<イベント情報>
▼ジュンク堂 池袋本店にて、「ほんのれんフェア」開催中。
3月23日(日)まで!!!
https://note.com/honnoren/n/nf47af6c3c819
▼開店前の本屋に潜入!「ほんのれん編集部」と本を選ぶイベント開催。
2月9日(日)-
3月2日(日)-
https://note.com/honnoren/n/nc24f1eaffe44
▼「ほんのれんオンライン旬会」第2回 開催決定!!!
2月19日(水)-@zoom
https://peatix.com/event/4288977/view
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ほんのれん vol.23の問いは、「これって恋愛? 〜この世界を動かす欲望〜」です。
今回はなんと、作家で元外交官の佐藤優さんをゲストにお招きして「恋愛」についてお話ししました。
ここ数十年間で、「恋愛」はどう変化してきたか?恋と金は切っても切り離せない?いまの若者の恋愛観とは?キリスト教の「愛」には3種類ある?
いま、恋愛について何を考えるべきか。佐藤さんにうかがいます。
(※お話の内容に、性的な表現を含みます。苦手な方はご注意ください。)
===editor's note===
恋愛は社会を映し出す鏡
「若者の恋愛離れ」が話題だ。ひと昔前は「愛の告白」の象徴だったバレンタインチョコも、Z世代はもっぱら友人や自分に贈るという。その一方で、同性愛、ポリアモリー(同時多恋愛)、推しへのガチ恋など、多様な恋愛が顕在化している。
「恋愛離れ」ではなく、恋愛のカタチが変わってきているだけなのかもしれない。
ジャック・アタリ『愛の歴史』によると、初期の文明では「一夫多妻」や「一妻多夫」も多かった。しかしキリスト教が西洋を覆い始めると、布教と人口維持のために「一夫一妻」が理想化された。「一夫一妻」は、社会秩序維持のために発明された装置だったのだ。フランス宮廷文化が花開く近世には、女性に贅沢品を貢ぐという恋愛様式が生まれ、それが資本主義に火をつけた。人間を突き動かす恋愛という欲望が、時代の思惑と混ざりながら社会をつくり、さらに社会が新たな恋愛のカタチを規定してきた。
いたって個人的な感情でありながら、世界を動かすエネルギーになりうる「恋愛」。5冊の旬感本を人間の欲望の「鏡」として、新たな恋愛観を映し出してみたい。
編集長・仁禮洋子
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▼今月の旬感本
・『図説「愛」の歴史』ジャック・アタリ(著)ステファニー・ボンヴィシニ(共著)樺山紘一(日本語版監修) 大塚 宏子(訳)原書房 2009
・『進化が同性愛を用意した─ジェンダーの生物学』坂口菊恵(著) 創元社 2023
・『恋愛と贅沢と資本主義』ヴェルナー・ゾンバルト(著)金森誠也(訳) 講談社 2000
・『好色一代男』井原西鶴(原作) 島田雅彦(訳)河出書房新社 2023
・『21世紀の恋愛─いちばん赤い薔薇が咲く』リーヴ・ストロームクヴィスト(著)よこのなな(訳) 花伝社 2021
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