第9回は、ふたたび「言葉」について考えます。今回は特に「ジェンダー上の用法」について。男性と女性の混合集団を指す場合、ドイツ語では男性形の複数形を用いる原則(男性形の一般用法)があります。これに対して、1980年代から、さまざまなアクターによる抗議運動が展開されてきました。LGBTQI+の可視化や、ドイツでは「第三の性」の公認などを通して近年再び活発化している、ジェンダー、意識、言葉の問題について、いま再び考えます。
今回のエピソードに関連した沢辺さんのブログ記事はこちら。
ドイツのメディアを通して世界の「今」を知る-「ドイツのメディアから」は、ドイツのメディア報道を紹介するポッドキャストです。ドイツや欧州を中心に、政治・経済・EU・気候変動などに関するニュースから、毎回一つのテーマを深堀り。長年ドイツに住み、日々ドイツメディアに触れ情報を得ている沢辺ゆりさんの解説を、大学院生の美濃部遊が聞き手となり配信します。
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沢辺ゆり
日本の大学でドイツ文学の修士号取得後、二年間ドイツの大学に公費留学。その後も日本には帰らずドイツで就職し、ドイツの大学や日系企業に長年勤務。現在はフランクフルト在住。ドイツ在住は今年で31年となり人生の半分を超えたところ。1957年生まれ。
美濃部遊
小学校のうち2年間をドイツ・ミュンヘンの現地校で過ごす。現在は東京の大学院で修士課程に在学中。学部在学中からオーディオ・メディアに関心を持ち、学業と並行してドイツのラジオ局から取材委託を受けるなどしている。1996年生まれ。
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