1. 詩吟日本一による「声を鍛えるラジオ」
  2. 【詩吟ch】中級:初代内閣総理..
2021-07-21 06:50

【詩吟ch】中級:初代内閣総理大臣しか作れない漢詩<某楼に飲す>

エピソードをシェアする

Share on X Share on Facebook Share on Threads
某楼に飲す /伊藤博文
豪気堂堂 大空に横たわる
日東誰か帝威をして 隆ならしむ
高楼傾け尽くす 三杯の酒
天下の英雄 眼中に在り

#詩吟 #漢詩
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5f18a737907968e29d7a6b68
00:01
詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を分かりやすくお伝えしていくチャンネルです。
いつも通り、漢詩や和歌、俳句を一つご紹介して、聞き方、吟じ方などをお説明していこうかなと思います。
それでは、今日も一つご紹介していきますね。これは初代内閣総理大臣、伊藤博文が作った詩ですね。
某楼に飲す。某楼というのは、高い建物のとある楼閣にてお酒を飲んでてねという、そんな場面で作られた漢詩になっております。
これはもう凄まじいんですよね。この人でしか作ることができない。むしろ他の人が書いたら、これ中二病みたいな感じですね。
言い過ぎか。ということで、なかなかにも自信あふれる内容になっているので、ぜひ楽しみに聴いてみてください。
では詩を読んでいきたいと思います。
某楼に飲す。伊藤博文。豪気堂々。大食いに横たわる。
日当、誰か定飲をして盛んならしむ。
香炉を傾け尽くす三杯の酒。天下の英雄眼中にあり。
豪気堂々。大食いに横たわる。
我輩のこの意気、豪気ですね。やる気というか、勇気じゃないか。意気は誠に堂々たるものであって、大空に横たわる。大空一面にはびこるほどである。
日当、誰か定飲をして盛んならしむ。
天皇陛下の御領位をとにかく高く世界に輝かし建てまつるべきもの。
これは私において他に誰があろうかと。日当というのは陛下のことですね。
定飲、帝の意、威厳とかそういった意味ですね。それを盛んならしむのはもう自分であるということですね。
功労を傾け尽くす三杯の酒。今この功労において何杯も酒を傾けると。この傾けるって表現ずるいですよね。とにかくたくさん飲んでるだけだと思うんですけど、三杯の酒。
天下の英雄眼中にあり。そうすると気分が高まってくるんですね。
03:02
元気はさらにさらにますます応一して溢れてきて、古今天下の英雄は皆私の眼中に入ってしまうのである。
眼中にありってなかなか言わないですよね。 自分なんてもう眼中に入ってないよ。眼中なしだよ。とかそういうふうに言われることはあろうともですね。
全員しかも英雄ですよ。英雄が眼中にありとかもう 信じられないですね。これこそ初代内閣総理大臣しか作れないしと。
他に誰がやれるねんということなんですけれど、そういう凄まじい監視になっております。 実際に吟じていく際にはですね
難しい伏し回しはないです。とにかく堂々たる力強い。 ただ大声じゃないんですね。大声じゃなくて堂々している。堂々としている。これが大事なので
腹式呼吸を全力で使わないと。もうこの圧で失敗するとおしまいですね。 合気堂々とか言ってもダメだし、合気堂々とかこういうふうにただ大きくしてもダメ。
合気堂々。こういうふうに力を入れる。腹に力を入れる。 端でに力を込める。こういうやり方が必須になってきますので、そういった意味では僕は
初心者というよりは中級者向け。 腹式呼吸ができてきたかなという中級者向けにカテゴライズしたいと思います。
それでは吟じていきましょう。 暴露に吟す。
伊藤博文
誰か提言をして
盛ん
鳴らしむ
心を
傾け尽くす
三杯の
天下の
06:03
英雄
願地に
おり
元気のいい詩ですね。 ということで今日は以上となります。
今回は伊藤博文による暴露に吟すをご紹介させていただきました。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ
06:50

コメント

スクロール