帰り道の旅
おそらく気づいてしまったみたい
あくびの色した毎日を
まるごと映画のように変える
種と仕掛けに出会えたこと
仲良くなれない空の下
心は閉まって鍵かけて
そんな風にどうにか生きてきた
メロディーが重なった
小さくたっていい
街のどんな明かりよりも
ちゃんと見つけられる
目印が欲しかった
この目が選んだ景色に
一つずつリボンかけて
お土産みたいに集めながら
続くよ帰り道
季節が挨拶くれたよ
涙もちょっと拾ったよ
どこから話そうあなたに
もらったこの帰り道
歩いて歩いて
ドキドキなんか急いで
あなたに向かう道を
走って走って
いやいややっぱ歩いて
あなたに向かう道を
こうなるべくしてなったみたい
通り過ぎるばっかの毎日に
そこにいた証拠を探した
メロディーが繋がった
そうしてくれたように
手を振って知らせるよ
迷わないでいいと
言ってくれたように
どこからどんな旅をして
見つけ合うことができたの
あなたの昨日も明日も
知らないまま帰り道
どうしゃぶり一体何回
くぐって笑ってくれたの
月より遠い世界から
辿ってきた帰り道
歩いて歩いて
何か急いで
あなたに向かう道を
走って走って
恥ずかしくなって歩いて
あなたに向かう道を
この目が選んだ景色に
ひとつずつリボンかけて
お土産みたいに集めながら
続くよ帰り道
季節が挨拶くれたよ
涙もまた拾っちゃったよ
どこから話そう
あなたにもらったこの帰り道
どこからどんな旅をして
見つけ合うことができたの
あなたの昨日と明日が
空を飾る帰り道
この目が選んだ景色に
とびきりのリボンかけて
宇宙の果てからだろうと
辿っていく帰り道
歩いて歩いて
転んで平気なふりして
あなたに向かう道を
走って走って
胸いっぱいで歩いて
あなたに向かう道を