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2021-04-06 05:52

【詩吟ch】春になったらこの和歌を<東風吹かば/菅原道真>

優しい詩吟は難しいですね😆

#詩吟
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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。詩吟の先生こと、heyheyです。 このチャンネルは、詩吟歴20年以上、準詩班の資格を持っていて、全国大会の優勝経験もある私、
heyheyによる詩吟という、とってもマイナーな日本の伝統芸能の、その魅力をお伝えしていく、コーナーになっております。
月・火・木・土は、まあ、腹式呼吸や声に関する話。 水・金・日は、まあ、詩吟に関する話を分かりやすく、5分程度でお伝えしていきます。
ということで、今日は水曜日に向けての収録ということで、詩吟でやっていきたいと思います。 もう、春ですね。
春です。だから、普段はですね、あまり俳句とか漢詩ばっかりやっていたので、 たまには和歌もやらないとなということで、ちょっと有名な和歌を一つご紹介したいと思います。
菅原道真が書かれた和歌ですね。 コチフカバ
まあ、このタイトル、正式なタイトルというと、どこまでなのかわからないですけれども、それは、 流されはべりける時、家の梅の花を見はべりて、ということで、結構これも喋るの難しいですね。
では、どういう内容か、多分聞いたことがあるかと思います。 コチフカバ
においおこせよ、梅の花 あるじなしとて、春を忘るな
詩吟の場合はですね、これを2回吟じることになります。 助詩と奉詩というふうにありまして、助詩が淡々と静かに、そして奉詩が感情豊かに表現するというふうな形が定まっているわけですね。
なので、詩吟では2回やるので、そういうふうに認識してもらえればと思います。 これどういう内容かと言いますと、コチフカバ
コチっていうのは、知ってますか? 東に風って書いてコチと呼ぶんですね。 春の時期に吹く風、強い風のことになります。
意味としてはですね、いろんな内容が凝縮されているわけなんですけれども、 春になって
コチが吹いたならば、その香りをですね、 この菅原の道座根が、京都の方から太宰府の方へ、遠くへもう左遷されていくんですね。
こういうふうに、行った先にまで、この春の香りをですね、送っておくれよという花です。 主人がいなくなったからといっても、この梅の花は忘れないで、ちゃんとこの香りを送ってくれないかなという、結構悲しい歌になります。
春の季節を思い浮かべながらも、 悲しい気持ちを交えた歌になります。
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僕はですね、ちょっと関係ないんですけど、富山出身でですね、 この菅原の道座根というのは、学問の神様ですごく
崇め立て祀られているんですね。 だから僕の家にも木彫りの菅原の道座根が、像があってですね、ちゃんと正月になったら下ろしてくるんですよ。
で、ちゃんと立派な台において、 今年もどうか頭良くなりますように、みたいなこと、結構ですね多分普通にやってるので、
葉っぱから見たら意外な文化なのかなと思います。関係ないですね。 ではでは、この和歌を吟じていきたいとおもいます。
流されはべりける時、家の梅の花を見はべりて。 菅原の道座根。
こちふかば、においおこせよ、梅の花。
あるじなしとて、はるをわするな。
こちふかば、においおこせよ、梅の花。
あるじなしとて、はるをわするな。
いやー、難しい。詩吟ですね。 この優しく切なく歌うっていうの、この僕の喋り口をからしてめちゃくちゃ難しい。
多分これ女性が上手いんだろうな、というふうにもうちょっと文句をたらしつつも、今回は菅原の道座根のこちふかばという和歌をですね、吟じさせていただきました。
詩吟に興味を持っていただければ、もしくは詩吟をされている方の、ほんの暇つぶしになれば幸いです。
ということで、詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル、本日は以上です。 次はあさってですね、詩吟は。ということでありがとうございました。
バイバイ!
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