オーロラ観測の幕開け
今回は、海王星のオーロラを赤外線で初めて観測した、 ジェームズウェップ宇宙望遠鏡の活躍に関するお話をしていきたいと思います。
ジェームズウェップ宇宙望遠鏡、宇宙の果てを見る、超目の良い望遠鏡で、あえて近くを見る。 ただこれは、ジェームズウェップだからできるアプローチでもある。
一体どんな内容なのか、そして地球以外の惑星でのオーロラ、一体どういうふうに見えるのか。 海王星の新たな姿が見えてくると思います。ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
はい、今日でエピソードが1629話目を迎えております。すいません、エピソード番号を確認するの忘れてましたね。
基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたらと思います。
昨日は、NASAとIBMが作り出す天文学の新しい未来プロジェクトということで、
AIによっていろんな業界変わっていくよねの一つの中の一つとして、 NASAの取り組み、そして天文学者の領域っていうところもやっぱ対象になってきてるっていうのは結構面白い流れかなと思ってるんで、
ぜひぜひ昨日のエピソードも聞きながらね、楽しんでいただけたらと思います。 そしてそして、昨日AIの話しましたけど、本日3月の28日、
なんと私の著書ですね、 マーケティングでAIを超効率化チャットGPTAPIビジネス活用入門という本が広断者から出版させていただきました。
いやー、とうとうです。いや良かったですね。 今回のはまあ宇宙の話っていうよりはどっちかってAIメインがなっていて、ただね、この中身、どうしてもやっぱみんなに聞いて欲しいな、見て欲しいなって思ってるのは、
宇宙話をAIを使ってどうやって文字起こしをするか、そしてブログに落とし込むかっていうところまでを、実は1章がっつり使って書いていたりするわけですよ。
1章の半分か。 という感じで宇宙話登場します。
その内容とかそうですね、明日のあれとかで話せるといいかな。 明日のエピソードじゃあちょっと出した本の中からどういうふうに宇宙話を扱っているのか。
やっぱね、本出すにあたって宇宙話と完全に別っこっていうのは僕の、何だろうこう、 普段の発信の活動だったりとか色々活動させていただいている中で宇宙話外すってやっぱできないんですよね。
そんな中でAIの書籍書く時も、いやこれはちょっとポッドキャスト絡めたいなぁと思っている部分がありました。 これね、ポッドキャスト聞いてくれてる人が自分用にエピソードまとめるっていうのも使ってもらえるし、
なんならこう、ポッドキャストやってる人も聞いてくれてると思うんで、 そしたら自分の番組をね文字にするっていうのにも使ってもらえるから、これはマジで
ちょっと見てほしい。そんな感じでぜひ概要欄にも貼ってあるので、 マーケティングをAIで超効率化、ぜひねハッシュタグもつけてつぶやいていただけたら嬉しいなと思っております。
いやー 去年の5月から1年間で3冊目です。
かなり頑張りましたね。やっぱり宇宙はすごいと並行して作ってたのでちょっと疲れましたが、 こうやって出せてよかったなと思っております。
ということでじゃあ早速本題行きましょうか。 今回お話しするのはジェームスウェップ宇宙望遠鏡が捉えた海洋性のオーロラに関するお話です。
もうAIの話とか全然関係ない普通の観測ですね。 まあやっぱ天文学っていうのはこういうところが面白いんですよ。
でこの惑星のオーロラ、最近だとそれこそ 今地球上でもいろんなところでオーロラ見えてますよね。
実は今回のオーロラって太陽フレアボカーンと起きたからっていうわけではないんですよ。 まあそんな話は今度お祝いしていくとしてニュースでオーロラの話
結構見てる人も多いんじゃないかなと思いますね。 でまあそんな中で
惑星のオーロラっていうのはその惑星の周りを囲っている磁気圏だったりとか まあとは大気の話だったりとか
そして太陽から飛んでくる太陽風との相互作用っていうのが 起きて起きた結果出てくるものっていうのがこのオーロラなわけですよ。
だからオーロラっていうのは何かの太陽の活動そして惑星の磁気の活動 これの掛け合わせの結果として出てくるのがオーロラなんですよね。
でこれがあるから地球のオーロラと太陽フレアっていうのが 合わせて検討もされるし木星土星
こういったところでもオーロラが見えていて でこのオーロラっていうのはじゃあ木星ってどれぐらい強い磁場あるんだろうとか
木星に対して太陽からの影響ってどういうふうに届いてるんだろうとか あとは木星と木星の周りを回っている月ですね木星にとっての
磁場の関係性ってこうなってるからとかっていうのも実は解き明かされてたりするんで オーロラっていうのは単純なきれいな発光現象ではなくて
惑星を深掘っていく理解していく上で非常に重要な信号なんですよ でそんな中で太陽系の外側に位置する
海王星のオーロラっていうのがまあ距離が遠い オーロラって明るく見えるけど宇宙空間の中だったらめちゃめちゃ暗い現象なんですよね
だから遠いとなかなか難しいとか観測条件としてもなかなか難しいとかってあるんですよ でそんな中でほらちょっと前に他の惑星で
太陽系以外の惑星でちょっとモヤのかかったヘイジーな 惑星の話したの覚えてますか
ヘイズな惑星ヘイズっていう言葉の中説明しながら紹介したと思うんですけど 海王星も実はヘイジープラネットなわけですよ
大気中のモヤだったりの影響で実はオーロラ現象の全体像 っていうのが捉えられないというようなところ
特にこれまではハップル宇宙望遠鏡とかで 紫外線であと僕たちの目で見える可視光線で観測を行ってきたけど
このヘイズの影響でオーロラが 低いところまで合わせてどういうふうに光ってるのかっていうのが見えてこなかった
今回はこうやってジェームスウェップを使って赤外線でオーロラを初めて観測できた っていう観点が新しいポイントですね
でジェームスウェップっていうのはその赤外線の能力もめちゃめちゃ高いです そして赤外線はなんとこれ面白いのがこのヘイズの影響を受けづらい
新たな知見と成果
だからこそヘイズの先にある光っていうのも捉えることができるというのが特徴と なってくるので
まあジェームスウェップを使う意味があったわけですね でこれを使ってオーロラの空間的な分布をとったりとか
光方からオーロラにどういうエネルギーが入っていってどういう発光プロセスが働いているのかとか そして時期圏がどういうふうに広がっているのか
みたいなところをアプローチとしてはしていこうとしているものですね でその結果ですね
観測の結果 海洋性の北極域にこれまで捉えられていなかった明確なオーロラ発光現象っていうのを
赤外線で発見することに成功しました この発光っていうのは特にこう
海洋性の中に含まれるメタンの分子が光って 放射されているものでそこが強く観測としては得られている
というところになっていて太陽からの高エネルギー粒子っていうのが海洋性の 高い方の帯域に振り込んでいってでメタンに対してエネルギーを与えて熱が発生する
熱というかあの光が発生するというような観測的な証拠が得られたと しかも面白いのがこういくら北極圏だったとはいえですね
地球みたいに北極域からブワーって広がって均一に光っているのかで言うとそうでは なかった
これが面白いポイントでホットスポットって呼ばれるような 局所的にオーロラみたいに輝いている場所があるっていうのが傾向として出てきたんですよ
これがあの今回赤外線で見たことでわかった新たな海洋性オーロラの描像ですね でこれここから得られるのっていうのは
まずその 局所的な明かり光り方っていうのはこれ必ずしもこう地球例えば地球のオーロラだと
地球の周りを囲っている時期の 磁力線で囲われたバリアーの足元というか
それが極域に当たるからその中太陽から飛んできた粒っていうのが 太陽の時期にぶつかって
海王星のオーロラ観測
地球の時期か地球の時期にぶつかってその磁力線に沿って地上に降ってくるみたいな で降ってくることによって地上の中の大気とかにぶつかって明るく輝くから
極域っていうのが全体的に明るくなる じゃあその磁力線の足元みたいなのに
多様性も輝いているのかで言うと局所的にぽつぽつぽつぽつなっているからその単純な 磁力線の足元と今回輝いているところが一致しない可能性っていうのがあるん
じゃないのみたい なっていてつまり磁力線の構造っていうのが思っているよりも
多様性っていうのは複雑 なんかこう地球みたいに南から北に対してこう
磁力線が綺麗につながって南極東極に 磁力線の足元があるみたいなそんな感じではなくてもうちょっとぐちゃぐちゃしてるん
じゃないのみたいなそういったしさが得られたのはこの観測によって得られた面白い ポイントですよね
であとはやっぱり赤外線で観測することでこの解像度高くその深いところまで観測できる っていうその仮説をちゃんと実証できたっていうのも面白いポイントになっていて
このやっぱジェームスウェップならではですよね 暗くて赤外線でしかできないことをやる
ジェームスウェップだからこそできるっていうこれは面白いポイントでしたね なのでこれからこうやってじゃあ
ジェームスウェップ使ったオーロラの観測っていうのがどんどん進んでいくと 太陽系以外の惑星で見つかってくるような星の
磁気 あの磁気圏の構造だったりとか磁力線の特性だったりとかそういったところにも実はあの
解明につながっていくんじゃないかなというところになってるんでこれからの ジェームスウェップの活躍
さらに期待したいきたいですね それにしてもジェームスウェップは観測いっぱい他の観測機もそうだけどやっぱり24時間
っていう中で全員同じ時間資源の中で動いている中で ジェームスウェップが出してくる研究結果ってちゃんと
僕らの目にも届くような場所まで来てるしリリースもちゃんとしてるし 研究結果としてもなんかたくさん出ている印象を持ってるので
やっぱこれなんか時間がかかって宇宙業界のサグラダファミリアとか言われてたんです けどそれにしてもやっぱ成果量っていうのは
段違いにいいんじゃないかなと思いますね あくまで印象ですけど集計したらどうなるかわかりませんがなんかそういう
意義が観測装置として意義があるみたいな見せ方自体もそもそもやっぱ上手いなぁと思う のでジェームスウェップの活躍やっぱこれから期待していきたいポイントですね
書籍と宇宙のつながり
はいということでじゃあ今回は以上とさせていただきたいと思います 明日ですね明日はあのさっき話したみたいに本日発売しました書籍
マーケティング マーケティングを ai で超効率化の書籍ですねこちらの内容から宇宙話を文字にするっていう方法どんな
内容なのか であのそれの結果はどういうのが得られているのかそこらへんをちょっと紹介していきたいと
思います 今日のエピソードとかをじゃあ文字起こししたらどうなるのか
これをね あの僕のブログの方に先に記事としてあげておくのでそれと一緒に合わせて話していき
ましょう ということでじゃあ明日のエピソードも楽しみにしておいてください
いうことでそんな感じで以上ですかねまあとにかくあの本で出ましたのでまたちょっと 書店巡りとかさせていただきながらまた宇宙の棚とは違うのでね
やっぱり宇宙はすごいの時に関わらせていただいた方だったりとか まあそうじゃないところだったりとかいろんなところ回っていくのでまたなんかこうサイン
みたいなものとか店舗で見つけたらぜひぜひあの写真とかで教えてください あとはここにこうやって置いてあったよとか特にこう壁掛けの面とかね
平積みで置いてあるとことか教えてくれたらなるべくやっぱ行ってみたいなと思うので 書店さんを皆さんぜひぜひ紹介してくださいよろしくお願い致します
ということで今回は以上にしていきましょう 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローフォローボタンの近くに
ある星マークこちらでレビューいただけたら嬉しいです 番組の感想や宇宙に関する質問については
x のハッシュタグ宇宙話またスポーティファイのコメントコーナーなどからお寄せください 引き続き来年の書籍化来年というか今年かの書籍化に向けて宇宙かける丸々のテーマを
募集しております あなたが思う宇宙かけるこんな業界面白そうだなぜひぜひ教えてください
それではまた明日お会いしましょうさよなら
