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こんにちは。 今回はですね、送ってくださった方からの資料をもとに、あるローカル番組の深掘りをしていきたいと思います。
はい。福島中央テレビの酒に交わればシーズン3ですね。 そうなんです。優雅な大人の一人飲み番組を見るつもりが、いつの間にか過酷なアルコール耐久サバイバルを見せられていたっていう、なんかすごい番組で。
俳優の上尾雄さんが居酒屋を巡るんですが、一見するとよくある飲み歩き番組ですよね。 でも実は理想と現実のすさまじいギャップが隠されていて、そこを読み解くのが今回のミッションになります。
上尾さんはもともと吉田類の酒場放浪記みたいな、フラッと店に入ってしっとり語り合う、詩的な大人の番組を目指していたそうですね。
ご本人もそうコメントされているんですが、ただ実際の映像を見ると。 あのハッピー姿の写真ですよね。あれです。
あれ見ると大人の飲み助けっていうより、特撮ドラマの仮面ライダーシリーズでおなじみの上尾さんが、福島で必死にシードエッグズを集めているようにしか見えないんですよ。
確かに特撮ファンからすると完全に別のストーリーが始まっちゃってますね。
しかもドラマの主人公すら持っていない福島県公認の福島の酒マエスターっていう称号を、
おやすさんである彼が現実でガッチリ持っているのが、なんかもう最高に面白くて。 そういうギャップがたまらないですよね。
ただ詩的な大人の番組っていう理想に対して番組の構造そのものが優雅さを許していないんです。 と言いますと?
例えば昼間から誰も並んでいない居酒屋の開店を20分も待ったり、冒頭でたからかに今日は4軒はしごしますって宣言したり。
え、ちょっと待ってください。普通はしご酒って気分がいいからもう1軒行こうかっていう自然な流れじゃないですか。
そうですね本来は。
最初から4軒行くぞって決まってるのを行き当たりばったり感が全くなくて、完全に飲酒のノルマですよ。
いや本当にそう見えますよね。ただテレビ番組の企画としてははしご酒自体はよくある構成だと思いませんか?
まあありますけど、なぜわざわざノルマみたいにしちゃうんですか?
そこがローカル番組の台所事情なんですよ。全国放送みたいに潤沢な予算とか日程の余裕がないので。
あーなるほど。
限られたスケジュールの中で例えば午後だけで1シーズン分をまとめ撮りするみたいな強行軍を強いられるわけです。
うわー過酷。
だから優雅なはしごじゃなくて絶対に4軒回らなきゃいけないっていう物理的なノルマにすり替わっちゃうんですよね。
なるほど。だから開店前から待機して時間との戦いになってるんだ。
そういうことです。
で、そのノルマの1軒目。氷山市の御末会館で早々に事件が起きるんですよね。
はい。レトロな銀皿に載った名物の紅生姜の天ぷらを堪能するんですが、ここでローカル特有の予測不能な事態が起きまして。
なんですか?
お店の会長さんがグイグイ前に出過ぎちゃって、メインである俳優の神代さんの話が全く聞けないんですよ。
私も資料読んで声出して笑っちゃいました。でもそれ以上に恐ろしいのが神代さんのアルコール消費量で。
えー。
いきなりビールを喉に流し込んだかと思えば、続けてひろと川、花泉、しゃらくと日本酒を3合も開けてしまうっていう。
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1軒目で3合ですからね。
これ冷静に考えてみてくださいよ。まだ1軒目ですよ。
隣の店ヤスベイに向かう頃には彼の肝臓はどうなっちゃうのかって、送ってくださった方もハラハラしたんじゃないですか?
全体像で見れば明らかにオーバーペースです。
大人の酒場放浪期っていうより、後半は完全に水曜どうでしょうばりの過酷なサバイバル企画じゃないですか。
でもここにこそローカル番組の真髄があるんですよ。洗練された全国暴走なら演者が酔いつぶれないように撮影を分けたり、編集でうまくカットしたりして現場をコントロールしますよね。
確かに。会長さんの暴走も普通なら撮り直すかカットしますもんね。
ええ。でも予算も時間もないローカル番組にはその環境をコントロールする余裕がないんです。
なるほどな。
だからこそ演者が本当に酔っ払っていく過程とか、地元の方の台本なしの乱入といった作ろうと思っても作れない剥き出しのリアルがそのまま放送されるんです。
完璧に計算された演ためにはない、人間味あふれる生々しさこそが最大の魅力なんですね。
はい。まさにその通りです。
送ってくださった方もぜひご自身の地元の見慣れたローカル番組を見直してみてください。
のんびりした散歩番組に見えて実は裏側でとんでもない耐久レースや予期せぬ人間ドラマが隠れているかもしれませんよ。
ぜひ探してみては。
次回の配信もお楽しみに。さようなら。