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【親子をときほぐす】
親子とはなんだろう。私たちがいつの間にか前提としている「親子」観は、親子にまつわる暴力や分断を容認するものになってはいないだろうか。國學院大学で哲学を教える小手川正二郎さんが、私たちがとらわれがちな「親子」について、哲学的観点から解きほぐします。(全5回)
<今回のテーマ>
第4回 生んだ人だけで育てればよい?「『子どもをもつ人』と『もたない人』ー子どもを育てるのは誰か」
子どもをもつ人が「子持ち様」と揶揄される一方で、子どもをもたない人も「不完全」だと思われる現在の社会。子どもをもつ人ももたない人も共に、異なる仕方で抑圧されていると言えるのではないでしょうか?こうした抑圧をどのようにして取り除いていけばいいのか、「自分の子ども」という観点から考えます。
※本動画の字幕では、父親も含めて「新たな子どもを生み出すこと」一般を「生む」と表記し、母親による「出産」については「産む」と表記しています。
<参考文献>
末冨芳・桜井啓太『子育て罰―「親子に冷たい日本」を変えるには』光文社、2021年
安田菜津紀「子どもを産まないことは“不完全”なのか」『Dialogue for People』、2022年 https://d4p.world/17628/
若林理央『母にはなれないかもしれない―産まない女のシスターフッド』旬報社、2024年
岡田育『我は、おばさん』集英社、2021年
安田菜津紀「“子どもを産んでこそ”に思うこと」新潮社Webマガジン「考える人」掲載、2017年 https://kangaeruhito.jp/article/3514
<出演者プロフィール>
小手川 正二郎(こてがわ・しょうじろう)
國學院大学文学部哲学科教授。1983年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了。博士(哲学)。フランス近現代哲学、現象学を専攻。近年は、性差別や人種差別、親子関係や難民をめぐる社会問題に哲学的観点から取り組んでいる。著書に『現実を解きほぐすための哲学』(トランスビュー)、『甦るレヴィナス――「全体性と無限」読解』(水声社)、共著に『フェミニスト現象学――経験が響きあう場所へ』(ナカニシヤ出版)、『ジェンダーとLGBTQの哲学』(丸善出版)、共訳書にヘレン・ンゴ『人種差別の習慣――人種化された身体の現象学』(青土社)などがある。
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★小手川正二郎さん×D4P『感情と対話の哲学』はこちら
https://youtube.com/playlist?list=PLMSNCUpS-DdsVo87qCAN_7lvCi4Ic5JcL&si=H8nRx8BHAZfo5FeL
出演:小手川正二郎(國學院大学文学部教授)
撮影・編集:佐々木想
企画・編集:Dialogue for People
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