今回から、約2年半前に行った「生産獣医療」の講演を振り返ります。第1回の今日は、院長の技術と信念のルーツである「アメリカ修行時代」について深掘りします。平成元年、まだ日本に生産獣医療という言葉すらなかった時代、当時20代だった石井一功は、なぜ言葉も通じないアメリカの巨大牧場へと飛び込んだのか?月給わずか10万円、3,000頭の牛を相手に、夕方4時から朝4時まで一人で分娩を監視し続けた孤独な夜番。牛の帝王切開を鮮やかにこなす新人馬専門医との出会いや、毎日30頭もの外科移植をこなした圧倒的な症例数。そして、実は真の目的(?)だった飛行機免許取得の裏話まで、「精神と時の部屋」と例えるほど過酷で濃密だった3年間が、現在の獣医療に対する姿勢をどのように形作ったのかを語ります。
「農家の立場に立って、何ができるか」
その原点にある、アメリカでの泥臭い経験をぜひお聴きください。
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