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ラジオドラマ・シアワセの高取家
福岡市沢楽の二世帯住宅に暮らす高取家。
パパとママと娘と息子、そしてじいじばーばの6人家族は、
ごく普通に生きてきて、ごく普通に暮らしていました。
平凡な人々と平凡な毎日。
それでも高取家の人々は、とてもとても幸せなのでした。
高取家の人々、その3(
よっしゃ、おっこらしょっと。
どうしたったもんにゃ。
あたこ神社の階段は、ちょっとこたえればいいな。
高取鉄道です。
わーが高取家は、ざーっと西陣に住んどうとですが、
おら、だれよりもふかーくここらの土地ば知っとるとです。
郵便局で働いとりましたんで、
若いころはここらへんば、すみずみまで走りまわって、
郵便物ば届けよったとです。
雨の日も、風の日も、
寒い日も、暑い日も、
人と人の気持ちは届け、
この町はずーっと見つめつづけてきたとです。
しかし、時は流れとりますな。
このあたこ神社から、
のこの島ば望む風景も、
昔とはだいぶ変わってしもうた気のしますな。
ここで一句。
のこの島、
時が過ぎても残ってる。
だじゃれですか。
ひとみちゃん、なんでここにおると。
買い物しようとき、お母さんから電話があって、
お父さんのスマホがまたつながらんけん、
捕まえてきてって言われたんです。
お母さん言ってましたよ。
たぶんあたこ神社でしみじみとだじゃれいい夜って。
俳句ってば。
俳句?今のがですか?
そ、そべ。
もっぺん言ってみてください。
の、のこの島、時が過ぎても残ってる。
だじゃれやないですか。
ちがう。
だって記号が入ってなかったですよ。
え、記号?
え、俳句って記号って必要でしょ。
そりゃあそうや。そりゃあ知ってるよ。
そうげなもん常識よ。
わ、わってん記号やらばさーっとつけるやらむずかしかったばん。
んじゃあ、たとえば、
遠霞、湾に溶け込むのこの島、
とかはこんなんどうです?春だし。
さあ、お父さん帰りましょっか。
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もうバスで帰りましょうよ。
爆睡したしんたおおんぶしてるのつらくなってきたんで、
早くバス停行きましょう。
ひとみちゃん。
そうげん、さっさか行かんでよ。
ふう、ここの海南がつらかったやけん。
もう、年寄りにはたいへんとやけん。
今日、こうじろうがうちに来てますよ。
子どもたちにお菓子もってきてくれて、
お父さんにはすごくめずらしくておいしいってお酒もってきてましたよ。
酒のあと?
海南あっという間におりましたね。
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