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こんにちは、たまこです。
今日は、自分が他人に対してどんなストロークを出しているかということを気にしようという話をします。
ストロークというのは、例えば表情とか声のトーンとか話す中身とか、あるいはこう仕草とかね、そういう他人に与える何らかの刺激のことを言います。
例えば道に迷った時には、誰でもいいから聞こうとはなりませんよね。
やっぱり前から来る人を見ながら、この人はその土地に詳しそうかなとか、あるいは優しそうな人で答えてくれそうだから聞いてみようとか、やっぱり人を選んでいると思うんですよ。
その選ぶ時に何が判断の基準になっているかというと、その人たちが出しているストローク、どんな刺激を出しているかということなんですね。
昨年、面白い話を聞いたんです。私オンラインで絵本のカフェをやっているんですが、その参加者のお一人が牧師さんなんですね。
牧師さんの黒いユニフォームを着て電車に乗っていたそうなんです。
隣にはご自身よりも若い方が2人ぐらい座っていた状況で、彼自身は多分70代か60代後半かというご年齢です。
足の悪い方が途中の駅から乗ってきました。
そしてどういうわけか、彼の前に立って、すみません席を譲っていただけませんか?そう言われたんだそうです。
え、僕ですか?隣にもっと若い人もいるのに、え、僕?って正直思ったんだそうです。
でもちょっと苦笑いしながら、どうぞおかけくださいというふうに席を譲りました。
立って、なぜ自分だったんだろうとかいろいろ考える中で、いやでもそんな風に席を譲ることができてよかったと。
そしてその方はご自分よりも先に降りて行かれたそうなんですが、その時にお気をつけてというような声をかけることもできたと。
そしてなんとなくあったかい気持ちになったというのがとてもいい体験だったというふうに話していらしたんですね。
多分これって席を譲ってくださいというその方にとっても断られたらどうしようっていうリスクがあったと思います。恐怖があったと思います。
で、そういう意味で、その牧師さんであればきっとわかってくれるだろう。変わってくださるんじゃないかっていうその確率が高そうだということでですね。
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きっとその人の前に立ったんだと思うんですね。嫌だよって嫌な顔されたら嫌だなっていうそういう恐怖感ってわかる気がしますよね。
そんな風に私たちは存在するだけで何らかのストロークを出してるんだということです。
ですから自分がどんなストロークを周りに出してるのかなということはやっぱり日々気をつける必要があるなって感じます。
私はどっちかというとせっかちですし、ちょっと怖そうに見えてしまうところがあります。
それも自分なんでマイペースでいいのかなとは思う一方でもうちょっとソフトに物を言おうとかもうちょっといつもにこやかに言おうというようなところは今後も気をつけていきたいなぁなんて思っています。
ということで今日はストロークのお話をいたしました。またお耳にかかりましょう。
田向子でした。