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ビオロッカらじお~Ep. 7-8~歌舞伎『勧進帳』~『勧進帳』その4~判官御手から飛び六法まで
2021-04-30 31:17

ビオロッカらじお~Ep. 7-8~歌舞伎『勧進帳』~『勧進帳』その4~判官御手から飛び六法まで

知らざぁ言って聞かせやしょう、ビオロッカらじお!!

この番組はラロッカが聞き手となり、古典芸能おたくのビオレに他ではなかなか聞けない古典芸能の楽しみ方を聴いちゃいます。

今回は歌舞伎『勧進帳』についていろいろ語ります。


歌舞伎十八番の内『勧進帳』

その4

~判官御手から飛び六法まで~


※台詞は、以下のサイトを参考にいたしました。ありがとうございました!

とても勉強になるサイトです!

「歌舞伎見物のお供」

https://blog.goo.ne.jp/yokikotokiku/e/0ff6c3149459e2a5f9bf76c389514b1e

また、こちらも参考にしました。

http://www.st.rim.or.jp/~success/kanjincho_yositune.html

※写真はこちら!

http://enmokudb.kabuki.ne.jp/repertoire/673


★関所通過

これまでの緊張が解け、それぞれの思いを切々と述懐する場。

【関を越えたある場所。皆順々に中央の、これまでの境界線を越え、義経を上座(右手)に置いた「正しい位置」につく。本当に分かんない!】


義経「さても今日の機転、さらに凡慮のおよぶべきところにあらず。とかくの是非をあらそわずして、ただ下人のごとく散々に我を打って助けしはまさに天の加護。弓矢正八幡の神慮と思えばかたじけなく、思ふぞや。」


弁慶「…それがし腕もしびるるごとく覚え候。はあぁ、もったいなや、もったいなや。」

唄〽ついに泣かぬ弁慶の一期の涙ぞ殊勝なる。

判官おん手を取り給い。」


義経「いかなればこそ義経は弓馬の家に生まれ来て、かくまで武運つたなきぞ。…」


◆源平合戦の回想。

石投げの見得。

右足を出して拍子を踏み、右手で石を投げるかのような仕草。

初めて「バッタリ」のツケ入り。


〽とかく三年の程もなくなくいたわしやと、しおれかかりし鬼あざみ、霜に露おくばかりなり。」


みんな泣く。急いで行こうというところへ、

左手の幕の裏から、富樫の声「のうのう、客僧たち、しばし、しばし。」


★富樫が追いかけてきた!

【ここは関所ではない――その証拠に、富樫はここでは地べたに正座。弁慶は中央。うん、わかりづらい!】

緊張感、再び。


あまりに無礼を働いたので、お酒でも飲んでください。

油断大敵の場面、盃を交わす富樫、弁慶。


酒豪の弁慶。演技がコミカルで面白いが、ぜひここは歌の文句に注目したいところ。

富樫、弁慶の本音と建前の交錯する政治劇的側面。


長唄の独吟――

〽げにげに、これも心得たり。

人の情の盃を受けて心をとどむとかや。

今は昔の語り草。

あら恥ずかしの我が心。

一度まみえし女さえ、迷いの道の関越えて、

今またここに越えかぬる。

人目の関のやるせなや。

ああ悟られぬこそ、浮世なれ。」


富樫、最後に踊りを所望。

弁慶の延年の舞。


弁慶〽これなる山水の落ちて巌に響くこそ。」

唄〽これなる山水の落ちて巌に響くこそ。鳴るは瀧の水、鳴るは瀧の水。」


唄〽日は照るとも絶えずとうたり。とくとく立てや。

手束弓の、心許すな。関守の人々。暇申して、さらばよ、とて。笈をおっ取り。肩に打ち懸け。

虎の尾を踏み、毒蛇の口をのがれたる心地して、陸奧の国へぞ下りける。」


弁慶、七三へ。富樫は舞台中央で見送る、柝の頭。幕閉まる。


★幕外(まくそと)。

左手「黒御簾」(ブース)のところだけ見えるように幕が裏で支えられている。

弁慶、義経らが遠くに行ったことを確認。

幕の閉まった舞台(富樫のいる方)へ万感の思いのこもった一礼。

天に向かって一礼。


突如打って変わってツケのたっぷり入った見得。

飛び六法。太鼓。


★★『勧進帳』、荒事の美学


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