ウクライナへの兵器供与をめぐり、ドイツでは世論を二分する議論が起きています。今回は、4月末から5月頭にかけて相次いで公表された二通の公開書簡を出発点として、この議論を追うとともに、この議論が起きていること自体の意義についてお話しします。
第一の公開書簡(2022年4月29日、EMMA誌、武器供与に反対の立場)
第二の公開書簡(2022年5月4日、ZEIT誌、武器供与に賛成の立場)
番組中でご紹介したMDR(公共放送・中部ドイツ放送)の討論番組
※一部、収録時にミスがあったため、収録し直した音声を編集で組み入れています。
ドイツのメディアを通して世界の「今」を知る-「ドイツのメディアから」は、ドイツのメディア報道を紹介するポッドキャストです。ドイツや欧州を中心に、政治・経済・EU・気候変動などに関するニュースから、毎回一つのテーマを深堀り。長年ドイツに住み、日々ドイツメディアに触れ情報を得ている沢辺ゆりさんの解説を、大学院生の美濃部遊が聞き手となり配信します(隔週配信)。
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沢辺ゆり
日本の大学でドイツ文学の修士号取得後、二年間ドイツの大学に公費留学。その後も日本には帰らずドイツで就職し、ドイツの大学や日系企業に長年勤務。現在はフランクフルト在住。ドイツ在住は今年で31年となり人生の半分を超えたところ。1957年生まれ。
美濃部遊
小学校のうち2年間をドイツ・ミュンヘンの現地校で過ごす。現在は東京の大学院で修士課程に在学中。学部在学中からオーディオ・メディアに関心を持ち、学業と並行してドイツのラジオ局から取材委託を受けるなどしている。1996年生まれ。
[番組内で引用した音源]
"Tag der Arbeit: Bundeskanzler Scholz spricht auf DGB-Kundgebung in Düsseldorf“ by Tagesschau via YouTube (https://www.youtube.com/watch?v=-3CApjm14-0)