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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。【詩吟ch】のheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上純詩班の資格を持っていて、全国大会の優勝経験もある私、heyheyによる詩吟というとってもマイナーな、その日本の伝統芸能の魅力をお伝えしていく内容になっています。
月、火、木、土、和、福式呼吸や声に関する話、水、金、日は詩吟に関する内容ということで、日替わりで話しているんですけれども、今日はですね、録音がちょっと日曜日にやっているということで、いつもより長めの詩吟をですね、ちょっとやりたいなーっていうふうに思ったんで、月曜日に向けた福式呼吸の配信の日をちょっとずらしてですね、今日も詩吟をやりたいと思います。すいません。
今日ご紹介する詩吟はですね、これちょっとかっこいいんですよ。言葉がかっこいい。実際はですね、そのかっこよさというよりはまさしく桜の花。桜の花をですね、たっぷりと書いた詩になっています。詩の長さもいつもより倍ありまして、いつもはゼックと呼ばれる五言ゼクとか七言ゼクとか。
まあ吟じると1分半から2分ぐらいで吟じれる長さなんですけれども、その倍ですね、律詩と呼ばれるものです。五言律詩、七言律詩、とにかくゼクの2倍あるということなので、いつもより内容もですね、盛りだくさんとなっております。
この詩、まあ何か順番に行きましょうか。タイトルは、大華の詩。もうこれからかっこいいですね。桜の花の詩と書いて大華の詩。しかもこれ作者が誰かわからないんですね。そういった詩もですね、ちゃんと構成に残っていて吟じられているんですね。
大華の詩、どういった内容かと言いますと、一個一個丁寧に話すとキリがないんですけれど、これはですね、桜の花っていうのは美しくて、いろんな有名人がですね、いろんな偉い人が、素晴らしい人が、さまざまな角度からたくさんの詩を、桜の詩を吟じてきたと。
それをですね、もう片っ端から紹介していって、吉野山、天皇がいたという場所ですね。そこを眺めながら、そこの桜の花も綺麗なんですけれど、最後そこを眺めながら桜を楽しむと。楽しむというよりは懐かしむというか。桜を眺めながら過去のいろんな美しい詩を思い浮かんだというような内容になってくるかなと思います。
だいぶ雑な説明ですみません。ということはですね、これはですね、もういろんな人の名前とかがですね、たくさん出てくるんですよ。この桜の詩を吟じてきた。平野忠則とか、源義家とかですね。そんな感じかな。
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あとは、これは誰だっけな。藤原忠則。茂ノ里だったかな。そういう風にですね、もういろいろと名前も出てきて、この詩はこれを言ってるのねみたいな感じになります。ということで、ではどういう詩か。読み下し文からですね、順番にいっていきたいと思います。ちょっと長いですよ。
大鹿の詩。一鳴。つまりこれは誰が言ったかわからないということですね。白鳴。よく延ぶ。純実の樹。南雲の聖地。この花を坊主。
麗帝宿を狩る。平野忠則。銀鳴。風を恨む。源義家。滋賀の浦は荒れて。断雪ひるがえり。奈良の都は振りて。黄河群がる。南朝の天使。今、何処にかおわします。
法山を望まんとほすれば、道さらに遥かなり。
一個一個やるとちょっと長いんですね。通釈の文章をですね、もうダーッと読んでいきます。すいませんね。
白鳴。よく延ぶ。薄い命と書きますね。命が短いと言われている。この美人のような美しさを保ちながら、それでもわずか十日ほどの命を保つというこの桜の花ですね。これは昔から人々に愛されてきていますと。
藤原の忠名言。茂ノ里。あれだったかな。名言のという名言の生地。この花を望す。この花をですね、この藤原の忠名言は、この花をめでて庭に植えたことでですね、桜町忠名言という風に名前として呼ばれたということになります。
また平野忠名言という人はですね、不遇の実を桜の元にこの一夜の宿を借りて、桜について歌を読んだんです。また源義絵は吹く風を恨んでいます。それについても桜の詩を読んだんですね。これはどういった詩だったかな。
吹く風を、なこそ咳と思えども、道も背に散る山桜かなという詩を読んだんですね。また山桜の花の散っていくのを見て、こういうまた桜の詩を読んでですね、最後は知ってるかな。
ここの絵に咲き匂うこの八重桜を見てはですね、いにしえの奈良の都の八重桜京、ここの絵に匂いぬるかなという風に、いにしえを懐かしく読んだ花人もいましたということになります。
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さて、この南朝にいる天使、天皇はですね、今伊豆区にどこにいるのだろうかと、その悲しい歴史をしのんでですね、吉野山の方を眺めているんですけれども、この道がずっと続くばかりで山を望み見る影もないと、見るよしもないということなんですね。難しいな、なんて説明すればいいかわからない。
いろんな人の桜についての内容が語っています。僕がこれを選んだのはですね、僕の姉が詩吟をやっていたんですよ。小さい頃に一緒にやっていたんですけれど、それがですね、やはり年が上だから先にですね、この律師というのをやらされてたんですね。
僕がちょっとレベル高くないと律師はなかなかやらされてもらえないんで、それで姉が言じていたと。その時にですね、この難しい内容は正直全然よくわからないです。
でもまずこの大鹿の詩、この語感がですね、かっこいいんですよ。そして薄命よく延ぶ純実の樹。こういうなんかしっとりした入りから入っていてですね、なんかいろいろと言っているぞというところになって、このサビの部分ですね。
滋賀の浦は荒れて、断雪ひるがえり。ここの文章はですね、なんか文字が漢詩がすごくかっこよくてずっと覚えてるんですね。漢字なんて全くよくわかってなかったけれども、この滋賀の浦は荒れて、ここらへんがもうかっこよくてずっと耳に残っていたんですよ。
だからちょっと教科書をペラペラとめくりながらですね、ああそういや、この詩良かったなと、最近ならもう吟じれるかなということで吟じてみようということになりました。
すいません、ちょっと今回はもう大ボリュームになっていますけれども、内容はこんな感じで、いろんな桜の歌が盛り込まれている盛りだくさんなかっこいい桜の漢詩と、律詩となります。
それではですね、ちょうど3分過ぎかなぐらいかかると思うんですけれども、よければ聴いてみてください。
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聴いてみてください。
聴いてみてください。
断雪
昼帰りならぬ
都は降りて
南朝天子
今、何処にか
おわします
ほうざんを
望まんとほすれば
道さらに
はるかなり
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ということで、だいたい3分から4分かな。
吟じてみました。なかなかですね、律詩、吟じるの、やりすぎると簡単に声が枯れるんでですね、まあ難しいんですけれども、やってみました。
今日時間あったんですね。
ということで、この大鹿の詩、難しい内容は置いといて、この五感ですね、五感、五感のかっこよさ、これが伝わったらいいかなと思います。
あとはまあちょっと珍しい節調もですね、いくつかあったんで、まあ後日紹介してみようかなと思います。
だいぶいろいろ盛り込みましたね。
ということで、今回は以上です。
大鹿の詩、いつ名と、誰も、ちょっと作者が誰かわからないんですけれど、かっこいい詩をご紹介しました。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル、今日は以上です。どうもありがとうございました。バイバイ。