褒め方の基本
はい、こんにちは。今日はインスタグラムフォロワー様からメッセージでご質問いただいております。ご質問は、
子供の教育で正しい褒め方とかあったら教えていただきたいですっていうご質問です。
正しい褒め方ですよね。最近ね、褒めて育てるっていうのがブームなんですよ。
褒めて育てる。昔だったら怒ったりとかね、きついこと言ったりとかね、そういう人が多かったんだけど、今は褒めて育てるっていうのがなんかブームになってるんですけど、
だけどこれね、結構勘違いしている日本人って多いんですよ。ひたすらただ褒めればいいって思っている人がいるんですけど、
あとは叱っちゃダメ、注意しちゃダメっていうふうに勘違いしている人がいるんですよ。
だけどこれね、叱るとか褒めるっていうのは、正しい時に正しい使い方をしないと、かえって子供をダメにしちゃうっていうことがあります。
これは子供だけじゃなくて、職場の中でね、上司が部下に対して褒めるとか叱るっていうのは全く同じです。
あとは学校とか塾の中で先生が生徒を褒めるとか叱るとか注意するとか、これ正しく使わないと、かえって子供も部下もダメになっちゃうんで、
正しい褒め方っていうのを今回私が説明させていただこうと思うんですけど、これは基本はもう一つしかないんです。
正しいことをしたら褒める、悪いことをしたら注意する、叱る、これ基本中の基本です。
これを使い方間違ったら、かえってダメな人間が育ってしまいます。
基本的に褒めるとか注意するっていうのは、相手を正しい方向に誘導するっていうのが目的なんです。
ただひたすら相手にダメージを与えるとか、自分が好かれたいからとかそういう目的は無視して、相手を正しい方向に誘導する。
特に自分の子供に対しては正しい教育をしないと子供がダメな大人になってしまうので、これ正しい叱り方、褒め方っていうのはすごい大事なわけであって、
どういうふうに叱るのがいいか、どういうふうに褒めるのがいいかっていうのを、効率的に合理的に無駄なく行うこと、正しい方向に導くにはどうしたらいいかっていう話をしようと思うんですけど、
基本的に相手が何か努力をした場合、努力をして結果を出した、あるいは結果がしっかり出るほどでもなかったんだけど努力したことによっていい方向に進んで未来において成果が出るだろう、結果が出るだろうっていうこと、正しい努力をした場合はこれは褒めるのが基本です。
正しい努力をしたときは褒める、これが例えば勉強していい成績を取ったとか、あるいはすごくいい成績じゃないんだけど前の点数よりかはちょっと上がったとか、あとスポーツとか運動とかでも試合に勝った、サッカーの試合に勝った、柔道の試合に勝ったとか、負けたんだけれど一生懸命頑張ってあと少しのところまで追い込んだとか、正しい努力をした場合、あと仕事でもそうですよ、
仕事で頑張って結果が出たとか、あるいは仕事とかスポーツとか勉強とか関係なく、例えば対人関係で人に優しくしたとか、人を親切にして助けてあげたとか、いいことをした場合、いい努力をした場合はこれ褒めるのが基本です。
正しい努力をして褒められれば、褒められた本人も嬉しいんですよ、基本的に。自分のやったことは正しかったんだ、褒められた。褒められたことも嬉しいし、結果が出たことも嬉しい。人に感謝されたことも嬉しいので、そういう時に褒められれば、自分はこれからもっと努力しよう、これからも努力し続けようと、いい方向に相手を導いてあげることができるわけです。
なので、正しい努力をしたのに、例えばこれを褒めないでけなす人っているんですよ。そんなの全然ダメだよ、まだまだ努力が足りないよって言われると、それで余計やる気が出る人もいるんだけど、やる気がなくなっちゃう人も結構いるわけですよ。
努力をしない人への褒め方
これ本当にキャラクターにもよるんだけれど、せっかく努力したのにけなされて、じゃあその人を見返してやるためにもっと努力しようと頑張る人もいるんだけど、結構大部分の人は、かえってやる気がなくなって努力しなくなっちゃうんですよね。せっかく努力して結果が出たのに、全然ダメだよ、こんなの全然ダメだって、俺の時はもっとすげえ結果が出たんだよなんて言われたら、やる気がなくなっちゃう人が多いんですよね。
あるいは全然努力が足りないんだよとかね、そういうことも言われると、自分はこんなに頑張ったのにここでも認めてもらえないのかってね、やる気が出る人もいるんだけど、やる気がなくなっちゃう人もいるわけです。逆に努力して結果が出たのに叱る人っているんですよね。
そんなんじゃダメだって怒る人。そんなことされたら、余計やる気がなくなっちゃいますんで、基本的に正しい努力をして結果が出たりとか、良い方向に進みそうだったら褒めて、さらに伸ばして良い方向、良い方向に誘導してあげる。
これ基本的に親であっても先生であっても上司であっても、基本中の基本、これが正しい褒め方っていうものなんですよ。
じゃあね、褒めちゃダメな例っていうのも説明しようと思うんですけど、例えば全然努力しない人、頑張らない人、頑張らないし努力もしないから結果も出ない人、周りの人にもどんどん追い抜かれてどんどん落ちこぼれてる人、落ちこぼれてもないんだけど努力しないといけない場面で努力しない人、これを褒めるっていうのは絶対やってはいけないです。
全然頑張ってない、努力してないのに、例えば誰々ちゃんは本当にお利口だね、お勉強、頑張ってるねーとかね、頑張ってないのになんか頑張ってるねーって、なんかとりあえず褒めればいいって思ってる親とかおじいちゃんおばあちゃんっているんだけど、これは絶対やってはダメなんです。
だって本人が努力してない、頑張ってなくて、ただただサボってるだけなのに偉いね、頑張ってるねーなんて言ったら、それ言われた子供はこれでいいんだって思っちゃうんですよ。努力しなくていいんだ、勉強しなくていいんだ、スポーツ頑張らなくていいんだとかね、そう思っちゃうわけですよ。
となると、余計努力しない人間に育ってしまうわけです。これ相手が子供じゃなくて上司が部下に言う場合とかでも、塾とか学校で先生が生徒に言うときでも同じであって、努力してない、頑張ってないのに偉いね、頑張ってるね、君は優秀だねーなんて褒めるのは絶対ダメですね。ますますダメになっちゃうんです。
結構これダメな親とか、おじいちゃんおばあちゃんが孫に対してやっちゃうんですけれど、これはただ大事な子供を正しい方向に誘導してるんじゃなくて、ただ単に自分が嫌われたくないだけとか、自分が孫に好かれたいだけでやるんですよ。
努力してなくて全然ダメなのに、いい子だね、お利口だね、頑張ってるねーなんて言ったら、自分頑張らなくても褒められるんだ、好かれるんだ、このままでいいよーって言って、どんどんダメになっちゃうわけなんですよ。
みんなが頑張ってるのに努力しない人っていう人もいるわけですよね。例えば職場とかでもみんな頑張って仕事してるのに全然努力しない人、努力すべき場面なのに努力しない人、そういう人は職場とか学校とかに行ったらやっぱり上の責任者、上司とか先生は注意しないといけないです。
仕事、叱らないといけないわけですよね。そういう場合はちゃんと注意して、叱って君ダメだよって、頑張らないとどんどんダメになっちゃうから、今が頑張り時なんだよって君サボってて頑張ってないの知ってるから、もっとこれから頑張らないといけないんだよってね、正しく叱って注意して、それはそれでまた正しい方向に誘導しないといけないわけです。
叱ることも褒めることも基本的な目的はその人を正しい方向に誘導するっていうことなので、ただ単に自分が好かれればいい、嫌われたくないんだったら頑張って仲間で褒めればとりあえず好かれるんだけど、その人のためにとっては全然良くないわけですね。
あとは、努力はしてないんだけど才能があって結果を出す人っていうのもいるわけですよね。例えば子供の時、例えば算数の才能がある人っているんですよ。そういう人って低学年の時は勉強しなくても結構いい点数取っちゃったりとかするんですよね。
才能だけで結果を出す人への褒め方
あと体育とか50m走とかでも全然努力してなくても人より早い人っているんですよね。その人は努力してないんだけど才能によって結果を出してるんですよ。じゃあそういう人を褒めていいかって話なんだけど、これはね、褒めない方がいいですね。
というのは、努力しなくて才能だけで結果を出してるだけなのに君はすごい才能があるねって褒めるとですね、子供の時は特に自分はこれでいいんだって頑張らなくても俺は才能があるからこのままいけるんだって思っちゃうんですよね。
最初のうちは良くても、やっぱりね、学年が上がっていくと努力する人がどんどん出てきて、あるいはね、才能もあって努力する人もいると。才能がなくても努力する人とかもいるわけであって、いくら才能があっても努力しなければですね、やっぱり努力する人に負けちゃうっていうことがあるんですよね。これケースバイケースなんだけど。
だから、いくら才能があるからといって努力しない人を褒めるっていうのはこれは微妙なんですけど、やめた方がいいですね。これ賛否両論あるかもわかんないんだけど、基本的に努力してないんだったらいくら才能があって結果が出たとしても、それを手放しで褒めるっていうのは良くなくて、結果が良かったんだけど君は才能があるからもっと頑張るといいよねっていう方向に、正しい方向に誘導した方がいいです。
そうしないと最初のうちは才能だけで結果出してても努力する人に負けて嫌な思いするだけなので、せっかく才能があるんだったらそこを正しい方向に誘導するように、もっと努力すればもっと良い方向に行けるよっていう風に誘導した方がいいということでございます。
ということで、褒めるっていうことも叱るっていうことも、これは基本的にアドバイスなんです。なので正しい方向に誘導するのが目的であって、褒めて育てるって言われてるんだけど、ただ何でもかんでもひたすら褒めるだけでいいって勘違いしてる人すごく多いんで、そうじゃなくて、褒めるときには褒めると、叱らないといけないときはちゃんと叱らないといけないですよと、そういうことでございます。
ご視聴ありがとうございました。