集英社連載最新回「Netflixで再び大注目の宇宙SF小説『三体』。その宇宙ネタを徹底解説!」公開しました!
https://yomitai.jp/series/astro/09-sasaki/
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ジングル作成:モリグチさんfromワクワクラジオ
ソース
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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております。宇宙話。 今回は、Netflixで再度注目を集めている宇宙SF小説
【三体】。この中で描かれている惑星探査。 太陽系以外の地球みたいな惑星を探査する研究。
これが、なんと小説が書かれたタイミングで、今の最新の研究を未来予知してた。 そんな描写まで出てきているというとこで、若干小説のネタバレが含まれる。
Netflixの内容はほぼ含まれない。 そんな状態のお話で科学解説しておりますので、今回ぜひチェックしてみてください。
今回の連載の記事、周囲者のウェブメディア、読みたいの週刊ランキング1位となっております。 こちらもぜひ注目してみてください。どうぞ。
2024年3月26日、始まりました。佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で白紙語を取得した専門家の亮が
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 本日でエピソードが1264話目を迎えるというところで、基本的には1話完結でお話ししてますので、
気になるトピック、気になるタイトルからぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいです。 ちなみに昨日のエピソードだと
23日に巨大フレアが発生して結構ヤバかったっていう話を、 速報的にお話しさせていただいたのと、そのフレアの木製に対する影響とか、
もうちょっと広い話まで拡大して、研究紹介しながらお話ししたので、 こちらぜひチャンネル登録しながら聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
ということで、今回何のお話をするかというと、僕が周囲者のウェブメディア、 ヨミタイで連載させていただいている連載内容、先週の金曜日に公開されたものですね。
お話ししていきたいとおもいます。 タイトルは、
ネットフリックスで再び大注目の宇宙SF小説3体 その宇宙ネタを徹底解説というところで、
これね、これまで宇宙話を聞いてきた人たちだったら、 あ、あの研究ってこうやって解釈できるんだってかなりワクワクするし、
単純に宇宙に関するネタとしても面白いと思うので、 3体見てない人も楽しんでいただけたらと思っております。
はい、ということでですね、 いかがですか?
ネットフリックスの3体、僕がもう散々ポッドキャストで喋ってるから、 もしかしたら見た人もいるんじゃないかなと思うんですけど、
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面白いですね。僕は土曜日で一気見しました。 で、これまぁ、
僕はゲームオブスローンズっていう、今回の制作に入っているチームが作ってたドラマがあるんですよ。
そのドラマがめちゃめちゃ好きだったので、 その派生で見ている感じもちょっと面白かったなぁっていうのが個人的にはあります。
でですね、この3体、中国初のSF小説で、もう2000年以降で一番ヒットしたSF小説と言ってもいいぐらい、
世界的にね。2900万部だって、世界中でえげつないですよね。 その中心にあるのが宇宙なんですよ。
で、もう3体の宇宙描写、特に小説の方はもう圧巻で、 この作者の人は本当、科学めちゃめちゃ詳しいなっていうふうに思うぐらい。
なんかこう、僕も宇宙の研究しててってなったけど、これをここまでストーリーに入れ込める。
ストーリーの中で、そうやってこう、人がその宇宙をこうやって感じるみたいなのを、 こんなに描けるのはすごいなっていうのを
感じさせられましたね。それこそ先週のエピソードとかだと、 宇宙背景放射っていうのが出てくるよとか、あとは
なんだっけな、設置とか。設置っていう、地球外の知的生命体を探すっていう研究。 まあこのあたりも紹介したんですよ。
で、今回何の話を紹介するかっていうと、 惑星探査ですね。
まあ今回この3体っていう小説の中には、で、キーになるのがやっぱ惑星なんですよ。 宇宙SF、異星人が攻めてくるぞっていう、まあそういう話になってくるので、
その人たちの拠点になっているような場所っていうところのお話が結構重要なポイントになって きます。
で、これそもそもタイトルになっている3体っていうのは、これ英語のタイトルにすると スリーボディープロブレムなんですよね。
日本語訳すると3体問題。 これはなんかこう、太陽みたいなでかい星が3つあって、これらがお互いの周りをぐるぐる回ってる。
お互いが引き合って、お互いが引き離し合って、っていうのでぐるぐる回るから、 この3体問題っていうのは、なんかこう、軌道が読めない。
っていうような、まあそういう性質を持っているのが特徴だったりするんですね。
で、まあそんな中で、 そもそも30連星なんてあるのかい?というふうに思った方もいるかもしれませんが、
これ、あるんですよね。30連星っていうのは結構あるし、 で、なんなら僕が当時NASAで研究していた研究内容、
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研究対象の天体っていうのは、4つの構成がぐるぐる回ってました。 いわゆる40連星ってやつですね。
で、この研究の中で、 太陽フレアよりもさらにでかい、なんか100倍以上でかいスーパーフレアっていうのの話、
ポッドキャストでしましたけど、 この研究対象となっていた40連星っていう星のフレアの規模っていうのは、
これ1000万倍とかだったんですよ、太陽ね。 えげつないですよね。
そのぐらいの規模の爆発を見ていたりしたから、 なんかこう、3つの天体がぐるぐる回っているっていうところだけじゃなくて、
さらに近いところでぐるぐる回ってる天体とかは、 フレアとかを起こしやすかったりするとかで、
かなり危険な状態を示すこともあったりする。 っていうので、
なんか、 太陽みたいな星って単体である?ってみんな頭の中で思い浮かんでいると、
3体?3天体がぐるぐる回っている?みたいなね。 そんなところが結構、まずビビッとくるんじゃないかなと思いますね。
で、これ、ネットフリックスのドラマの方には一切影響のない話で、小説に照らし合わせると、
若干、若干ネタバレみたいな感じになるんで、 もし小説の内容、でもストーリーの根幹には全然響かないんですけど、
小説のネタ、ちょっと気になるなっていう方は、 ここで一旦止めていただくのがいいかなと思うんですね。
で、ドラマの人は大丈夫です。 ドラマの人はここ、ほぼ触れられてなかったんで。
で、その3体問題っていうので注目されているところ、
これが、その3体問題の中にある惑星のお話が出てくるんですね。
で、今、太陽系以外の惑星って、 これまでで5500個見つかってるんですよ。
しかもこれって、初めて見つかったのは29年前、1995年で、 そこからゆっくりと発見数が増加してきた中で、
10年前はわずか750個だったと。 で、そこから観測技術がめちゃめちゃ発達してきて、
なんと今このタイミングだと、10年間で5000個近い数が見つかって、 合計5500と、いうところになってきているわけなんですね。
で、これ、この研究が加速したのが、さっき言ったみたいに10年前なわけですよ。
ただ、この3体のストーリーが描かれているのは、2008年から2009年、2006年から2008年間なんですよ。
この時期、つまり太陽系以外の惑星を探査するっていうミッションが大きく描かれる前、
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このミッションがバーッと加速する前の段階で小説を書いていて、 その中で宇宙人がいる惑星系ってどんな感じなのかなっていう、
そういう研究が行われたんですね。 で、その中で、
こんなところに地球外生命体のいる惑星があったらいいな、 っていうところに、
宇宙からの侵略の元みたいなのが、 小説の中で設定されてるんですよ。
それが、それがこれ4光年先にあるアルファケンタウリって呼ばれる星系ですね。
で、このアルファケンタウリっていう星系があって、星のこう連星系があって、これが30連星なんですよ。
で、これが30連星になっていて、で、
なんと小説のストーリーの中でも、この3体星人が来る星っていうのが、プロキシマケンタウリ。
このアルファケンタウリの中に含まれている星の一つの周りにある惑星だと言われてるんですね。
そういう設定になっています。4光年先。 で、そうしたら、その当時、つまり小説を書いた時は、その惑星って見つかってなかったんですよ。
見つかってなかったんだけど、
なんと、2016年、つまり小説がリリースされてから、
2008年までにリリースされて、その8年後、なんなら最初に書いた時からで見たら10年後ですね。
そこで、なんとプロキシマケンタウリに惑星があることが発見された。
つまり、3体の中で精密に科学描写を書いていた結果、なんとこの作者は小説の題材として未来予知をしていたっていう状態なんですよね。
これは、ものすごく僕はテンション上がりました。
なんか小説読みながら、あれ?みたいな。
なんか当たり前のように書いてるけど、あれ?作ったタイミング、え?え?ってなって、
そのぐらいワクワクするポイントが含まれてたりするので、それだけ
しっかりと科学的な事実っていうのを抑えている研究が含まれている作品になっているので、これはぜひ皆さんにチェックしていただけたらなぁと思ってます。
3体、こんな感じで科学描写かなりガッツリ入ってるので、SF、宇宙SF好きな方は要チェックでございます。
はい、ということで、3体の大好き度合いが溢れた回だったと思いますが、
このね、解説記事、あの、読みたいっていう、周囲者のウェブメディアで連載させていただいた中で公開してるんですけど、
なんとこの、読みたいっていうメディアの週刊ランキング、今、Netflix解説記事1位となっております。
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初めて、初めて1位取りましたね。こんな嬉しいことないなぁと思って。
なんかやっぱ、自流に乗るって大切なんですね。ここからいろんな方に見ていただけるような記事またどんどん書いていこうと思ってるんで、
ぜひ皆さんの過去の連載記事とか、このあたりしっかりとカバーしていただけたら嬉しいなぁと思ってます。
で、今回でね、あの、初めて連載やってるの知ったよっていう人もいると思いますので、その初めて連載やってるの知ったよっていう方はですね、
podcast でも定期的にあの連載の記事出たら解説してますので、それで面白いなぁと思ったらぜひ連載の方を覗きに行ってもらうとか、
っていう感じで文字も音声も楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
今回の話も面白いなぁと思ったら、お手元の podcast アプリでフォロー、フォローボタンの近くにある星マーク、こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、ツイッターのハッシュタグ宇宙話、またはスポティファイのQ&Aコーナーだったり、概要欄のお便りフォームからじゃんじゃんお寄せください。
それではまた明日お会いしましょう。バイバーイ。
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