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2022-09-11 11:37

705. 宇宙の歴史のカギは天の川をクルクル回る「衛星銀河」?

宇宙の謎を紐解く宇宙論。その鍵を握るのは天の川銀河の周りを回る「衛星銀河」?


ソース

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00:00
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙ばなし。
今回は、宇宙空間にグルグル回る不思議な天体、衛星銀河と呼ばれるもののお話をしていきたいと思います。
衛星銀河、地球と月みたいな感覚で、私たちのいる天の川銀河と呼ばれる巨大な銀河の周りをグルグル回る、ちょっと不思議な衛星銀河と呼ばれるものについて、
このポッドキャストで初めてそのテーマについてお話ししていこうと思うので、今日は最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
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2022年9月11日始まりました、佐々木亮の宇宙話し。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに天文学でハクシゴを取得した専門家の梁が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが704話目を迎えているというところで
天が見しながらスタートしていったわけなんですけど
今回紹介するのは
私たちが住んでいるこの天の川銀河が
宇宙空間の中で普通の銀河なのか
はたまた実は異質な銀河なのか
そんなお話をしていこうと思ってます
で、これね、ちょっと難しい話になりそうだなと思っていて
何でかっていうと
この宇宙話で今回取り上げるようなお話するのって
初めてだと思うんですよ
で、どんな話するのかっていうと
地球にとっての月みたいなものあるじゃないですか
これ衛星って呼ぶんですよね
そういった衛星の構造
つまり地球があって月があるみたいなのが
もっと引きで見た時に
天の川銀河っていう銀河の中に僕たちはいて
で、その銀河の周りをぐるぐる回るような銀河がある
っていう状況があるんですよ
こういう衛星銀河って呼ばれるものがあって
今回はそのお話をしていこうと思うんですね
これなかなかこう感覚で伝えるの難しいなと思っていて
そのなんとなくわかるじゃないですか
地球にとっての月って
周りぐるぐる回ってるよねみたいな
で、地球ってじゃあどこ回ってんのって言ったら
中心にある太陽の周りをぐるぐる回ってるよね
みたいなそんな話があるんですけど
これもうちょい引きで見ると
じゃあ私たちみんな太陽系の中にいる
太陽っていう中心のものに対して
周りに惑星がぐるぐるぐるぐる回っている状態
っていうのがありますよね
で、その太陽系は一体宇宙空間の
どんなところにいるのかっていうと
実は超巨大な銀河の中に所属してるんですよ
太陽系って
これ皆さんもしかしたら知らなかった方もいると思うんで
へーと思ったらもうその時点で今日の学びはクリアですね
で、そんな中で
これポッドキャストにも何度か話してるので
03:02
銀河の中に僕たちいるよねって話はしてるんですけど
その銀河のことを天の川銀河って言います
聞き覚えないですか?天の川銀河
天の川銀河って
夏の夜空に輝く天の川と全く同じものなんですよ
まだピンとこない方いると思うんですけど
これ夏の夜空に帯状に輝いてる銀天の川って
一体どういう状況なのかっていうと
あれ銀河って皆さんイメージした時に
なんか渦巻いている白い渦みたいなのがグワーってなって
中心が超輝いてるみたいな形を想像すると思うんですね
あれの中に僕たちがいると
でそのぐるぐる回ってる中の縁の方にいるんですよ
太陽系っていうのは
だからこの夜空を見上げた時に
じゃあこの天の川銀河の中心方向に夜空が向いてる
つまり銀河の中っていうのは星がもう何千億個ってあるわけですね
その何千億個ってある星のたくさんある方向を見てるから
夜空を輝かせる天の川っていうのは
ああいう帯状をしていると
つまりこうフリスビーの円盤を横から見るみたいな感じなんですよ
で逆に冬の夜空を見た時っていうのは
この銀河のこうなんて言うんでしょう
ディスクの端っこの方に太陽系があるから
その外側を見た時にあんまり帯状に輝いて見えないなっていう状況になる
っていうところでこの季節の変わり目とか
私たちが銀河っていうのの中にいるっていう状況がなんとなく想像できると思います
でそんな巨大な何千億って星を抱えている銀河の周りにも
地球と月みたいな感覚で
銀河の周りを回る銀河っていうのが存在するんですよ
これねこの感覚本当にへぇって感じだと思うんですよね
衛星銀河って言うんですよこれを
これがへぇっていうような状況になるなと思っていて
でこの衛星銀河っていうものを観測することが
宇宙の歴史だったりとかっていうのをひも解くのに非常に重要であると
どういうことかっていうと
宇宙空間を計算だったりとか
数値モデルみたいなところで再現していこうっていうような
宇宙論と呼ばれるものがあるんですね
宇宙の成り立ちだったりとか
あとはそれこそビッグバンっていうのの予測をしてたりするのも
いわゆるこの宇宙論と呼ばれるものです
この宇宙論っていうのの計算の中で
こういった僕たちがいる銀河の周りには
たくさんの衛星銀河
つまり銀河の周りを回る銀河っていうのは
たくさん存在すると思っているんですけど
ただそれが僕たちのこの観測の実力っていうのが
まだ伴っていないところから
なかなか見つかっていないと
なんでこんなに見つかんないもんかね
みたいな課題感がずっと残ってたんですよね
天文学業界の中で
そんな中で
まあじゃあ自分たちの周りで
この衛星銀河っていうのをたくさん見つけることが
06:00
宇宙の歴史を紐解くことに繋がるっていうところから
衛星銀河探したいんだけど見つからない
じゃあどうすればいいかっていうと
近くにある他の銀河 天の川と
天の川銀河と大体同じぐらいの
大きさの銀河っていうのを見に行ったら
なんか新しいことわかんじゃないの?
っていうところで
ものすごく視野の…視野じゃないや
目のいい望遠鏡を使って
5000万光年とか
8000万光年とか離れたような
そんな銀河 天の川に似た銀河っていうのを
観測してあげたんですよね
そうするとそこの周りで
衛星銀河と呼ばれる
それぞれの銀河の周りを回っているであろう銀河っていうのが
95個も見つかったと
93か
93個も見つかったっていうところが
今回研究で明らかになったんですよ
で まさかですよ
まさかこんなに見つかると思ってなかったと
で しかもこう見つかったものの
なんか場所とかっていうのを見ていくと
なんか共通性あるっぽいけど
このここから見える共通性と
天の川銀河
僕たちがいるこの天の川銀河の
その衛星銀河
天の川銀河の周りを回っている銀河との
その配置
どこにそういう銀河があるかっていう
位置関係が全然違うと
っていうところが今回明らかになったっていうところで
なんか宇宙の歴史を探るために
宇宙論っていうこういう学問があって
それは天の川の中の
周りの星を見ながら
計算を進めていたんですけど
どうもこれ
宇宙空間の中で
僕たちが住んでる天の川銀河っていうのが
すごく得意な存在
つまりレアな
共通性があんまりない
特殊な銀河なんじゃないかっていうのが
今回の研究で指摘されてしまったんですね
つまり今まで計算していたことだったりとか
天の川銀河が宇宙空間の標準である
みたいな考え方が
ここで崩れるかもしれないっていうところで
なかなか衝撃の強い研究結果が出てきたなっていうところでした
そんな感じで新たな観測で
今までみんなが正解だと思ってたところに
一石を投じるような結果が出たというところで
もしかしたら今後
宇宙論と呼ばれる
ビッグバンだったりとか
宇宙の成り立ち
宇宙の進化
果ては未来の姿
なんていうところを想像しようとする
学問のベースが変わってくるかもしれないというところで
観測屋の腕の見せどころっていうところが
今回やってきたなというふうに思ってる次第でございます
まぁね 今回はあくまで
僕たちの天の川銀河がちょっと様子がおかしいかも
っていうところなので
これからどんどん観測が進んでいくことで
その歴史が変わっていくかもしれないし
また実はやっぱり大丈夫だよ
天の川銀河って宇宙空間で標準的な天体だよ
っていうのがあるかもしれないので
そのあたりはちょっと続報をお待ちいただければと思います
ということで今回は
なんかこうごちゃごちゃ話しましたけど
銀河の周りを回る銀河
衛星銀河っていうのがあるっていうところだけ覚えておいてくれればいいです
09:03
ということで今回の本題は以上とさせていただいて
簡単に近況報告しておこうかなと思うんですけど
この数日でちょっと後期
大学の講師やってるんですけど
後期に受け持つ授業だったりとかっていうのの
なんかスケジュールが決まりつつあるっていうところで
大体12月ぐらいに
キャリアの授業をさせてもらうことになったんですね
で 前はデータサイエンスの授業やってたと思うんですけど
それの繋がりと
あとは僕ずっと博士課程まで大学にいたっていうところで
その繋がりでなんと僕がいた物理学科っていうところの必修の授業を
一コマ持たせてもらうことになったんですよ
で その中で今までどんなキャリア形成をしてきたか
僕たちがいるこの学科から
卒業した後どういう道が待ってるのかみたいな
そんなキャリアの授業をさせてもらうっていうところで
これまたね面白いことに何話してもいいんですよ
だから大学の授業の中で絶対出てきたことがないであろう
ポッドキャストっていうね
ワードをガツンと入れて
ちょっとでもね知名度を上げようかなと思います
もちろん最近僕このポッドキャストが
いろんな方に聞いてもらえてるっていう
本当に皆さんのおかげで
なんか新しいチャレンジできたりとか
誰かに声かけてもらうみたいなことが増えたんですよ
だからこういうポッドキャストみたいな
面白いメディアっていうのの発信超重要だよっていうところから
こうやってじゃあ仕事に繋げていけばいいんじゃないのみたいな
こうちょっと明るい話をね
ポッドキャスト軸にできたら面白いかなというふうに思ってるんで
なんかそのあたりの様子とか
どんな話をしたかみたいなとか
あとは逆にどんな話した方がいいかなっていう相談もちょっと
今後ポッドキャストの中でさせてもらえたら嬉しいなと思ってるんで
なんかこう僕から問いかけをさせていただいたタイミングでは
いろいろご意見だったりご感想だったりいただけたら嬉しいなと思ってます
そんな感じでまたこれから新しい大学の授業っていうのを持たせてもらえるっていうのは
面白そうだなっていうところでワクワクしてるよっていうお話でした
ということでね今回の話は以上にさせていただきます
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それではまた明日お会いしましょう
月曜日頑張っていきましょうさよなら
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