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こんにちは、テキトー教師です。
この放送では、毎日国内国外関わらず、AIと教育に関するニュースを調べている現役教師が、
その中でも気になるニュースについて放送させてもらう、そういう番組になっています。
まず初めに、先日行ったAI勉強会の報告をさせてください。
前回は、ノーション編ということで、笹先生と椿先生、あと僕の方から簡単にノーションAIについての報告をさせてもらいました。
その時にすごい思ったことは、やっぱりテーマを絞ると、やっぱりより深く学べるというか、
結局1時間の内容だったんですけれども、質問がすごい盛んになって、1時間半ぐらいかかってしまったんですけれども、
ただ、それはいい意味で深掘りできたなというふうに思います。
詳しいことは、またAIコミュニティのほうでアーカイブとか載っていますので、そこで見ていただくか、
もしかしたら勉強会の文字起こしをした上で、何かしらアウトプットをするかもしれませんが、
ただ、ざっくり良かったなと思うところを言うと、ノーションを学校の先生にどうやったら広められるかという、
そういう意識を持ったノーションのベテランの方がすごいおられて、やっぱり細かくノーションを使いすぎると逆に使えなくなると。
だから、引き出しにポンポンポンポン掘り込むような形で、ある意味情報を取り入れる際の入り口、ハブみたいなような、
そういう存在にしていくと。だから、タグ付けとかも極力簡単にしていくと。
メモの方法とかも極力負荷のないような形にしていくと。
そういう対話がすごいできたので、こういう形ができたなというのは、やっぱりやってよかったなというのはすごい思うので、その報告をさせてもらいました。
次回はまた日程調整しますが、夏休みに先生方も入ったので、もう少し回数を多めにして、
最悪人数が少なくても1人でも視聴者の方がおられたら開催すると。
そういう形にしていってもいいかなというのは思うので、ぜひご参加ください。
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そうしましたら、本日の気になるニュースですが、
教育におけるAIの諸刃の剣、3つの重大なリスクとその対処方法ということで、こういうニュースは最近海外ではよく増えているなという印象です。
結構よくまとまっていたので、今回はこの報告をさせてください。
まずその3つのリスクというのを簡単に報告させてもらいますと、1つ目、AIの知性の課題評価。
2つ目、AIへの課題の過度の依存による認知の衰退。これは人間の認知の衰退ということですね。
3つ目、労力を要しない学びの幻想ということで、
いずれもAIを使うことで、人間のその機能、認知機能が落ちるのではないかという、そういうリスクがありますよということが述べられていて、
その対応策ということで7点、6つですかね、述べられています。
1つ目は教育セクターのAI開発と規制の関与ということで、行政がどういうふうに関与していくか。
続いて2つ目、教育システムの柔軟性と適応力の強化。ここはまた後で述べさせてもらいます。
3つ目、AIリテラシーと批判的思考の強化。これは常に僕も述べさせてもらっているやつです。
4つ目、AIを教育の仲間として位置づける。僕はこれを違う形でですね、子どもの学びの選択肢を1つ増やすと、
そういうふうに述べさせてもらっていますが、似たようなことかなと思います。
5つ目、教育のための高度なAIモデルへの投資。お金をどれだけかけるかということで、
今見ているとアメリカとか中国は非常に強いなというところですね。
6つ目はAIのガバナンスとデータ所有権の確立ということで、そんなことが対応策として述べられています。
気になるところというか理想を今回はちょっと述べさせてもらいますと、やっぱり2番と6番ですね。
2つ目の教育システムの柔軟性と適応力の強化というところは、すごい僕も望むところで。
僕のこの解釈なんですけれども、やっぱり教育システムって日本は良い面で沖縄から北海道まで同じ教育を義務教育段階では全てできるという良い面があるんですけれども、
そのデメリットとしては全て一緒、地域に根差した教育というのはできずに、どの地域でも教科書で同じような学習をしていると。
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これからはやっぱり地域に根差した、地域ならではの教育というのがやっぱり必要かなと思っています。
その一つとして探求学習とか、総合的な学習とか、PBLとか様々述べられていますけれども、それを柔軟にやりやすくするためにはやっぱり柔軟性が大事だというところで、それはAIの使い方も一緒で、
このAIじゃないとダメというのではなくて、その学校あるいはその地域に根差した、あるいは地域の強みを活かせるようなそういうAIを使っていく、そんな形でもいいんじゃないかなというのは何かそう思ったりもします。
6つ目のAIのガバナンス、データ所有権の確立ということで、そのデータ所有権については何かすごい思うところがありまして、僕の過去の放送で不登校の予測モデルというのを埼玉でもやってますよという紹介をさせてもらいましたが、
AIを今後流行るのは間違いないんですけれども、上手いこと使っていくにはデータをどれだけAIに学ばせて、その学ばせた量に比例してアウトプットの質も上がるので、
そういう意味では個人のいろんな情報をある程度AIに学ばすというのは大事かなというのは思っています。
それは5つ目の教育のための高度なAIモデル投資にも通ずる部分があるんですけれども、やっぱりこんだけ教師不足が叫ばれている中、段階の世代の教師の退職もあり、
どんどん教師の担任の先生の平均年齢がどんどん下がっていって経験がない教師が増えていく中で、ある程度の教育の支出を担保するためには、
やっぱりそういうAIとかそういう最新のテクノロジーの質を上げて、どんな先生でも一定のレベルまではできますよと。
この前述べさせてもらったのは、例えば不登校になりそうな心配な子を事前に察知できる、そういう教師の勘というものが、もしかしたらこれからはAIによって事前にできるようになるかもしれない。
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あるいは勉強に関しても、子どもの声かけ一つでも、もしかしたらAIのほうが子どもにとっては質問しやすいかもしれない。
じゃあ教師はその質問は解決できたから、また別の角度あるいは別の役としてその子どもに関わってプラスの方向に働くかもしれない。
そういうデータ所有権の確立をしっかりして、ある程度の確かなデータをAIに食べさせて学ばせて、質の高いAIを使って質の高い教育を担保していく。
そういうことがやっぱり必要なんじゃないかなというのは、このニュースを見て思いました。
皆さんはどう思われますでしょうか。今回は以上です。