作品名:えぞおばけ列伝
作者不詳
編訳:知里 真志保
図書カード:https://www.aozora.gr.jp/cards/001529/card52211.html
青空文庫:https://www.aozora.gr.jp/index.html
BGMタイトル: そりのこし
作者: もっぴーさうんど
作者ページ: https://dova-s.jp/_mobile/_contents/author/profile060.html
DOVA - SYNDROME楽曲リンク: https://dova-s.jp/_mobile/bgm/play17520.html
7・15・23・31日更新予定
#青空文庫 #朗読 #podcast
【活動まとめ】 https://lit.link/azekura
【青空文庫関連商品】 https://amzn.to/4hEMRXV
作者不詳
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作者: もっぴーさうんど
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サマリー
浦別市の村に住む美しい姉妹のもとに、恐ろしい姿の男が現れる。姉の機転で、男は姉妹が人間、特に背の低い男を生きたまま食べると信じ込み、恐れて逃げ去る。姉は、自分たちが魔物たちに狙われていたが、機転で難を逃れたことを妹に語る。
予期せぬ訪問者
15 人喰いおばけ
私は、浦市別の村に姉さんと二人で暮らしていた。
姉さんは神様のように美しい人だった。 そして、自分から言うのもなんだが、私も負けないくらいの美人だった。
ある日、姉さんと二人で、いろりを中に挟んで針仕事をしながら、
よもやま話をしていると、もう日も暮れようとする頃、
郊外に人の歩く足音がして、誰か咳払いをしながら入ってきた。
見ると、恐ろしく背の低い、色の黒い、みっともない顔の男で、
私の後ろを通って横座にどっかと腰を下ろし、
そのまま何を言うでもなく、何をするでもなく、
私たちの上をじろじろ見ながら、大あぐらをかいて座っているのだった。
姉の機転
姉さんも私も知らんふりをしていた。 やがて日も暮れたので、姉さんが立って夜食の支度を整え、
私のお膳を私の前に据え、 自分のは自分の前に置いて、
どこから探し出してきたのか、ぶっかけお椀の底にちょっぴり食物を入れて、
甲斗子の前に押し合った。 私たちがせっせと食べていると、甲斗子は私たちのけんたんぶりを呆れ顔に眺めていたが、
やがて言うことには、「こら、女ども、見ているとお前らの上の口は恐ろしく食いしん坊のようだが、
下の方の口はどうなんだい?」 すると、
よもや姉さんがそんな返答をしようとは思わなかったのに。
ええ、下の口だって食べますよ。 でも普通の食物じゃ満足しないんです。
私たちの下の口の食べ物は人間、それも生きた男の人ばかり。
背の高い男の人なら飲めば足だけ外へ残るけど、 背の低い男の人なら丸飲みにしてしまうんですよ。
それを聞くや否や、甲斗子はいきなり立ち上がって、 慌てて郊外へ飛び出し、どこかへ消えてしまった。
その後で、姉さんは腹を抱えて大笑いをしながら言うことには、
魔物の正体と姉の能力
「これ、妹、よくお聞き。私は小さい時から不力に長けていて、
偉い神様でも偉くない神様でも魔物たちでも、 どこで何をしているかいながらにしてよくわかるのです。
この人間の国の背後の山の中に、 カワウソの間が兄弟二人で住んでいて、
神々の中にも気に入るような娘が見つからないので、 人間の国を見渡すと、私たち二人の美貌が目に留まったのです。
そこで、私たちを殺して魂を奪って妻にしようと、 神々の目を盗んで山を下り、
兄の方は村の背後に隠れて、弟だけここへ来たのです。
ところが、私があんなことを言ったものだから、 魂が転げ落ちるほどびっくりして、
兄の隠れているところへ行き席切って駆けつけ、
人間の女どもが普通の食物を食うなら痛くも痒くもないが、 男を食うんだそうだ。
しかも背の低い男だと丸飲みにしてしまうというから、 俺たちなんかは丸飲みの範疇に属するわけだ。
と含めすると兄もびっくり経転して、
そいつは賢能な話だ。危なく目の子の舌の口に丸飲みにされるところだったわい。
と言って二人で逃げてしまったのです。
魔、などというものはたあいもないもので、ことわざにもある通り、 言われたことをそのまま信じ込むものだから、
私たちの舌の口が生きた男の人を食う、 などというとんでもないでたらめに騙されて、
今はもう遠い遠いところへ逃げてしまったから、 これからは何の恐ろしいこともありません。
と、姉さんの言うのを聞いて、私は驚いたり呆れたりしたのだった。
物語の終結
と、浦淑別村の若い首長夫人が物語った。
05:53
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