって増殖しちゃったら一晩温めて寝るだけではウイルスを排出することができないので本格的に風邪をひいてしまうわけですね。
本格的に風邪ひいちゃったら自分の免疫力で抗体作ってウイルスを排出させて早く治そうと最短で治さないといけないわけです。
もし風邪をひいちゃった後に無駄にエネルギーを使って運動しちゃったりとか体を温めないでいると免疫力が上がらなくて必要以上にウイルスが増殖して風邪が長引いてしまうわけですね。風邪を排出させることができないので。
だから風邪ひいてしまって症状が出てしまったらいかに早く治すかいかにこじらせないで悪化させないようにするかというのが大事なのでやっぱりしっかり休息して体を温めて寝るというのが大事です。
それ以外にもいろいろあるんですけれど、やっぱり運動とか良くないですね。運動するとそれにエネルギーを使ってしまうのでその分余分に免疫力が使われなくなってしまいますのでなるべく安静にしてベッドで横になっているのがいいですね。
あとは栄養をとった方がいいですか?しっかり食事をした方がいいですか?というのもよく議論になるんですけれど、食欲がないんだったら無理してご飯を食べる必要はないです。
風邪ひいて病気になって食欲がないということは体が胃腸を休めてくださいって信号を発していることになるので無理してご飯を食べる必要はないです。
別にご飯数日間ほとんど食べなくてもほとんどの人間は体脂肪とか筋肉に栄養成分がありますので貯蔵したエネルギーがありますのでそっちの方を使ってくれるのでむしろ胃腸を休めた方がいいです。
食欲がないのに無理してご飯を食べてしまうと休めてあげたい胃腸の方にエネルギーを使ってしまって胃腸に負担がかかってしまうしなおかつ免疫力がしっかりと働かなくて風邪が長引いてしまうということも多少あり得ますので食欲がないときは無理してご飯を食べない方がいいです。
でも食欲があれば多少食べてもらってもいいです。
ただステーキとか唐揚げとかあまり脂っこくて胃腸に負担がかかるもの消化に時間がかかるものは食べない方がいいこともあります。
なるべく消化にヨーグルトとかご飯とかパンとかお粥とかそういったものを飲む方がいいですね。
プロテインとかも消化にいいのでタンパク質を摂りたかったらプロテインとかお豆腐とか摂るのもおすすめではあります。
あとは風邪薬ですよね。
さっき話した市販の総合漢方薬ってありますよね。
あれは熱を下げてしまう成分が大抵入っているので熱を下げるとその分免疫力が低下して風邪が治るのがちょっと遅くなるということがあり得ます。
なので本当に早く治したい場合は風邪薬とか解熱剤は飲まない方がいいということもあります。
喉の粘膜を抑える薬とか痛み止めも解熱成分が大抵入っているので飲まない方が早く治るということがあり得ますね。
あと咳止めとか鼻水を止める薬とかも咳とか鼻水も本来は風邪のウイルスを排出させるために起きている防御反応なので無理して止めない方がいいという話もあるんですが
ただあまりにも咳がひどいとかあまりにも鼻水が出て苦痛だとか息もできないとかあるいはものすごい高熱が出て辛いとかストレスで夜も寝れないという場合は僕は飲んだ方がいい場合もあると思います。
やっぱり症状が辛いとそれだけで精神的なストレスになってしまってストレスホルモンが出て免疫力がしっかり上がらなかったりすることもあるし
やっぱりぐっすり快適に眠るということが大事なのであまりにも症状が出て辛かったら逆に漢方薬を飲んだ方が体にとっていいということもあり得ます。
結果的にその方がぐっすり寝れて早く治るということもあるのであまり症状が辛かったらお薬飲んでもらっていいと思っています。
あと巷で有名なのはカッコン糖という漢方薬がありますよね。
小薬が入っているものなんですけれどカッコン糖も悪くはないですね。
カッコン糖のホームページとか見るとつむらの説明だと発汗を促して熱を下げて風邪が早く治るように働きますって書いてあるんですけれど
生姜を食べた時と同じように体がポカポカして血流が良くなって体温を上げる作用があるんですね。
あと炎症を抑える作用があるのでそれによって粘膜の痛みとかも和らげたりする作用があるんですけれど
さっき話した市販の総合漢方薬、コンタクとかパブロンとかそういうものに比べると効果の切れってそんなにないんですね。
やっぱり普通の総合漢方薬の方が症状をピタッと止める作用があるんですけれど
カッコン糖の方がゆっくりゆっくり効果が出てくる、強い効果がないという感じなんです。
なのでパブロンとかみたいに熱を下げるとかあまりしっかりやりたくなくて
ゆっくり効果を持続させて免疫力を高めたいという人にはカッコン糖が良いということもあります。
ただどうしても風邪ひいてるけど仕事に行かないといけない、大事なプレゼンがあるとか
大事な仕事があるときなんかはちゃんとしっかりと症状を抑えるんだったら
普通の総合漢方薬の方が良い場合もありますので
状態とか条件に合わせて使い分けていただければ良いと思います。
あとよく言われているのがビタミンCを摂った方が良いですかと聞かれるんですけれど
ビタミンC摂るのはそんなに悪くはないですけれど
ビタミンCの評価と風邪の治療方法の誤解
皆さんが思っているほどビタミンCを飲むと風邪が早く治るというのはそんなにないですね。
やっぱり過剰に評価されているというのはあります。
ビタミンCって工場で大量生産することができるんですね、科学的に。
安い値段で売ることができるのでビタミンCを使って商売ってすごくしやすいんですよね。
しかも水溶性ビタミンなので大量に摂ってしまってもある程度おしっこから出てしまってそんなに害はないんですね。
かといって摂りすぎるのも害があるというデータもあるんですけど
それ以外の水溶性ビタミンに比べると摂りすぎてしまってもそんなに体に大きな害はないので
大量にビタミンCを投与するサプリとかドリンクとかで商売がしやすいので
過剰なまでにビタミンCって評価されてるんですけど
足りてない人が足りてる量ぐらい摂ったりとかちょっと多めに摂ると免疫力が上がって
若干風邪が早く治るかなという程度の作用なので積極的に大量に摂らなくてもいいと思います。
結局免疫力を上げる栄養素ってビタミンC以外にもいっぱいあって
ポリフェノールとかビタミンAとかビタミンEとかミネラルだと
アエンとかドーとかセレンとかマンガンとか
あとコレステロールとかも免疫力を上げる作用があって
他にも免疫力を上げる作用のある栄養素っていっぱいあるので
ビタミンCばっかりに着目せずに結局バランスのいい栄養を摂るということが大事になります。
でもさっきも話した通り食欲がなかったら無理してご飯をたくさん食べる必要はないです。
あとは風邪ひいた時に病院にかかる人っていらっしゃいますよね。
病院にかかるのは悪いことではないですね。
健康な人が風邪ひいた場合って
さっき話したように安静にして寝てれば自然に数日間で治っていくんですけれど
まるにインフルエンザだったりとか
あるいはマイコプラザ肺炎とか
特別な治療をしないといけない場合っていうのもありますので
インフルエンザも健康な人だったら安静にするだけで治るんですけれど
マイコプラザ肺炎だったら積極的に治療した方がいい場合とかもありますので
風邪かなって思って病院にかかるのは悪くないんですけれど
風邪で病院にかかると大抵風邪薬をどっさり出されて
あと抗生剤も出されることが多いですね
風邪護水は咳止めとか熱覚ましとかあるんで
症状に応じて症状を取りたかったら飲んでもらってもいいんですけれど
抗生剤は基本的に飲む必要は全くないですね
まれに風邪ひいた時に
畜農症、腹鼻空炎で細菌感染がひどくなったりとか
両連菌が喉の方で増殖してたりとか
細菌感染を併発するということはまれにあるんですけれど
ほとんどの場合はウイルスによる感染なので
抗生剤を飲む意味って全くなくて
飲む必要がないのに飲むと
それによって腸内酸液のバランスが崩れて
下痢して体調悪くなったりとかそういう場合もありますので
基本的にただの風邪だったら抗生剤は飲む必要はないです
ただ病院にかかるとトッピングで一緒に出されてしまうというのが多いです
あと風邪ひいて病院で点滴してもらう人ってよくいるんですけれど
風邪の治療に関する意見と正しい方法
普通に水飲んだり水分を取ることができれば
点滴する意味は全くないです
風邪ひいて点滴する必要がある場合って
ものすごい高熱が出て意識もぐったりして
口から水分を取ることができないような状態
あるいは重篤な胃腸風邪で
嘔吐と下痢を繰り返して水分を取っても
水分の補給ができないような状態の場合は
腸脈から水分を投与するという点滴が必要になるんですけれど
普通の風邪で水分を口から取れるのでしたら
点滴をする意味って全くないです
でも結構世の中の人は風邪ひいた時に点滴すると喜ぶ人が多いんですよね
だからお医者さんも点滴しちゃうんですけれど
お医者さんも本当はわかっているんですけれど
ただの風邪の時に点滴する意味はないです
よく風邪ひいて点滴してもらったら楽になったという人がいるんですけど
プラセボですので風邪で点滴するのは意味ないので
やめてくださいということです
はい
あとはお風呂入っていいですかってよく質問されるんですけど
僕はお風呂入るのはいいと思っています
ただものすごい熱いお風呂に入って長時間立ったりすると
体力を消耗してしまうのでそういうのは良くないんですけれど
ほんのり暖かいぐらいの体温よりちょっと暖かいぐらいのお風呂に使って
15分とか20分使って血行を良くするというのは
逆に蒸気道の粘膜の血行も良くなって
免疫系の細胞が行き渡るようになるので
鼻詰まりとかそういった症状も一時的に改善することがあるので
正しいお風呂の入り方する分は大丈夫です
体力消耗しなかったりとか
あるいはお風呂上がった後はすぐ拭いて
ゆざめしないようにするということが大事です
そんなところですね
なので風邪を早く治したい場合は
一番大事なのは体を温めてしっかり眠るということが
大事ということになります
以上です
ありがとうございました
19:36

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