07:50
眠たい、眠たい、眠たい
09:11
生き方、まるごとプロデューサーのキキさん
09:21
コラボ上がってくれないですか?
09:33
誰か話聞かせて
おはようございます
おはようございます
おはようございます
寝るんですか?
もうすぐ寝るよ
失敗談聞かせて
失敗談?
友達のでもあなたのでもいいから
失敗談聞かせて
失敗談、失敗談
失敗談は山ほど
子供の頃のでもいいよ
いつでも中学の時でも高校の時でも
何でもいいよ
失敗談
どういう注文ですか?
失敗談
すっごい簡単なので言うと
雨の日に若い頃
電車が間に合わないって
電車に向かってブワーって走って
滑り込みセーフってなったら
床が濡れてて
ものすごい勢いで滑って転んだとか
それは電車の中で転んだんですか?
そう、電車の中で床が濡れてて
結構すいてて
みんな座ってたんだけど
そのままものすごい勢いで
ちょっと眠たがってきた
ちょっとだけ眠たがってきた
もうちょっと寝たい
もうちょっと聞きたい
もうちょっと聞きたい
最近だと
買い物に出かけて山ほどカゴの中に入れて
レジに行ったら財布がなかったとか
ちょっと目覚めた
友達飲んでもいいから
失敗
人の失敗談聞いて
気持ちだけでもマウント取って
寝たい
どんな
なんで
12:02
なんで今から寝るの?
毎日8時寝てるから
夜中働いてんだ
働いてない
マジか
注意が逆転しとる?
してるよ
それは
昼夜逆転を逆転させようとは思わないの?
思わない
もう何十年もそうよ
マジか
じゃあもう体がそうなってんやな
そうなってるよ
なんか失敗談気がして
失敗談って
家族の失敗談でもいいよ
失敗談
もう本当に
今まで誰にも言ってないやつとか
あーいいな
そんなあったら
なんでそんなもん公開で話さなきゃ
目が覚めた
私の
一番最初の
ライブが
私の失敗談山ほど載ってるけど
今ギギだ
なんでじゃ
失敗談
失敗談って
失敗談って
もうだって近道しようとして
車で走ってて
近道していこうと思って
逆に遠回りになっちゃって
遅刻するとか
遅刻して
遅刻するとか
目覚めそう
そんなんしかない
寝たい
早く寝たい
人の失敗談でマウント取って
どういう心境?
もうなさそう
失敗談なさそう
ないよ
失敗談なさそう
ないない
寝かしつけられるような話できそう
今さ100万回来た猫でも呼んだろうかなと思った
呼んでくれる?
呼んで
ちょっとお待ちください
ちょっと待って
音を検索する
一応私
15:00
防止トレーナーなんですよ
いい声で寝かして
寝かしつけて
ちょっとお待ちくださいね
この用意してる間に
さとみさん
さとみさん
失敗談聞かして
悪しく出てこんのね
さとみさん
なんだそりゃっていう
用意できちゃったんですか
ちょっと待ってくださいね
ちょっとお待ちくださいね
なんでこれになっとんの
っていう状況になっております
目覚めるよ
目覚めるの?
目覚めるよ
100万回生きた猫
眠たなってきた
100万年も死なない猫がいました
100万回も死んで
100万回も生きたの
両方苦しい
立派な
虎猫でした
100万人の人が
その猫をかわいがり
100万人の人が
その猫が死んだとき
泣きました
人口90億円のに100万人少ない
猫は1回も
泣きませんでした
なんで
あるとき猫は
王様の猫でした
猫は王様なんか
嫌いでした
なんで
王様は戦争が上手で
いつも戦争をしていました
そして
猫を立派なかごに入れて
戦争に連れていきました
ある日
猫は
飛んできた矢に当たって
死んでしまいました
死んだ
王様は
18:00
戦いの真っ最中に
猫を抱いて
泣きました
王様は戦争をやめて
お城に帰ってきました
猫は
そして
お城の庭に
猫を埋めました
埋めた
あるとき猫は
船乗りの猫でした
猫は海なんか嫌いでした
海嫌い
船乗りは
世界中の海と
世界中の港に
猫を連れていきました
ある日猫は
船から落ちてしまいました
猫は泳げなかったのです
船乗りが急いで網にすくい上げると
猫はびしょ濡れになって
死んでいました
船乗りは濡れた雑巾のようになった猫を抱いて
大きな声で
泣きました
そして遠い港町の公園の木の下に
猫を埋めました
また埋めた
あるとき猫は
サーカスの席に
席は
サーカスの手品使いの猫でした
猫はサーカスなんか嫌いでした
嫌い
手品使いは
毎日猫を箱の中に入れて
ノコギリで
真っ二つにしました
それから丸のままの猫を箱から取り出し
拍手喝采を受けました
ある日手品使いは
間違えて本当に
猫を
真っ二つにしてしまいました
手品使いは真っ二つになってしまった猫を
両手にぶら下げて
大きな声で
泣きました
誰も
拍手喝采をしませんでした
手品使いはサーカスの席に
巣小屋の裏に
猫を
埋めました
ある時猫は
泥棒の猫でした
猫は泥棒なんか大っ嫌いでした
泥棒は
猫と一緒に
暗い街を
猫のように静かに歩き回りました
21:06
泥棒は
犬のいる家だけに
泥棒に入りました
犬が
猫に吠えている間に
泥棒は金庫をこじ開けました
ある日猫は
犬に
噛み殺されてしまいました
泥棒は盗んだダイヤモンドと一緒に
猫を抱いて
夜の街を
大きな声で泣きながら歩きました
そして
家に帰って
小さな庭に
猫を埋めました
ダイヤモンドは
ダイヤモンドも埋めて
ある時猫は
ひとりぼっちのおばあさんの猫でした
猫は
おばあさんなんか大っ嫌いでした
おばあさんは毎日猫を抱いて
小さな窓から
外を見ていました
猫は一日中
おばあさんの膝の上で眠っていました
やがて
猫は歳をとって
死にました
ヨボヨボのおばあさんは
ヨボヨボのしんな猫を抱いて
一日中
泣きました
おばあさんは庭の木の下に猫を埋めました
ある時猫は
小さな女の子の猫でした
猫は子供なんか大っ嫌いでした
女の子は猫をおんぶしたり
しっかり抱いて寝たりしました
泣いた時は
猫の背中で
涙をふきました
ある日猫は
女の子の背中で
帯ひもが首に巻きついて
死んでしまいました
ぐらぐらの頭になってしまった猫を抱いて
女の子は一日中
泣きました
そして
猫を庭の木の下に
埋めました
24:00
猫は死ぬのなんか
平気だったんです
ある時猫は
誰の猫でも
ありませんでした
野良猫だったのです
猫は初めて自分の猫になりました
猫は自分が大好きでした
何しろ
立派な虎猫だったので
立派な野良猫になりました
どんなメス猫も
猫のお嫁さんになりたがりました
大きな魚をプレゼントする猫もいました
上等のネズミを差し出す猫もいました
珍しい
またたびを
お土産にする猫もいました
どうやって死ぬの?
立派な虎模様を
なめてくれる猫もいました
え?どうやって死ぬの?これ
俺は100万回も死ぬことはなかった
俺は100万回も死んだんだぜ
今さらおかしくって
100万回埋められたぜ
猫は誰よりも
自分が好きだったのです
たった一匹
猫に見向きもしない
白い
美しい猫がいました
猫は
白い猫のそばに行って
俺は100万回も死んだんだぜ
と言いました
白い猫は
そう
と
言ったきりでした
新しいマウントの取り方
猫は
少し腹を立てました
何しろ
自分が大好きでしたからね
次の日も
次の日も
猫は白い猫のところへ行って言いました
君はまだ1回も置き終わってないんだろ
白い猫は
そう
と
言ったきりでした
ある日猫は
白い猫の前で
くるくると3回宙返りをして言いました
俺
サーカスの猫だったこともあるんだぜ
白い猫は
そう
と
言ったきりでした
俺は100万回も
と言いかけて
そばにいてもいいかい
27:02
と
白い猫に
尋ねました
なんで
白い猫は
ええ
と
言いました
猫は白い猫のそばに
いつまでもいました
白い猫は
かわいい子猫を
たくさん
産みました
俺は100万回も
とは
決して言いませんでした
なんで
猫は白い猫と
たくさんの子猫を
自分よりも
好きなくらいでした
やがて子猫たちは大きくなって
それぞれ
どこかへ行きました
どこへ行った
あいつらも立派な野良猫になったな
と
猫は満足して言いました
ええ
と
白い猫は言いました
そして
ぐるぐると優しく
のどを鳴らしました
白い猫は
少し
おばあさんになっていました
猫は一層
優しく
ぐるぐるとのろを鳴らしました
猫は
白い猫と一緒に
いつまでも生きていたいと思いました
ある日
白い猫は
猫の隣で
静かに
動かなくなっていました
やった
やった 産めるね
産めるよ 産めるよ
猫は
初めて
鳴きました
夜になって
朝になって
また夜になって
猫は
百万回も鳴きました
よう数えたな
30:00
猫は
白い猫の隣で
静かに
動かなくなりました
なんで?
猫は
もう生きかえ
なんで?
おしまい
産めへんわ
話を
話をちゃんと聞きなさい
眠たらってきた ありがとう
おねそ ありがとう
さとみさん ありがとうございます
この話は
何回読んでも本当に
素晴らしいね
ありがとうございます 本当にありがとうございました
もう何回も
この愛の手に
愛の手に吹き出しそうになる
キキさん 今日放送ありがとうございました
またこの放送来ます
ぜひ
放送聞きに来てください
またこの放送聞きに来ます
眠たらってきた
もう寝そう
みなさん おやすみなさい
みなさん おやすみなさい ありがとうございました
おやすみなさい
ゆっくり寝てください
おやすみなさい
おやすみなさい