国際宇宙ステーションの実験
2025年8月1日に国際宇宙ステーションに向かって飛び立っていく日本人宇宙飛行士ユイキミヤさん。
国際宇宙ステーションで一体どんな実験をするのか。未来の宇宙での生活を見据えた植物の細胞分裂を観測する実験だったり、
小惑星の石を作ってみるっていう実験だったり、結構ワクワクする研究がいくつか想定されているみたいなので、このあたり紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で拍手号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、今日でエピソードが1742話目ですかね。はい、を迎えております。
1700話をやったところからなんか一瞬な感じがしますけどね。
1741話か。間違えちゃった。すいません。
はい、ということでやっていきたいと思います。
月の情報をお知らせしましょう。本日2025年の7月19日土曜日ですね。
昨日おとといが半月だったので、今日は三日月に近づいていくかなり欠けた月っていうのがどんどん見えてくるタイミングかなと思いますね。
7月の25日に新月を迎えていくという形。24日の夜中が新月かな。
という形になりますので、ぜひぜひ皆さんの今から欠けていく月をポッドキャスト聞きながら楽しんでくれたらいいんじゃないかなと思っております。よろしくお願いします。
そんな感じで早速本題いきましょう。
今回お話しするのは8月の1日に国際宇宙ステーションに向かってロケットで向かっていく日本人宇宙飛行士ユイ・キミヤさんがですね、
宇宙ステーションでどんな実験をする予定なのか、こちらについてお話ししていきます。
水曜日のエピソードから連続で4本目のこのユイ宇宙飛行士の宇宙での生活に関する話ですね。
で、一番最初の時に増えた実験テーマに関する話ですね。国際宇宙ステーションでの実験、そもそもそういう実験をするのが宇宙飛行士の仕事だよっていう話を散々してるわけなんですけど、
その実験がポストISS、未来の国際宇宙ステーションとか宇宙ステーションがなくなった後の世界を見越した取り組みが増えたよねって話をしたんですけど、
他にもやっぱ未来を見据えた研究だったりやっぱ最前線の研究っていうのが行われるんだなっていうのが見えて面白かったのでいくつか紹介しますね。
今回まず一つ面白かったのは科学利用として使われる国際宇宙ステーションの実験施設ということで、宇宙環境が植物の細胞分裂に与える影響を解明したいと。
宇宙ステーションとか宇宙行くと無重力だったり、あとは放射線の量とかっていうのも地上に比べると多かったりするわけですよね。
で、僕たち人間の体の中にもやっぱ僕たちは重力に耐えながらというか、重力に晒されながら生活をするように体が出来上がっているんですよ。
だから無重力に行くと骨が血液の中に溶け出しちゃうだったりとか、でその溶けたカルシウムというか骨の成分のせいで尿路血石とかね、そういうのになりやすかったりする。
で骨もスカスカになってきちゃうとか、いろんなこう影響がいくつか出てくるわけなんですよ。
でそういったその体への影響っていうのがあるのはわかっていて、でその上でじゃあ植物ってどうなんだろうみたいなところに着眼点を置いてる研究なんですね。
でそう植物っていうのは中学校の時の理科の本当に一番最初の頃にやりますよね、この細胞分裂みたいな話とか。
でその細胞分裂がじゃあどうやって起きるんだろうみたいな細胞のその骨格の動態が変わる状況っていうのをまつぶさに観測するっていうことで、
宇宙環境で最終的にたどり着きたいのは農作物とかそういうのを生産するシステムを考えるときに植物をしっかりと理解するっていうところを重要視していこうというような感じの実験ですね。
で今回の研究のこの意義っていうのがまあその植物の細胞分裂と重力の関係性を明らかにするっていうところだけじゃなくて、
宇宙の基地では閉鎖空間が作られるわけですよね。宇宙空間は空気とかもないし窓を開けてうわーみたいなことができるような環境ではないと。
でそうなってくると閉鎖空間の中ではなんかもとかそういうので空気洗浄っていうのを行う。
具体的には光合成みたいなのをさせてCO2から酸素に変換するシステムみたいなのを作っていく必要がある。
そういうのを作っていくための基盤技術だったりとか、そもそも地球上での効率的な植物の生産システムっていうところに貢献することも期待しているというような非常に有意義な実験なわけですね。
人工衛星の放出ミッション
でだからこれをまあじゃあどうやってやるのかみたいなところも細かく書いてあるんですけど、
今回だと緑色のモですね。緑モっていうものかな。これを計てと言われるものを見ていくと。
でそれは細胞分裂の頻度が高いから重力を変わったタイミングでそれが見やすいよねっていうところをやって
一定期間培養して動画とかを観測し続けて実際にどうなっているかを地上で画像分析をしていくというようなところになるみたいなんで、
ちょっとこれはね注目のポイントを一つですね。
でそしてもう一つ、物を浮かす実験の方結構面白そうなんで、一旦ちょっと明日かな。
でもう一個は、これ毎回国際宇宙ステーションのミッションには入るんですけど、超小型衛星の放出ミッションというのがあります。
でこの放出ミッションに関してはあれですね、希望日本のモジュールがあってそこから人工衛星をポッて出すなんか装置みたいのがあるんですよ。
でそれ内側から人工衛星をそこにセットしてピッてボタンを押すと多分ポンって出るんですけど、
これ宇宙ステーションから狙えるこの軌道であればロケットから飛ばすっていうよりはちゃんとタイミングとその軌道を計算して軌道に乗せれるっていうところが非常に魅力的であり、
なおかつビジネスの場としても使われているんですよね。
でこれによって小型の衛星っていうのをどんどんどんどん宇宙空間に届けることができるようになってるっていうかなり面白い仕組みなんですよ。
でそのうちの一つにですね、RSP-03っていう人工衛星が放出予定となっています。
これ何かっていうとリーマンサットプロジェクト。リーマンサットって日本国内、日本の中のサラリーマンたちが作る人工衛星でリーマンサットなんですけど、
有志というかの団体でみんなで人工衛星作ってみんなが飛ばしたいもん飛ばそうぜっていうような団体で、
過去に出てもらったこともあるような。でそこで活動されている箱田さんっていう方ですね。箱田さんがですね、
ちょくちょく連絡もくれたりするし、それこそね、宇宙話って今1740とかだけど、
いつだっけな、200とか、いやもうちょい500ぐらいかな、の時にスポンサーシップみたいなのも実はやってたんですよね。
そのスポンサーシップの時にも名乗り出てくれていたりとかするぐらい昔から聞いてくれている方で、
リーマンサットを新しく打ち上げるんですよみたいな話をしてもらって、この間スペースタイトの会場でお会いした時に、
あ、これだ!ってなって、今回ちょっとお話ししてるって感じですね。
でもこれまでにも何かいくつかの人工衛星打ち上げて、実験やられていて、
なのでノウハウもかなり溜まっている非常に面白い取り組みなので皆さん注目してほしいですね。
でもなんか最近は、一時期はリーマンサットとかなんかそういうプロボノというかボランティアというか自分たち有志で、
みたいな形で集まっているところから、なんかビジネス化できるところはどんどんビジネスにしていこうみたいな流れが増えてきた関係で、
いろんなところが衛星飛ばすのにチャレンジしているし、それを使って事業にもしているし、
っていう中でリーマンサットみたいな、みんなでやりたいことをやろうみたいな、
そういったなんかこう意思の下動かしているものっていうのは、なんか宇宙のロマンが詰まっててめっちゃいいなと思いますよね。
そんな感じで、あとはまあ小型の衛星の放出とかだと、静岡大学、岐阜大学、これは岐阜県と一緒にやるんですね。
高校生が人工衛星打ち上げる。最高っすね。
九州工業大学、まあこの辺りはもう大御所というか、宇宙の小型衛星とか衛星関連でいえばみたいな。
九州工業大学は2つですね。ドラゴンフライってやつと四葉クローバーってやつが人工衛星として打ち上がるみたいですね。
打ち上げるとか軌道に乗せられる。とか千葉工業大学のボタン。国際科学教育協会のe科学ワン。
これはもしかしたら宇宙教育とかに使われるデータを収集したりするのかな。
というところで非常に面白そうな人工衛星の放出が予定されているというところで、8月9月10月ぐらいで行われるのかな。
かなり楽しみにしていきたいポイントになっております。
みんなで応援していきましょう。そんな感じでかなり面白そうな実験が控えているので、みんな注目してみてください。
今日話そうと思ってた宇宙空間で小惑星の物質、小惑星の岩みたいなのをそのまま再現しようという実験だったりが予定されているみたいなんで、これ明日喋りますね。
これ面白そうだなと思って。楽しみにしてみてください。
ということでじゃあアフタートークというか終わりにしていきましょう。
今日はもう12分喋ってるんでアフタートークなしで10分ぐらいで喋るっていうのが多分ポイントっぽいんで、引き続きやっていきたいと思います。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある星マークまたXのハッシュタグ宇宙話などで感想をつぶやいてくださいお願いします。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
