WEBVTT

00:00:00.340 --> 00:00:02.400
どうも、しぶちょーです。

00:00:02.880 --> 00:00:06.060
ものづくりのラジオは、産業機関の現役エンジニアである私、しぶちょーが、

00:00:06.220 --> 00:00:09.240
ものづくりに関するトピックを、ザック・バランに語るポッドキャストです。

00:00:10.000 --> 00:00:17.100
この番組は、株式会社フレアオリジナル、グラフテスターデザイン株式会社の提供でお送りします。

00:00:17.880 --> 00:00:26.520
今日はですね、ちょっと忙しいので、取って出し回ですね、BGMも、編集もほぼ無しで、一発撮りでお送りいたします。

00:00:26.840 --> 00:00:30.120
まず見てください、これ。どうですか、みなさん、いつもと違わないですか?

00:00:30.840 --> 00:00:32.820
あのね、ちょっと雰囲気がありましたね。

00:00:33.140 --> 00:00:37.960
いろいろと仕事の都合で転勤しまして、先週から単身赴任が始まったんですよ。

00:00:38.060 --> 00:00:43.500
まあ番組の中でね、ちょっくちょっく言っていたんですけども、今日はその赴任先のお部屋からお届けです。

00:00:43.820 --> 00:00:50.700
いつも2畳半のね、私の書斎で撮ってるんですけども、そこよりもだいぶ広いんで、ちょっと音の具合とかがちょっと違うかもしれません。

00:00:50.880 --> 00:00:52.040
使ってるマイクも違うしね。

00:00:52.540 --> 00:00:59.360
で、見てくださいよ。申し訳ない程度に、ほら、ここ、3Dプリンターを背景に置いております。

00:00:59.840 --> 00:01:06.520
ちょっとね、ビデオ売りするかなと思ってね、ここで別に動かすわけじゃないんだけども、一応ちょっとポッドキャスト撮るかなと思ってここに今置いたんだけど。

00:01:06.960 --> 00:01:13.520
ちなみにこの3Dプリンター、Presa Miniってやつなんだけど、引っ越しの時のシッピングダメージによって破損していて、今動きませんと。

00:01:13.900 --> 00:01:14.760
終われちゃったね、ここね。

00:01:15.260 --> 00:01:19.120
あの、SNSで呟きましたけど、やっぱちょっと運搬難しいですね、3Dプリンターの。

00:01:19.780 --> 00:01:30.300
徐々にですね、この部屋をものづくり系ポッドキャスト映えする部屋に、ものづくり系ビデオポッドキャスト映えする部屋にね、どんどん作り変えていこうと思ってますんで、

00:01:30.700 --> 00:01:34.720
そういう部分もですね、この番組の変化をお楽しみいただければなと思いますと。

00:01:35.280 --> 00:01:39.380
で、今日のテーマですね、まさにこの3Dプリンターですね。3Dプリンターの話をしようかなと思ってます。

00:01:39.440 --> 00:01:41.240
まあ、いつもしてるんですけど、3Dプリンターの話は。

00:01:42.020 --> 00:01:46.440
今日はですね、その中でも多色成型のお話をしたいと思います。

00:01:47.060 --> 00:01:52.760
ちょうどですね、今週、先週か、ポッドキャストウィークエンドというイベントがありました。

00:01:53.660 --> 00:01:59.560
そこでね、もう一つやってる番組のね、落ち着きエアラジオっていう方で出展してきたんだけど、

00:02:00.400 --> 00:02:09.160
その会場でですね、古典ラジオでおなじみの日本一のポッドキャスターである、樋口さんとですね、ちょっとお話しすることができたんですよ。

00:02:09.220 --> 00:02:13.640
非常にありがたいことにですね、樋口さんは僕の書籍ですね、

00:02:13.640 --> 00:02:17.280
あつまれ設計1年生、初めての締結設計、勝手に読んでくれてたりとか、

00:02:17.980 --> 00:02:22.580
ご自身の番組の中で僕の名前を何回か出してくれたりっていうことをしてくれているんですね。

00:02:22.680 --> 00:02:30.080
本当にありがたいんですけど、なんで樋口さんが、私の名前がこの番組で出してくれるかというとですね、

00:02:30.160 --> 00:02:34.960
それがね、3Dプリンターなんですよ。樋口さんもバンブーラボのA1ミニ持ってて、

00:02:35.520 --> 00:02:38.660
それってね、ガンガンものづくりしてますから、そのつながりというか、

00:02:38.660 --> 00:02:44.480
3Dプリンターっていうところで、私の番組知ってくれて、こうやっていろいろ本と買ってくれたわけですね。

00:02:45.340 --> 00:02:50.740
で、そのポッドキャストウィークエンドで、樋口さんとお話をいろいろした時に、

00:02:51.040 --> 00:02:58.420
マルチカラー印刷の話になってね、色々と色を変えながら3Dプリントできますよね、みたいな、その技術の話になった時に、

00:02:59.480 --> 00:03:05.120
今はフィラメントの色を一色一色切り替えてますけど、技術が進化すればですね、

00:03:05.600 --> 00:03:17.060
フィラメントを混ぜながら好きな色を作って印刷するみたいな、そういうマルチカラー、フルカラー3Dプリンター実現できますよね、みたいな話になったんですよ。

00:03:17.240 --> 00:03:25.160
だから、紙のインクジェットプリンターと一緒よね。シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックみたいな、そういう色があれば、それを混合してですね、

00:03:25.160 --> 00:03:36.680
その4色さえつけとけば、混合していろんな色の樹脂を使ってね、その場でフルカラーで3Dプリンターできるんじゃない、プリントできるんじゃない、という話ですよ。

00:03:37.120 --> 00:03:42.980
これね、どうですか?これ聞いた時に、ああ、確かにできそうって思いますよね。

00:03:44.000 --> 00:03:50.120
何ならもうすぐにでもその技術ってできそうじゃないですか。紙のプリンターと同じノリでフィラメント4色用意して、

00:03:50.120 --> 00:04:00.940
ノズルの中で溶かしながら混ぜれば、好きな色作れるんじゃないかと思うんですけど、直感的にめちゃくちゃ筋がいい話には聞こえるんですよ。

00:04:01.360 --> 00:04:11.800
実はですね、熱融解析双方の家庭用3Dプリンター、だから樹脂を溶かして印刷するタイプの3Dプリンターで、フルカラーの3Dプリンターっていうのは、

00:04:12.260 --> 00:04:21.180
実はあるんですね、すでに。樹脂を混ぜながら印刷するやつって。あるんですが、あまりというか、全然ね、流行ってないですよ。

00:04:21.980 --> 00:04:32.800
発想的には、いろんな樹脂、4色樹脂を付けておけば、すべての色に対応できますみたいなね。なんとなくそういうプリンターって、技術があったら派遣取りそうな感じじゃないですか。

00:04:33.120 --> 00:04:40.360
もうこの世の、この世のすべてじゃないけど、3Dプリンター大体その形ですよっていう風になってそうなものなんですけど、

00:04:40.800 --> 00:04:49.880
実際なってないんですね。で、これ不思議じゃないですか。なんかすぐできそうな技術に聞こえるんですけど、実際にね、全然流行ってないと。

00:04:50.380 --> 00:04:59.120
直感的にできそうなのに誰もやってないのかと。そういう時はね、往々にして技術的な障壁っていうのが必ずあるんですよ。

00:04:59.440 --> 00:05:05.260
この樹脂を溶かして混ぜるって、色を作るっていうのは、実はなかなか上手くいかない分野なんですね。

00:05:05.680 --> 00:05:09.500
今日はちょっとその分野のお話をせっかくだからしようかなと思っています。

00:05:10.240 --> 00:05:20.860
今日はですね、直感と光学の絶望的なギャップみたいなお話。そして今その多色、樹脂を溶かして印刷していくタイプの3Dプリンターで、

00:05:21.140 --> 00:05:27.600
マルチカラー、フルカラーみたいなものってどういう風に扱われているのかみたいな話をしたいなと思っております。

00:05:27.920 --> 00:05:33.060
それでは早速いきましょう。ということでね、今日はくぐりなくそのまま次の話に行くんですけど、

00:05:34.120 --> 00:05:40.300
まずですね、なぜフィラメントを混ぜて色を作ろうとしてもなかなか上手くいかないのかと。

00:05:40.340 --> 00:05:50.760
そういう物理的な話から説明しようかなと思います。一応あるのよ。フィラメントを混ぜて印刷していく、フィラメント混合ノズルというものがこの世の中にはあります。

00:05:51.380 --> 00:05:57.940
その代表的なノズルとしてダイヤモンドホットエンドというね、海外製のホットエンドがあるんですけど、

00:05:58.360 --> 00:06:05.140
これデンマークの会社が2015年にキックスターターというクラウドファンディングのプラットフォームで出した製品で、

00:06:05.620 --> 00:06:13.280
3色とか5色とかのフィラメントを1個のノズルの中に集中して押し出し、混合させて出すみたいな仕組みなんですよね。

00:06:14.280 --> 00:06:19.680
リンクは貼っておくので見てほしいんですけど、なかなかごついんですよ。3方向にフィラメントがあって、

00:06:20.160 --> 00:06:28.000
3方向から樹脂が入っていて、真ん中のノズルが出てくるみたいな、結構かっこいいノズルなんですけど、男心くすぐるような形のね。

00:06:28.900 --> 00:06:40.920
当時はすごく話題になって、クラウドファンディングでは目標金額で400%以上集めて、技術的にも頑張って一応真面目に作られたフィラメント混合ノズルらしいんですよね。

00:06:42.320 --> 00:06:46.320
これを実際に買って評価してみた海外のユーザーのレビューみたいなものがあるんですけど、

00:06:46.660 --> 00:06:52.260
そうしたら書いたブログの一言が、そのノズルのすべてを物語ってるなっていうので言うんですけど、

00:06:52.640 --> 00:06:58.100
こう書いてあるんですよね。 ノズルから出てくるのはストライプ模様の歯磨き粉だったと。

00:06:58.800 --> 00:07:08.140
なんとなく言ったらよくわかるでしょ。それで何が起きたかだいたいわかるんじゃないですか。 これがフィラメント混合の難しさの本質を一言で言い表している言葉だなと思います。

00:07:08.140 --> 00:07:17.640
歯磨き粉なんですね。イメージしてください。この歯磨き粉のチューブね。 ストライプ模様の白、赤、青みたいなさ、そういうザ歯磨き粉みたいなやつあるじゃない。

00:07:18.480 --> 00:07:25.580
あれってさ、チューブビシュって出すけど、別にチューブの中で混ざってないでしょ。 色別々に出てくるじゃん。それが楽しいんだけどね。

00:07:26.160 --> 00:07:33.720
最後の方結構ね、終わりの方はもうぐちゃぐちゃで混ざっている感じはするんだけど、 最初の方ってさ、3色並んで出てくるじゃないですか。

00:07:34.360 --> 00:07:41.740
絞り出した時にしまもよのまま出てくると。 だからそのダイヤモンドホットエンドというね、あのホットエンドの中で起きている

00:07:42.120 --> 00:07:49.540
樹脂の混合の現象ってまさにこれなんですよ。 混ざらないね基本的には。分離してきたまま出てきてしまうと。

00:07:50.280 --> 00:07:55.280
なんでそんな歯磨き粉みたいになっちゃうのかと言ったら、それ歯磨き粉と一緒なんだけど、 一言で言えば粘度。

00:07:55.620 --> 00:08:04.400
あの、流体の粘っこさが原因なのね。 溶けたプラスチックめっちゃくちゃ粘っこいから、糸引くぐらい粘っこいから混ざらないのよ。

00:08:04.460 --> 00:08:10.420
普通にこう、ノズルの中で一緒に出したぐらいじゃ全然うまく混同しないと。 分離して出てきてしまうと。

00:08:11.400 --> 00:08:22.720
紙のプリンターのインクって、粘度が水と同じぐらいシャビシャビだから、瞬間的にパッとこう、 拭いただけでも瞬間的に混ざるんだけど、それに対して溶けた PLA のフィラメントとかね、

00:08:23.120 --> 00:08:31.300
粘度、非常にね、その普通の流体に比べて100倍じゃなかった、 10万倍から100万倍ぐらい全然違う粘度を持ってます。

00:08:31.480 --> 00:08:37.180
すごいドロドロなのよ。 だから紙のインクって比較的こう、サラサラ流れるような世界で、

00:08:37.420 --> 00:08:43.460
溶けたフィラメントって、蜂蜜とかピーナッツバターを押し出してると一緒の世界なんですよね。 もうちょっと圧力いるかもしれないけど。

00:08:44.060 --> 00:08:50.700
だから、同じところ、同じ空間にただ押し込むだけでは、 勝手に混ざることは絶対にないわけ。

00:08:51.280 --> 00:08:58.740
何をしなきゃいけないかといったら、一緒に押し出した後にかき混ぜるっていうね、 拡散の作業が必要になってくるわけですよ。

00:08:59.400 --> 00:09:05.200
じゃあ、そういうことだったらもうそこでかき混ぜちゃえばいいんじゃないですか、 と思うかもしれないんですけど、

00:09:06.180 --> 00:09:12.020
フィラメントの先っちょ、何ミリですかと。 標準は0.4ミリ。0.4ミリノズル。

00:09:12.220 --> 00:09:19.680
細いのだと0.8ミリとか、太いのだと2ミリノズルとかあるんだけども、 とにかくそれだけ細い部分の溶石に対して、

00:09:20.440 --> 00:09:28.740
いかに拡散機をそこに入れるかと。 拡散機みたいなものを入れる工学的な余地が残っているのかという話ですね。

00:09:29.600 --> 00:09:34.800
化学プラントとかね、それこそ金丸さんが 化学プラントの話してますけど、

00:09:35.300 --> 00:09:40.000
そういうとこだったら拡散機って混ぜる専用の機械とか 道具があったりするんだけども、

00:09:40.080 --> 00:09:47.880
卓上の小さい3Dプリンタ、このぐらいのサイズのものの中に、 じゃあ、拡散機を詰めましょうといったら、それはもう別の機械なわけね。

00:09:48.220 --> 00:09:53.060
拡散するための機械をこれにつけるってことは、 物理的に不可能だよと。

00:09:53.240 --> 00:09:59.360
しかもそれがね、粒体シャビシャビじゃなくて、 ドロッとしたものをうまく均等に混ぜましょうみたいな機械をこれにつけたら、

00:09:59.460 --> 00:10:04.760
もうこれは家庭用の3Dプリンターではなくなってしまうぐらい 大きくなったりとか高くなってしまうんですよね。

00:10:05.720 --> 00:10:13.100
そんな感じで、粘っこさがかなり厄介で、 紙のインクのようには取り扱えないのが3Dプリントの世界なんですよ。

00:10:13.880 --> 00:10:19.360
直感的にできそうなのに意外にできないって、 そこにやっぱり技術的な難しさがあるわけですね。

00:10:20.160 --> 00:10:22.660
ということで、こちらここから広告でございますね。

00:10:23.100 --> 00:10:27.560
ロボティックスは未来を切り拓く。 株式会社フレアオリジナルということで、

00:10:28.780 --> 00:10:34.280
ゴールドスポンサーについていただいている、 株式会社フレアオリジナルさんをぜひともよろしくお願いいたしますと。

00:10:34.840 --> 00:10:38.660
今日は広告もこの場で入れていくスタイルです。 ちょっと余談になるんだけど、

00:10:39.140 --> 00:10:42.040
なんでBGMがついていないのか、 広告をこの場で喋っているかというと、

00:10:42.740 --> 00:10:47.180
単身不倫先に今来ましたと、いろいろ荷物持ってきたんですよ、ダンボールでね。

00:10:47.400 --> 00:10:48.840
持ってき忘れたものがあって、

00:10:49.600 --> 00:10:51.220
何持ってき忘れたかというと、

00:10:52.160 --> 00:10:54.780
PodcastのBGM持ってき忘れたんですよね。

00:10:55.920 --> 00:11:01.740
無形のものなんだけど、データなんだけどさ。 家のメインのパソコンに入ってんのね、Podcast。

00:11:01.880 --> 00:11:03.560
私、それでPodcast編集してるから、

00:11:04.320 --> 00:11:09.040
広告音源、私が喋ってる広告音源とかBGM、 Podcastで使ってるBGMとか全部そこに入ってるんだけど、

00:11:09.400 --> 00:11:15.640
丸々置いてきてしまってね、Podcast作れないというBGM無いみたいな感じになってるんですよ。

00:11:16.320 --> 00:11:19.360
BGM、家に忘れるっていう日本語、初めて言いましたけど、

00:11:19.900 --> 00:11:22.660
今日、広告音源とBGMが手元にないので、

00:11:22.960 --> 00:11:25.420
こうやってね、喋ってるというスタイルになっております。

00:11:25.840 --> 00:11:29.760
あとね、編集する時間もなくてですね、ちょっとPodらしいになりますけど、

00:11:29.860 --> 00:11:31.720
ちょっとお聞き苦しい点はあるかもしれないですけど、

00:11:32.220 --> 00:11:37.480
一応ビデオとしてね、画像はいくつか貼るぐらいの手間はかけておこうかなと思うんで、

00:11:37.480 --> 00:11:39.440
ビデオを見てる人もちょっと楽しめるかなと思います。

00:11:39.760 --> 00:11:40.860
では、次の話に行きたいと思います。

00:11:41.220 --> 00:11:44.020
じゃあ、この話戻すけども、

00:11:44.100 --> 00:11:49.360
直感的なのに意外とできないよっていうのが、フィラメントの拡散、拡販の拡販というか混ぜるね、

00:11:49.720 --> 00:11:51.040
そういう技術なんですけども、

00:11:51.260 --> 00:11:54.980
実際この分野にチャレンジした人っていっぱいいるし、

00:11:55.760 --> 00:11:58.320
実際販売された実機っていうのもあるんですよ。

00:11:59.000 --> 00:12:02.680
拡販して、拡販じゃない、フィラメントを出して混ぜて、

00:12:02.680 --> 00:12:09.100
フルカラーで印刷するFFF、熱いうか石器装法の3Dプリンターを作りましょうっていう取り組みがあるんですけど、

00:12:09.820 --> 00:12:12.240
メインストリームに全然なってないね、流行ってないと。

00:12:12.760 --> 00:12:16.360
ほとんどそういう機会も残ってないとか、淘汰されつつあるんですよ。

00:12:17.020 --> 00:12:18.700
事例をいくつか紹介するんですけど、

00:12:19.260 --> 00:12:20.820
まず最初に紹介するのはですね、

00:12:21.220 --> 00:12:28.760
BotObjectsっていうニューヨークの会社が2013年に発売したプロデスク3Dという3Dプリンターがあるみたいです。

00:12:28.760 --> 00:12:32.260
これね、業界の歌い文句で言うと、

00:12:32.300 --> 00:12:36.300
世界初のフルカラーデスクトップ3Dプリンターという、

00:12:36.520 --> 00:12:40.860
家におけるタイプの3Dプリンターでフルカラー実現できますよっていうふうに、

00:12:40.960 --> 00:12:43.800
大々的に宣伝した3Dプリンターらしいんですよね。

00:12:45.040 --> 00:12:50.200
CMYK、だからシアン、マゼンタ、イエロー、あとはブラックと、

00:12:50.500 --> 00:12:54.740
それに白を加えた5色のPLAのフィラメントを混合して、

00:12:55.220 --> 00:12:57.640
あらゆる色が印刷できるようにした3Dプリンターで、

00:12:58.140 --> 00:13:02.220
価格はですね、2800ドルぐらいらしいですね、当時は。

00:13:02.560 --> 00:13:03.080
結構高いよね。

00:13:04.040 --> 00:13:09.000
当時のニュースサイトは、それでとうとうフルカラーの3Dプリンターが来たんだなということで、

00:13:09.200 --> 00:13:10.220
お祭り騒ぎだったようです。

00:13:10.340 --> 00:13:13.220
2013年というからね、今から10年以上前だし、

00:13:13.560 --> 00:13:16.440
家庭用3Dプリンターも一般的ではなかった時期だから、

00:13:17.160 --> 00:13:18.840
結構これ先進的ですよね。

00:13:19.140 --> 00:13:22.660
3Dプリンターの未来が来たみたいな感じで騒がれてたみたいなんですけど、

00:13:23.660 --> 00:13:26.960
結論としてはですね、これ全然製品として成立してなかったみたいです。

00:13:26.960 --> 00:13:32.700
2013年5月に予約金を募集して、6月に出荷予定だったんですが、

00:13:33.020 --> 00:13:34.500
これはどんどん遅延してですね、

00:13:35.140 --> 00:13:38.920
そこから1年後の2014年に入ってもなかなか出荷されないと。

00:13:39.580 --> 00:13:43.100
当時3Dプリンター業界のメディアのコメント欄にはですね、

00:13:43.700 --> 00:13:47.980
俺は3台で1万ドル払ったが、何一つ受け取れてないよっていうね、

00:13:48.220 --> 00:13:51.340
そういう叫びにも似たコメントがあったみたいなんですけど、

00:13:52.480 --> 00:13:55.480
なかなか来ねえなっていうのはクラウンあるあるではありますよね。

00:13:56.500 --> 00:14:00.580
当時の取材記事がいくつかあって、そこにはですね、

00:14:01.600 --> 00:14:05.120
その3Dプリンター作ってる共同創業者の2人って、

00:14:05.700 --> 00:14:07.860
3Dプリンター作る専業の人じゃなくて、

00:14:08.600 --> 00:14:11.680
映画生産会社とかも並行して経営してたらしいんですよね。

00:14:12.060 --> 00:14:15.800
だから映画作ってる暇あったのはいつ3Dプリンター作ってくれんねんみたいなことで、

00:14:16.220 --> 00:14:18.540
なかなかこいつら3Dプリンター作らないなと。

00:14:18.940 --> 00:14:22.100
ほぼほぼこれ詐欺だったんじゃないかみたいな感じで認定されてたと。

00:14:22.700 --> 00:14:28.640
でも一応このものを作ってですね、2015年の1月にはですね、

00:14:29.120 --> 00:14:31.540
Stratasysっていう大きい会社があるんですけど、

00:14:31.620 --> 00:14:37.400
そこが買収して新しい機械として名前を変えて売り出したんですけど、

00:14:37.820 --> 00:14:40.480
これも製品として出したものも爆死したみたいで、

00:14:40.800 --> 00:14:42.580
結局それをひっかけにしてですね、

00:14:42.960 --> 00:14:47.060
Stratasysってコンシューマー向けの事業から 撤退する流れになっていきますと。

00:14:47.480 --> 00:14:50.660
同じぐらいの時期、アメリカのM3Dっていう会社が

00:14:50.660 --> 00:14:53.960
クレーンクワットっていう機種を出したんですよ。

00:14:54.080 --> 00:14:59.860
これはね、399ドルとかっていう比較的安い機種で、

00:14:59.900 --> 00:15:08.260
クワットフュージョンっていうね、 CMYK、4色のフィラメントを混合して印刷していくみたいな、

00:15:08.280 --> 00:15:10.320
そういう特殊な技術を使ってました。

00:15:11.020 --> 00:15:16.100
で、その透明な樹脂も選べてですね、 いろんな色が作れますよと。

00:15:16.440 --> 00:15:23.080
公式が言うにはね、5万色作れますというふうに 歌っているみたいで、これは一般販売されてたようですね。

00:15:23.380 --> 00:15:29.340
なんか日本語のレビュー記事とかもあって、 買った方もいるぐらいの結構その混合のね、

00:15:29.460 --> 00:15:36.340
フィラメント混合していろんな色を作るよっていう 3Dプリンターとしては一般普及を比較的したような機種ではあるんですけど、

00:15:37.120 --> 00:15:41.060
ただね、いろいろと問題があってですね、 動くし印刷できるんだけど、

00:15:41.420 --> 00:15:46.620
だいぶいろんな条件、制約があって、 上級者向けの3Dプリンターだったみたいですね。

00:15:46.880 --> 00:15:50.440
ソフトウェアの知識とか、 3Dプリンターの高度なメカ知識がないと、

00:15:50.500 --> 00:15:56.400
なかなか動かすのが難しいよみたいなレベルのもので、 今のね、バンブラムのA1Bみたいに、

00:15:56.660 --> 00:16:00.160
ユーザーがポンと箱から出してすぐ使えるような 代物ではなかったと。

00:16:00.580 --> 00:16:06.520
あとM3D社自体もあんまり評判良くないらしくて、 配送の遅延とかサポートの不備とかね、品質のトラブル、

00:16:06.520 --> 00:16:12.080
いろいろ報告があったみたいで、 だんだん注目されなくなってきてしまったというか、

00:16:12.220 --> 00:16:17.200
つまり一般ユーザー向けではあまりない。 今でいうところの一般ユーザー向けではないと。

00:16:17.580 --> 00:16:25.140
当時ね、1900じゃなくて、2015年とか、 これ17年とか18年ぐらいじゃなかったかな。

00:16:26.200 --> 00:16:33.900
まだまだ3Dプリンターが一般ユーザー、 全然ものづくりやってないよって人の手元にあって、

00:16:33.900 --> 00:16:40.400
動くようなものではなかったんですね。 私もある程度民主化されてから触り始めた口なんですけど、

00:16:40.780 --> 00:16:45.560
当時は動かすだけでもかなり苦労と、 動かせれば苦労とみたいなぐらいの時代だったんですよ。

00:16:46.700 --> 00:16:52.480
そういう時代のまま、その時代のクオリティのまま ずっと作り続けてしまっていて、

00:16:52.680 --> 00:16:59.840
結局あまり流行ってないという感じですね。 この会社、こういう混合するというアプローチとは、

00:16:59.840 --> 00:17:05.700
また違うアプローチを取った会社もあります。 それが台湾のXYZプリンティングという会社で、

00:17:05.800 --> 00:17:13.200
もう潰れちゃった会社なんだけども、 赤色というか、エンジン色の筐体みたいなのが非常に特徴的なメーカーでしたね。

00:17:13.260 --> 00:17:19.780
今もそれを置いている会社とか多いんですけど、 ここがダビンチカラーっていう3Dプリンターを出していて、

00:17:20.260 --> 00:17:24.920
価格はですね、約3000ドルだったと。 結構高いね。

00:17:25.640 --> 00:17:33.140
この機械はすごい面白い発想をしていて、 フィラメントを混ぜて色を作るのやめようぜという発想で、

00:17:33.560 --> 00:17:42.800
CMYKのインクジェットヘッドっていうのを、 樹脂を作る、溶かす部分の上に乗っけちゃったんですよね。

00:17:42.880 --> 00:17:48.400
で、印刷するのは熱有解積層法なんで、 溶かして印刷していくんだけど、

00:17:49.000 --> 00:17:56.300
色を吸収する特殊な白いPLAフィラメントに、 層ごとにインクを打ち込むみたいな。

00:17:56.420 --> 00:18:03.080
そういうことをやったらしいんですね。 だから紙の印刷ロジックをそのまま3Dプリンターに持ち込んだっていう面白いアプローチです。

00:18:03.240 --> 00:18:12.500
一層白く印刷して、その上からまた色を塗る。 もう一層また白く印刷して、ある意味キャンバスを作って、

00:18:12.500 --> 00:18:18.740
その上から色を塗っていくみたいな。 そういうことを繰り返してカラーを実現するみたいな3Dプリンターだったみたいです。

00:18:19.940 --> 00:18:31.240
非常に面白いアプローチで、こういうフルカラーのFFFの 3Dプリンターって製品としては既に存在するんですよ。

00:18:32.960 --> 00:18:36.780
今購入できるものもあるんですけど、全然流行ってないですね。

00:18:37.120 --> 00:18:47.220
それは今言ったように価格がまず高すぎますよねっていう話だったり、 品質が低かったりとか、市場の要求となかなかマッチしていない部分が実はあるんですよね。

00:18:48.000 --> 00:18:54.120
フルカラーの3Dプリントなら、インクジェット方式の 3Dプリンターっていうのは既に確立されてるんですよ。

00:18:54.560 --> 00:19:02.680
フルカラーの3Dプリントって世の中にできないわけじゃなくて、 インクジェット方式の3Dプリンターっていうのだったら簡単にというか、すごく精度良く綺麗にできるんですよね。

00:19:03.360 --> 00:19:11.500
インクジェット方式の3Dプリンターって何ぞやって話なんですけど、 これは微小な樹脂液をノズルからプシュって噴射して、

00:19:12.300 --> 00:19:20.980
そこにすぐ光を当てて固めると。 それを瞬時に行いながら積み上げていくという積層方式なんですけど、

00:19:22.000 --> 00:19:29.500
噴射した樹脂液の中に塗料を混ぜることによって、 精密なフルカラーの3D印刷っていうのができるんですよね。

00:19:29.500 --> 00:19:37.300
これがインクジェット方式のフルカラー造形の技術なんですけど、 だからこれがもうすでに世の中にあるからさ。

00:19:38.160 --> 00:19:49.280
わざわざ樹脂を溶かすFFFでやる必要がそんなにないわけですよ。 FFFでなぜやるかっていうと、そこの良さってコストなのよね。

00:19:49.920 --> 00:19:55.940
さっき言ったインクジェットの方式の3Dプリンターって、 じゃあ個人で買いますかって言ったら、そういうレベルのものではないわけです。

00:19:55.940 --> 00:20:02.480
もう本当に業者というか、そういう仕事をする人たち向けの 本格的なものなんですよ。

00:20:02.620 --> 00:20:09.660
バンブラムのAoMとか、こういうプルサとかね、 こういうコンシューマー向けのものではないわけ。

00:20:09.820 --> 00:20:18.240
こういうのにしようと思ったら、やっぱりFFF、熱融解積層法のものの方が 絶対的にコストが下がるから、それがいいわけですよ。

00:20:20.320 --> 00:20:28.620
でも、混合、ノズル混合をして、 FFFでフルカラーをやろうと思ったら、結局値段が高くなってしまうんですね。

00:20:29.160 --> 00:20:34.360
そうすると我々個人で使いたいよって人は買えなくなると。 市場と全然マッチしてないわけ。

00:20:35.520 --> 00:20:41.480
じゃあ本格的にフルカラーの印刷したい人は、 インクジェットの方が絶対綺麗だから、そっち買っちゃうわけね。

00:20:42.120 --> 00:20:54.480
非常に、樹脂混合して色を作るタイプのマルチカラー印刷、 フルカラー印刷っていうのは、市場とマッチしてなくて流行らなかった。

00:20:54.740 --> 00:20:58.960
淘汰されていたら、そこに開発しようっていう ドライブ力が発生しないみたいなね。

00:20:59.160 --> 00:21:00.640
そういう分野なんですよ。

00:21:01.700 --> 00:21:04.240
ということで、ここでまた広告を挟みますけども。

00:21:04.620 --> 00:21:10.960
グラフテスターズデザイン株式会社ということで、 前もゲストでお越しいただきましたけども、

00:21:10.960 --> 00:21:15.060
ヤグさんという方がやっている設計会社があります。

00:21:15.440 --> 00:21:20.100
ここは設計製造を一気通貫で行っている会社でございます。

00:21:20.320 --> 00:21:22.160
是非とも過去回あるんで聞いてください。

00:21:22.640 --> 00:21:25.300
シルバースポンサーについていただいております。 ありがとうございます。

00:21:25.660 --> 00:21:28.400
ということで、広告を挟みまして、 最後のチャプターに行きたいと思います。

00:21:30.940 --> 00:21:34.820
ただ、ここまでピラミッド混合の話しましたけども、

00:21:34.820 --> 00:21:43.080
FFF、ピラミッドを溶かして印刷するっていう技術を使って、

00:21:43.340 --> 00:21:48.780
なんとかカラーを実現しようという研究は、 いろいろとされているわけですね。

00:21:49.060 --> 00:21:50.420
これがなかなか面白いんですけど、

00:21:51.300 --> 00:21:58.420
2024年に韓国の大学が発表したですね、 パイラグラフィっていう研究がありますと。

00:21:58.580 --> 00:22:03.320
パイラグラフィって日本語で言うと焼き絵っていうらしいんですけど、 あんまり焼き絵って聞かないんだけど、

00:22:04.600 --> 00:22:09.840
木を焼いて絵を描くみたいな伝統工芸があるらしいんですよね。

00:22:10.060 --> 00:22:13.420
これを応用した3Dプリンターっていうのを発明したんですよ。

00:22:14.000 --> 00:22:18.340
何かというとウッドフィラメントって言って、 私も何回か使ったことあるんだけど、

00:22:18.780 --> 00:22:25.100
木の粉を混ぜたフィラメントってあるわけ。 それで印刷すると本当に木が焦げた香りがしてくるんで、

00:22:25.640 --> 00:22:28.640
あと印刷したものはすごく木っぽいものができますと。

00:22:28.640 --> 00:22:34.260
ただ吸湿って言ったら湿度めっちゃ素早く吸って、 印刷もめちゃくちゃしにくいんで、

00:22:34.940 --> 00:22:40.040
ちょっと上級者向けとか若干初心者が扱うには 難しいフィラメントなんですけど、

00:22:40.160 --> 00:22:42.800
そういう木質フィラメントっていうのがあるんですね。

00:22:43.440 --> 00:22:50.740
この研究ではこの木質フィラメントを使って、 何をしたかって言ったらノズルの温度ですね。

00:22:51.500 --> 00:22:57.120
木質フィラメントを溶かすノズルの温度を動的に変えて、 木の粉を焼いていったんですね。

00:22:57.120 --> 00:23:03.460
焼く具合を制御することによって、 16段階の茶色のグラデーションを作ると。

00:23:04.020 --> 00:23:07.280
だからフィラメントは1本なんだけど、 グラデーションで色が付くわけね。

00:23:07.480 --> 00:23:14.520
そのグラデーションを使って何かをそこに描くとか、 模様を作るみたいなことを研究して行ったと。

00:23:14.860 --> 00:23:15.760
これ面白いですよね。

00:23:16.320 --> 00:23:24.800
だから木を焼くみたいな、そういうホットエンドの温度を生かして、 色を変化させるという発想ですね。

00:23:24.800 --> 00:23:27.720
これ思いついた人、すごい頭いいなと思いますね。

00:23:27.780 --> 00:23:34.520
こういう研究が行われていたりとか、 それからダートマス大学というところが2022年に出した

00:23:35.180 --> 00:23:40.520
フィラメントインキングという研究があるらしいんですけど、 これはもっと現実的で、

00:23:41.380 --> 00:23:50.540
これはプリンターの手前に油性マーカーを置いて、 フィラメントが供給される時にリアルタイムで色を塗っていくっていうやつですね。

00:23:50.840 --> 00:23:51.940
非常にシンプルですよね。

00:23:52.140 --> 00:23:56.600
印刷しながら、ビューって印刷しながら、 そこにマーカーで色を塗っていくみたいな。

00:23:57.260 --> 00:24:01.300
マーカーでフィラメントを染めちゃおうぜ。 それじゃ色が付くじゃんみたいな、そういう話なのよ。

00:24:01.600 --> 00:24:08.360
物理的な今後を諦めて、その工程の途中で色を付けてあげるっていう。

00:24:08.680 --> 00:24:12.920
これはなかなかいいよね。 エレガントなハックだなと思いました。

00:24:14.180 --> 00:24:17.420
こういう研究がいろいろとされているわけなんですけど、

00:24:18.560 --> 00:24:22.560
この研究とか業界の動きを通して見えてくるのは、

00:24:23.240 --> 00:24:30.780
やっぱりそもそも紙のプリンター、 インクジェットでやってるような紙のプリンターと3Dプリンターでは、

00:24:31.380 --> 00:24:34.060
そもそも色の概念って違うんですよね。

00:24:35.220 --> 00:24:40.180
紙のプリンターって、白い紙の上に薄いインクの膜を乗せて、

00:24:40.820 --> 00:24:44.400
光が透けて、光が当たって色が見えるわけじゃないですか。

00:24:44.400 --> 00:24:47.480
これ表面色なのね。表面の色を見てると。

00:24:48.320 --> 00:24:53.160
一方で3Dプリンターって樹脂の塊を見てるわけ。

00:24:53.260 --> 00:24:59.140
だから中の状態とか中の具合で、 やっぱり見えてくる色って違うわけですよ。

00:24:59.520 --> 00:25:04.380
こういうのは堆積色というらしいんですけど、 紙って本当に表面の色なんだけど、

00:25:05.380 --> 00:25:07.820
3Dプリンターの色って堆積色なんですよ。

00:25:09.360 --> 00:25:14.320
だから研究でわかってきたのは、やっぱり PLAの色とか厚みとか、後ろの背景とか、

00:25:14.480 --> 00:25:17.420
見る角度で全然やっぱり色が変わってきちゃうわけ。

00:25:18.460 --> 00:25:24.160
つまりこのCMYKの4色で全色を再現するようみたいな前提が、

00:25:24.240 --> 00:25:27.080
立体のアーチだと全然成り立ってないわけですよね。

00:25:27.860 --> 00:25:32.760
堆積色の世界だと、やっぱり4色あれば色再現できるよね。

00:25:33.220 --> 00:25:36.060
最低白を入れるからね。紙の印刷の場合ってさ、

00:25:37.040 --> 00:25:39.640
4色プラス1色なんですよ。紙白いよね。

00:25:40.160 --> 00:25:45.260
あの白っていうのを利用して、実は5色で色を再現してるんだけど、紙の印刷って。

00:25:45.420 --> 00:25:49.860
それはちょっと置いておいて、 最低5色あれば色を色々再現できますよね。

00:25:50.300 --> 00:25:55.560
しかも材料ごとに厚みごとに、 3Dプリンターで作る場合はですね、

00:25:55.700 --> 00:25:59.480
いろんな条件がより複雑に必要になってくると。

00:25:59.900 --> 00:26:03.260
同じ赤色でもどういう厚みにするかとかさ、

00:26:03.700 --> 00:26:06.720
どういうインフィールドをするかとか、

00:26:07.000 --> 00:26:09.900
そもそもPLAとBED-Gでも全然違う色。

00:26:10.060 --> 00:26:14.320
同じ赤なのに違う色になっちゃうみたいなことが 実際あるわけですよね。

00:26:15.140 --> 00:26:17.300
色のコントロールってすごい難しいなと。

00:26:17.640 --> 00:26:22.000
体積とかそういうものに変わってくるんだよ という話があるんですけど、

00:26:22.660 --> 00:26:26.800
そこをうまく利用して、物理的な話じゃなくて、

00:26:26.980 --> 00:26:31.960
ソフトウェアで色をコントロールしようぜっていう取り組みも 最近すごく行われてるわけですよ。

00:26:31.960 --> 00:26:37.920
それこそバンブースタジオっていうですね、 バンブーラボという会社が作っているスライサーソフト。

00:26:38.260 --> 00:26:42.560
実際に3Dプリンターを動かすための プログラムを作るソフトがあるんですけども、

00:26:42.980 --> 00:26:48.520
これがめっちゃ最近ですね、2026年に カラーミキシングっていう機能を導入したんですよ。

00:26:48.900 --> 00:26:53.240
まだプレスリリースというかお試し機能 みたいな感じだった気がするんだけど、

00:26:53.680 --> 00:26:55.880
正式にリリースされたのかな、 ちょっとそこ終えてないんだけど、

00:26:56.780 --> 00:27:06.680
これがですね、結構面白くて、色を混合してね、 樹脂同士を混合してハード側で色を作るんじゃなくて、

00:27:07.180 --> 00:27:11.160
ソフトでうまくやっちゃいましょうぜという話なんですよね。

00:27:11.620 --> 00:27:16.300
ソフト上で複数のフィラメントの比率を計算して、

00:27:17.060 --> 00:27:22.400
色設計をしてスライサーでプログラムで 色を変えるという発想です。

00:27:22.400 --> 00:27:24.200
これどういうことをしているかというと、

00:27:24.840 --> 00:27:32.440
異なる色のフィラメントを層上に積むことで、 光の加減で色が結構反射したりして、

00:27:32.580 --> 00:27:35.260
半透明の層を作ってですね、 色を混ぜることができるんです。

00:27:35.340 --> 00:27:41.220
だから、薄く黄色を塗るじゃん、 薄く赤を塗るじゃん、薄く黄色を塗るじゃんってことをやっていくと、

00:27:41.520 --> 00:27:44.860
そこって黄色と赤が混ざったような色に見えるよねと。

00:27:45.280 --> 00:27:49.920
実際はこの赤黄色赤黄色とか、 違う色が交互になっていたとしても、

00:27:49.920 --> 00:27:57.240
人が遠くから見たとか、光を反射して見たときって、 その色同士が混ざって見えるんですよね。

00:27:57.640 --> 00:28:04.060
こういう発想で色んな色作ろうぜっていうのが、 BAMブラボがやってるカラーミクシングというもので、

00:28:04.560 --> 00:28:10.300
これまさにハードウェアにある混合できないよみたいな問題を ソフトで解決しに来てると。

00:28:10.860 --> 00:28:16.340
人がそう見えたらいいよねで解決してきているというのが 最近の技術なんですよ。

00:28:16.340 --> 00:28:20.400
これなかなか面白い技術ですよね。 こういうのも最近はあると。

00:28:20.720 --> 00:28:24.460
というわけでちょっと今日は短めなので、 ここでまとめに入りますけども、

00:28:24.720 --> 00:28:32.500
CMYK、4色混ぜればもう紙のプリンターみたいに いろんな色実現できるぜっていう、そういう直感ですね。

00:28:32.920 --> 00:28:40.140
これすごくできそうだなというふうに聞こえて、 実は意外と物理的な制約があって、かなり障壁があるんですよ。

00:28:40.580 --> 00:28:45.980
直感的にできそうだなっていうものって割と 光学の世界では裏切られたりするっていうのが

00:28:45.980 --> 00:28:50.980
結構典型的な事例だなと思って、 これ面白いなと思ったので今日お話しさせていただきましたと。

00:28:51.480 --> 00:28:57.180
さらにこの物理的なメカで解決できなかった問題を ソフトの分野で解決しようとすると。

00:28:57.500 --> 00:29:01.580
そういう技術も実現されようとしてますよという 面白い分野なんですね。

00:29:02.500 --> 00:29:04.700
カラーミキシングどうなんだろうな。

00:29:04.700 --> 00:29:08.420
A1 miniとかのマルチカラーのAMSライトとか使えるのかな?

00:29:08.540 --> 00:29:11.260
ちょっと実は使ったことなくて、 情報は知ってたんですけど、

00:29:11.460 --> 00:29:14.400
あまり理解はしていないんですけど、細かい仕様をね。

00:29:14.740 --> 00:29:16.920
そういう技術がありますよという話ですね。

00:29:17.060 --> 00:29:21.520
それも参考記事は是非とも貼っておきますので、 見ていただければなと思いますと。

00:29:22.640 --> 00:29:23.840
だから色を変える。

00:29:24.300 --> 00:29:31.200
今4色付けて、4色変えて、 4色のマルチカラーにさってきましたよというのはいいんだけども、

00:29:31.200 --> 00:29:35.980
ついているピラミッド同士をうまく使って、 違う色を実現していきましょう。

00:29:36.120 --> 00:29:40.160
表現していきましょうというのもやっぱりありますから、 それを混合させるんじゃなくて、

00:29:40.280 --> 00:29:46.080
薄い層を一層一層違うように重ねてですね、 擬似的に見えるようにするみたいな、

00:29:46.080 --> 00:29:47.320
そういう技術もありますと。

00:29:47.920 --> 00:29:53.740
なのでそういう色の表現、 3Dプリントにおける色の表現ってすごく面白い分野なんでね。

00:29:53.840 --> 00:29:56.640
熱融解積層法のフルカラーの印刷ですね。

00:29:56.720 --> 00:29:59.780
今後も注目して見ていきたい部分となっておりますね。

00:29:59.780 --> 00:30:02.020
そういう技術も注目していきましょう。

00:30:02.080 --> 00:30:05.620
私の番組でも取り上げさせていただきます。 よろしくお願いいたします。

00:30:06.140 --> 00:30:09.500
というわけで、今回はここまでとさせていただきます。

00:30:09.580 --> 00:30:12.980
ありがとうございます。 新しい場所での収録でしたけども、

00:30:13.740 --> 00:30:16.180
見栄え的にまだちょっとここら辺寂しいよね。

00:30:16.680 --> 00:30:19.900
ここら辺にパーッと、 物作りっぽいものがあってですね。

00:30:20.120 --> 00:30:22.240
ここら辺にも3Dプリントをパーッと並べておきたいよね。

00:30:22.580 --> 00:30:24.420
もう飯食う場所もなくなっちゃうけど、そうすると。

00:30:25.940 --> 00:30:30.260
そんな感じでね、いろいろとビデオポッドキャストバイする部屋にしていきたいなと思いますので、

00:30:30.480 --> 00:30:32.580
よろしくお願いします。 クロージングトークですけど、

00:30:33.320 --> 00:30:40.560
今日はこの収録終わったら、 あと2時間ぐらいで夜行バス乗って神戸に向かいます。

00:30:40.700 --> 00:30:44.680
ポッドキャストミキサーという、 私主催のポッドキャストイベントありますので、

00:30:44.840 --> 00:30:46.740
神戸で行います。 ちなみにありがとうございます。

00:30:47.140 --> 00:30:51.820
チケット完売しました。 50枚あったんですけども、チケット完売してですね、

00:30:52.480 --> 00:30:56.760
非常に豪華ゲスト来てくれますので、 めちゃくちゃ盛り上がると思いますし、

00:30:57.240 --> 00:31:00.700
主催なんでMCもやるんですけど、 また盛り上げていきたいと思いますので、

00:31:01.120 --> 00:31:03.860
面白いポッドキャストミキサー遊びに来てくれるよという方がいましたら、

00:31:03.940 --> 00:31:07.060
会場でお会いできるのをお待ちしております。 よろしくお願いいたします。

00:31:07.320 --> 00:31:09.540
というわけで、今回はここまでとさせていただきます。

00:31:09.680 --> 00:31:12.160
私は技術ブログ、 支部長技術研究所も運営してますので、

00:31:12.240 --> 00:31:13.500
そちらのほうもぜひチェックしてください。

00:31:14.340 --> 00:31:18.840
ボイシーのほうでも、ものづくりの視点という、 短めの番組を配信してますね。

00:31:18.840 --> 00:31:23.160
短め、10分で聞けるものづくりの話と言ってますけども、 30分くらい毎日話してます。

00:31:23.560 --> 00:31:26.240
これは週6で配信中でございますね。

00:31:28.180 --> 00:31:30.500
厳密に言ったら週8で配信しております。

00:31:31.060 --> 00:31:34.900
週6で月曜日から土曜日まで通常放送と、

00:31:35.260 --> 00:31:41.000
毎週日曜日と水曜日に500円払っていただけると聞ける、 プレミアム放送というのをやっておりますので、

00:31:41.100 --> 00:31:46.500
私のこと応援していただけるよという方は、 ぜひそちらボイシーのほうで会員になっていただけると嬉しいです。

00:31:46.560 --> 00:31:47.700
よろしくお願いいたします。

00:31:48.500 --> 00:31:52.720
あと最近ね、土曜日にAIポッドキャストっていうのを上げてて、

00:31:52.840 --> 00:31:53.920
ものづくりの視点の方ね。

00:31:54.300 --> 00:31:57.460
ものづくりの視点、ボイシーでも配信してるんだけど、 ポッドキャストでも聞けるんで、

00:31:57.640 --> 00:32:00.120
ものづくりの視点で検索すると多分出てくると思います。

00:32:00.960 --> 00:32:05.100
そっちは毎週土曜日はもう私一言も喋らない、 AI支部長に喋らせて、

00:32:05.280 --> 00:32:09.180
原稿を全部AIに作らせている、 AIポッドキャストっていうのを週1だけで配信してるんで、

00:32:09.260 --> 00:32:14.080
そちらもちょっと技術的な取り組みになってますんで、 聞いていただけるといいかなと思います。

00:32:14.340 --> 00:32:16.920
ちょっとまだまだ何言ってんだろうっていう部分はあるんですけどね。

00:32:16.920 --> 00:32:22.440
このぐらいまでできるんだっていうのを知る、 いい仕様になるかなと思いますんで、お楽しみください。

00:32:22.760 --> 00:32:26.960
あとですね、カネリンとやってる 落ち着きAIラジオという番組もありますんで、

00:32:27.240 --> 00:32:32.420
AIのニュース落ち着かないなっていう方は、 毎週火曜日金曜日旬で配信してますので、

00:32:32.520 --> 00:32:35.840
こちらもぜひとも聞いてください。 よろしくお願いいたします。

00:32:37.060 --> 00:32:37.640
あとはいいかな。

00:32:38.200 --> 00:32:41.000
あとはですね、一番重要な話ですね。

00:32:41.120 --> 00:32:44.600
このものづくりのラジオ、いいなと思っていただけたらですね、

00:32:44.600 --> 00:32:48.780
番組のフォロー、各ポッドキャスト、アプリの評価、 YouTubeで聞いてる方はですね、

00:32:49.080 --> 00:32:52.040
チャンネル登録、いいね、よろしくお願いいたします。

00:32:52.820 --> 00:32:56.740
皆さんが2秒でできる私への応援となりますので、 そういうの励みになりますので、

00:32:56.740 --> 00:32:58.800
ぜひともよろしくお願いいたします。

00:32:59.260 --> 00:33:03.680
というわけで今回はここまで。 以上、渋長でした。ではでは。
