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こんにちは、たまこです。昨日、また夜更かししてテレビを見てしまいました。
また、2355の後のいいテレの特集番組です。谷川俊太郎さんが出ていました。
最近刊行された本、【僕】というタイトルかな。この本の制作過程を扱ったものなんです。
これは、子供の自殺について扱っている絵本。
いやー、本当にこの制作過程を拝見していて、非常に深く考えさせられるものがありました。
一方で、なんかちょっと優しいなっていうか、ほっとしたなっていうか、そんな気持ちにもなりました。
どうしてなんでしょうね。日本の子供が自殺する、自殺が多いんですよね。他の国に比べても。
で、その時の原因が明確にわからないというケースが半分以上なんですね。
つまり、自殺をしたいなって思った子供たちが相談ができる電話サービスみたいなものがあるんですが、
そこで子供たちの声を聞いているカウンセラーの方が出てきてですね、
本当に彼らがいろいろ言うことについて、「あ、わかるわ。」っていう言葉は絶対に言わないっておっしゃってたんですよ。
それは、やっぱり一人一人どのように感じているのかっていうのは全然違うんですから、
安易にあなたの言っていることわかるわっていうのは非常に浅はかなんじゃないかといったようなニュアンスだったと思います。
ちょっとこれは私の言葉になっているんで微妙に違うと思いますけれども。
それ確かにそうですよね。
そして本当にそういう死にたいぐらいの悩みを持っている人って、
端から見ると元気なんですよ。
つまり、誰に対してもそんな悩みを持っているよっていうことを見せるのではなく、
外では本当に快活に明るく振る舞っちゃうんですね。
だから誰も私がそんなふうに思っているっていうことは知らないと思いますよって言われるんですって。
それすごくわかるなと思いました。
私が両親と一緒に住んでいて非常に悩んでいた毒親問題で辛かった時代も同じようにしてましたね。
学校ではバッみたいにニコニコして明るくして、なんか幸せそうに振る舞っていました。
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それは何でかっていうと、逆に言うとそうしないと生きられなかったんですよね。
だって誰にも言えないし、そんなことわかってくれそうな人もいないなとか、
先生に相談しようと思ったら、親にそんなことをしたら笑われるって言われちゃって発砲ふさがれになったとか、
いろんなことを思い出しますけれども、やっぱり人それぞれ違うんですよね。
安易にその人のことをわかったなんていうのは軽率だ。
でも逆にそういうことを尊重するっていうのが、なんかとても優しさにつながるなっていうふうに感じました。
谷川さんもおん年90歳になられたそうなんですね。
ですからこの本の中でも、そういう安易にその人が死にたいという気持ちをすごいわかるよっていうような表現は一切してないんですね。
そんなことよりも、ちょっと言葉は違いますけれども、起きている事実から何を感じるのか、
特に絵本なので、言葉のみならずその絵からね、どんなことを感じるのかといったようなところが非常に大事なんじゃないかといったようなメッセージをいただいたような気がいたしました。
ちょっとこの絵本ね、早速こちらなきゃと思っています。
本当に深いお話ですけれど、別に自殺まで考えなくとも悩んでいる人っていっぱいいるじゃないですか。
そういう人たちの悩みを安易にすごいわかるわって言うんじゃなくて、それぞれ人それぞれなんだよねっていうことをわかるっていうのが本当にお互いを尊重すること、
優しさにつながることなんじゃないかなっていうふうに感じました。
とてもいい番組でしたので、なんかアーカイブで見れる人はご覧いただくといいかもしれません。
ということで、また昨日はイーテルの特集番組を見て寝るのが2時になってしまったタガコでした。
それではまた。