子牛に、健康な親牛の胃汁を与える。これは第一胃内微生物の移植という技術です。早期母子分離やハッチ飼育では、子牛がルーメン微生物を受け取る機会が少なくなります。そこで、健康な牛の胃汁を生後10日から与え、良好な微生物叢の定着を後押しします。増体や免疫への好影響、さらに生後2か月でのルーメン原虫の定着が報告されています。実際に続けている農家さんからは、市場で子牛が高値で買ってもらえるようになり、「胃汁移植が一番儲かった」という言葉も(笑)。薬代はゼロ。必要なのは少しの手間だけです。我々獣医師は旧来、抗生物質で「悪い菌を倒す」と言う発想でした。そこから「良い菌を守り育てる」という姿勢へ転換した画期的な技術です。
胃汁採取と子牛への投与動画はこちら https://youtu.be/pNBgioYIySg
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